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「キン肉スグル」の版間の差分

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2021年9月7日 (火) 09:10時点における版

キン肉スグル(キンにくスグル)は、ゆでたまご漫画キン肉マン』および、その続編『キン肉マンII世』に登場する架空の人物。『キン肉マン』の主人公であり、通称「キン肉マン(キンにくマン)」。

概要

作品中に多数登場する「超人」と呼ばれる、普通の人間を超えた能力を持つ者たちの1人。仲間やライバルたちからは「キン肉マン」、親族やキン肉族の一部、ハラボテ・マッスルからは本名の「スグル」、ミートからは「王子」(『キン肉マンII世』では「大王様」)、翔野ナツコと二階堂マリには「キンちゃん」と呼ばれている。当初は地球の日本出身であるかに思われていたが、実は地球から500億光年離れたキン肉星に住むキン肉族の王子。後に宇宙中の超人たちの頂点であるキン肉星第58代大王となる。

真ん丸い団子っ鼻にタラコクチビルという面相の持ち主だが、これはマスクであり素顔ではない。キン肉族には生涯をマスクをかぶって過ごし、もしも誰かに素顔を見られたら死ななければならない、という独特な掟があるためである。このマスクのため容姿に関して「ブタ」「ブ男」などの酷評を受けがちだが、キン肉星王位争奪編で幾度かマスクをめくり上げ、完全に明確ではないものの黒髪で鼻筋の通った精悍な顔を半分ほど見せている。作者ゆでたまごは素顔については「永遠に秘密」と答えている[1]。マスクの額には「肉」の1文字があり、尻にはキン肉族の証である「KINマーク」を持つ。

ニンニクをエネルギー源、牛乳(アニメではラッキョウ)を弱点としており、初期は巨大化して悪の怪獣や宇宙人たちと戦った。第21回超人オリンピックまではカナヅチで、父・キン肉真弓からキン肉式水泳術を伝授されるが、それ以前のアメリカ遠征の際にハワイから北米西岸まで泳いで渡ってもいる。アニメではその際に鮫に襲われたショックでカナヅチになったと説明され、原作同様特訓により克服、辛うじてキン肉泳法によるバタ足で泳げるようになった。

超人オリンピックV2をはじめ数々のタイトルを獲得し、公式シングルマッチでの敗戦はプリンス・カメハメとの対戦など4回だけ。ただし初期の非公式戦は連敗していた。「キン肉ドライバー」などの必殺技の他、カメハメから「48の殺人技」と「52の関節技」からなる「100のカメハメ殺法」を伝授されている。マスクの下の素顔から「フェイスフラッシュ」と呼ばれる万能光線を放つことも可能。ピンチに陥った際は潜在能力である火事場のクソ力が発動する。

性格は明るく、お調子者かつ下品。臆病者で、ラジオのギャグ怪談で恐怖したり、アニメ版では「頭が脚気で足が頭痛」と仮病を使い、試合を辞退しようとする行動がパターン化していたり、恐怖のあまり度々失禁することもある。一方で、正義感が強く、仲間の危機を見過ごせない。それゆえに憎めない部分も多く、最初は敵であっても心を開き、絶大な信頼を寄せるようになることも多い。頑固で疑り深い部分もあり、素性の怪しい超人に対してはなかなか心を開かない場面も多い(後述の『究極の超人タッグ編』ではそれが顕著である)。7人の悪魔超人編でのモンゴルマン、夢の超人タッグ編での2代目キン肉マングレート(テリーマン)、キン肉星王位争奪編でのザ・サムライおよびその正体のネプチューンマンなど、正体・目的の知れないタッグチームメイトを必要以上に疑い、協力を拒否して自ら試合運びを不利に持っていった例も多々ある。ゆでたまごは「人の家に図々しく上がりこんで、冷蔵庫の中の物とか勝手に食べそうなので、友達にはしたくないタイプ」と述べたこともある[2]が、一方で「ダメな奴でも頑張ればどんどんカッコ良くなるというのを、漫画にしながら教わった」とも述べている[3]。2019年のインタビューで嶋田隆司は「今の漫画キャラクターは1回強くなると無双じゃないですか?だけどスグルって絶対に一旦ビビりますね」と恐怖心と戦うキャラクターであると分析している[4]

一人称は「わたし」(まれに「オレ」)だが、女性にお世辞を言う際は「ボク」と言う時もある。『II世』において年齢を重ねてからは「わし」(まれに「わたし」。

口癖は「へのつっぱりはいらんですよ」。自信があるときに言う台詞であり、聞いた他者からは概ね「言葉の意味はわからんがとにかくすごい自信だ」と評される。本来「へのつっぱり」とは関西地方の方言、で頼りない人や役に立たないものを貶すときに使われる言葉である[5]。このセリフは連載第1回目に作画担当の中井義則が入れたものであり、中井が住んでいた大阪では役に立たない人に「おまえは屁のつっぱりにもならんやつやな」などと言うが、それとは違い全く意味が通じない言葉だとされる[6]。アニメ版でスグルを演じた神谷明は自らのブログのタイトルに使用している。アニメでは「へ、へ、屁が出る五秒前」もよく用いる(元々は与作の台詞)。

キン肉族の闘いの三カ条「強く・激しく・楽しく」を遵守し、闘いは強く激しいだけではなく観客を飽きさせないユーモアも必要としており[7]、入場時のパフォーマンスは欠かさない。息子のキン肉万太郎が幼い時から「観客が100人いたら99人は絶対に笑わせるのが真の超人レスラーだ」と言い聞かせている[7]。入場テーマには吉野屋のテーマ[8]カンヌ映画祭グランプリ影武者』のテーマ[9]を使用したことがある。

名前の由来は江川卓から[10]

『キン肉マン』でのキン肉マン

作中以前

地球暦の1960年4月1日、キン肉星第8病院でキン肉真弓の次男として生まれる。マスクは『II世』で「真弓が選んだ」と言及されるが[11]、番外編ではキン肉星の法律が変わった影響でマスクを自由に選べなくなり、コンピューターによりブタ面マスクが選ばれた描写となっている[12]

誕生前に兄・アタルが家出したため、1番の王位継承権保有者として生まれた。三輪車で遊んでいた際に事故で左脇腹を怪我し、完治できず古傷として成人後も弱点になっている。頭は良くないがキン肉星の王子なので王立幼稚園に入園できた。しかし、幼稚園入園のお祝いに行った太陽系への家族旅行[注 1]の最中、真弓が宇宙船に紛れ込んで寝ていたスグルに近づいていたブタ(後のキング・トーン)を放り出した際に、マスクのデザインが災いして真弓はそのブタのつもりで誤ってスグルの方を放り出してしまい、そのまま地球の日本に不時着となった。その後は地球で記憶も忘れて成長し、「キン肉マン」と名乗って田園調布の空き地に小屋を建てて暮らしていた。マスクを着けているとは知らない地球人からはブタ面と見られて、幼少時代からいじめられることも多かった。ウルトラマンなどのスーパーヒーローに憧れ、地球の超人として平和を願う気持ちと正義を心に燃やしていたが、実力が伴わず大半の人間から「ダメ超人」などと呼ばれて冷たい白眼視を受け続ける状況が長く続いた[注 2]

怪獣退治編

あらゆるスーパーヒーローに色々な理由で怪獣退治を断られた地球防衛軍から依頼を受ける。意気揚々と怪獣たちの襲来を待ち構えたが、ダメ超人と呼ばれるキン肉マンと真面目に戦うことがバカらしいという理由で怪獣に引き返され、結果として被害を一切出すことなく地球の危機を救う。その後キン肉星から来たミートが現れて、キン肉マンは自身がキン肉星の王子であると聞かされる。そしてミートがキン肉マン=キン肉スグルのお目付け役になり、キン肉マンはミートと共に改めて地球の平和のために活動する。ダメ超人の汚名が張り付いたままな状況は続くが、そんな日々の中でテリーマン二階堂マリ翔野ナツ子などとの出会いもあり、キン肉マンを認める人々も次第に現れ始める。

超人オリンピック出場

第20回超人オリンピックでは、キン肉マンは前チャンピオン・ロビンマスクの計らいによって日本代表として出場。運良く予選を突破し、8名の決勝トーナメントへ進む。1回戦で残虐超人の集中したBブロックに入るも、持ち前の運とまだ世間も自分自身も気付いていない実力でインド代表のカレクック、中国代表のラーメンマンを破り、決勝戦へ進出。

続く決勝では勝ち上がってきたロビンマスクとの対戦が決定するが、戦いの中で生まれたラーメンマンの友情の激励や、準決勝戦でロビンに敗れたテリーマンのセコンドも得て、無意識に火事場のクソ力を発動し、ロビンマスクをメキシカン・ローリング・クラッチ・ホールドでフォールし優勝する。超人オリンピック覇者は世界遠征が義務付けられているため、ミートと共に海外へ旅立つ。

ザ・マシンガンズ結成

最初の遠征地・ハワイで師匠となるプリンス・カメハメに出会い、完敗した後48の殺人技を伝授され、鋼のような肉体となる。ハワイチャンピオンのジェシー・メイビアを48の殺人技の3つ目となる、風林火山で破る。

次の遠征地・アメリカ本土はWSC(超人評議会)とWSF(超人同盟)の2つの団体の領地が殆どを占めており、キン肉マンの所属するWSA(超人協会)の領地は極僅かしか残っておらず、さらにWSCとWSFは手を組みWSAを壊滅させようとしていた。キン肉マンは姿を変えてアフリカの残虐超人「ザ・シャネルマン」と名乗り、WSCの各地区チャンピオンを倒すことで団体間の仲間割れを図ったが、WSFチャンピオンのスカル・ボーズに目をつけられ、彼の奸計によりWSF開催のランバージャックショーでロビンマスクと再会する形になって正体がバレる。その3日後ロビンと再試合をするが、スカル・ボーズたちにリングを爆破されて無効試合となった。3団体の醜い抗争を見かねた各団体の会長たちの師匠であるゴッド・フォン・エリックにより、3団体はタッグリーグ戦で決着をつけるよう命じられる。

こうして3団体と、さらには新たに参加表明をしてきたキン骨マン率いる怪人血社も出場してのタッグリーグ戦が行われ、WSA代表として結成・出場したキン肉マンとテリーマンのザ・マシンガンズが優勝し、3団体は改めて超人協会として統一された。

アニメではキン肉マンがテリーマンとタッグを組む展開がなくなっており、敵も「超人同盟」としてまとめられ、その各国チャンピオンになっているスカル・ボーズたちと順次一対一の対決で倒していき、最後にロビンマスクと戦いを経て超人同盟との決着となっている。

次の遠征地・グアム島で試合までの間休んでいたが、日本が怪獣ブルゴラスの襲撃で最大の危機にさらされ、急遽帰国して退治する。しかし、試合開始時間までに戻れず不戦敗となって超人オリンピックタイトルを剥奪されてしまう。

止む無く日本に戻ったキン肉マンは、再び怪獣退治を開始。キン肉星に里帰りをした際に将来のキン肉スグルの妃となるビビンバと出会う。宇宙野武士と戦う超人としてテリーマンやラーメンマンが選ばれたと聞き、キン肉マンは依頼されてもいないのに自ら強引に参加し、ブロッケンJr.とも知り合う。彼らと共にラッカ星に行き宇宙野武士を退治する。

超人オリンピック ザ・ビッグファイト出場

第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイトにも出場。再び持ち前の運の良さと火事場のクソ力で予選を突破し、今回は12名となった決勝トーナメントへ進む。今回も1回戦でBブロックに入り、同様に持ち前の運と実力でインド代表のキングコブラ、古代インカ代表のベンキマン、同じ日本代表のウルフマン(アニメではリキシマン)を破り、決勝戦へ進出。

続く決勝では勝ち上がってきたウォーズマンとの対戦が決定するが、決勝戦前にキン肉族がマスク超人一族であることを地球人たちに知られる。Aブロックでウォーズマンに敗れて廃人になりながらも自分を応援してくれるラーメンマンの友情の存在も得て、火事場のクソ力を発動し、ウォーズマンをキン肉バスターでKOし優勝。一度剥奪されてしまった超人オリンピックタイトルの座を取り戻し、父キン肉真弓と共に史上初の親子2代のV2の偉業も達成する。戦いの中でウォーズマンとも友情が生まれた。

アニメでは、この頃マリが引き取った病魔に蝕まれる少年ケンジの存在によってキン肉マンはマリと急接近。手術の成功を祈って試合に必ず勝つことを述べキングコブラを破る。ケンジの手術もうまくいき、マリのキン肉マンに対する評価が大きく変化することになった。

