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2021年10月9日 (土) 08:13時点における版

Inkscape
Inkscape 1.1
開発元 The Inkscape Team
最新版 1.3.2[1] ウィキデータを編集 - 2023年11月25日 (6か月前)
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C++gtkmmを使用)
対応OS クロスプラットフォーム
種別 ベクター画像編集ソフトウェア
ライセンス GNU GPL
公式サイト inkscape.org
テンプレートを表示

Inkscape(インクスケープ)はオープンソースで開発されているベクター画像編集ソフトウェアドローソフト)。Inkscape はXMLSVGCSS などの標準に完全に準拠したグラフィックツールとなることを目標としている。クロスプラットフォームなソフトウェアであり、LinuxOS、Unix系オペレーティングシステム (OS)、macOSWindows などで動作する。開発の主体はLinuxで行われている。

Inkscapeは2003年にベクター画像編集ソフトSodipodiからのフォークとしてスタートした。Inkscape は現状でも幅広く利用されているが、今後さらに SVG、CSSの標準への準拠を完全にしていくことが可能で、それにはSVGアニメーションの対応も含まれる。現在も活発に開発中であり、新しい機能が定期的に加えられている。

歴史

Inkscapeは、2003年にSodipodiのフォークとしてスタートした。元となったSodipodiは2004年2月のバージョン 0.34 より事実上開発が停止している[2]。さらにそのSodipodiはGill (Gnome Illustration app.[3]、Raph Levienによって書かれたドローソフト)のフォークとして1999年にスタートした。

Sodipodiの開発者であったTed Gould、Bryce Harrington、MenTaLguYが、プロジェクトの目的の差異、外部からのコントリビューションに積極的でないこと、技術的な意見の差異などから、2003年にSodipodiから分かれてInkscapeプロジェクトを立ち上げた。彼らはSVGの完全準拠を目的にすることにした。

開発はトップダウン方式ではなく、多くの開発者が平等かつ活発に参加する方式を取っている。このような方式であるために多くの新規開発者が加わった。SodipodiはGIMPに似たControlled Single Document Interface (CSDI) を採用していたが、開発者の一人のBulia Byakは、現在のInkscapeのユーザインタフェースのアーキテクチャを作成した。

Inkscapeは元のSodipodiのコードに対して数多くの変更が加えられている。例えば、開発言語をCからC++に変えたこと、GTKベースからそのC++バインディングであるgtkmmベースに変えたこと、ユーザインタフェースをデザインしなおして改善したこと、そのほか数多くの新機能を追加したことなどである。

関連書籍

  • 「無料で使えるベクターグラフィック Inkscapeスタートブック」(羽石相  (著)、 秀和システム 、2012年3月20日)
  • 「できるクリエイター Inkscape独習ナビ Windows&Mac対応 できるクリエイターシリーズ」(大西すみこ (著), 小笠原種高  (著), 羽石 相 (著), インプレス 、2016年9月26日)
  • 「すぐに作れる ずっと使える Inkscapeのすべてが身に付く本」(飯塚 将弘 (著)、 技術評論社 、2019年6月17日)

脚注

関連項目

外部リンク