コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「Mozilla Firefox」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m 外部リンクの修正 http:// -> https:// (web.archive.org) (Botによる編集)
Cewbot (会話 | 投稿記録)
15行目: 15行目:
* [[macOS]] ([[OS X Mavericks]]以降)
* [[macOS]] ([[OS X Mavericks]]以降)
* [[Linux]]
* [[Linux]]
* [[iOS (Apple)|iOS]] (11.4以降)<ref>{{cite web|url=https://itunes.apple.com/jp/app/apple-store/id989804926?mt=8|title=互換性|publisher=Apple|accessdate=2017-02-06}}</ref>
* [[iOS]] (11.4以降)<ref>{{cite web|url=https://itunes.apple.com/jp/app/apple-store/id989804926?mt=8|title=互換性|publisher=Apple|accessdate=2017-02-06}}</ref>
* [[Android (オペレーティングシステム)|Android]] (5.0以降)
* [[Android (オペレーティングシステム)|Android]] (5.0以降)
* [[Firefox OS]]<ref>{{cite web|url=https://www.mozilla.jp/firefox/53.0.0/system-requirements/|title=Firefox システム要件|publisher=Mozilla Japan|accessdate=2017-04-20}}</ref><ref>{{cite web|url=https://support.mozilla.org/en-US/kb/will-firefox-work-my-mobile-device|title=Will Firefox work on my mobile device?|publisher=mozilla.org|language=英語|accessdate=2013-06-13}}</ref>
* [[Firefox OS]]<ref>{{cite web|url=https://www.mozilla.jp/firefox/53.0.0/system-requirements/|title=Firefox システム要件|publisher=Mozilla Japan|accessdate=2017-04-20}}</ref><ref>{{cite web|url=https://support.mozilla.org/en-US/kb/will-firefox-work-my-mobile-device|title=Will Firefox work on my mobile device?|publisher=mozilla.org|language=英語|accessdate=2013-06-13}}</ref>
33行目: 33行目:
'''Mozilla Firefox'''('''モジラ・ファイアーフォックス'''<ref>{{Cite web |date=2004-11-10 |url=http://e-words.jp/w/Firefox.html |title=Firefox(ファイアーフォックス)とは - IT用語辞典 |publisher=[[インセプト]] |accessdate=2017-10-07}}</ref>)は、[[Mozilla Foundation]]およびその傘下の[[Mozilla Corporation]]によって開発されている[[フリーソフトウェア|フリー]]かつ[[オープンソース]]の[[ウェブブラウザ]]である<ref name="LWNtrademark">{{cite web |url=https://lwn.net/Articles/118268/|title=Debian and Mozilla ? a study in trademarks |publisher=[[LWN.net]] |accessdate=2011-09-14}}</ref>。単に'''Firefox'''と呼称されるほか、{{lang|en|fire}}および{{lang|en|fox}}の和訳から'''火狐'''とも呼称される。
'''Mozilla Firefox'''('''モジラ・ファイアーフォックス'''<ref>{{Cite web |date=2004-11-10 |url=http://e-words.jp/w/Firefox.html |title=Firefox(ファイアーフォックス)とは - IT用語辞典 |publisher=[[インセプト]] |accessdate=2017-10-07}}</ref>)は、[[Mozilla Foundation]]およびその傘下の[[Mozilla Corporation]]によって開発されている[[フリーソフトウェア|フリー]]かつ[[オープンソース]]の[[ウェブブラウザ]]である<ref name="LWNtrademark">{{cite web |url=https://lwn.net/Articles/118268/|title=Debian and Mozilla ? a study in trademarks |publisher=[[LWN.net]] |accessdate=2011-09-14}}</ref>。単に'''Firefox'''と呼称されるほか、{{lang|en|fire}}および{{lang|en|fox}}の和訳から'''火狐'''とも呼称される。


マルチプラットフォームに対応しており[[Windows]]、[[macOS]]、[[Linux]]で動作する。スマートフォンなどのモバイルデバイス ([[Android (オペレーティングシステム)|Android]]/[[iOS (Apple)|iOS]]) には[[Firefox for Mobile]]が利用可能である。
マルチプラットフォームに対応しており[[Windows]]、[[macOS]]、[[Linux]]で動作する。スマートフォンなどのモバイルデバイス ([[Android (オペレーティングシステム)|Android]]/[[iOS]]) には[[Firefox for Mobile]]が利用可能である。


2004年にバージョン1がリリースされ<ref>{{cite news|url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/technology/3993959.stm|title=Firefox browser takes on Microsoft|newspaper=BBC NEWS|publisher=BBC|date=2004-11-09|accessdate=2021-01-27|language=en-GB}}</ref>、大きなシェアを獲得することに成功した<ref>{{Cite news|url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/4508897.stm|title=The assault on software giant Microsoft|newspaper=BBC NEWS|publisher=BBC|date=2005-05-09|accessdate=2019-06-26}}</ref>。
2004年にバージョン1がリリースされ<ref>{{cite news|url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/technology/3993959.stm|title=Firefox browser takes on Microsoft|newspaper=BBC NEWS|publisher=BBC|date=2004-11-09|accessdate=2021-01-27|language=en-GB}}</ref>、大きなシェアを獲得することに成功した<ref>{{Cite news|url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/4508897.stm|title=The assault on software giant Microsoft|newspaper=BBC NEWS|publisher=BBC|date=2005-05-09|accessdate=2019-06-26}}</ref>。