7人の悪魔超人編

超人オリンピックV2覇者になったキン肉マンに、かつて超人オリンピック出場を禁止され宇宙に追放されていた7人の悪魔超人が挑戦状を叩きつける。キン肉マンは怖気付き拒否したが、首領格であるバッファローマンによりミートをバラバラにされる、しかも10日以内に7人全員を倒さなければ二度とミートは元には戻らないという制限付きだった。このことでキン肉マンは心に炎が灯り、悪魔超人の挑戦を受けて立つ。

ステカセキングブラックホールを連戦で破り、ミートの胴体と右手を奪い返すことに成功するが、キン肉マンの体は限界を超え、戦えない状態となる。そのことを察知し、テリーマン、ウォーズマン、ブロッケンJr.、ウルフマン、ロビンマスクの5人のアイドル超人がキン肉マンの代わりに残り5人の悪魔超人に挑む。

ブロッケンJr.とテリーマンはミスター・カーメンザ・魔雲天をそれぞれ破り、ミートの左足と腰を奪い返すことに成功するが、ウルフマンとロビンマスクとウォーズマンは惨死してしまう。

5人の闘いが終わった後、キン肉マンはロビンマスクを破ったアトランティスを破り、ミートの右足を奪い返すことに成功するが、アトランティス戦での出血多量によるダメージが深く、そのことを察知した救世主モンゴルマンによって無理やり休養をとらされ、丸1日眠り続ける。残る戦いはミート救出リミット残り1時間の間と不利な状況ながらもモンゴルマンが現れ、2対2のタッグマッチを要求する。キン肉マンは休養をとらされる際に受けた襲撃を恨むあまり、モンゴルマンを敵だと思い信用しなかった。しかし、モンゴルマンが身を挺してミートのパーツを守ったことにより仲間として認め、それぞれシングルマッチの体勢で残り2人の悪魔超人に挑む。

モンゴルマンがウルフマンを破ったスプリングマンを破り、ミートの胴体と左手を奪い返すことに成功する。その後、キン肉マンはウォーズマンを破ったバッファローマンをダブル・キン肉バスターでKOし、ミートの頭を奪い返すことに成功。ミートは元に戻った。戦いの中で改心したバッファローマンとも友情が生まれ、悪魔の制裁に打ち勝ち戻ってきたら正義超人の仲間に入るというバッファローマンと約束を交わした。しかし、バッファローマンは悪魔の領袖である大魔王サタンから制裁を受け、残ったパワーでウォーズマン、ウルフマン、ロビンマスクを蘇生させて自身は死んでしまう。

アニメではマリとの恋仲が大きく進展し、結婚の話やキスなどを受け入れるようになった。

黄金のマスク編

全ての超人のエネルギー源である黄金のマスクと銀のマスクのうち、黄金のマスクが7人の悪魔超人の上位である悪魔六騎士に盗まれた。その結果すべての正義超人のパワーが奪われたが、最初に銀のマスクを手にしたキン肉マンと、他にはミートだけがパワーを奪われなかった。キン肉マンに悪魔六騎士が挑戦状を叩きつける。黄金のマスクを持つ悪魔騎士を倒さなければ二度とすべての正義超人のパワーは元には戻らないという制限付きだった。このことでキン肉マンは悪魔騎士の挑戦を受けて立つ。

スニゲーターを破るが、キン肉マンもパワーを吸い取られ死亡してしまう。だが、ウルフマンが残ったパワーでキン肉マンを蘇生させて代わりに死んでしまう。その後、キン肉マンはプラネットマンを破り、テリーマン、ブロッケンJr.、ロビンマスク、キン肉大王、ビビンバ、キン肉王妃、カナディアンマンの7人の正義超人のパワーを戻すことには成功するが、代わりにウォーズマンの機能が停止してしまう。そのことを察知し、残り4人の悪魔騎士がウォーズマンの体内に入り込み、アイドル超人をおびき寄せるために「リサイクル・ゾーン」というウォーズマンの体内へ通じる井戸を用意する。キン肉マンはウォーズマンを救うため、テリーマン、ブロッケンJr.、ロビンマスク、そして新に参戦したジェロニモとともにリサイクル・ゾーンを通ってウォーズマンの体内へと入る。そして、テリーマン、ブロッケンJr.、ジェロニモ、ロビンマスクの4人のアイドル超人が残り4人の悪魔騎士に挑む。

ロビンマスクとブロッケンJr.とジェロニモは、ジャンクマンザ・ニンジャサンシャインをそれぞれ破り、ウォーズマンの身体機能の蘇生には成功するが、テリーマンは引き分けてしまい、六騎士の持つ黄金のマスクもすべて偽物と判明する。

悪魔六騎士と7人の悪魔超人を統べる悪魔将軍が現れ、リサイクル・ゾーンを塞がれた。キン肉マンたち5人のアイドル超人はウォーズマンの体内から脱出することには成功するが、その中でジェロニモが実は人間と判明し、彼の体は限界を超え死んでしまう。

4人の闘いが終わった後、キン肉マンはテリーマンと引き分けたアシュラマンを変形ツームストンドライバーでKOしたことで、新技キン肉ドライバーのヒントが閃くが、キン肉バスターは完全にアシュラマンに破られてしまう。しかし、復活して正義超人の仲間に入ったバッファローマンが、そのことを察知して悪魔将軍に反旗を翻し、残る将軍に戦いを挑む。

その間にキン肉マンはテリーマンの協力で特訓に励み、新技キン肉ドライバーを会得するが、バッファローマンはKOされてしまう。残る戦いが開始された状況の中、再びモンゴルマンが現れ、レフェリーとして立ち会う。しかし、悪魔将軍の正体は黄金のマスクことゴールドマンであり、悪魔六騎士に奪い去られたという話もゴールドマン自身が六騎士と結託して演じた巧妙な芝居だったのだ。黄金のマスクは、彼の弟である銀のマスクことシルバーマン太古に決別して引き分けたことを長く屈辱に感じ続け、その復讐の念に大魔王サタンが憑依し、頭部のみのゴールドマンの鎧はサタンの分身的存在になっていた悪魔六騎士が肉体代わりに変身を遂げた存在と判明する。キン肉マンはバッファローマンを破った悪魔将軍をキン肉ドライバーでKO。戦いの中で改心した黄金のマスクは銀のマスクと合体して永遠の金銀マスクに進化し、全ての正義超人のパワーは元に戻り、戦いの犠牲となって死んでいったバッファローマン、ウルフマン、ジェロニモ、委員長、カナディアンマン、スペシャルマンたちも蘇生する。

このシリーズで登場したキン肉ドライバーについて、作者ゆでたまごは「ヒーローは三つの大技を持っており、ひとつ技を破られて、そこからさらに特訓して新たな技を身につけるのはヒーローなら誰もが通る成長過程であり、キン肉マンもそういう時期にさしかかったため、新技キン肉ドライバーを考案してキン肉マンに習得させることにしました」と語る[13]

夢の超人タッグ編

悪魔騎士の生き残りであるアシュラマンとサンシャインの策謀により、キン肉マンを除く正義超人が互いの間の友情を奪われる。同時期に宇宙超人タッグ・トーナメントが開催され、友情を奪われていた正義超人たちは、アシュラマンと同様に生き残ったサンシャインの2人の悪魔騎士の目論見通りに敵対し合い、各2人ずつタッグ結成する。この事態を何者かの陰謀によるものと察知した師匠のプリンス・カメハメが来日し、正義超人の友情回復のためキン肉マングレートに扮装。キン肉マン(スグル)はグレート(カメハメ)とマッスル・ブラザーズを結成し、出場する。こうして正義超人委員会の推薦などで選抜された8チームによるタッグトーナメント戦が行われるが、生き残っていたことを公にしたアシュラマンとサンシャインのはぐれ悪魔超人コンビと、正義超人・残虐超人・悪魔超人に続く第四勢力完璧超人であるスクリュー・キッドケンダマン乱入コンビも新たに参加表明をしてきて、正式な出場チームであったスペシャルマンとカナディアンマンのビッグ・ボンバーズ、ブロッケンJr.とウルフマンのモースト・デンジャラス・コンビをそれぞれ破り、強引に実力を認めさせて出場するという事態も起きる。

マッスル・ブラザーズはブラックホール(復活して参戦)とペンタゴン四次元殺法コンビを破り、準決勝へ進出。モンゴルマンとバッファローマンの2000万パワーズは乱入コンビを破り、準決勝へ進出。完璧超人などにKOされたブロッケンJr.、ウルフマン、ロビンマスク、ウォーズマンたちとの友情は回復する[注 3]が、テリーマンとジェロニモのニュー・マシンガンズははぐれ悪魔超人コンビと闘うも、劣勢状態に陥る。それまで敵対していたキン肉マンはテリーマンにアドバイスを送り友情を回復させる。しかし、ジェロニモがアシュラマンに人質同然に捕まえられ、テリーマンは両肩のスター・エンブレムを差し出してマシンガンズの降伏を要求される。ジェロニモのためにテリーマンはアシュラマンの条件を呑み棄権するが、卑怯な悪魔コンビは約束を破りジェロニモを攻撃し、テリーマンもサンシャインの新たな武器・「呪いのローラー」に巻き込んで殺害しようとする。だがそこへグレートが助けに入り、マシンガンズを救出するも力尽きて呪いのローラーへ巻き込まれてしまい、重体となった。テリーマンに控室へ運ばれたグレートは、自分の正体がカメハメであるとテリーマンに明かし、キン肉マングレートマスクを授けて死んでいった。こうしてキン肉マンが知らないままテリーマンは2代目キン肉マングレート(表向きは同じキン肉マングレート)となり、改めてマッスル・ブラザーズとして参加することになった。

準決勝では組み合わせ変更により、マッスル・ブラザーズははぐれ悪魔超人コンビと闘うこととなる。初代グレートのファイトを再現できない2代目グレートは悪魔コンビに苦戦し、逃げようとしたが、初代であるカメハメの霊により2代目のテリーマンとして迷いを振り切り、テキサスファイトに出て優勢となった。マッスル・ブラザーズはマッスル・ドッキングではくれ悪魔コンビをKOし、決勝へ進出。戦いの中で改心したアシュラマンとも友情が生まれるが、完璧超人首領格であるネプチューンマンビッグ・ザ・武道ヘル・ミッショネルズから、「準決勝前に交わした『正義超人打倒のための完璧超人と悪魔超人の一時共闘』の約束を裏切った罪への制裁」としてサンシャインが理不尽に殺害され、さらにアシュラマンの術で正義超人の友情心が封印されていた箱の存在もネプチューンマンに察知され、その箱も彼ら完璧超人に奪われてしまう。

そのミッショネルズと同じ準決勝で闘うこととなった2000万パワーズは、友情を奪われていたため劣勢状態に陥る。見かねたキン肉マンは「2000万パワーズが勇気ある試合放棄をしてくれるならば、君たちの決勝進出の望みを奪う代償として自分たちマッスル・ブラザーズも決勝進出を放棄する」と勧告し、グレートも賛同、その勧告がきっかけとなって正義超人全員の友情が完全に回復した。だが、スタミナが切れてきたモンゴルマンにヘル・ミッショネルズが猛攻を加え、モンゴルマンをかばってミッショネルズの攻撃を喰らったバッファローマンが昏睡状態に陥ってしまう。キン肉マンが助けに入るが、モンゴルマンはKOされ、キン肉マン自身も左腕を負傷した。そしてモンゴルマンの正体がラーメンマンと判明し、ヘル・ミッショネルズは2000万パワーズを破り、決勝へ進出。モンゴルマン=ラーメンマンを廃人に戻したヘル・ミッショネルズへの怒りを抑えきれないキン肉マンはミッショネルズに挑みかかるが、傷ついた左腕をクロス・ボンバーで切断されてしまう。2000万パワーズと共に救急車で病院に搬送されたキン肉マンは、カメハメの親友の超人医ドクター・ボンベの手術を受け、バッファローマンのロングホーンを骨の代用品として移植・縫合されて左腕の再生に成功する。しかし持病を抱えて余命が1年足らずだったボンベは、キン肉マンの大手術を執行したことで過度の負担がかかって寿命を縮めてしまい、手術直後に急死する。決勝ではマッスル・ブラザーズはヘル・ミッショネルズと闘うこととなる。グレートの正体がテリーマンに入れ替わっていたことが、それを察していたミッショネルズによって暴露され、キン肉マンは困惑するもアシュラマンがスター・エンブレムをテリーマンに返してテリーマンの試合続行を申請したため、主催者の超人委員会もテリーマンの決勝参加を承認し、死んだカメハメの霊に励まされたこともあってキン肉マンは、改めて「ザ・マシンガンズ」としてテリーマンと共にヘル・ミッショネルズと闘う。闘いの中で、ビッグ・ザ・武道の正体はネプチューンマンの師匠のネプチューン・キングであり、キングに率いられた完璧超人軍団が世界を支配するため宇宙の彼方より地球へ向かっていると判明する。アシュラマンはキン肉マンに完璧超人に箱を奪われた正義超人の友情封印の件を明かし、「我ら悪魔超人は、それを使って正義超人を打倒しようとしたが、正義超人の友情は、そんなことで破れはしなかった」とキン肉マンを励ます。さらに、死んでいった仲間の正義超人たちの霊からの友情の存在も得て、キン肉マンは火事場のクソ力を発動。マシンガンズはマッスル・ドッキングでミッショネルズをKOし優勝。史上初のシングル&タッグ両タイトル獲得の偉業も達成する。ミッショネルズは2人ともマッスル・ドッキングの衝撃でマスクが崩壊し、ネプチューン・キングは力尽きて死ぬ。戦いの中で改心したネプチューンマンの正体である喧嘩男(ケンカマン)とも友情が生まれるが、既に地球の直ぐ傍まで来ていたネプチューン・キングの1000人の弟子の完璧超人軍団の侵攻を阻止するため、喧嘩男は「この世に完璧なものは一つあった。それは正義超人の友情さ」とキン肉マンとテリーマンに告げて爆薬を飲み、自爆する事でヘル・ミッショネルズの敗北を他の完璧超人たちに示す。それを見た完璧超人軍団は地球征服を諦めて撤退した。この後、アシュラマンは正義超人の仲間に入った。

