コンテンツにスキップ

「レイフォース」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
Cewbot (会話 | 投稿記録)
5行目: 5行目:
| Genre = [[シューティングゲーム|縦スクロールシューティング]]
| Genre = [[シューティングゲーム|縦スクロールシューティング]]
| Plat = [[アーケードゲーム|アーケード]] (AC){{Collapsible list |title = 対応機種一覧 |1 =
| Plat = [[アーケードゲーム|アーケード]] (AC){{Collapsible list |title = 対応機種一覧 |1 =
[[セガサターン]] (SS)<br />[[Microsoft Windows|Windows]] (Win)<br />[[iOS (Apple)|iOS]]<br />[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]}}
[[セガサターン]] (SS)<br />[[Microsoft Windows|Windows]] (Win)<br />[[iOS]]<br />[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]}}
| Dev = タイトー熊谷研究所
| Dev = タイトー熊谷研究所
| Pub = [[タイトー]]
| Pub = [[タイトー]]
44行目: 44行目:
同社による『レイシリーズ』の第1作目。自機である「X-RAY」を操作し、暴走して人類無差別殺戮を行っているAIシステム「Con-Human」を破壊する事を目的としている。ゲーム中に文字を使用せず(各面開始時に面数と面タイトル表示を除く)演出のみでストーリー展開する事が特徴。開発はタイトー熊谷研究所が行い、プロデューサーは『[[アラビアンマジック]]』([[1992年]])を手掛けた阿部幸雄、音楽は[[カプコン]]のアーケードゲーム『[[戦場の狼]]』([[1985年]])や『[[大魔界村]]』([[1988年]])を手掛けた[[河本圭代]]が担当している。
同社による『レイシリーズ』の第1作目。自機である「X-RAY」を操作し、暴走して人類無差別殺戮を行っているAIシステム「Con-Human」を破壊する事を目的としている。ゲーム中に文字を使用せず(各面開始時に面数と面タイトル表示を除く)演出のみでストーリー展開する事が特徴。開発はタイトー熊谷研究所が行い、プロデューサーは『[[アラビアンマジック]]』([[1992年]])を手掛けた阿部幸雄、音楽は[[カプコン]]のアーケードゲーム『[[戦場の狼]]』([[1985年]])や『[[大魔界村]]』([[1988年]])を手掛けた[[河本圭代]]が担当している。


後に日本では『'''レイヤーセクション'''』、欧米では『''Galactic Attack''』 のタイトルで[[1995年]]に[[セガサターン]]に移植された他、[[1997年]]に『'''レイヤーセクション'''』のタイトルで[[Microsoft Windows|Windows]]に移植された。アーケード版『'''レイフォース'''』としては[[PlayStation 2]]用ソフト『[[タイトーメモリーズ|タイトーメモリーズII 上巻]]』([[2007年]])にて初めて移植され、[[2012年]]に[[iOS (Apple)|iOS]]、[[2017年]]に[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]に移植された。
後に日本では『'''レイヤーセクション'''』、欧米では『''Galactic Attack''』 のタイトルで[[1995年]]に[[セガサターン]]に移植された他、[[1997年]]に『'''レイヤーセクション'''』のタイトルで[[Microsoft Windows|Windows]]に移植された。アーケード版『'''レイフォース'''』としては[[PlayStation 2]]用ソフト『[[タイトーメモリーズ|タイトーメモリーズII 上巻]]』([[2007年]])にて初めて移植され、[[2012年]]に[[iOS]]、[[2017年]]に[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]に移植された。