2021年11月10日 (水) 01:39時点における版

Mozilla Firefox
Arch Linux 上のFirefox 89
開発元 Mozilla Foundation, Mozilla Corporationならびにコミュニティ
初版 2002年9月23日 (22年前) (2002-09-23)
最新版
通常版
133.0[1] ウィキデータを編集 / 2024年11月26日 (26日前)
ESR
128.5.0esr[2] ウィキデータを編集 / 2024年11月26日 (26日前)
最新評価版
Beta & Developer Edition
134.0b9[3] ウィキデータを編集 / 2024年12月11日 (11日前)
Nightly
135.0a1[4] ウィキデータを編集 / 2024年11月25日 (27日前)
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C++C言語Rust[5]アセンブリ言語ほか。UIのためにJavaScript (およびHTMLCSS)
使用エンジン
対応OS
プラットフォーム クロスプラットフォーム
対応言語 79 言語(89か国)
サポート状況 開発中
種別 ウェブブラウザ
ライセンス MPL 2.0[9]
公式サイト www.mozilla.org/firefox/new/
テンプレートを表示

Mozilla Firefoxモジラ・ファイアーフォックス[10])は、Mozilla Foundationおよびその傘下のMozilla Corporationによって開発されているフリーかつオープンソースウェブブラウザである[11]。単にFirefoxと呼称されるほか、fireおよびfoxの和訳から火狐とも呼称される。

マルチプラットフォームに対応しておりWindowsmacOSLinuxで動作する。スマートフォンなどのモバイルデバイス (Android/iOS) にはFirefox for Mobileが利用可能である。

2004年にバージョン1がリリースされ[12]、大きなシェアを獲得することに成功した[13]

特徴

スピード

Servoテクノロジーが用いられたGeckoレンダリングエンジンを搭載している。ベンチマーク結果はGoogle Chromeと同等であった[14]。またマルチコア、マルチスレッドに対応している[15]

リソース(メモリ)の効率的な使用

Google Chromeよりもリソースの消費量が少なく[16]、より多くのコンピュータで動作する。

プライバシー

Mozillaはプライバシーを重視し[17]、そのための機能が用意されている。プライベートブラウジング機能によりトラッキングを防止し、ユーザーのプライバシーを強力に保護することができる。

高いカスタマイズ性

アドオン(拡張機能)をインストールすることで機能を追加することができる。例えばuBlock Originなどをインストールすることで悪質な広告をブロックし、より安全にブラウジングを行うことができる。特にAndroid端末においては標準ブラウザであるChromeがアドオンに非対応なので、Firefoxはアドオンが使える貴重なブラウザである。但し後述のFirefox 57以降、従来程のカスタマイズ性は失われた。

ウェブ標準への準拠

Firefoxは、HTMLXMLXHTMLSVG 1.1 (一部)[18]CSSJavaScriptDOMMathMLDTDXSLTXPath, アルファ合成を含むPNGなど、多くのウェブ標準をサポートしている[19]

オープンソース

ソースコードが公開されているため透明性が確保されている。そのためバグは迅速に発見され、また修正される。

非営利組織による開発

営利企業であるGoogleAppleとは異なり、Mozillaは非営利組織であるため、利益ではなくユーザーのためのソフトウェアである[20]

市場シェア

StatCounterによるウェブブラウザの利用シェア (2020年9月)[21]

StatCounterによれば、2009年12月の時点でFirefoxのすべてのバージョン合計で32%のシェアを占めていた。バージョン別ではFirefox 3.5がInternet Explorerの諸バージョンを抑え最も利用者が多かった[22]。その後、Net Applicationsのデータによると、2016年9月の時点でFirefoxのパソコン向けブラウザのシェアは9.2%にまで低下したが、2017年9月には12.9%に回復している[23]

2018年6月現在のシェアは世界全体で10%程である[24]


リリースサイクル

MozillaFirefox 4のリリース以降、Googleの開発しているGoogle Chromeのようにラピッドリリースを行うと発表した。そのため、セキュリティアップデートや脆弱性の修正といったマイナーなアップデートはFirefox 4で終了する。Firefox 4の13週間後の2011年6月21日(米国時間)にFirefox 5がリリースされた。Firefox 5から6の間は例外的に8週間だが、Firefox 6以降は基本6週間ごとに最新版がリリースされ、2011年中にはFirefox 9までアップデートされた[25]。2013年はFirefox 26まで、2014年はFirefox 34まで、2015年はFirefox 43までリリースされた。 2016年より6〜8週間の間隔での休日に合わせた不規則なリリーススケジュールとなり、2019年後半からは4週間毎のリリースとなっている。 また、88から89の間と89から90の間は例外的に6週間を要している。

ラピッドリリース移行後、以下の5種類のエディションがリリースされるようになった[26][27][28]。下の物ほど不安定で更新頻度が高く、Firefox Beta(ベータ版)では正式版の次のバージョン、Aurora(アルファ2版)ではベータ版のさらに次のバージョン、Nightly(アルファ1版)ではそのさらに次のバージョンが開発されている。Firefox Betaは原則毎週更新、Aurora及びNightlyは原則毎日更新。開発中の新機能の追加は主にアルファ版で行われ、ベータ版では基本的にアルファ版で加えられた変更へ安定性や互換性の修正が行われる。2014年11月10日より、AuroraからDeveloper Editionに名称が変更された[29][30]。また、2017年3月31日にFirefox 54を最後にAuroraを廃止する旨を発表している[31]