キン肉星王位争奪編

地球の平和を守ってきたキン肉マンは、その功績からキン肉星の王位継承について超人協会と100人の超人の神の承諾を得る。しかし、超人強度5000万パワーを有する完璧超人ネプチューン・キングを推定7000万パワー以上に増大した火事場のクソ力で倒したキン肉マンを警戒する5人の邪悪の神には承諾を得られず、その根拠として「キン肉スグルの誕生と同じ日に同じ病院で生まれた超人が5人いて、その日病院に火災が発生し、それぞれの母親が慌てて赤ん坊を助け出した際に取り違えてしまった可能性がある」とでっち上げられる。そして邪悪の神々は、その火災事件時の赤ん坊だった該当する5人のキン肉族の超人を連れてきて、それぞれ「この超人こそ本来『キン肉スグル』と名付けられていた真のキン肉星の王子で、王位後継者候補」と推薦する。そこで、キン肉マンを含めた6人の候補者の中で「最強の強さを持つ『キン肉星の真の王子』としての実力」を証明できた超人をキン肉星の王位継承者として承認するため、団体戦方式の「キン肉星王位争奪サバイバル・マッチ」が開催される。この事態にキン肉マンの仲間の正義超人たちも、個人的な友情としてはキン肉マンを信じているものの、この度テリーマンやロビンマスクなどが超人協会から新たな役職を任命されたこともあり、真の王子と証明されない限りはキン肉マンを公に応援できない苦しい立場となってしまう。失意のキン肉マンが「もうキン肉族から離脱する」とマスクを脱ぎ掛けると、思いがけず素顔から謎の光が照射して澱む溝川を清流へ復活させる奇跡を起こした。それを見ていたミートは、かつて自分が7人の悪魔超人よりキン肉マンに救われたことへの恩返しのためにもキン肉マンを信じて支援するつもりだったが、そのキン肉マンが見せた謎の「フェイス・フラッシュ」こそ他の超人には持ち合わせれない「キン肉星の王族の証」とキン肉マンに告げ、改めて彼を励ます。立ち直ったキン肉マンは、ミートと2人でキン肉星の王位継承のために戦う決意をする。

キン肉マン率いるスグルチームは、熊本城における1回戦でキン肉マンマリポーサ率いる飛翔チームと戦い、キン肉マンは飛翔チームザ・ホークマンミスター・VTRを破るが、邪悪の神々の力を借りたミキサー大帝に肉体と火事場のクソ力を分離され、超人墓場へと落ちてしまう。そこで再会したウォーズマンの協力により脱出して戦線復帰するが、自身の命と引き換えにしたミスター・VTRの細工によりミキサー大帝には敗北する。

その後、アレキサンドリア・ミートがミキサー大帝を破る。そして、邪悪神の卑劣さに憤りを感じて新たな役職を放棄したザ・テリーマンとロビンマスクが参戦。以後は飛翔チームキング・ザ・100tにミートが敗北し、スグルチームテリーマンが100トンと引き分け、ロビンマスクが飛翔チームキン肉マンマリポーサを破り、スグルチームは1回戦を勝利する。

スグルチームは姫路城における2回戦でキン肉マンゼブラ率いる技巧チームと戦い、メンバー全員1回戦でのダメージが癒えていない状態でスタートし、ミートが出るが、技巧チームザ・マンリキに敗北する。しかし、復活したザ・ウォーズマンが参戦し、マンリキを破る。ただし、その試合で弱点である30分以上戦っての機能ショート状態となったウォーズマンは、力を使い果たして技巧チームモーターマンとの戦いは棄権したため、結果は第2戦敗北の扱いとなる。続いてスグルチームはテリーマンが出るが、やはり1回戦でのダメージが癒えていない状態のためモーターマンの攻撃で場外へ弾き飛ばされてしまい、ウォーズマンに続いて助っ人に駆け付けたラーメンマンが交代して参戦する。先の宇宙超人タッグトーメント敗退後にドクター・ボンベから応急処置を受けての入院治療で廃人状態から脱したラーメンマンは、モンゴルマンマスクも古傷箇所のみ覆うヘッドギアに改良装着しての試合復帰で、モーターマンとバイクマンを破る。

その後、姫路城がキン肉マンスーパー・フェニックス率いる知性チームキン肉マンソルジャー率いる残虐チーム(超人血盟軍)が戦っている名古屋城と合体し、その昔徳川家康率いる東軍と石田三成率いる西軍が戦った地へ移動して関ケ原格闘城となってしまう事態が起きる。この舞台を移してからの2回戦は、スグル・知性・技巧・残虐の4チームが一つの城で引き続き従来の2組に分かれての試合を改めて再開継続する運びとなる。まずは技巧チームパルテノンにスグルチームのラーメンマンが敗北し、直後にキン肉マンは負傷して巻いていた包帯を解き、その下に密かに隠し着用していた新コスチューム[注 4]を披露する。

そしてスグルチームと技巧チームの決戦はタッグマッチが展開され、キン肉マンとロビンマスクがキン肉マンゼブラとパルテノンを破り、スグルチームは2回戦も勝利する。フェニックスやゼブラがキン肉族三大奥義を繰り出すなか、キン肉マンもその一つ「マッスル・スパーク」を未完成ながら会得する。

続く知性チームと残虐チームの決戦も6人タッグマッチを展開。キン肉マンは超人タッグ優勝後に左腕の再手術を受けており、新たな人口骨の移植で取り出して置いたロングホーンを残虐チームとして出場中のバッファローマンに返却する。キン肉マンスーパー・フェニックスとマンモスマンプリズマンがキン肉マンソルジャーとバッファローマンとブロッケンJr.を破り、知性チームも2回戦を勝利する。ソルジャーの正体がキン肉スグルの生まれる前に家出した王家の長男キン肉アタルと判明し、スグルは未完成なマッスル・スパークの残り50%の掛け方と「キン肉王家3つの心得」をアタルから教えられる。

それから決勝戦までの3日間の特訓で、スグルはテリーとロビンや謎の男の協力もあってマッスル・スパークを完全習得。同じ頃ウォーズマンがマンモスマンに襲われて負傷し、彼を病院へ運んだジェロニモが助っ人に駆け付けた。スグルチームは大阪城ホールにおける決勝戦で知性チームと戦い、キン肉マンは知性チームサタンクロスを破るが、力を使い果たして倒れ、知性チームプリズマンとの戦いは棄権敗北となる。

その後、舞台を大阪城に移してからの決勝戦は、スグルチームラーメンマンがプリズマンと引き分け、スグルチームミートは、卑怯な戦法の危機に陥ったキン肉マンを助けようとして寄生虫サタンクロスに泥水を飲まされ既に棄権していたため、ジェロニモが出るが、知性チームジ・オメガマンに敗北する。

そしてスグルチームと知性チームの決戦も6人タッグマッチが展開され、知性チームフェニックスが一気に決着をつけるために提案したイリミネーション・ルーレットマッチで、既に敗北していたキン肉マンは再び戦列復帰。キン肉マンのマッスル・スパーク習得に協力した謎の男ザ・サムライの正体が復活したネプチューンマンと判明し、ネプチューンマンは正義超人の仲間に入った。知性チームのオメガマンは自身の特殊変身能力を使って超人タッグトーナメンにて死亡したカメハメに変身。それを密かに利用したカメハメのおかげでキン肉マンは新たに52の関節技を伝授され、師匠越えを果たす。ここまでの戦いでキン肉族に伝わる超人預言書の幾つかのページが燃やされた事により、歴史から消滅したソルジャー(アタル)、ジェロニモ、ロビン、ネプチューンマンの霊が、邪悪大神殿に封印されていたキン肉マンの火事場のクソ力を解放し、それよって体力が完全復活したキン肉マンは、火事場のクソ力を発動させたマッスル・スパークでフェニックスをKO。6人タッグマッチ形式では、キン肉マンとネプチューンマンとロビンマスクがフェニックスとオメガマンとマンモスマンを破った結果となり、キン肉マン(スグル)チームが優勝する。キン肉マン=キン肉スグルは試合直後にキン肉星の大王として全ての超人を愛する自分の決意を超人の神々に提唱。それと同時に、消滅させられたキン肉アタル、ジェロニモ、ロビンマスク、ネプチューンマンと、知性チームに殺されたアシュラマン、バッファローマン、ブロッケンJr.、ザ・ニンジャ(復活後に改心して参戦)と、戦死直後のフェニックスなどをフェイス・フラッシュで蘇生させて、キン肉星王位を継承する。

アニメ版ではマリと結ばれ、ビビンバはフェニックスと恋愛関係になった。

作者のゆでたまごによると、52の関節技を習得させた理由は当時のUWF勢が関節技の有効さをプロレス界に広めた影響もあり、キン肉マンが大技だけではなくグラウンドレスリングの攻防にもちゃんと適応できなければならないと考えたため[14]

完璧超人始祖編

第58代キン肉星大王に即位し、平和を取り戻した地球を見届けた後、ミートを正義超人の僕になるように残してキン肉星に帰還。その約2年後、地球では正義超人・完璧超人・悪魔超人の三属性間で不可侵条約が締結するが、完璧超人のエリート部隊である完璧・無量大数軍が条約を撤回して襲来。その事態を知ったキン肉マンは、再び単身で地球へ行く。

地球ではテリーマンがマックス・ラジアルを破るが、ダメージも大きく戦えない状態となる。そのことを察知し、キン肉マン、ブラックホール、アトランティス、魔雲天、カーメン、ステカセキング(7人の悪魔超人は全員復活してバッファローマンとブラックホールも復帰)の6人の正・悪連合軍がテリーマンの代わりに残り6人の完璧超人に挑む。

キン肉マンとブラックホールは、ピークア・ブーダルメシマンをそれぞれ破るが、アトランティスは引き分けとなって死亡し、ステカセとカーメンと魔雲天も惨死してしまう。戦いの中で改心したピークア・ブーとキン肉マンの間には友情が生まれたが、ピークは6人の戦いが終わった後に再び現れた完璧・無量大数軍の第2陣から制裁を受けて重傷を負う。ピークを助けたキン肉マンも、体が限界を超えて戦えない状態となるが、正・悪連合軍も第2陣が戦列に加わる。そして、残り7人となった完璧・無量大数軍に対し、正・悪連合軍はラーメンマン、ウォーズマン、ロビンマスク、バッファローマン、ブロッケンJr.、ブラックホール、スプリングマンの7人で挑む。

ブロッケンJr.は、ミスター・カーメンを破ったクラッシュマンを破り、ラーメンマン、ブラックホール、ウォーズマンもマーベラスジャック・チーポーラマンをそれぞれ破るが、ロビンマスクは惨死してしまう。その団体戦の中でバッファローマンとスプリングマンは、成り行きで2対2のタッグマッチにて2人の完璧・無量大数軍に挑む体勢となり、スプリングマンがステカセキングを破ったターボメンを破ることに成功はするが、その体は限界を超えてしまい、直後にスプリングマンも死亡する。その後、バッファローマンもグリムリパーをハリケーン・ミキサー2連発と超人十字架落としでKOし、タッグマッチに勝利する。

これらの事態を重く見た永遠の金銀マスクは、銀のマスクと分離して再び地球へ行く。金のマスクは地球で悪魔将軍に復帰して、超人墓場から全ての超人を監視していた完璧超人始祖ミラージュマンアビスマンを破る。悪魔六騎士も全員復活(アシュラマンとザ・ニンジャも復帰)しており、悪魔将軍の代わりに残り6人の完璧超人始祖に挑む。