アーケード版はゲーム誌『[[ゲーメスト]]』の企画「第8回[[ゲーメスト大賞]]」(1994年度)において大賞5位を獲得し、セガサターン版はゲーム誌『[[ファミ通|ファミコン通信]]』の「[[クロスレビュー]]」にてゴールド殿堂を獲得した。後に続編となるアーケードゲーム『[[レイストーム]]』([[1996年]])が稼働された。
アーケード版はゲーム誌『[[ゲーメスト]]』の企画「第8回[[ゲーメスト大賞]]」(1994年度)において大賞5位を獲得し、セガサターン版はゲーム誌『[[ファミ通|ファミコン通信]]』の「[[クロスレビュー]]」にてゴールド殿堂を獲得した。後に続編となるアーケードゲーム『[[レイストーム]]』([[1996年]])が稼働された。
230行目: 230行目:
! レイフォース
! レイフォース
| {{vgrelease new|JP|2012-01-13}}
| {{vgrelease new|JP|2012-01-13}}
| [[iPhone]]<br />([[iOS (Apple)|iOS]])
| [[iPhone]]<br />([[iOS]])
| タイトー
| タイトー
| タイトー
| タイトー

2021年11月10日 (水) 01:51時点における版

レイフォース
ジャンル 縦スクロールシューティング
対応機種 アーケード (AC)
開発元 タイトー熊谷研究所
発売元 タイトー
プロデューサー 阿部幸雄
ディレクター 阿部幸雄
中村辰男
デザイナー 中村辰男
阿部幸雄
山下智久
プログラマー 中村辰男
征矢野伸二
谷口晃
樫野正雄
大山功
音楽 河本圭代
美術 加藤秀幸
山下智久
磯部孝幸
杉谷伸二郎
鯨井洋代
野口泰弘
シリーズ レイシリーズ
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 業務用基板
(11.50メガバイト
稼働時期 AC
日本 1994021994年2月
アメリカ合衆国 1994年
ヨーロッパ 1994年
対象年齢 日本 CEROA(全年齢対象)
アメリカ合衆国 ESRBE(6歳以上)
ヨーロッパ PEGI3
オーストラリア OFLC: G(General)
デバイス 8方向レバー
パドルコントローラ
4ボタン
システム基板 F3システム
CPU 68EC020 (@ 16 MHz)
サウンド MC68000 (@ 16 MHz)
ES5505 (@ 15.238 MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
縦モニター
320×224ピクセル
58.97Hz
パレット8192色
テンプレートを表示

レイフォース』 (RAY FORCE) は、日本のタイトーから発売され、1994年2月に稼働開始されたアーケード縦スクロールシューティングゲーム。欧州では『Gunlock』のタイトルで稼働された。

同社による『レイシリーズ』の第1作目。自機である「X-RAY」を操作し、暴走して人類無差別殺戮を行っているAIシステム「Con-Human」を破壊する事を目的としている。ゲーム中に文字を使用せず(各面開始時に面数と面タイトル表示を除く)演出のみでストーリー展開する事が特徴。開発はタイトー熊谷研究所が行い、プロデューサーは『アラビアンマジック』(1992年)を手掛けた阿部幸雄、音楽はカプコンのアーケードゲーム『戦場の狼』(1985年)や『大魔界村』(1988年)を手掛けた河本圭代が担当している。

後に日本では『レイヤーセクション』、欧米では『Galactic Attack』 のタイトルで1995年セガサターンに移植された他、1997年に『レイヤーセクション』のタイトルでWindowsに移植された。アーケード版『レイフォース』としてはPlayStation 2用ソフト『タイトーメモリーズII 上巻』(2007年)にて初めて移植され、2012年iOS2017年Androidに移植された。

アーケード版はゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第8回ゲーメスト大賞」(1994年度)において大賞5位を獲得し、セガサターン版はゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」にてゴールド殿堂を獲得した。後に続編となるアーケードゲーム『レイストーム』(1996年)が稼働された。

ゲーム内容

システム

8方向レバーとショット、ロックオンレーザー用の2つのボタンで自機「X-LAY」を操作し、アイテムを取ることでショットの威力強化やロックオンレーザーの同時発射数の増加をしながらステージを進める。全7面×1周。

「ロックオンマーカー」と呼ばれる自機前方に表示されている照準を低高度の敵機に合わせることでロックオンし、その状態でボタンを押すことで自動追尾するレーザーを発射、攻撃する。最大で8発まで同時に射て、耐久力のある敵には重ねてロックオンできる。なお、2人同時プレイ時は2人合わせて8発である。なお、ロックオンはレーザーを撃たないでいると4秒後または標的が画面外に出ることで自動的に解除される。