このラピッドリリースの開始に伴い、企業や自治体などでのブラウザサポートに不安が生じていることから、延長サポート版となるESR(Extended Support Release) が用意されることになった。最初のESRFirefox 10 となり、以後正式版リリース8回ごと(バージョン17、24…)にESRがリリースされる。ESRはリリースから54週間(約12か月半)のサポートが行われる。その間、通常リリースと同様に6週間毎に修正版のリリースが行われる。バージョンナンバーは XX.0.Y(XXがメジャーバージョン、Yがリビジョン番号、0から8)となる。ESRが用意されるのはWindows版、Mac版、Linux版のみ。詳細はESRのダウンロードを参照。

  1. Firefox ESR(延長サポート版)
  2. Firefox(正式版)
  3. Firefox Beta(ベータ版)
  4. Firefox Developer Edition(アルファ2版)
  5. Nightly(アルファ1版)

システム要件

Firefoxのソースコード自体は、様々なプラットフォーム向けにコンパイル可能である。しかし、公式に配布されているバイナリは以下のプラットフォーム向けに限られている。

推奨システム要件[32][33]
Windows Linux デスクトップ macOS Android[34] iOS
CPU Pentium 4およびそれ以降のSSE2対応プロセッサ Apple M1 / Intel プロセッサ ARM
(ARMv6は2015年以降サポートされない[35]
Apple Aシリーズ
メモリ 512 MB 384 MB ?
ハードディスクの空き容量 200 MB 50 MB ?
OS 7 (デスクトップ)
Server 2008 R2 (サーバ)
およびそれ以降
以下のライブラリまたはパッケージを含むもの
最低限
推奨
macOS 10.9以降 5.0以降[34] 11.4およびそれ以降[36]

Android版においては、幅 320 ピクセル×高さ 240 ピクセル以上の画面が必要である[34]

OSのバージョンごとのサポート

以下は2020年8月現在でのサポート状況である。

OS 利用可能な最新のFirefoxのバージョン サポート状況
Windows 7およびそれ以降、Server 2008 R2およびそれ以降 現行バージョン:87.0 (x64)[32] 2015–
サポート中:78.9.0esr (x64)[33]
現行バージョン:87.0 (IA-32) 2009–
サポート中:78.9.0esr (IA-32)
XP, Vista, Server 2003, Server 2008 サポート終了:52.9.0esr (IA-32)[37] 2004–2018
2000 サポート終了:10.0.12esr 2004–2013
サポート終了:12.0[38] 2004–2012
NT 4 (IA-32), 98, ME サポート終了:2.0.0.20 2004–2008
95 サポート終了:1.5.0.12 2004–2007
macOS 10.12およびそれ以降 現行バージョン:87.0[32] 2016–
サポート中:78.9.0esr[33]
10.910.11 サポート中:78.9.0esr[33][39] 2013–
10.610.8 サポート終了:45.9.0esr[40] 2009–2017
サポート終了:47.0.1[41] 2009–2016
10.5 (IA-32,x64) サポート終了:10.0.12esr 2007–2013
サポート終了:16.0.2[42] 2007–2012
10.4 (IA-32,PPC)–10.5 (PPC) サポート終了:3.6.28[43][44] 2005–2012
10.210.3 サポート終了:2.0.0.20 2004–2008
10.010.1 サポート終了:1.0.8 2004–2006
Linux desktop 現行バージョン:87.0 (x64)[32] 2011–
サポート中:78.9.0esr (x64)[33]
現行バージョン:87.0 (IA-32) 2004–
サポート中:78.9.0esr (IA-32)
凡例
サポート終了
サポート中
現行バージョン
最新プレビュー版
将来のリリース

CPU アーキテクチャ

2015年11月現在、Linux、macOSおよびWindows向けにFirefoxの64ビットビルドが提供されている[45][46]

  • Linux: Firefox 4以降、Linux向けにはtier 1として64ビット版ビルドが公式に提供されている[45][47][48][49]SUSE LinuxRed Hat LinuxUbuntuでは、Mozillaによる公式サポートに先駆けてベンダーによって64ビット版ビルドが提供されていた[50][51][52]
  • macOS: Firefox 4以降、macOS向けの公式ビルドはUniversal Binaryであり、32ビット版と64ビット版が同梱されている。ブラウザプロセスは64ビット、プラグインプロセスは32ビットで動作しており、64ビットに未対応のプラグインを利用することが可能である[53]
  • Windows: 32ビット版ビルドのFirefoxは、32ビット版、64ビット版いずれのWindows上でも利用可能である[32]。2014年10月時点では、プラグインの対応状況やそのほかの問題のため、リリース版、Beta、Auroraでは32ビット版ビルドのみが提供されており[45]、Nightlyでのみ64ビット版ビルドが提供されていた[54][55]。2012年にWindows向け64ビット版ビルドの提供を取りやめる意向を表明したが[56]、後に撤回された[57]。2015年4月、Beta版のバージョン38[58]においてWindows向けの64ビット版ビルドが利用可能となった。2015年11月にリリースされたバージョン42より、Windows向けの64ビルドが正式に利用可能となったが、Adobe Flash Playerを除くNPAPIプラグインを利用することはできない[59]