ザ・ニンジャ、サンシャイン、ジャンクマンはカラスマンシングマンペインマンをそれぞれ破るが、アシュラマンはKOされ、スニゲーターとプラネットマンは惨死してしまう。闘いの中で、真の完璧超人首領は超人墓場で死亡した超人の霊を司る存在と伝えられてきた超人閻魔であり、完璧超人の視点からはキン肉星の王族であるキン肉マンが危険な存在に成長し、彼の超人強度だけが脅威でなく、その考え方が他者に多大な影響を与えているとして、キン肉マンおよび彼と関わった全ての超人や人間の潜在能力を超人閻魔は警戒し始め、それで今回の大戦が勃発したと判明。グリムリパーの正体も、元ネプチューン・キングの師匠で完璧超人始祖のサイコマンであり、バッファローマンに試合の上で敗北したのも、そこを離れるための巧妙な演技だったのだ。サイコマンは超人閻魔の特命を受けて、表向きは無料大数軍の一員として暗躍していたのだった。そして、大昔に現・悪魔将軍のゴールドマンと銀のマスクことシルバーマンの決闘に立ち会ったことで、その存在が知られていた伝説の「裁きの神」ジャスティスの正体までも、完璧超人始祖のジャスティスマンと判明する。そして、テリーマン、ラーメンマン、バッファローマン、ブロッケンJr.の4人の正・悪連合軍が残る完璧超人軍の主力4人に挑む。

バッファローマンはスニゲーターを破ったガンマンを破り、テリーマンもアシュラマンをKOしたジャスティスマンに勝利するが、ラーメンマンとブロッケンJr.はKOされてしまう。闘いの中で、無料大数軍のストロング・ザ・武道こそが超人閻魔の仮の姿であり、その正体は最初に完璧超人始祖となった真の完璧超人首領ザ・マンと判明する。無量大数軍のネメシスの正体も、キン肉マンことキン肉スグルの祖父キン肉タツノリの弟だったキン肉サダハルだと判明し、星を出てキン肉族と正義超人であることを放棄し、完璧超ネメシスとなったと教えられる。戦いの中で考えを改めたジャスティスマンとの間には信頼が生まれた。これらの事態を察知した銀のマスクも地球へ来て、シルバーマンとして復活し、プラネットマンを破ってブロッケンJr.もKOしたサイコマンにエクストラマッチを挑む。シルバーマンはサイコマンを破るが、永遠の金銀マスクの力でも完全復活はゴールドマン(悪魔将軍)だけしかできず、不測の事態に備えて辛うじてシルバーマンも暫定的復活を成し遂げれたため、効果切れとなり再び銀のマスクとしてキン肉星にワープし、後を悪魔将軍やキン肉マンたちに託して静かに見守る立場に戻っていった。

5人の闘いが終わった後、キン肉マンはロビンマスクを破ってラーメンマンもKOしたネメシスをKO。これらのことを察知していたネプチューンマン(完璧超人に復帰)の協力などもあって、戦いの中で考えを改めたネメシスとの間には信頼が生まれた。そして、残る悪魔将軍とストロング・ザ・武道の戦いが開始され、悪魔将軍はザ・魔雲天を破ったストロング・ザ・武道を神威の断頭台でKO。武道は神威の断頭台の衝撃でマスクが崩壊し、戦いの中で元の心を取り戻した正体であるザ・マンとキン肉マン(キン肉スグル)や悪魔将軍(ゴールドマン)たちとの間にも信頼が生まれた。正義超人・悪魔超人・完璧超人の三属性不可侵条約の破棄も撤回された。

本シリーズからキン肉マンの性格は、別次元の『キン肉マンⅡ世 究極の超人タッグ編』で特に強調されていた極度に疑い深い面は無くなり、仲間を思いやる優しさとドジさは健在だが、キン肉星王位争奪戦を経て大王としての威厳も漂うようになる。

オメガ・ケンタウリの六鎗客編

先の大戦での功績を称えられキン肉星での叙勲式に参加予定だったが、新宿で土産を購入していたため宇宙船に乗り遅れ、日本に滞在していた。その後、ハラボテ・マッスルの命により地球襲撃にやってきたオメガ・ケンタウリの六鎗客を食い止めるウルフマンたち残存正義超人軍に加勢するため、此度もキン肉星大王のキン肉スグルとしてではなく超人レスラーのキン肉マンとしてスペインサグラダ・ファミリアへミートと共に向かう。六鎗客のマリキータマンとカレクックとの試合の終盤にサグラダ・ファミリアへ到着した。生き残ったウルフマンと共に六鎗客と交戦するつもりだったが、そこへフェニックスら運命の王子たちが現れ、戦況は共に参戦したキン肉マンを含む元キン肉星王位継承候補者軍団とオメガ勢による団体戦へと推移する。五大城決戦では、ソ連のスワローズ・ネスト城でパイレートマンと対戦。闘いの中、パイレートマンから六鎗客が滅亡の危機に瀕している母星を救うために、サグラダ・ファミリアの地下に眠るマグネット・パワーとキン肉マンが秘める火事場のクソ力を求めていることを聞かされる。それを最初に教えてくれていたら協力は惜しまなかったと言うが、六鎗客のもう1つの目的がザ・マンおよび全ての神の抹殺だと聞かされショックを受け、わかり合うために闘うことを決意する。火事場のクソ力による渾身の一撃をもってしてもパイレートマンの8000万パワーには及ばず、これでは星を救えないと絶望したパイレートマンにとどめを刺されそうになるが、パイレートマンの哀しみもオメガの星も救いたいと願った三度の火事場のクソ力により、逆転勝利を収める。試合後にパイレートマンと星を救う道をお互い模索することを約束するが、直後にダメージにより倒れ、気絶する。

目覚めた後、キン肉マンスーパー・フェニックスがオメガマン・アリステラに敗北したことを知って愕然となるが、リベンジを誓った直後に再びキン肉マンソルジャーとして現れた兄のキン肉アタルとの兄弟コンビを結成してオメガ・グロリアスとの対戦をオメガマン・アリステラから提案されるが、パイレートマンとの試合で負傷していたこともありアタルから断られ、残虐の神の力を借りて一人だけ解放されたブロッケンJr.とキン肉アタル(ソルジャー)の超人血盟軍タッグチーム・フルメタルジャケッツとオメガ・グロリアスの対戦を見守る。そして、フルメタルジャケッツがオメガ・グロリアスに勝利した後で、実体化してアリステラたちを襲撃した大魔王サタンに裁きを下す為に上空から飛来したジャスティスマンに驚愕し、ジャスティスマンが大魔王サタンの実体を粉々に砕いて勝利した後で、太古にジャスティスマンがザ・マンから聞いた更なる危機についての話を聞く為に、ミートたちやアリステラたちと共にジャスティスマンが開いたワームホールを通って超人墓場へ向かう。そして、超人墓場の周囲に鉄格子を張り巡らせた超人閻魔の玉座に座る超人閻魔(ザ・マン)から、全宇宙の超人たちを死滅させようとする調和の神とその一派が下天してザ・マンと邪悪五大神の所持するカピラリアの欠片を奪おうとしていることを聞いて怖気づくが、現れたネプチューンマンとネメシスに叱咤される。同時に兄のアタルや他の運命の王子たちが、邪悪神から各々超人たちを死滅させようとする神々の存在と神々がカピラニアの欠片を使って超人たちの死滅を実行に移そうとしていることを既に聞かされて、片棒を担ぐサタンの企みに踊らされて動いていたオメガ・ケンタウリの六鎗客との戦いに駆け付けたことも知る。そして、サタンに利用されたことで意気消沈するアリステラに友情の握手を行うことで、アリステラたちも友情パワーを発揮できることを教えて、ザ・マンからアリステラたちに譲られた禁断の石臼を逆用して友情パワーで増幅した超人パワーを星に注入することでオメガの星を救えると励ました。

新シリーズ

調和の神を始めとする超神たちが地上に襲来した後、ザ・マンからの指示でミートと組んで超神たちの行き先へと向かう。そして、キン肉マンスーパー・フェニックスキン肉マンビッグボディのタッグ「ゴッドセレクテッド」と超神イデアマン超神ザ・ノトーリアスのタッグ「マイティハーキュリーズ」のタッグ戦が始まったイタリアローマコロッセオに到着し、タッグ戦を見守る。

アニメオリジナル

テレビスペシャル「決戦!7人の正義超人vs宇宙野武士」では、宇宙野武士と戦う7人の正義超人の1人としてラッカ星へ向かう。一目惚れしたマロン姫にいいところを見せようと躍起になり、宇宙野武士軍団の首領ブラック・キングを倒す活躍を見せるが、最終的にマロン姫とビーンズマンが結ばれたことで悲恋に終わる。

主要対戦成績

  • 団体戦
    • ○飛翔チーム(4勝2敗1引き分け)
    • ○技巧チーム(4勝1敗)
    • ○知性チーム(2勝1敗1引き分け)

『キン肉マンII世』でのキン肉マン

第58代キン肉星大王として登場する。初代キン肉マンやキン肉マンI世とも呼ばれる。恋人であるビビンバと結婚し、息子・万太郎を儲けるが、40歳を過ぎて出来た息子のため、非常に甘やかして育て、万太郎からは遊び道具として見られていた。現役時代の肉体の酷使のため、54歳にして20代の頃とは見る影も無いほど痩せ衰えており、椎間板ヘルニアや老眼などの持病に悩み、好物である牛丼も胃潰瘍によりミキサーにかけたものしか食べられなくなるなど、実年齢よりも遥かに肉体が老化・疲弊している。新たな悪行超人出現のため、再びリングでリハビリを兼ねてスパーリングに臨むも、この大幅な体力低下により、戦線復帰は不可能な状態であった。作者によるとこの時のキン肉マンの姿はジャイアント馬場がモデルだという[18]

自分の記録をすべて処分しているため、新世代超人からも実力は疑いの目で見られていたが、ヘラクレス・ファクトリーの卒業試験で万太郎と闘った際は、落下技などの派手な技は使えないものの持ち前の関節技で万太郎を痛めつけて、その根本的な強さを認めさせる。万太郎が彼を越え、日本駐屯超人となってからは父としての厳しい一面も見せており、火事場のクソ力修練をいやがる万太郎に活を入れる場面もあった。またこの時、現役時代と遜色ない火事場のクソ力で炎のランタンを激しく燃え上がらせている。

超人オリンピック ザ・レザレクション編では特別ゲストとして登場。決勝前にはテリーマンとザ・マシンガンズを再結成してエキシビションマッチに参加するが、そのラフファイトにより試合が荒れ引き分けとなる。その後、万太郎の控え室にキン肉族勇士の戦闘コスチュームをこっそりと置き、ケビンマスクに敗北した万太郎には「試練」として見守っていた(アニメでは万太郎が優勝したため、該当場面はない)。またこのとき、かつての恋人である二階堂マリと再会し、彼女の作った牛丼を食べる場面もあった。他にも上記のエキジビジョンマッチでラーメンマンと対戦した時は、落下技も再び使えるようになるなど、リハビリの効果が見えて体力面は普通に行動するのには全く問題ないまでに回復していた。それに伴い痩せ衰えていた筋肉も、往年ほどには遠く至らないものの多少復活しているように描かれている。

悪魔の種子編では、万太郎と再生アシュラマンとの闘いの前に地球に来訪。サンシャインの肉体を利用し、悪魔の胎内(デーモン・ウゥーム)に侵入。かつての戦友・アシュラマンが再び悪魔超人として復活したことにショックは隠せないものの、自身がアシュラマン戦の着用コスチュームから作った新コスチュームを万太郎に手渡しセコンドを務める。闘いが終わった後は、崩れ落ちる悪魔の胎内からケビンマスクを救出している。

第1回キャラクター人気投票では第8位[19]、第2回キャラクター人気投票では第19位(ロビンマスクと同着)[20]、第3回キャラクター人気投票では第15位[21]にランク入りしている。

究極の超人タッグ編

宇宙超人タッグ・トーナメントに優勝してトロフィーを抜く直前、未来から時間超人ライトニングとサンダーが出現する。キン肉マンたちはそれを迎え撃つが、時間超人の未来のテクニックの前に苦戦し、ロビンマスクが餌食となる。それを追って万太郎たち新世代超人も出現するが、キン肉マンは未来の息子を名乗る万太郎を疑問視する。そして新世代超人によりロビンマスクは助け出されたものの、ロビンの妻・アリサが重傷を負う。また、未来からの超人の出現によりトロフィーがマシンガンズを最強と認めなくなり、もう1度最強のタッグを決めるために究極の超人タッグが開催されることになった。キン肉マンは、21世紀ミートの記憶と同期して新世代超人と共同戦線を張ろうと提案するミートを無視し、彼らを極度に敵対視して、勝手に悪行超人と決め付け、テリーマンと再びコンビを組み究極の超人タッグに出場する。