一度に多くの敵機をロックオンレーザーで破壊することで、レーザー1発で破壊できる敵の得点に倍率がかかる。このため、高得点を狙うにはロックオン順序、ロックオンレーザーの発射タイミングのパターン化が必須であり、そのパターン構築が本作の醍醐味の1つとなっている。逆に、高得点を狙わず、効率的な敵の破壊に重点を置いた攻略をすることで、難易度を相対的に低下させることも可能である。

ロックオンレーザーはそれぞれ性能が異なるものの、後に制作された『レイストーム』『レイクライシス』にも採用されている。

また、本作のゲームシステムは同社の「マスターオブウェポン」からの至大な差し響きを受け入れていた。該当のゲームの「ガイド」「ピアシング」「レーザー」「ワイド」が「ロックオン」で全部繋がられた。ここのストーリーに述べられた「con-human」も「ゴッドシステム」からの差し響きだ。開発に属したプログラマーのお宅もその事実をツイーターに是認していた。

アイテム

本作で出現するアイテムは、以下の3種類である。いずれも、特定の敵機を破壊することで出現する。

パワーアップ
正四面体形をした赤色のアイテムで、これを3つ取得することで自機のメインショットが1段階パワーアップする。
スーパーパワーアップ
上記パワーアップアイテムが黄色になったもの。1つ取得するだけで自機のメインショットが1段階パワーアップする。
レーザー
緑色で「L」の字が描かれたカプセル状のアイテム。これを取得するとロックオンレーザーの同時発射数が1つ増加する。

設定

ストーリー

本作は、ステージ構成のみでそのストーリーを表している。「防衛艦隊を突破して宇宙からかつての母星である敵本星に降下、地下都市最深部にあるマザーコンピュータの破壊を目指す」という物語が、文字や音声を使わず、ゲーム開始から終了まで絶え間なく続くステージの流れで表現されている。

そのエンディングが悲劇的なもので、同社がかつて制作した『ガンフロンティア』(1991年)や『メタルブラック』(1991年)に複数のエンディングが存在していたこともあり、本作にも、最終ステージの行動によって別パターンのエンディングが存在するのではないかという噂が流れていた。これについては、開発者がゲーム誌上で公式に否定している。

ステージ構成

ステージ構成と各ステージBGMのタイトルは以下の通り。

舞台 ステージタイトル BGM 中ボス ボス ボスBGM
AREA 1 敵本星リング状小惑星帯 RED POWER TO PIERCE THROUGH PENETRATION デュアルランス AGGRESIVENESS
AREA 2 敵本星衛星軌道 THE GRAVITY OF BLUE SIDE G アーマースケイル
ポセイドン
ギラソル
AREA 3 敵本星上空 THE PHANTASM OF SILVER VISION アスラ ギガ
AREA 4 敵本星地表付近 THE FISSURE OF CONSCIOUSNESS CRACKING! G.P.M.S.-2
AREA 5 敵本星地下都市 TOWARD THE DARKNESS INTO DARKNESS オーディン ATROCITY
AREA 6 敵本星地下深奥部 THE END OF DEEP LAYER MÖBIUS ファランクス ダイナモ
AREA 7 敵本星中心核 RELEASING INFINITELY THE PLOT THICKENS
QUARTZ
テンタクル コンヒューマン THE FATES
DOOMSDAY