非公式ビルド

以下のプラットフォームにはMozillaによる公式ビルドは提供されていないが、有志によって非公式ビルドが提供されている。


歴史

1998年

当時、Netscapeが9割近くのシェアを持っていたが、マイクロソフトInternet Explorerが無料でかつMicrosoft Windowsにバンドルされていたために、凄まじい勢いでシェアを獲得しつつあった。

そのような背景の中で1998年1月22日、ネットスケープNetscape Communicator 5.0のソースコードを公開し、オープンソース化することを発表[70]。1998年2月23日、ネットスケープが公開するオープンソースコードを共同開発するためにmozilla.orgが立ち上げられた。 そして1998年3月31日、Netscape Communicator 5.0のソースコードが公開された[71][72]

2002-2003年

Mozilla Application Suiteではなくスタンドアロンのブラウザを求めたMozillaのコミュニティによって、「Phoenix」が開発された。

オープンソースとして開発されたMozillaスイートは、Netscape Communicatorと同様にウェブブラウザ機能やメール・ニュース機能、ウェブページ作成機能など多くの機能を含んだインターネットアプリケーションスイートであったが、動作が重くソースコードも複雑であった。 そこで2002年中頃から、Mozillaスイートも開発を継続しながら、ウェブブラウザ部分 (Mozilla Firefox) とメール・ニュース部分 (Mozilla Thunderbird) を個別に開発することになった。

この戦略には、Appleが2003年1月に開発を発表したウェブブラウザ、SafariMozilla Organizationの開発しているGeckoではなく、KDEプロジェクトが開発しているレンダリングエンジンKHTMLを採用したことが同じく絡んでいるとされる[73]。「軽量・高速性」への需要は、アプリケーションスイートとして開発されていたMozillaには満たせないものであった。

そのようにして誕生した軽量なブラウザはPhoenixと名付けられ、2002年9月にリリースされた最初のバージョン0.1から0.5まで用いられた。しかし、この名称はPhoenix Technologies社の商標権を侵害することが判明したため、変更せざるを得ない状況に追い込まれた。

こうして次項にも述べられる名称、Firebirdという名称が採用されることとなった。プロダクト名としてのPhoenixは放棄されるも、開発ロードマップ上は、継続的にPhoenixという名称が使用された。

ユーザからどのような名称がよいかなどを投票で集め、かつ商標権に抵触しない名称を考慮した結果にFirebirdという新名称が決定した。しかしこの名称が新たな問題を引き起こしてしまうこととなる。Firebirdという名前が、Mozillaと同じくオープンソースで開発されている関係データベースプロジェクトの名称であることが判明し、同データベースFirebirdプロジェクトからMozilla Organizationに攻撃的な形で強い苦情があった。これを受けてMozilla OrganizationMozilla Brandingというブランディング戦略を発表した。

Mozilla Brandingで述べられていたことは次のようなものである。

  • Mozillaプロジェクトはメインで開発しているMozillaを1.4まで開発する。その後はFirebirdおよび同じくMozilla派生のスタンドアロンメーラ、Thunderbirdをメインに開発していく。
  • 開発体制がシフトしたあとは、Firebird/ThunderbirdはそれぞれMozilla Browser/Mozilla Mailと名称を変えて開発していく。
  • それまでの措置としてFirebird/ThunderbirdMozilla Firebird/Mozilla Thunderbirdと呼ぶ。

このブランディング戦略によりデータベースFirebirdプロジェクトとの名称問題は沈静化した。2003年5月には、Firebirdとして初のリリースとなる0.6が登場した。

その後、Firefox 1.0系列のプロダクトは、Mozilla 1.7系列の基盤に即すものとする方針となった。

ブランド戦略により、Firebirdという名前は一時的なものとなった。しかしMozilla 1.4がリリースされた後も依然としてMozilla Browserという名称変更が行われる気配がなかった。Firebirdの完成度がメインプロダクトとして機能するほど充分な状態になかったことが原因であったが、さらにFirebirdという名称が使われ続ける原因となるMozilla Foundationの設立である。

2003年5月末に起こったAOLマイクロソフトの和解により、AOL傘下のネットスケープとマイクロソフト間で起こっていた反トラスト法訴訟などがすべて取り下げられた。また同時に、Internet Explorerを数年に渡りロイヤリティフリーで使うという契約を結んだことにより、ブラウザを提供するネットスケープの存在価値が危ういものとなった。これはネットスケープのコードベースにもなっているMozillaの存在価値をも揺るがす問題であった。こうした事態を受けて 2003年7月、Mozilla OrganizationAOLから資金提供を受け、Mozillaの開発を支援する団体であるMozilla Foundationを設立した。

Mozilla Foundationの設立により、ネットスケープ社が担っていた「エンドユーザへのソフトウェア提供及びサポート」という目標がMozilla Foundationにも覆い被さることとなった。それまでネットスケープ社がリリースしたもののサポートを含め、Mozilla FoundationMozillaをその後もリリースしていかざるを得ない状況となってしまった。これにより4月に発表されたブランドにおける「Mozilla Firebird/Thunderbirdへの開発体制移行」が閉ざされてしまうこととなった。