チーム過多によって突如行われた間引きバトルロイヤルでは、セレブリティーズ(ネオ・ショパン、ローズマン)を撃破。試合中、火の玉・火爺隊イリューヒンバリアフリーマン)から救ってもらうものの、頑なに周囲の人物の呼びかけを無視し、新世代超人を罵倒し続け、母アリサの影響で消滅しかけるケビンを「手品だ」と決め付け信じなかったり[22]ジェイドを蹴るなどした[23]

1回戦にてシード権を得て、2回戦第1試合にてカーペット・ポミングス(オルテガ、モアイドン)と対戦が決まるが、試合の前夜にバッファローマンに左腕に埋め込まれたロングホーンを返却したため、左腕の骨がないままの戦いに苦戦を強いられる。闘いの中、モアイドンの真実を口にすると口が閉まる「虚言の口」による尋問にて新世代超人および万太郎を心底憎んでいると答えるものの虚言の口が開き脱出、その後傷口を塞いだテリーマンのバンダナとモアイドンを持ち上げたことによる加圧トレーニングの応用で左腕の骨を再生。マッスル・ドッキングにより逆転勝利する。試合後、駆け寄ってきた万太郎たちを拒絶しつつも、彼にタッグの極意を告げて去ってゆく。この時から、以前ほど激しく万太郎を敵視することはなくなり、同時にワープしてきた21世紀ウォーズマンのことは受け入れるようにもなる。

2回戦終了後、突如現れたサタンとそれに協力した新星・ヘル・イクスパンションズ(ネプチューンマン、マンモスマン)、および時間超人により黒後家蜘蛛の呪いにかけられる。その呪いを解くにはキン肉マンを愛するキーパーソンが抱擁することであり、かつての恋人である二階堂マリがそのキーパーソンであった。ビビンバやマリの未来の娘・凛子らの手によりマリはキン肉マンとの抱擁を決意するが、キン肉マンは今の恋人であるビビンバとかつての恋人であるマリの2人の気持ちを傷つけないために、これを拒否。自らの力で呪いを封じ、リングに赴く。

準決勝では、万太郎とカオス・アヴェニールのタッグであるマッスルブラザーズ・ヌーボーと対戦。キン肉マンはマスカラ・コントラ・マスカラ(覆面剥ぎデスマッチ)を提案し、戦いを挑む。しかしその戦いの中で黒後家蜘蛛の呪いが発症し苦しめられるが、テリーマンの機転により呪いは解ける。その後は正義超人のイメージを覆す裏技の存在を露わにし、万太郎のマスクを剥ごうとしたり「マグネット・パワー」を使用したり、そのことに見損なうカオスも悪辣な手段で痛めつけるなど、悪行超人のような行為をテリーマンと共に行っていた。しかしその一方で、正義超人の矜持としてリングから落ちる万太郎を助けている。万太郎とカオスを「マッスル・ドッキング」で追い詰めるものの2人の力に破られ、さらに単独で万太郎をキン肉バスターにかけようとするがこれも返される。最後はテリーマンと共に「マッスル・エボルシオン」を受け、立ち上がろうとしたが敗北。万太郎たちの勝利を受け入れ、万太郎を自分の息子とようやく認める(キン肉マン自身は万太郎が自分の息子であることに予感はしていた)。試合後、マスカラ・コントラ・マスカラのルールによりマスクを脱ぐことになるが、万太郎と自身のフェイス・フラッシュにより誰にも素顔を見られず終わった。それでも「これが私の戦いのケジメ」と言いなおもマスクを脱ごうとするが、ハラボテ・マッスルの「自己満足に過ぎない」との発言や観客たちの「やめろ」のコールにより制止され、それに号泣する。

準決勝終了後、時間超人の引き起こした火山の噴火に巻き込まれたカオスをテリーマンやロビンマスクと樹海を捜索する中、時間超人の元から逃げ出したケビンマスクを発見。彼を保護し、キン肉マングレートとしてリングに立たせるため、「がきんちょハウス」より修復されたグレートマスクを手に入れ、彼にかぶせる。万太郎らが時間超人に勝利した後は、トロフィーを譲り受ける。

対マッスルブラザーズ・ヌーボー戦で、キン肉マンは指折り・目潰しなどの裏技に長け、アメリカ遠征時「マッスル・デビル」の名で恐れられたとの設定が加えられた[24]。旧作ではマッスル・デビルの名は第20回超人オリンピックでのカレクックと、ジェシー・メイビア戦の観客により呼ばれた。また、時間超人が狙っていたトロフィーの底に根付くトロフィー球根(バルブ)は本来の歴史ではキン肉マンが付着していた土を落とすため、トロフィーを洗った際、一緒に排水溝に流したことになっている[25]

第4回キャラクター人気投票では第8位にランク入りしていた[26]

主要対戦成績

  • シングルマッチ
  • タッグマッチ
    • -2000万パワーズ(ラーメンマン / バッファローマン、ノーコンテスト)
    • ○カーペット・ポミングス(オルテガ / モアイドン、マッスル・ドッキング)
    • ×マッスルブラザーズ・ヌーボー(キン肉万太郎 / カオス・アヴェニール、マッスル・エボルシオン)

『キン肉マンII世〜オール超人大進撃〜』でのキン肉マン

悪行超人軍団が復活し、危機に瀕した地球に万太郎を向かわせる。回想などの登場にとまっていたが、第21話「泣く子も黙る!“超人一等祭”開幕!!」より本格的に登場する。

超人一等祭では万太郎のセコンドとして登場。女性超人フィオナの応援に行ったり、万太郎と度々食べ物の話で盛り上がるなどの奇行が目立ったが、決勝戦の万太郎VSザ・ドゥームマンでは苦戦する万太郎に「幼い頃のように負けを恐れずに戦え」とアドバイスし、彼を勝利に導く。

第1回キャラクター人気投票では第10位にランク入りした[27]

番外編・読切作品でのキン肉マン

『キン肉フラッシュの巻(後にキン肉マン幼年編と改題)』では本編と異なる時間軸でお目付け役のミートとの出会いが描かれている。

『ロビン・メモの巻』ではハイドラ・ブートンに攫われたロビンマスクとロビン・メモ奪回のために、他の正義超人たちとウィーク・ポイント星に行く。ロビン・メモにより弱点のわき腹を砲台で狙われるが、最後はロビンマスクの伝えた弱点の金棒を合体技・超人サザンクロスでブートンを撃破する。事件は解決するもののロビンの意識は戻らず、さらにはじゃんけんに負けたため、十字架に貼り付けられたロビンを背負わされ、「助けるんじゃなかった」と愚痴を言っていた。

秋本治との合作である『超こち亀』「正義超人亀有大集結!!の巻」においては、葛飾区に悪行超人襲来の情報をキャッチし、仲間の正義超人を招集し、現地で落ち合おうとするが、待ち合わせの場所を決めなかったために駅前で泣いていたところを、秋本麗子の手によって保護され派出所に連れて来られる。その後、葛飾区内を徘徊していたテリーマンたちが偶然とはいえ各地で犯罪を起こしたため連行、最後は迷惑防止条例違反として逮捕され、両津勘吉卍固めをかけられた。なお夢の超人タッグ編のコスチュームで登場している。

マッスル・リターンズ

『II世』連載前に描かれた『マッスル・リターンズ』では王位争奪サバイバル・マッチより5年後(29歳)の姿が描かれている。ゆでたまごによるとキン肉マンはプロレスラーとしての風格が充実する20歳代後半-30歳代前半に闘いを止めたため、ファンからもこれから一番強くなるキン肉マンの姿が見てみたいという要望に応えたと話している[28]

フェニックスとの闘いの後、二度とリングに上がらないことを決めたキン肉マンはきこり超人・マッスルに名を変え、破れて頭髪が覗いたマスクと肉襦袢を身にまとい、静かな生活を送るため、孤児超人・クァンを引き取り長野の南アルプスにて隠遁生活を送っていた。クァンが友達を連れて来て帰ってきたある日、ロビンマスクの息子ケビンマスクが究極超人チャンピオンシップに突如現れた残虐超人BUKIボーイと、負傷したロビンマスクに代わり闘うことを懇願。キン肉マンは知らぬ存ぜぬを通し物置に逃げ込むが、影でトレーニングをしていることを分かっていたクァンに肉襦袢を剥がされ、彼の説得によりロビンを救うために戦闘用マスクを着用し再びリングに上がる。

日本武道館に現れたキン肉マンはロビンと交代し、BUKIボーイと闘う。BUKIボーイの相手の攻撃を利用する返し技を火事場のクソ力による予測不可能な技により圧倒。テリーマンをKOした武器・雷槌落としも火事場のクソ力と筋肉のパワーで関節を戻し、キン肉バスターで逆転勝利する。闘いが終わった後、リングから立ち去ったように思われたが、疲労からリング下に転んでしまっていた。

テリーマンとの闘い

「キン肉マンvsテリーマン」では、キン肉星へ帰る間際、テリーマンが彼に闘いを申し込む。大王としての勤めを後回しにし、これを承諾したキン肉マンはお互いに悔いのない戦いをするため、トレーニングに励む。しかしテリーマンは恋人である翔野ナツコが事故に遭い、彼女に付き添うために参加が危ぶまれる。しかしキン肉マンはタッグ編でのコスチュームを身に包み彼が来ると信じて雨の中待ち続ける。海を泳ぎきり、消耗した状態でリングに上がるテリーマンを見て、キン肉マンは闘いを止めることを促すが、テリーマンはそれを拒否。彼の熱意に応えるため、闘いを続行。キン肉マンはマッスル・スパークを仕掛けるが、時間切れにより試合は引き分けとなる。彼との試合は非公式で行われ、超人界の歴史に残らない試合だったが、キン肉マンは闘った記録としてタンクトップをミートに預ける。

ジャンプ40周年記念特別読切「キン肉マンの結婚式!!の巻」では、ビビンバとの結婚式にキン肉マンは仲間たちに招待状を送るが、何人かは来ないことを見越し、キン肉ハウス取り壊しの偽の情報を流し、彼らを招集する。結婚記念のプレゼントとして、7人連続(ウルフマン、ブロッケンJr.、ラーメンマン、ウォーズマン、バッファローマン、ロビンマスク、テリーマン)でのスパーリングを求める。6人とのスパーリングを終え、最後の相手であるテリーマンとの対決は、前の試合での決着をつけるためテキサス・フィストデスマッチを行う。お互いの気持ちをぶつけ合う凄まじい攻防の末クロスカウンターで引き分けたキン肉マンは、彼らに礼を言う。その後、ボロボロの状態でビビンバのもとに戻り、無事に結婚式をあげる[注 7]