移植版

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考 出典
1 日本 レイヤーセクション
アメリカ合衆国 Galactic Attack
ヨーロッパ Galactic Attack
日本 199509141995年9月14日
アメリカ合衆国 1995121995年12月
ヨーロッパ 1996021996年2月
セガサターン ビング 日本 タイトー
アメリカ合衆国 アクレイム
ヨーロッパ アクレイム
CD-ROM 日本 T-1101G
アメリカ合衆国 T-8116H
ヨーロッパ T-8116H-50
2 レイヤーセクション 日本 1997年
ヨーロッパ 1997年
Windows 日本 ゲームバンク
ヨーロッパ Big Bang Software
日本 ゲームバンク
ヨーロッパ Rainbow Arts
CD-ROM -
3 サタコレ
レイヤーセクション
日本 199704251997年4月25日
セガサターン ビング タイトー CD-ROM T-1112G 廉価版
4 PCゲームBestシリーズ Vol.5
レイヤーセクション
日本 199906111999年6月11日
Windows サイバーフロント サイバーフロント CD-ROM - 廉価版
5 Ultra Series レイヤーセクション 日本 200301172003年1月17日
Windows メディアカイト メディアカイト CD-ROM - 廉価版
6 タイトーメモリーズII 上巻 日本 200701252007年1月25日
PlayStation 2 タイトー タイトー DVD-ROM SLPM-66649 アーケード版の移植
7 Taito Legends 2 オーストラリア 200603302006年3月30日
ヨーロッパ 200603312006年3月31日
アメリカ合衆国 200705162007年5月16日
PlayStation 2
Xbox
Windows
タイトー
Empire Interactive
Atomic Planet
ヨーロッパ Empire Interactive
アメリカ合衆国 Destineer
DVD-ROM - アーケード版の移植
8 レイフォース 日本 201201132012年1月13日
iPhone
(iOS)
タイトー タイトー ダウンロード - アーケード版の移植 [1][2][3]
9 タイトークラシックス
レイフォース
日本 201705312017年5月31日
Android
iOS
タイトー タイトー ダウンロード - アーケード版の移植 [4][5]
セガサターン版
  • タイトルは開発時の仮タイトルだった『レイヤーセクション』 (LAYER SECTION) に変更された。これは、国内に同名のゲームメーカーであるレイ・フォースが存在しており、名称の重複を防ぐための措置だったとされる。BGMはアーケード音源ではなくCD音源のモノラル再生。家庭用のテレビサイズに合わせるために敵出現配置などが変更されている。また、アーケード版の構成も再現した、アーケード版準拠の縦画面表示の「アーケードモード」も搭載している。北米及び欧州では『Galactic Attack』のタイトルでアクレイム・エンタテインメントより発売された。
Windows版
  • タイトルは『レイヤーセクション』。開発・販売はゲームバンクで、1999年にはサイバーフロントより再発売されている。画面レイアウトが大幅に変更されており、また一部演出が省略されている。
PlayStation2番
  • タイトーメモリーズII 上巻』に収録。『レイフォース』名義での初移植。エミュレーションによる移植の為グラフィックを含めゲーム内容はほぼ完全移植だが、操作遅延が大きくアーケード版と同等のプレイ感覚は再現不可能になっている。オプション設定で、アーケード版と同様の縦画面で出力できる。
iOS版
  • アーケード版音源を収録している。タッチ操作でも操作しやすいよう移動速度が調整され、一部敵キャラクターの色やエフェクトなどが変更された「Remix MODE」を搭載。iPod Touchでは処理落ち・コマ落ちしやすい。2017年5月31日には大型アップデートが行われ、iPadでの全画面表示やゲームコントローラーの対応、土屋昇平によるAREA 1のBGMの新アレンジの収録が行われた。

音楽

以下のサウンドトラックが発売されている。

RAYFORCE
1994年サイトロンレーベルより発売。サウンドトラック。サイトロン2000シリーズ第1弾で開発用機材からマルチトラックでレコーディングされたため、基板オリジナル音源とは異なる。資料集として、ビジュアルアートと『MISSION DATA FILE』が付属。
RAYFORCE RUBBING BEAT
1997年、ズンタタレコードより発売。アレンジサウンドトラック。
Ray'z PREMIUM BOX -BEYOND-
2005年、ズンタタレコードより発売。レイフォース(基板オリジナル音源とCD音源)、レイストーム、レイクライシスのシリーズ3作品のBGMを収めたオリジナルサウンドトラック。特典映像を収録したDVDを同梱。
レイフォース オリジナルサウンドトラック -PCB Version-
2009年、iTunes Storeにて配信。基板オリジナル音源。
Ray'z Music Chronology
2017年10月12日、ズンタタレコードより発売[6]。レイフォース、レイストーム、レイクライシスのシリーズ3作品の基板オリジナル音源、サウンドトラック音源、アレンジアルバム「RAYFORCE RUBBING BEAT」「RAYSTORM NEU TANZ MIX」「RAYCRISIS rayons de l'Air」の音源および新アレンジや未音源化曲などを収めたオリジナルサウンドトラック。ブックレットが付属している。