これにより、一時的とされていたFirebirdという名称を使い続けることに対する懸念が生まれた。そのため同年11月頃から開発チームが新たな名称への変更をするための動きが水面下で行われた。商標に関するトラブルはもちろん、他のプロジェクトで使われている名称との衝突を避けるため、念入りにリサーチが行われた結果、Mozilla Firefoxという名称がこのブラウザの正式名称となることが決定した。名称の由来はレッサーパンダ (Red Panda) の別名からきている[74]

2004年

バージョン1がリリースされ、それから9か月間で6000万回ダウンロードされるという成功をおさめ、初めてInternet Explorer 6の牙城を崩したブラウザとなった[75]

2014年

Googleとの契約が終了し資金面で苦戦。Firefox OSへの注力やWindows 8版の開発中止、共同創設者Brendan Eichの政治献金問題など混乱する[76]

2017年

Firefox 57がリリースされた。これはFirefox Quantumというブランドネームが付けられた大型アップデートとして位置づけられた。

XULが廃止され、WebExtensionsに移行した。これらはFirefoxのパフォーマンス、安定性、セキュリティを向上させるために行われているが、Firefoxの特徴であった拡張性は制限されることになる[77]。また、これにより旧来のアドオンが使用不可能となり、ユーザーから大きな反発を招いた。WebExtensionsへの移行は、ブラウザの動作をシングルスレッドからマルチスレッドに移行してGeckoのレンダリングエンジンをServoに更新することで動作の高速化を図ること、内部のXUL/XPCOMコンポーネントをアドオンが直接操作することで起きる様々な問題の解消などの目的があった。特にブラウザの設計上の問題でアドオンは内部のXUL/XPCOMコンポーネントを直接操作せざるを得ず、そのため特定のアドオンを入れるとブラウザの動作が重くなってしまったり、アドオンの組み合わせによって相性問題が生じたり、Adobe Flash Playerアドオンのようにアドオンの不具合によりブラウザのクラッシュを引き起したり、コンテンツの改ざんが可能であったり、開発の進展によりコンポーネントの内部の仕様変更とアドオンのための下位互換性の確保との両立がかなりの負担になっていたり、コンポーネントの下位互換性の確保が不十分であったことによりアドオンが動かなくなる事態が頻発していたなどの問題があった[78]。Frederic LardinoisはTechCrunchにて、Firefox Quantumに対し「Firefoxにもう一回チャンスを与えるべきときだ」と記し、Chromeと比べて大幅に良いとは言えないながらも、対抗できるだけの性能を備えたことを評価している[79]窓の杜の記事では、旧式のアドオンが使えなくなるなどの問題はあるが、Firefox Quantumが成し遂げたパフォーマンスの向上はその欠点を補って余りあるとしている[80]Webdesigner Depotの記事では、Firefox QuantumはChromeよりも高速であり、Mozillaの「前年比2倍」の表現さえ控えめなものだとしている[81]。また、Digg.comによる2015年製のMacBook Airを用いたテストでは、Firefox QuantumはChromeより消費メモリが40%少なかったとしている[82]

従来のアドオンで使われていたものと同等の機能を備えるWebExtensions APIが少なかったこともあり、カスタマイズ性・アドオンの機能低下を嫌ったユーザのFirefox離れが進み、各種調査でもそれ以前と比べてFirefoxのシェアが大きく落ちてしまった[83][84]

ライセンス

Firefoxのソースコードはフリーソフトウェアで使われるライセンスのひとつであるMozilla Public License(MPL)を採用している。Firefoxのソースコードを利用して開発された派生のソフトウェアには後期のNetscapeや、IceweaselSongbirdなどがある。

当初はMPL単独のライセンスとして提供してきたが、フリーソフトウェア財団MPLについて派生物の作成に制約が課せられているなど、コピーレフトの要素が弱いとして批判した[85]。そこでMozillaMPL/GPL/LGPLのトリプルライセンスで提供し、利用者はいずれかを選択して利用するということでFirefoxのコピーレフトの要素を強めた。

2012年1月3日にMPLをバージョン2.0に改定し、GPLなどのコピーレフトなライセンスとの互換性を強化させた[86]。これを受けて2012年6月5日にリリースされたFirefox 13から再びMPLの単独ライセンスとして提供されている[87]

トレードマークとロゴ問題

非公式のバイナリに使われるロゴ

Mozilla Firefox」とオフィシャルロゴは登録商標であり、 特定の条件の下でのみ使用が許可される。Firefoxの名前とブランドを使ったオフィシャル・バイナリは、改変を加えなければ誰でも配布することができるが、ソースに変更を行った場合制限が課される[88]。このような一部のディストリビューションに「Firefox」の商標を使わせない方針は論争を呼ぶことになった。この論争についてMozilla FoundationCEOであるミチェル・ベイカー (Mitchell Baker) は2007年のインタビューで「ソースコードを改変しない場合は自由にFirefox商標を使用できる。Mozilla Foundationの狙いはFirefoxのユーザエクスペリエンスを確固たるものにしたいということだけだ」と述べている[89]

Firefoxのソースコードはオフィシャル以外のビルドが作成できるようにブランドの有無が切り替えられるようになっている。ソースコードを改変した派生版や、アルファ版・ベータ版のリリースに使われる。ブランドを付けないビルドでは、自由に配布できる代替ロゴと、元になったFirefoxのバージョンに対応する名前が付けられる。Firefox 1.5/2.0/3.0の派生版はそれぞれDeer Park/Bon Echo/Gran Paradisoと呼ばれている。