得意技

キン肉バスター(キンにくバスター)
プリンス・カメハメより伝授された48の殺人技の一つ、別名「五所蹂躙絡み(ごどころじゅうりんがらみ)」。相手の両脚を手で掴み頭上に逆さに持ち上げたまま飛び上がり、相手の首を自分の肩に乗せた状態で尻餅をつくように着地する。首折り・背骨折り・股裂きがミックスされた技である。
キン肉マンは「とにかく背中と股がいたい」技だと解説[29]。また、一番好きな技とコメントしている[30]
新キン肉バスター(ネオキンにくバスター)
上記のキン肉バスターを逆にしたバージョン。身体を回転させ上昇気流を起こし、天井に着地する。
サイドキン肉バスター
ロープの反動を利用して壁に着地するキン肉バスター。アニメでは、壁に着地せず相手を壁に叩きつけるものとなっている。
キン肉ドライバー(キンにくドライバー)
キン肉バスターを破られたキン肉マンがテリーマンと協力して編み出したオリジナル技、別名「疾風迅雷落とし(しっぷうじんらいおとし)」。後に48の殺人技+1プラスワン)として48の殺人技に組み込まれる[31]
相手の股に頭を挿し込み、担ぎ上げると同時に空中に飛び上がる。そのまま相手の身体を反転、両足首を掴み、上腕を足で踏みつけるようしながら落下しマットに叩きつける技。首折り・両腕折り・両脚折りがミックスされた、変形型のパイルドライバー。技の着想を得たのはアシュラマン戦でのフィニッシュホールドとなった変形ツームストン・ドライバーであるが、完成形では相手の体の向きを入れ替えて変形のドリル・ア・ホール・パイルドライバーとなっている。
当初は相手を空中に投げ、落下してくる所を捕らえて技に入ろうとしていたが必ずしも逆さまの体勢で落ちてくるとは限らないと、弱点を見抜いたテリーマンに簡単に破られた。その後、巨大イノシシの乱入により上記の掛け方へと変更された。
キン肉マンは「頭と両腕と股がいたい」技だとコメントしている[32]
友情合体キン肉ドライバー・スペシャル[33]
劇場版『キン肉マン ニューヨーク危機一髪!』で復活した悪魔将軍を倒した技。正義超人たちのパワーを得たキン肉マンが、風林火山からキン肉ドライバーへと繋げ、リングを突き抜けた後、最後はキン肉バスターを決める連続技。
マッスル・スパーク
キン肉族三大奥義の一つ。相手をブリッジで空中に打ち上げることにより抵抗力を奪い、自身も飛び上がり自身の腕での相手の腕をチキンウイング気味につかみ、左足で相手の左足、右足で相手の首をロックし、最後は仰向けの状態で相手の身体の上に乗るように両腕、両足をつかみマットに激突させる技。
未完成マッスル・スパークとアタル版マッスル・スパークを組み合わせて完成させた技であるため完璧マッスル・スパークとも呼ばれ、火事場のクソ力を復活させ使用した際は7000万パワーマッスル・スパークと呼ばれた。
作者によれば王位争奪編における新必殺技として名前だけ以前から決めていたと答えている[34]
『キン肉マンII世』では、「従来の必殺技の概念を超え、2段階を経て完成する必殺技」と説明され、従来の「スグル版マッスル・スパーク」が「マッスル・スパーク天」、「アタル版マッスル・スパーク」が「マッスル・スパーク地」と新たに設定された。天は無理な体勢で技をかけるため、自身の筋肉や関節などに大きな負荷がかかることが判明しており、そのことが原因でキン肉真弓は元々筋肉が硬かった故にマッスル・スパーク習得を諦め、キン肉スグルは王位争奪戦終了後に受けることとなった集中治療室で一ヶ月間昏睡状態になったと語られている。息子の万太郎も技に入るなり悲鳴をあげ失敗に終わり、取得期間も短いため断念したが、アタルの陰ながらの助言により地の取得することになる。
シルバーマンの「完璧・弐式奥義アロガント・スパーク」がマッスル・スパークの原形であり、完全な殺人目的でしか成り立たないアロガント・スパークを相手を生かす技として分解再構成したのがマッスル・スパークなのだがシルバーマンが存命中には完成できず、天上兄弟喧嘩の前夜にヒントとして壁画に残し技の完成を後世に託し、歴代のキン肉族が様々な解釈のもと技が発展していき、シルバーマンいわくキン肉スグルがフェニックスに止めを刺した7000万パワーマッスル・スパークで理想の生かす技として完成したと述べている。
キン肉真弓によるとシルバーマンが目指したマッスル・スパークの真髄は、相手を決して殺すことなくその上で決まった瞬間確実に勝利を決定づける「究極のみねうち」であり、受けた相手に敬意を抱かせ真に敗北したことを自ずと認めさせ試合後に相互理解と和解へ導く流れを残すという、正義超人の理想の終着点ともいえる境地であり「キン肉族三大奥義」の真の意味であると語られている。
未完成マッスル・スパーク(みかんせいマッスル・スパーク)
「スグル版マッスル・スパーク」とも。ゼブラ&パルテノン戦で初披露した完成度50%の未完成版。相手の首を右足で、左太股を内側から左足でロックする。パルテノンにはさらに両腕を極めようとするも失敗した。
『キン肉マンII世』において、こちらが壁画に描かれていることに設定変更されており、本当の技の姿が何重に隠されている。まず腕が遊んでいることで技自体不完全であること、さらに壁画に細工彫りでアタル版マッスル・スパークが記されている。
48の殺人技(よんじゅうはちのさつじんわざ)
ジェシー・メイビアとの試合に備えてプリンス・カメハメより伝授された、パワーを活かした派手な技。原作では上記のキン肉バスターを除いて、あまり使われていないが、アニメや書籍『キン肉マン 熱闘スペシャル』では原作で放った技の大半が48の殺人技に昇華されたり、名称をつけられている。大半の技は一撃必殺ではないためキン肉マン自身も「殺人技としては失格」と述べているがそれと同時に「人を殺す技ではなく、穢れた邪念のみを殺す技」と誇りにしている。
宇宙旅行(うちゅうりょこう)
名前はアニメが初出。48の殺人技のNo.1。相手を冥王星へ投げ飛ばすほどの片手投げ。キン肉マンいわく「一番簡単な技」。原作ではキン肉マンがジェシー・メイビアの部下に使用して、月に激突させた。ピークア・ブー戦ではピークア・ブーに使われるもピークア・ブーの腕を掴むことで防いでいる。
風林火山(ふうりんかざん)
48の殺人技のNo.3。アニメでは初期のみ48の殺人技の2番目、テレビスペシャルでは48の殺人技のNo.1。相手の身体をつかみ回転しながら投げた後、ローリング・クレイドルに捕らえて上昇、さらにパイル・ドライバーで落下し、最後にロメロ・スペシャルを極める四段攻撃。技を使用する際、風林火山の句を口上している。なお、林であるローリング・クレイドルから火であるパイルドライバーに移行する際、僅かに隙ができるという弱点もある。
アニメではフィニッシュ・ホールドとして多く使用された。原作ではキン肉バスターでKOしたウォーズマンもこの技で倒している。スペシャル版では殺人技のNo.1と呼ばれ、「動かざること山の如し」のロメロ・スペシャルが「バックブリーカー」に変更された。また、アニメではロメロ・スペシャルの後にリングに叩きつけるバージョンと、ローリング・クレイドルからのパイルドライバーをキン肉ドライバーに変えるパターンがある。原作ではジェシー・メイビア戦で使用されてから長らく使われていなかったが、「基礎技の集合体」である強力な技として、ピークア・ブー戦でのフィニッシュとして披露された。風林火山を再登場させた経緯について原作担当の嶋田隆司は、ピークア・ブー戦の決着に悩んでいた時に行った自身のサイン会でたまたま着ていたのが風林火山を決めているキン肉マンの絵柄のTシャツであり、それを見て思い出したからだと語っている[35]
なおラストは当初、リバース・ロメロ・スペシャルの体勢だったが、文庫版などでは描き直されている。ゲーム『キン肉マン マッスルグランプリ』ではこちらの状態も使用でき、裏・風林火山「山」と呼称されている。
48の殺人技(よんじゅうはちのさつじんわざ)
相手を持ち上げ上空から地面に激しく叩きつける。
作中では「48の殺人技」と呼称したのみであり、正式名称は不明。ゲーム『キン肉マン ジェネレーションズ』での技名もそのまま「48の殺人技」になっている。
人間風車(にんげんふうしゃ)
アニメオリジナル技。48の殺人技の3番目。ダブルアームスープレックスの体勢から竹トンボのように上空へ昇り、パワーボムで落下する。ビューティー・ロローデスとシーク星人を倒した際に使用。
人間ヘリコプター(にんげんヘリコプター)
アニメオリジナル技。48の殺人技の4番目。相手を宇宙まで放り投げるほどのエアプレーン・スピン。
秘技・鳥肉屋の舞台ウラ(ひぎ・とりにくやのぶたいウラ)
アニメでは48の殺人技の5番目「鳥肉屋の舞台裏(とりにくやのぶたいうら)[36]」。マウントポジションから、スカル・ボーズのトゲをむしりとった技。
超人サッカーボール(ちょうじんサッカーボール)
アニメオリジナル技。48の殺人技の6番目。相手を宇宙まで蹴り飛ばすほどのサッカーボールキック。アニメではスカル・ボーズを金星まで蹴り飛ばし勝利した。
スクランブル・ソフト返し(スクランブル・ソフトがえし)
名称はアニメオリジナルで、原作におけるベアークロー返し。与作一家のソフトクリームを蹴飛ばしたことをきっかけにキン肉マンが思いついた技。ウォーズマンのベアークローに対抗するために使用した手首へのサマーソルトキック。
フライングパンチ
上空からの拳を突き出して突進する技。
サン・マッスル
自分の肉体から吹き出た汗を反射させ、強い光を起こす技。作中ではブラックホールが出現させた分身を消すために使用した。
ゲーム『キン肉マンII世 正義超人への道』ではボディアタックとして扱われていた。また同作では必殺技の一つになっている。
肉弾エルボードロップ(にくだんエルボードロップ)
上空からのエルボードロップ。
鯉の滝登り(こいのたきのぼり)
キン肉泳法によるバタ足、作中ではアトランティスのウォーターマグナムを鯉の滝登りの如く泳ぎきり、頭突きを見舞った。
Uボート(ユーボート)
水中でUターンしての体当たり。アニメでは未使用。書籍『キン肉マン 熱闘スペシャル』で48の殺人技と設定されている。
マッスルタイフーン
自分の身体を回転させ突風を作り出す技。
大風車(だいふうしゃ)
名前はアニメより。ベアハッグから大きく弧を描いたフロント・スープレックス。
一本背負い(いっぽんぜおい)
名前はゲーム『キン肉マンII世 新世代超人VS伝説超人』より。柔道にある技であり、相手の腕を肩越しに背負い地面に投げる。
超人絞殺刑(ちょうじんこうさつけい)
ロープを挟んで相手の背後から両手をつかみ、両足で相手の首を絞める全体重をかけた絞め技。
初期のアニメでは超人絞首刑ちょうじんこうしゅけい)と呼称された。
ビッグミンチ
アニメオリジナル技。ドリルのように回転して相手を切り刻む技。
デビルファイヤー
劇場版『キン肉マン 大暴れ!正義超人』に登場。全身に青い炎をまとい突進する。
カメハメ・ロック
相手の胴体を蟹挟みし、相手を前屈させた状態から極めるアームロック。
キン肉壊体固め(キンにくかいたいがため)
48の殺人技No.13。相手の筋繊維を断裂させるように上から抑え付ける。キン肉マンとプリンス・カメハメは実戦で披露したことはなく、キン肉マンの動きを学習した完璧超人ピークア・ブーがキン肉マン戦で使用した。
52の関節技(ごじゅうにのサブミッション、アニメおよびゲームではかんせつわざ)
48の殺人技と同じくカメハメが使用する関節技。高度なテクニックが要求され、カメハメは当時練習嫌いのキン肉マンに教えることは不可能と判断し、キン肉星王位争奪戦にてオメガマンに召喚された際、わざと痛めつけることによって伝授している。これを会得し、キン肉マンは師匠カメハメを越えるに至った。
脇固め(わきがため、アニメではスーパーアームロック)
片腕で相手の腕をつかみ、そのままもう片方の腕を相手の脇の上から固め、腕を痛める技。カメハメとの戦いの中から得た最初の関節技であり、スタンドから身投げしようとするビビンバの姿を見て体が無我夢中のうちに動いて使用した。またキン肉マンはこの技をカメハメから受けたとき、「腕に電波が走るようだ」と表現している[37]
ボー・バック・ブリーカー
うつ伏せになっている相手の片腕と片足をそれぞれ自分の手と足とで掴んで、背中に片膝を当てて、相手の体を反らせる。作中、キン肉マンはカメハメの大車輪ニールキックを受け止め、その状態から使用した。
ゴリー・エスペシャル
相手の両手を自分の両手でつかみ、そのまま背中合わせにして持ち上げ、相手の両足を自分の太腿に掛けて固定、その状態で両腕により相手の体を引っ張る技。
カンガルークラッチ
相手を逆さに持ち上げ、相手の両足を自分の肩にかけたまま、相手の両腕を引っ張り、相手の五体を極める技。作中では、カメハメのゴリー・エスペシャル破りを阻止するために技を予測し使用し、これが成功することで以降はカメハメから直接見せられてない関節技もキン肉マンは52全てを自身の感覚で使えるようになった。
グローバルプレーンスピン
相手の頭を軸にして、あん馬の要領で回転し、相手を失神させる技。最後にボディプレスを見舞う。カメハメのバック・フィリップから逃れるためにとっさに使用し、この技で逆転KOした。
嶋田によると体操競技のあん馬をプロレス技にしたもので、首関節および頭蓋骨を痛めつける技[38]
地獄卍固め(じごくまんじがため)
あまりの難技のために使い手がいなくなったと言われる卍固めの原型。相手の背後にのしかかるようにした状態で両腕で片腕を極める。
キャプチュード
別名「捕獲投げ」。厳密には投げ技。右腕で相手の右太股、左腕で肩を捕らえて投げる。
アーチェリー・ストレッチ
うつぶせ状態の相手の両腕を自分の両腕でつかみ、相手の両足を自分の両足を引っ掛け両腕、両足を締める。
シャットダウンクラッチ
逆さまの状態の相手の両腕を自分の両手、相手の両足を自分の両足でクラッチする。
骨破筋交い絡み(こっぱすじかいがらみ)
逆さまの状態の相手を担ぎ上げ、相手の頭を自分の膝の上に乗せ、右手で相手の左腕、左手で相手の右足を締める。
フェイスフラッシュ
マスクの下の素顔から放たれるキン肉族の正当な血を引く証の光。作中で、テリーマンやロビンマスクの窮地を救い、最終回では王位争奪戦の最中に死亡または消滅した超人たちを復活させた。キン肉マンの技の中では最強といわれるが、本人は「再生」の技とコメントしている[30]
肉のカーテン(にくのカーテン)
キン肉マンの祖父に当たるキン肉タツノリが考案した防御法。ボクシングのピーカブースタイルのように両腕で相手の攻撃から身を守る。相手のエネルギーを吸収する効果もある。超人硬度は4.5で鉄と同じ硬度を誇る。
元々は開祖シルバーマンが編み出した絶対防御の構え「パーフェクトディフェンダー」であり、そのおぼろげな伝承をもとにタツノリが完成させたもの。隙あらば攻撃に転じる「攻めの防御策」であるパーフェクトディフェンダーと異なり「打撃に対しての防御策」であり、組み技には弱い。
アニメではキン肉ガードに変更され、ポーズを取った際バリア状のものが放出されるようになった。
肉のカーテンアタック(にくのカーテンアタック)
肉のカーテンの状態で回転しながら、相手に突進する技。アニメで上記同様キン肉ガードアタックと呼ばれた。
キン肉フラッシュ(キンにくフラッシュ)
キン肉マンが怪獣退治に使う代表的な必殺技で、手刀状態の両腕を交差させて、気合を込めて発射する破壊光線である。
読切版『キン肉フラッシュの巻』ではミートの協力により使用可能になったとされている。
アニメでの名称はキン肉ビーム。
キン肉スペシャル(キンにくスペシャル)
アントニオ猪木の卍固めをより複雑にしたホールド。相手を背中に回り込ませ、左手をつかみ、右足を相手の首を挟む。ヒーローショーに出演していた着ぐるみのパンダマンに使用したのみで、試合では未使用。
小説『ディープオブマッスル!!』「伝説の"キン肉スペシャル"!の巻」では、コブラツイストを発展改良させたという卍固めをさらに発展させてより複雑怪奇な固め技を開発しようと考案され、とてつもない柔軟さにより完成したとされるが、1回の使用で関節や筋肉に負荷がかかり全身の筋肉断裂と骨折を起こしたため永遠に封印され、ミートがマッスル・スパークを見てこの技をふと思い出すまで長い間忘れ去られていた[39]
キン肉ビーム(キンにくビーム)
キン肉マンが厳しい修行の末修得した、キン肉フラッシュを超える破壊力の必殺技で、十字に交差させた両足からニンニクエネルギーをスパークさせたビームを発射する。アニメでの名称はキン肉フットビーム
バリアー
初期の防御技。両手を翳して出現させるが、破けたりバリアー自体が逃げ出したりで役立ったことは無い。
キン肉カッター(きんにくカッター)
キン肉マンが頭部に装着している脱着式のスペースブーメランウルトラセブンのアイスラッガーと同様に手持ちナイフとして使え(逆手持ち)、凶悪怪獣ダイキングの首を切断した。キン肉マンたちキン肉族と、さらにはスペースブーメランを頭部に装着しているキン肉星人およびキン肉星近隣の大キン肉星雲の惑星に住むキン肉族と同系種族の超人たちも全員使える(ハラボテ・マッスル、シシカバ・ブーなど)。キン肉マンは本編で直接披露していないが、キン肉星人はキン肉カッター(スペースブーメラン)を脳波(念力)でコントロールすることもでき、相手にめがけてぶつけることも可能で、そちらの攻撃は『究極の超人タッグ編』にてミートが使用。その際は反転しながら頭部に戻ってくる。切断だけでなく、ぶつけるだけだったりと、威力を調整できる。
バックドロップ
後方から相手を捉え、頭から叩きつける投げ技。キン肉マンが使用する型は後頭部だけがキャンバスに叩きつけられる垂直落下式型である[40]
怪獣退治や主な決め技がなかった頃に多用し、ミートが「決まった瞬間描かれる曲線が美しい」と、キン肉マンの技の中で一番好きだと述べている[41]
怪獣退治ではナチグロンに初めて決めて大喜びし、試合ではロビンマスクとの戦いで初めて使用し、こちらでもフィニッシュ・ホールドを得たと喜んでいる。
メキシカン・ローリング・クラッチホールド
相手の両肩に乗り、両足で頭を挟み込んで前方に転がりフォールする技。本来マスターしていないが、ロビンマスクとの試合で本能が引き出した火事場のクソ力により無意識に放った。アニメではジェシー・メイビアにも使用したがあっさりと破られている。
ホワイトホール
キン肉王家伝統の秘技のひとつ[42][43]。いわゆるキン肉マンのオナラであるが、ニンニクの食べすぎにより強烈な威力を誇り、超人相手にでも十分に通用する技となっている。
ブラックホール戦で、異次元空間から脱出する際に使用。アニメではイエローホールに変更された。
キン肉地雷(キンにくじらい)
飛んできた相手の下に潜り込み、両腕を叩きつけて相手をはね飛ばす。
ロングホーン・ボンバー
「夢の超人タッグ編」にてバッファローマンのロングホーンが埋め込まれた左腕により放ったラリアット。
マッスル・ラリアット
「究極の超人タッグ編」にてバッファローマンにロングホーンを返却した後、加圧トレーニングの応用で骨が強化再生された左腕で放ったラリアット。
アポロン・ウィンドウ・ロック
マグネット・パワーを封印する技。マグネット・パワーを止めることができる鍵穴のアポロン・ウィンドウに対し、バッファローマンのロングホーンが宿った左腕にマグネット・パワーで身に付いた磁力を用いて様々な鉄類が合体して出来た巨大な鍵で封印を行う。バッファローマンの魂の導きにより、使うことができた。
マッスル・ラン
キン肉族の戦士が敵の行動をさぐるときに使う戦法で、相手の周囲を走り回る。
キン肉ラリアット(キンにくラリアット)
パイレートマンに対して使用したラリアット。ショルダースルーで返されるが、この技自体は撒き餌でこの後に超人絞殺刑へと繋げた。
パンツドライバー
初出は『マッスル・リターンズ』。相手に向かって屁を放ち、頭を自分のパンツの中に突っ込んで使用する、ツームストン・ドライバー。『究極の超人タッグ編』ではこの時からこの技を使用している。
アルティメット・デスペナルティ
相手を背後からロープに絡めた上で、両腕をチキンウイングにとり、体重を掛けて両足で相手の首を絞める技。超人絞殺刑と似ているが、掛ける側の前後が逆であり、相手をロープに絡める点が違う。首絞め、腕折り、背骨折りの効果があり、キン肉マンは「究極の関節技」と称している。