スタッフ

  • プロデューサー:阿部幸雄
  • ディレクター:阿部幸雄、中村辰男
  • ゲーム・デザイン:中村辰男、阿部幸雄、山下智久
  • ソフトウェア:中村辰男、征矢野伸二、谷口晃、樫野正雄、大山功
  • キャラクター・グラフィック:加藤秀幸、山下智久、磯部孝幸、杉谷伸二郎、鯨井洋代、野口泰弘
  • スクリーン・グラフィック:加藤秀幸、V.A.P、PEACOCK
  • 音楽:河本圭代 (ZUNTATA)
  • 効果音:河本圭代 (ZUNTATA)、中西宗博 (ZUNTATA)
  • サウンド・ディレクション:殿村裕誠 (ZUNTATA)
  • デザイン・ワーク:うめずきょうこ
  • ハードウェア:金岡勝美
  • スペシャル・サンクス:永田喜久、岩崎雄二、松本俊明、仙波隆綱、堀崇真、VG TOKYO LAB.、VG OSAKA LAB.、オール熊谷スタッフ

反響

メインショットが一種類のみでボンバーなどの緊急回避動作がないなど、時代に逆行したデザインの作品ながら、全国のゲームセンターにおいてロングランヒットを記録した。しかし、当時のゲームセンターは対戦格闘ゲームが中心に設置されており、基板自体の出回りは今一つだった。

本作のヒットを受け、『R-GEAR』というタイトルで続編が開発されていた。本作と同じくF3システム基板を使用し、基本的なゲームシステムはそのままで新しいロックオンレーザーを搭載した新機体が追加されていた。しかし開発途中でプラットフォームがPlayStation互換のFXシステム基板に変更されたため、R-GEARとしての開発は放棄され、タイトルも『レイストーム』に変更された。レイストームのR-GRAY2は、この時の新機体のアイデアが流用されている。

評価

評価
レビュー結果
媒体結果
Computer and Video Games86% (SS)[7]
ファミ通32/40点 (SS)[8]
(ゴールド殿堂)
GameFan87.3% (SS)[7]
GamePro4/5点 (SS)[7]
Next Generation3/5stars (SS)[9]
SATURN FAN24.3/30点 (SS)[10]
Maximum3/5stars (SS)[11]
Sega Saturn Magazine79% (SS)[12]
Mean Machines75% (SS)[7]
受賞
媒体受賞
第8回ゲーメスト大賞大賞 5位[13]
ベストシューティング賞 2位[13]
ベスト演出賞 4位[13]
ベストグラフィック賞 8位[13]
ベストVGM賞 5位[13]
編集部特別賞
SATURN FAN評価
項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 3.9 4.0 4.2 4.2 4.2 3.8 24.3
アーケード版
ゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第8回ゲーメスト大賞」(1994年度)において、読者投票により大賞5位、ベストシューティング賞2位、ベスト演出賞4位、ベストグラフィック賞8位、ベストVGM賞5位、編集部特別賞を獲得した[13]ゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』(1998年)では『名作・秀作・天才的タイトル』と認定された「ザ・ベストゲーム」に選定され、同書にてライターのMW岩井は本作の特徴はロックオンレーザーのシステムにあると指摘し、ロックオンの対象が自機と同じ高度の敵や空中物に対しても有効である事を挙げ、また複数の敵に同時ロックオンした後にレーザー照射する事で全ての敵を一掃可能な黄色のレーザーに関して「美しい軌跡を描いて放たれる」と肯定的に評価した[14]。また、一度のレーザーでより多くの敵を撃墜する事で得られるボーナス点の存在により、本作のスコアアタックが「過去に類を見ないほどにシビアになっていった」と述べている[14]
セガサターン版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」において、8・9・7・8の合計32点(満40点)でゴールド殿堂を獲得[8]、『SATURN FAN』において右記の通り24.3点(満30点)で高評価となった[10]
『ファミコン通信』の「クロスレビュー」において、レビュアーからは移植度に関して称賛する意見が多数挙げられ、浜村通信は本作が完全移植であると断言し、奥行きのあるグラフィックやレーザーで敵を一掃する爽快感などを肯定的に評価、羽田隆之はアーケード版と若干異なる箇所が存在する事を指摘しつつも、アーケード版の攻略法が使用可能な事に触れ「移植って言葉がふさわしい」と称賛し9点を与え、ローリング内沢は移植度の高さを肯定的に評価した[15]。また浜村と内沢は当時シューティングゲームで高評価の作品が無かった事に触れた上で、本作が久しぶりに登場した良作であると評価した他、羽田と内沢は縦画面モードがある点に関して高く評価した[15]。一方で渡辺美紀は、敵をロックオンして一掃するシステムが「最高に気持ちいい」と述べつつも、敵を逃すと弾幕によって敵の弾と自機の弾の判別が不可能であるとして難易度の高さを否定的に評価した[15]