コミュニティ版用の例外を除いては、Firefoxの名前をつけた派生版はソースコードの変更に関してMozillaからの許可が必要であり、またその場合も 全ての ブランディングを適用しなければならない。例えば、オフィシャルロゴは使わずにFirefoxの名前だけを使うといったことはできない。Debianは2006年にDebianフリーソフトウェアガイドラインの制約から、Firefoxのオフィシャルロゴを使わないと決定したが、Mozilla FoundationDebianFirefoxにおいてロゴのみの変更は認められず、商標ガイドラインを遵守しオフィシャルロゴを使うか、Firefoxの名前を使わないか選択しなければならないと伝えた[90]。 結局、DebianはこのFirefoxIceweaselという名前に変更し、独自のロゴをつけることになった。


マーケティング

Mozilla Japanは狐をモチーフとした公認のマスコット「フォクすけ」をプロモーションに使用しており、Firefox 3公開時には日本では「今度のキツネは爆速だぜ」というコピーを含んだ広告を山手線中央線内で流した[91]

表記・略称など

Firefoxは「FireFox」「FireFOX」「FIREFOX」「Fire fox」「Fire Fox」などと表記されることがあるが、正式にはこれらは全て誤表記である。また、日本のみならず英語圏などでも「FF」と略記されることがあるが、バージョン1のリリースノートでは略称として「Fx」あるいは「fx」が推奨されていた[92]。ただし、バージョン2以降のリリースノートではこの記述が削除されている。日本中国のユーザー間において「火狐」や「狐」と称されることもある。