タッグ技

友情のクロスライン(ゆうじょうのクロスライン)
ザ・ミラクルズのツープラトン。キン肉マンがモンゴルマンの腕をとり共にラリアートを放つ。
マッスル・ドッキング
マッスル・ブラザーズおよびザ・マシンガンズのツープラトン。キン肉バスターとキン肉ドライバーが合体した技である。その威力は個人がそれぞれの技を決めた時の10倍の破壊力を誇る[44]
『究極の超人タッグ編』にて以下の2種類が設定された。
マッスル・ドッキングα(アルファ)
キン肉マンがキン肉ドライバーを担当するマッスル・ドッキング。キン肉マングレートの正体であるプリンス・カメハメと共に初使用。キン肉マンにかかる負担はβより少ないが威力に劣る。
マッスル・ドッキングβ(ベータ)
キン肉マンがキン肉バスターを担当するマッスル・ドッキング。パワー担当のキン肉マンが、頭脳担当のテリーマンの指示によって加重をつけて正確に落下することにより、本来の威力が発揮できる完全版のマッスル・ドッキング。宇宙超人タッグ・トーナメント決勝戦で初使用。
マッスル・ローリング
マッスル・ブラザーズのツープラトン。キン肉マンがグレートに肩車し、そのまま前転し相手を引き潰す。
ダブル・コンドルキック
回転した状態から空中に飛び上がり、2人に別れテリーマンの技であるテキサス・コンドル・キックを食らわせる。
マッスル火玉弾(マッスルかぎょくだん)
リングロープに絡まったグレートを弓のように引っ張って発射する体当たり。
バスターバリエーションPart5(バスターバリエーションパートファイブ)
別名Wダブルキン肉バスター。ザ・マシンガンズのツープラトン。2人で相手の脚を一本ずつつかみ、キン肉バスターを掛ける技。ビッグ・ザ・武道の正体を暴くために使用。
クロス・ボンバー
ヘル・ミッショネルズが得意としていたツープラトン。キン肉星王位争奪編にてロビンマスクと組んだ際、日英クロスボンバーとして使用。また使い手であるネプチューンマンとも行っている。
『究極の超人タッグ編』ではテリーマンと共に、左腕に砂鉄を擦り付けてマグネット・パワーを使用して放った。
クロス延髄(クロスえんずい)
巌流島コンビのツープラトン。2人で相手の延髄部分を挟みこむように蹴りを繰り出す。
巌流島ドロップ(がんりゅうじまドロップ)
巌流島コンビのツープラトン。キン肉マンが空中で相手の両腕をロックした状態で、それにネプチューンマンが加わり相手の両足をロックしそのまま2人の体重を乗せて地面に叩きつける。
レインボーブリッジスープレックス
巌流島コンビのツープラトン。キン肉マンがジャーマンスープレックス、ネプチューンマンがダブルレッグスープレックスで相手タッグの脳天を激突させ、さらにボディプレスで止めを刺す。この技でスーパー・フェニックスとオメガマンをKO寸前まで追い詰めた。
ビルディング解体落とし(ビルディングかいたいおとし)
マシンガンズのツープラトン。キン肉マンが空中で相手をうつぶせの状態で持ち上げたまま倒し、両膝を上げて倒れているテリーマンの上に落下する。

プロフィール

異名

  • 奇蹟の逆転ファイター[60]
  • ダメ超人[61]
  • 牛丼野郎[62]
  • ニンニク男[63]
  • マッスル・デビル[64]
  • 戦うトランジスターラジオ[65]
  • キン肉星のプリンス[66]
  • 友情の中核を担う男[67]
  • よみがえる伝説[68]
  • 宇宙一の友だちを持つ男[68]
  • 永遠に続く伝説[68]
  • 王位継承を目指す者[68]
  • 真の王位継承者[68]
  • アフリカの脅威[68](変装していた「ザ・シャネルマン」として)

主な肩書き

  • 全日本牛丼愛好会会長
  • 正義超人3羽ガラス(キン肉マン、テリーマン、ロビンマスク)[69]
  • 第58代キン肉星大王

タイトル歴

  • 超人オリンピック優勝('79、'80)[70]
  • 宇宙超人ヘビー級[70]
  • WSAチャンピオン[10]
  • ハワイ超人ヘビー級[71]
  • 全米超人タッグ選手権[70]
  • 宇宙超人タッグトーナメント優勝('83)[10]
  • キン肉星王位継承サバイバル・マッチ優勝[10]
  • 究極の超人タッグトーナメントベスト4(3位決定戦の記録なし)

住居

キン肉ハウス

地球では自らの顔を模した掘建て小屋「キン肉ハウス」を住居としている。所在地は田園調布・美波理公園、アニメでは公園のトイレの裏に建てられている。

何故か意志も持っており、第2次怪獣退治編の冒頭で海外遠征から帰国したキン肉マンに「ウム…、きたない家だが、こうして、よくよくみると、やはり…、ブタ小屋だのう。」と言われた際は、「だれがブタだ…。」と言葉を発しながら屋根を眉間代わりにキン肉マンマスクを模した顔の部分が怒った目つきの表情になり、家を支えているつっかえ棒の一本を振り上げてキン肉マンの頭を一発なぐっていた[72]。見ていたミートもキン肉マンに「———ったく、今日からまた、この小屋にごやっかいになるんだから、仲良くしなきゃ…。」と呆れた表情でギャグ描写的にツッコミを入れていて、一応ある種の生命体らしき示唆もなされている[72]

調度品は、こたつ、テレビ、箪笥、電話。リングを設置することもできた。一度底無し星人に吸い込まれた事もある[73]。当初、経済的な困窮と不人気の象徴であったが、キン肉星の王子という身分が明かされ、さらに名実共にアイドル超人となった後も、スグルは正式な王位継承までの20年間この1Kの質素な家に住み続けた。スグルの仲間もこの家を正義超人の象徴のひとつと捉えており、取り壊しの危機にあったときはかつての仲間たちがここに集まった[74]