脚注

  1. ^ 『RAYFORCE』がiOSで配信スタート あのロックオンレーザーにしびれた人集合~!”. ファミ通App. KADOKAWA (2012年1月13日). 2021年7月18日閲覧。
  2. ^ 石田賀津男 (2012年1月13日). “タイトー、iPhone/iPod touch「RAYFORCE」配信開始。AC版を忠実に再現する多彩なモードを搭載”. GAME Watch. インプレス. 2021年7月18日閲覧。
  3. ^ Chihiro (2012年1月13日). “iPhone/iPod Touch版「RAYFORCE」が本日配信。「ロックオンレーザー」で敵を一掃し,ハイスコアの更新を目指せ”. 4Gamer.net. Aetas. 2021年7月18日閲覧。
  4. ^ 今藤祐馬 (2017年5月31日). “「TAITO CLASSICS」にAndroid版「RAYFORCE」登場!”. GAME Watch. インプレス. 2021年7月18日閲覧。
  5. ^ 楽器 (2017年5月31日). “TAITO CLASSICSの第2弾「RAYFORCE(レイフォース)」のAndroid版が配信。「タイムギャル」の未公開マル秘資料も公開”. 4Gamer.net. Aetas. 2021年7月18日閲覧。
  6. ^ ででお (2017年7月13日). “『Ray’z Music Chronology』発売決定記念! BETTA FLASHのふたりにインタビュー”. ファミ通.com. KADOKAWA. 2021年7月18日閲覧。
  7. ^ a b c d Galactic Attack for SEGA Saturn (1995)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2021年7月18日閲覧。
  8. ^ a b レイヤーセクション まとめ [セガサターン]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2021年7月18日閲覧。
  9. ^ “Galactic Attack”. Next Generation (Imagine Media) (15): 81–82. (March 1996). 
  10. ^ a b 超絶 大技林 1998, p. 813.
  11. ^ “Maximum Reviews: Galactic Attack”. Maximum: The Video Game Magazine (Emap International Limited) (3): 144. (January 1996). 
  12. ^ Automatic, Rad (January 1996). “Review: Galactic Attack”. Sega Saturn Magazine (Emap International Limited) (3): 82–83. 
  13. ^ a b c d e f ザ・ベストゲーム2 1998, p. 11- 「ゲーメスト大賞11年史」より
  14. ^ a b ザ・ベストゲーム2 1998, p. 81- 「ザ・ベストゲーム」より
  15. ^ a b c クロスレビュー 2005, p. 58.

参考文献

  • 「GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史」『ゲーメスト』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、11, 81頁、ISBN 9784881994290 
  • 「超絶 大技林 '98年春版」『PlayStation Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、813頁、ASIN B00J16900U 
  • 「6月16日増刊号特別付録 クロスレビュー優良ソフトパーフェクトカタログ 上巻」『ファミ通』6月16日増刊号、エンターブレイン、2005年6月16日、58頁。 

関連項目

外部リンク