「ベルギー国王の一覧」の版間の差分
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'''ベルギー王の一覧'''(ベルギーこくおうのいちらん)は、[[ベルギー]]が[[1830年]]10月4日に[[ネーデルラント連合王国]]からの独立を宣言して以降の、歴代[[国王|王]]の一覧である。ベルギーは[[国民的君主制]]を採用している現在唯一の国家であり、君主はその称号として「ベルギー国王」(英:King of Belgium)ではなく「'''ベルギー人の王'''」(King of the Belgians)を用いる。 |
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[[1831年]]6月4日、国民議会によって[[ザクセン=コーブルク=ゴータ公国|ザクセン=コーブルク=ゴータ公]][[エルンスト1世 (ザクセン=コーブルク=ゴータ公)|エルンスト1世]]の弟[[レオポルド1世 (ベルギー王)|レオポルト]]が王に指名された。[[ザクセン=コーブルク=ゴータ家]]は[[ヴェッティン家]]([[エルネスティン家|エルンスト系]])の分家であり、一族からは[[ブルガリア君主一覧|ブルガリア国王]][[フェルディナン |
[[1831年]]6月4日、国民議会によって[[ザクセン=コーブルク=ゴータ公国|ザクセン=コーブルク=ゴータ公]][[エルンスト1世 (ザクセン=コーブルク=ゴータ公)|エルンスト1世]]の弟[[レオポルド1世 (ベルギー王)|レオポルト]]が王に指名された。[[ザクセン=コーブルク=ゴータ家]]は[[ヴェッティン家]]([[エルネスティン家|エルンスト系]])の分家であり、一族からは[[ブルガリア君主一覧|ブルガリア国王]][[フェルディナント (ブルガリア王)|フェルディナント]]、[[ポルトガル君主一覧|ポルトガル国王]][[フェルナンド2世 (ポルトガル王)|フェルナンド2世]]、[[イギリス王室|イギリス王配]][[アルバート (ザクセン=コーブルク=ゴータ公子)|アルバート]]などを輩出している。レオポルトは同年7月21日にレオポルド1世として初代王に即位した。 |
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[[1920年]]、第3代[[アルベール1世 (ベルギー王)|アルベール1世]]は[[第一次世界大戦]]の対戦国であった[[ドイツ国]]の地名に由来する、サクス=コブール=ゴータ(ザクセン=コーブルク=ゴータ)という家名を公的に使用しないことを決めた。以後は国名を家名として用いている。[[1991年]]、憲法改正によってレオポルド1世以来の男系男子継承を廃止し、女子にも王位継承権を認めた。現在の王位継承権者は「レオポルド1世の直系、実系および、嫡出の子孫」と規定されている。 |
[[1920年]]、第3代[[アルベール1世 (ベルギー王)|アルベール1世]]は[[第一次世界大戦]]の対戦国であった[[ドイツ国]]の地名に由来する、サクス=コブール=ゴータ(ザクセン=コーブルク=ゴータ)という家名を公的に使用しないことを決めた。以後は国名を家名として用いている。[[1991年]]、憲法改正によってレオポルド1世以来の男系男子継承を廃止し、女子にも王位継承権を認めた。現在の王位継承権者は「レオポルド1世の直系、実系および、嫡出の子孫」と規定されている。 |
2021年9月17日 (金) 22:30時点における版
ベルギー王国 ベルギー人の王 | |
---|---|
Koning der Belgen (オランダ語) Roi des Belges (フランス語) König der Belgier (ドイツ語) | |
連邦 | |
王の紋章 | |
在位中のベルギー人の王 | |
2018年撮影 レオポルド勲章を佩用 | |
第7代国王フィリップ 2013年7月21日より | |
詳細 | |
敬称 | 陛下(His Majesty) |
法定推定相続人 | ブラバント女公エリザベート |
初代 | レオポルド1世 |
成立 | 1831年7月21日 |
ベルギー王の一覧(ベルギーこくおうのいちらん)は、ベルギーが1830年10月4日にネーデルラント連合王国からの独立を宣言して以降の、歴代王の一覧である。ベルギーは国民的君主制を採用している現在唯一の国家であり、君主はその称号として「ベルギー国王」(英:King of Belgium)ではなく「ベルギー人の王」(King of the Belgians)を用いる。
1831年6月4日、国民議会によってザクセン=コーブルク=ゴータ公エルンスト1世の弟レオポルトが王に指名された。ザクセン=コーブルク=ゴータ家はヴェッティン家(エルンスト系)の分家であり、一族からはブルガリア国王フェルディナント、ポルトガル国王フェルナンド2世、イギリス王配アルバートなどを輩出している。レオポルトは同年7月21日にレオポルド1世として初代王に即位した。
1920年、第3代アルベール1世は第一次世界大戦の対戦国であったドイツ国の地名に由来する、サクス=コブール=ゴータ(ザクセン=コーブルク=ゴータ)という家名を公的に使用しないことを決めた。以後は国名を家名として用いている。1991年、憲法改正によってレオポルド1世以来の男系男子継承を廃止し、女子にも王位継承権を認めた。現在の王位継承権者は「レオポルド1世の直系、実系および、嫡出の子孫」と規定されている。
歴代国王
国王 | 肖像 | 在位 | 王妃 | |
---|---|---|---|---|
1 | レオポルド1世 | 1831年7月21日 - 1865年12月10日 | ルイーズ=マリー・ドルレアン | |
2 | レオポルド2世 | 1865年12月17日 - 1909年12月17日 | マリー=アンリエット・ド・アブスブール=ロレーヌ | |
3 | アルベール1世 | 1909年12月23日 - 1934年2月17日 | エリザベート・ド・バヴィエール | |
4 | レオポルド3世 | ファイル:Leopold III of Belgium.jpg | 1934年2月23日 - 1951年7月16日 | |
5 | ボードゥアン | 1951年7月17日 - 1993年7月31日 | ファビオラ・デ・モラ・イ・アラゴン | |
6 | アルベール2世 | ファイル:Albert II.jpg | 1993年8月9日 - 2013年7月21日 | パオラ・ルッフォ・ディ・カラブリア |
7 | フィリップ | 2013年7月21日 - | マティルド・デュデケム・ダコ |
歴代摂政
摂政 | 肖像 | 在任 | 備考 |
---|---|---|---|
エラスム=ルイ・シュルレ・ド・ショキエ | 1831年2月25日 - 1831年7月20日 | 初代国王が即位するまでの摂政として、 国民議会によって任命 | |
フランドル伯 シャルル・ド・ベルジック |
1944年9月20日 - 1950年7月20日 | アルベール1世の次男、 レオポルド3世の弟。 レオポルド3世の捕囚により、 両院合同議会によって任命 |
系図
(ザクセン=コーブルク=ゴータ家) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レオポルド1世 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レオポルド2世 | (フランドル伯)フィリップ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アルベール1世 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レオポルド3世 | (フランドル伯)シャルル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ボードゥアン1世 | アルベール2世 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
フィリップ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||