しかしミートの冷凍睡眠の場所として使用されたため、取り壊しは免れた。その後、息子の万太郎もまた地球での住居として使用している。

プロフィール(キン肉ハウス)
  • 分類 - 掘建て小屋 / 正義超人 / キン肉族のなかま / 建物 / 正義超人の象徴のひとつ
  • 出身・所在地 - 日本の旗 日本東京都田園調布・美波理公園(アニメでは公園のトイレの裏)
  • 体長(全長) - 高さ不詳(面積は1K)
  • 超人強度 - 不明
  • 年齢(築年数) - 約20歳(初登場時)
  • 主な必殺技 - つっかえ棒パンチ
  • 嫌いな言葉 - 「ブタ小屋」
異名(キン肉ハウス)
  • ブタ小屋
  • ウサギ小屋[75]
  • ボロ小屋[76]
  • せまっくるしく汗くさい場所[74]
  • アイドル超人軍のたまり場兼合同練習場[74]

声優

テーマソング

奇跡の逆転ファイター
歌・セリフ - 神谷明 / 作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 芹澤廣明 / 編曲 - 奥慶一
タイトルは後に原作において、異名として使われた。ゆでたまごの原作担当の嶋田隆司は「僕からは絶対に出てこないフレーズ」「僕が(作曲の)森さんに引っ張られて、形になったものの好例」と述べている[77]
燃えるチャンピオンキン肉マン
歌・セリフ - 神谷明 / 作詞 - 吉田健美 / 作曲 - 米倉良広 / 編曲 - 京田誠一

家系図

 
 
キン肉タツノリ
(第56代キン肉星大王)
 
キン肉真弓
(第57代キン肉星大王)
 
 
キン肉アタル
(キン肉マンソルジャー)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
キン肉サダハル
(ネメシス)
 
キン肉小百合
 
 
キン肉スグル
(第58代キン肉星大王)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
キン肉万太郎
(第59代キン肉星王位継承者)
 
 
 
 
 
 
 
 
ホルモン・ヤーキ
 
 
キン肉ビビンバ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ホルモン・ハラミ
 
 
プルコギ・ヤーキ
 

コンピュータゲーム

キン肉マン マッスルタッグマッチ』では、8体のプレイヤーキャラクターの内の1人としてキン肉マンが登場している。攻撃力はあるが、足が遅いキャラクターとしてデザインされている。必殺技は後方から相手を持ち上げ、落下する「キン肉ドライバー」。

『マッスルタッグマッチ』のリメイク作品に当たる『キン肉マンII世 ドリームタッグマッチ』ではその基本性能が向上し、「キン肉ドライバー」は前方から仕掛ける技に変更され、レベル1技に「キン肉バスター」、レベル3技に「マッスル・スパーク」が追加されている。

ファミコンジャンプ 英雄列伝』では、主人公とともに戦う16人のヒーローの1人として登場。『THE MOMOTAROH』の主人公・モモタロウの先輩という設定になっている。

キン肉マンII世 新世代超人VS伝説超人』など『キン肉マンII世』以後のゲームでは、タッグチームを組むキャラクターによっては特定のチーム名が付けられる。以下にそれを示す。

骨肉の争いコンビ以下はゲーム独自の名称である。

『キン肉マンII世 新世代超人VS伝説超人』のストーリーモードでは、伝説超人の頂点を極めた後、平和な暮らしをしていたところに新世代超人が来訪。修行をつけてほしいという彼らのためにトーナメント大会を開く。決勝戦ではテリーマンとの戦いになるかと思われたが、ボーン・コールドの妨害によりテリーマンが負傷。ボーンを倒した後、未来の超人の実力に奮起し、トレーニングに励む。

キン肉マンII世 超人聖戦史』では正悪を示す属性ゲージが最高なら仲間にできる。一定の条件を満たせば弟子入りし「キン肉バスター」を習得できる。また主人公が選んだルートにより扱いが分かれる。以下にそれを示す。

正義ルート
原作通りの展開になるため主人公の代わりに戦闘を行うパートが多い。超人オリンピックもしくはキン肉星王位争奪編にてキン肉マン以外のチームに付くと戦闘可能。
中立ルート
ほぼ原作と同様。
悪行ルート
7人の悪魔超人編における対抗戦にて悪魔超人入りした主人公と闘い負傷。後にキン肉アタルと共に立ちはだかる。

キン肉マン マッスルグランプリ』シリーズでは、キン肉マンの2Pカラー(同じキャラクター同士で対戦するための色違いキャラクター)としてキン肉族の戦闘コスチューム姿が登場。『キン肉マン マッスルグランプリ2』ではキン肉星王位争奪編の新コスチュームが追加されている。

その他

キン肉マンは元々は嶋田隆司が小学4年生の時に描いたキャラクター[78]であり、当初はシシカバ・ブーに近い造形をしていた[79]。第9回赤塚賞に漫画を応募するにあたってキン肉マンを再利用することになり、その際に中井義則と共にデザインをし直して現在のキン肉マンのビジュアルが完成した[79]

連載前の読み切り版でのキン肉マンは、ウルトラの父の愛人の子で、ウルトラ兄弟の末弟であると設定されている。後の『キン肉マン 特盛』に読み切り版が収録された際は、ウルトラシリーズの公式設定とは異なることと、円谷プロダクションの許可を得て収録した旨が明記された[80]

連載初期の『週刊少年ジャンプ』の表紙に描かれるキン肉マンは、ゆでたまごの手によらず表紙専任のイラストレーターによって描かれていた[81]。当時ゆでたまごがデビュー間もなく、カラーが描けないであろうことに編集部が配慮したもの[82]。このうち最初の3回(1979年22号、29号、39号)は顔が緑色に塗られており、現在の肌色になったのは1980年9号から。2019年に発売された学研の図鑑『キン肉マン「超人」』において、この緑色の顔は「シュラスコ族[注 8]の緑色の肌に合わせたマスク」だと解説された[84]

キン肉マンをマスク超人としたのは、嶋田隆司が新日本プロレスの道場に取材に行った際、山本小鉄に「キン肉マンって、マスクでしょ?」と聞かれたのがきっかけ。当時はマスクとの設定は無かったが、もしそうだったら面白いと逆に感心し、実際にマスク超人だったことにした。後にゆでたまごは「なぜ小鉄さんがマスクだと思ったのか、一切わからない」と話している[1]

『夢の超人タッグ編』連載中、キン肉マンの素顔を公開する名目で「衝撃!!キン肉マン覆面狩りポスター」が『週刊少年ジャンプ』の付録となったが、実際に素顔は描かれなかった[85]。後の2008年11月1日放送のテレビ番組『堂本光一PRESENTS 死ぬまでに知りたい10の事 〜知神さまのギモン評議会』内の企画で、原作の描写をもとに法廷画家が全体の顔を描き、それを作者の一人である中井義則(作者のもう一人である嶋田隆司はイメージを壊したくないとの理由で拒否)が手直しする形で公開している。

主人公だが人気投票では1位になることはなく、結果発表のたびに各人物のコメント欄に「この漫画の主人公は誰だ」[86][87]「投票をやり直せ〜っ」[88]などと書かれるのが通例になっている。

脚注

注釈

  1. ^ 原作初期は産まれたばかりの赤ん坊の時と言及されていた。
  2. ^ テリーマンはそのような境遇でも自分を蔑んだ人間たちを恨むこともなく、地球の平和を第一に考え続けたキン肉マンの気高い心根を高く評価し、それが王位争奪戦でロビンマスクがマリポーサに逆転勝利するきっかけとなった。厳密にはキン肉マンも自分に酷い仕打ちをした個々の地球人に対しては恨む気持ちも抱きはしたが、そういった心無い者たちにも得に報復などはせず、テリーマンの言う通りに地球の平和を願う気持ちも失わなかった。
  3. ^ アニメではこの時モンゴルマン、バッファローマンとの友情も一時回復する。
  4. ^ 読者がデザインしたもの。アニメでは、飛翔チーム戦開始時から着用している。色に関しては、原作では黒を基調とし、アニメでは青を基調としているが、KNマークは共通して赤。
  5. ^ a b c d e f g h i アニメのみの試合。
  6. ^ 当初はタッグマッチ形式であったが、途中で個々の対戦相手を目標と定めたため、実質は2ラウンドのシングルマッチ形式の結果となった。
  7. ^ 『キン肉マンII世』のあらすじや作中人物の回想シーンなどでは、結婚式に参加するテリーマン、ロビンマスク、バッファローマンらの姿もある。
  8. ^ キン肉星の一部族であり、肌が緑色の者が存在する[83]

出典

  1. ^ a b ゆでたまご「これがゆで流創作術!キン肉マン―運命の選択肢― 〜第2回超人オリンピック編〜」『キン肉マン 第2回超人オリンピック編』集英社〈ジャンプリミックス ワイド版〉、2005年8月6日、ISBN 978-4-08-109016-7、471-477頁
  2. ^ ゆでたまご『キン肉マン 第33巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1987年10月15日、ISBN 978-4-08-851814-5、カバー折り返し・作者コメント。
  3. ^ ゆでたまご「JC背表紙超人コレクション FILE NO.36 キン肉マン」『キン肉マン 第36巻(復刻版)』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2013年7月6日、ISBN 978-4-08-870760-0、176-177頁。
  4. ^ 東邦出版KAMINOGE』vol.85 p.51
  5. ^ TEAM MUSCLE編「謎の13:「「へのつっぱり」ってなんですか?」『キン肉マン 77の謎』32-33頁。
  6. ^ ゆでたまご(嶋田隆司、中井義則)「『キン肉マン』連載開始 〜恍惚と不安の日々〜」『生たまご ゆでたまごのキン肉マン青春録』エンターブレイン、2009年7月1日、ISBN 978-4-7577-5005-0、180頁。
  7. ^ a b ゆでたまご「敵のランタンを争奪せよ!!」『キン肉マンII世 9』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、2000年6月24日、ISBN 978-4-08-857374-8、177頁。
  8. ^ ゆでたまご「プロレス大決戦の巻」『キン肉マン 第2巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1980年5月15日、ISBN 978-4-08-851132-0、49頁。
  9. ^ ゆでたまご「ノーロープデスマッチの巻」『キン肉マン 第5巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1980年12月15日、ISBN 978-4-08-851135-1、26頁。
  10. ^ a b c d e f g h TEAM MUSCLE編「全超人ファイル 001 キン肉マン」『キン肉マン超人大全集』集英社インターナショナル、2004年7月31日、ISBN 978-4-7976-1003-1、10-13頁。
  11. ^ ゆでたまご「“虚言”の試練、再び…」『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 12』集英社〈週刊プレイボーイ・コミックス〉、2008年6月24日、ISBN 978-4-08-857480-6、35頁。
  12. ^ ゆでたまご「キン肉マン幼年編」『マッスル・リターンズ』角川書店〈角川コミックス・エース・エクストラ〉、1997年7月10日、ISBN 978-4-04-713191-0、70-72頁。
  13. ^ ゆでたまご「これがゆで流創作術!キン肉マン―運命の選択肢― 黄金のマスク編」『キン肉マン 悪魔将軍!!黄金仮面編』集英社〈ジャンプリミックス ワイド版〉、2006年6月17日、ISBN 978-4-08-109201-7、345-348頁。
  14. ^ ゆでたまご「第3章 ゆでたまごが選ぶ『キン肉マン』ベスト興業12」『ゆでたまごのリアル超人伝説』宝島社新書、2014年6月23日、ISBN 978-4-8002-2571-9、138頁。
  15. ^ ゆでたまご「超人オリンピック総集編の巻」『キン肉マン 第9巻』、181頁。
  16. ^ a b ゆでたまご「超人オリンピック総集編の巻」『キン肉マン 第9巻』、187頁。
  17. ^ TEAM MUSCLE編「全試合レコード」『キン肉マン超人大全集』、135-189頁。
  18. ^ 作者コメント『キン肉マンII世 5』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、1999年6月23日、ISBN 978-4-08-857370-0
  19. ^ ゆでたまご「番外編 超人人気投票発表!!」『キン肉マンII世 11』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、2000年11月22日、ISBN 978-4-08-857376-2、206-207頁。
  20. ^ ゆでたまご「第2回キャラクター人気投票」『キン肉マンII世 18』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、2002年6月24日、ISBN 978-4-08-857394-6、225頁。
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  22. ^ ゆでたまご「正義魂に火をつける親子の絆!!」『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 07』集英社〈週刊プレイボーイ・コミックス〉、2007年3月24日、ISBN 978-4-08-857465-3、191頁。
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  26. ^ ゆでたまご「番外編 第4回キャラクター人気投票 結果大発表!」『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 09』集英社〈週刊プレイボーイ・コミックス〉、2007年9月24日、ISBN 978-4-08-857471-4、219頁。
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  28. ^ ゆでたまご『マッスル・リターンズ』カバー折り返し・作者コメント。
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  65. ^ ゆでたまご「コピー超人…!?の巻」『キン肉マン 第9巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1982年7月15日、ISBN 978-4-08-851139-9、86頁。
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関連項目