脚注

出典

  1. ^ "Firefox 133.0, See All New Features, Updates and Fixes"; 閲覧日: 2024年11月26日; 作品または名前の言語: 英語; 出版日: 2024年11月26日.
  2. ^ "Firefox ESR 128.5.0, See All New Features, Updates and Fixes"; 閲覧日: 2024年11月26日; 作品または名前の言語: 英語; 出版日: 2024年11月26日.
  3. ^ "Index of /pub/firefox/releases/134.0b9/"; 閲覧日: 2024年12月12日; 作品または名前の言語: 英語; 出版日: 2024年12月11日.
  4. ^ "Firefox Nightly 135.0a1, See All New Features, Updates and Fixes"; 閲覧日: 2024年11月26日; 作品または名前の言語: 英語; 出版日: 2024年11月25日.
  5. ^ Yegulalp, Serdar (February 3, 2017). “Mozilla binds Firefox's fate to the Rust language”. InfoWorld. August 19, 2017閲覧。
  6. ^ 互換性”. Apple. 2017年2月6日閲覧。
  7. ^ Firefox システム要件”. Mozilla Japan. 2017年4月20日閲覧。
  8. ^ Will Firefox work on my mobile device?” (英語). mozilla.org. 2013年6月13日閲覧。
  9. ^ ライセンスと商標”. Mozilla Japan. 2012年8月25日閲覧。 “Firefox や Thunderbird など(中略)実行可能なソフトウェアバイナリは、Mozilla Public License (MPL) の条件の下で公開されています。”
  10. ^ Firefox(ファイアーフォックス)とは - IT用語辞典”. インセプト (2004年11月10日). 2017年10月7日閲覧。
  11. ^ Debian and Mozilla ? a study in trademarks”. LWN.net. 2011年9月14日閲覧。
  12. ^ “Firefox browser takes on Microsoft” (英語). BBC NEWS (BBC). (2004年11月9日). http://news.bbc.co.uk/2/hi/technology/3993959.stm 2021年1月27日閲覧。 
  13. ^ “The assault on software giant Microsoft”. BBC NEWS (BBC). (2005年5月9日). http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/4508897.stm 2019年6月26日閲覧。 
  14. ^ 「Firefox Quantum」は「Chrome」を超える?--性能をベンチマーク対決”. CNET Japan (2017年11月21日). 2019年6月26日閲覧。
  15. ^ Mozilla幹部に聞いた「Firefox Quantum」は何がすごい?”. マイナビニュース (2017年11月7日). 2019年6月26日閲覧。
  16. ^ Google Chrome vs Firefox Quantum for Windows 10” (英語). The Windows Club (2018年11月29日). 2019年6月26日閲覧。
  17. ^ Mozilla幹部に聞いた「Firefox Quantum」は何がすごい?”. マイナビニュース (2017年11月7日). 2019年6月26日閲覧。
  18. ^ SVG in Firefox - MDC”. 2008年2月8日閲覧。
  19. ^ Gecko FAQ - MDC”. 2008年2月8日閲覧。
  20. ^ 利益ではなく、人々のためのインターネット”. Mozilla. 2019年6月28日閲覧。
  21. ^ Browser Market Share Worldwide | StatCounter Global Stats”. 2020年9月23日閲覧。
  22. ^ Firefox 3.5 is world's most popular browser, StatCounter says, Nick Eaton. seattlepi blogs. December 21, 2009. Retrieved December 22, 2009.
  23. ^ Keizer, Gregg (2017年10月10日). “Firefox、Windows XPとVistaのサポートを2018年6月で終了へ”. Computerworld. 2017年10月13日閲覧。
  24. ^ Firefoxのブラウザシェア率ついに10%切る Chromeとどこで差がついたのか?, (June 8, 2018), https://www.excite.co.jp/News/smadan/E1528446978507/ 
  25. ^ Firefox 9の主な新機能を紹介します
  26. ^ Mozilla Firefox: Development Specifics
  27. ^ 次世代ブラウザFirefox -プレビューリリース
  28. ^ Firefox Nightly Builds
  29. ^ "Version 35.0a2, first offered to Firefox Developer Edition users on November 10, 2014" Firefox — Aurora Notes (35.0a2) — Mozilla” (2014年11月10日). 2014年11月21日閲覧。
  30. ^ Bug 1072181 - Investigate tweaking aurora for developers”. 2014年11月21日閲覧。
  31. ^ Project Dawn or the end of Aurora” (2017年3月31日). 2017年5月23日閲覧。
  32. ^ a b c d e Firefox 87.0 System Requirements”. Mozilla. 2021年4月10日閲覧。
  33. ^ a b c d e Firefox ESR 78.9.0 System Requirements”. Mozilla. 2021年4月10日閲覧。
  34. ^ a b c Firefox ブラウザー: 高速、プライベート、安全なウェブブラウザー”. Google Play. Google. 2020年10月20日閲覧。
  35. ^ Firefox が動作するモバイル端末”. 2014年10月11日閲覧。
  36. ^ 「Firefox ウェブブラウザー」をApp Storeで”. App Store. Apple. 2020年10月20日閲覧。
  37. ^ Update on Firefox Support for Windows XP and Vista”. Future Releases. Mozilla Foundation (23 December 2016). 2018年2月14日閲覧。
  38. ^ Keybl, Alex. “Upcoming Firefox Support Changes”. Firefox Future Releases Blog. December 10, 2017閲覧。
  39. ^ Update on Firefox Support for macOS 10.9, 10.10 and 10.11”. 2020年7月1日閲覧。
  40. ^ Firefox - 45.9.0 System Requirements”. mozilla.org. Mozilla Foundation (April 19, 2017). 2018年2月14日閲覧。
  41. ^ Protalinski, Emil (April 29, 2016). “Mozilla will retire Firefox support for OS X 10.6, 10.7, and 10.8 in August 2016”. VentureBeat. 2018年2月14日閲覧。
  42. ^ Mozilla Firefox 16 System Requirements”. mozilla.org. Mozilla Foundation. 2018年2月14日閲覧。
  43. ^ Mozilla Firefox 4 System Requirements”. mozilla.org. Mozilla Foundation. March 24, 2011閲覧。
  44. ^ Mozilla Firefox 3.6 System Requirements”. techappsmedia (July 10, 2016). 2018年2月14日閲覧。
  45. ^ a b c Supported build configurations”. Mozilla Developer Network. Mozilla (2013年3月4日). 2014年10月11日閲覧。
  46. ^ Mozilla FTP directory for Firefox releases”. Mozilla. 2015年11月4日閲覧。
  47. ^ Proposed changes to supported build configurations (tiers)”. 2014年10月11日閲覧。
  48. ^ Mozilla FTP directory for 64-bit Linux builds of Firefox 4”. Mozilla. 2014年10月11日閲覧。
  49. ^ Expose x86_64 Linux builds on the download pages”. Bugzilla. Mozilla. 2014年10月11日閲覧。
  50. ^ FTP directory for Mozilla Firefox 13.0.1 nightly build candidates”. Mozilla. 2012年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年10月11日閲覧。
  51. ^ 10.04 firefox 3.6 JIT not active on x86_64”. 2014年10月11日閲覧。
  52. ^ Zbarsky, Boris. “Re: Requirements for being called Firefox 4”. mozilla.dev.planning. Google Groups. 2014年10月11日閲覧。
  53. ^ Aas, Josh (November 10, 2010). “Firefox 4 for Mac OS X: Under the Hood”. Boom Swagger Boom. WordPress. 2014年10月11日閲覧。
  54. ^ First sighting of Firefox 64bit builds on Window64”. oduinn.com (2010年5月28日). 2014年10月11日閲覧。
  55. ^ Bug 471090 –[meta] Windows x64 build tracking bug”. Bugzilla. Mozilla (2008年12月24日). 2014年10月11日閲覧。
  56. ^ Bug 814009 - Disable windows 64 builds for now”. Bugzilla. bugzilla.mozilla.org. 2014年10月11日閲覧。
  57. ^ “Mozilla backpedals on Firefox 64-bit for Windows, will keep nightly builds coming after all”. (2012年12月22日). http://thenextweb.com/apps/2012/12/22/mozilla-backpedals-on-firefox-64-bit-for-windows-will-keep-nightly-builds-coming-after-all/ 2014年10月11日閲覧。 
  58. ^ Web ブラウザ Mozilla Firefox — 各国語版の Firefox Beta をダウンロード — Mozilla”. 2015年4月8日閲覧。
  59. ^ Use the Java plugin to view interactive content on websites”. Mozilla. 2015年11月4日閲覧。
  60. ^ FreeBSD port of Firefox”. 2014年10月11日閲覧。
  61. ^ NetBSD binary package of Firefox 24
  62. ^ OpenBSD port of Firefox”. 2014年12月23日閲覧。
  63. ^ Source package of Firefox 3.6.15
  64. ^ Firefox/Thunderbird Web Browsers for HP-UX 11i” (Requires HP Passport Sign-in). Hewlett-Packard. 2014年10月11日閲覧。
  65. ^ “Firefox on RISC OS”. Slashdot (Geeknet). (June 20, 2005-06-20). http://tech.slashdot.org/story/05/06/20/196213/Firefox-on-RISC-OS 2014年10月11日閲覧. "Ian Chamberlain writes: "RISC OS users have crowed for years about the intuitiveness of their operating system's GUI. But that vaunted usability is of little utility in this modern world without a modern web browser to go with it. So you'll understand the importance of the RISC OS Firefox port released today."" 
  66. ^ Williams, Chris (2005年5月20日). “Firefox first beta published”. Drobe. 2014年10月11日閲覧。 “The first public beta version of the RISC OS Firefox port is now available for download.”
  67. ^ New release of RISC OS Firefox available”. Drobe (2008年2月22日). 2014年10月11日閲覧。 “new version of the RISC OS Firefox 2 web browser port has been released today for punters to download. Release 3 has been significantly bug-fixed and uses the latest source code from the mainstream Firefox project.”
  68. ^ Riscos: RISC OS Software Using Firefox”. Riscos. 2014年10月11日閲覧。
  69. ^ Johnathan Nightingale (2014年3月14日). “Update on Metro”. 201410-11閲覧。
  70. ^ ネットスケープ社が「Netscape Navigator」の無償配布開始”. INTERNET Watch (1998年1月23日). 2012年9月5日閲覧。
  71. ^ Mozilla Links日本語版Mozillaの10年』
  72. ^ [http://mozillazine.jp/?p=520mozillaZine『10年前の今日、Netscape社がNetscape Communicatorのソースコードを公開すると発表』]
  73. ^ Baker, Mitchell. “Browser Innovation, Gecko and the Mozilla Project”. Mozilla. 2011年7月11日閲覧。
  74. ^ Steven Garrity et al, "What's a Firefox?" in "Mozilla Firefox - Brand Name FAQ," 2004.原文(英文)和文
  75. ^ “Business ? The assault on software giant Microsoft”. BBC. http://news.bbc.co.uk/1/hi/business/4508897.stm 
  76. ^ 実は2014年に終結していた?--ブラウザ戦争の現状をおさらい ZDnet
  77. ^ 有名拡張機能や「Cyberfox」が終了 ~「Firefox」のレガシー排除といかに向き合うか”. 窓の杜 (2017年3月13日). 2017年9月15日閲覧。
  78. ^ Why Did Mozilla Remove XUL Add-ons?”. David Teller (2020年8月20日).
  79. ^ Lardinois, Frederic (2017年9月30日). “Firefoxにもう一度チャンスを与えるべきときが来た…v57はMozillaの最高の自信作”. TechCrunch Japan. 2017年9月30日閲覧。
  80. ^ 樽井秀人 (2017年11月15日). “「Firefox Quantum」が正式公開 ~6カ月前と比べて2倍以上に高速化、新UIも導入”. 窓の杜. 2017年11月16日閲覧。
  81. ^ MacDonnell, Paddi (2017年11月17日). “Is Firefox Quantum Really Any Good?”. Webdesigner Depot. 2017年11月26日閲覧。
  82. ^ Fallon, Dan (2017年11月14日). “You Should Really Try The New Version Of Firefox”. Digg.com. 2017年11月26日閲覧。
  83. ^ 佐藤尚 (2018年6月8日). “Firefoxのブラウザシェア率ついに10%切る Chromeとどこで差がついたのか?”. エキサイトニュース.
  84. ^ AnkushDas (2021年8月4日). “Firefox Lost Almost 50 million Users: Here's Why It is Concerning”. It's FOSS News.
  85. ^ さまざまなライセンスとそれらについての解説 - GNU プロジェクト - フリーソフトウェア財団 (FSF) - GPLと矛盾するフリーソフトウェアライセンス - Mozilla 公衆利用許諾契約書 (Mozilla Public License) (MPL)”. 2012年8月25日閲覧。
  86. ^ Mozilla、Mozilla Public License(MPL)を10年ぶりにアップデート - SourceForge.JP Magazine” (2012年1月16日). 2012年8月25日閲覧。
  87. ^ Firefox 13 released -- now using SPDY by default” (英語). The H Open Source. 2012年8月25日閲覧。
  88. ^ Mozilla Trademark Policy”. mozilla.org. 2007年1月30日閲覧。
  89. ^ [Warne] (2007年5月7日). “The stoush over Linux distributions using the Firefox trademark”. APC Magazine. ACP Magazines Ltd. 2008年1月18日閲覧。
  90. ^ Debian Bug report logs - #354622: Uses Mozilla Firefox trademark without permission”. Debian.org. 2007年1月30日閲覧。
  91. ^ Mozilla Japan- 特集記事 - グランプリ受賞のユニットが Firefox 3の 15 秒 CM に挑戦! ~パンタグラフさんの映像作りの舞台裏を紹介~”. Mozilla Japan. 2010年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年8月27日閲覧。
  92. ^ Mozilla Firefox 1.5.0.12 リリースノート”. Mozilla Japan. 2008年8月30日閲覧。

関連項目

外部リンク