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「ポルピュリオーン」の版間の差分

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* [[アポロドーロス]]『ギリシア神話』[[高津春繁]]訳、[[岩波文庫]](1953年)
* [[アポロドーロス]]『ギリシア神話』[[高津春繁]]訳、[[岩波文庫]](1953年)
* [[アリストパネス]]『[[鳥 (アリストパネス)|鳥]]』[[呉茂一]]訳、岩波文庫(1944年)
* [[アリストパネス]]『[[鳥 (アリストパネス)|鳥]]』[[呉茂一]]訳、岩波文庫(1944年)
* [[パウサニアス]]『ギリシア記』飯尾都人訳、龍溪書舎(1991年)
* [[パウサニアス (地理学者)|パウサニアス]]『ギリシア記』飯尾都人訳、龍溪書舎(1991年)
* 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、[[岩波書店]](1960年)
* 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、[[岩波書店]](1960年)



2021年11月15日 (月) 10:57時点における版

ペルガモンの大祭壇英語版に描かれた巨人ポルピュリオーンとゼウスとの戦い。ベルリンペルガモン博物館

ポルピュリオーン古希: Πορφυρίων, Porphyriōn)は、ギリシア神話巨人、あるいは人物。長母音を省略してポルピュリオンとも表記される。


ポルピュリオーンΠορφυρίων, Porphyriōn)は、ギリシア神話の巨人族、ギガースの1人である。ポルピュリオーンはアルキュオネウスと並んで特に強大な力を持っていた[3]

ギガントマキアーのさいには、ポルピュリオーンはオリュンポスの神々を苦しめたので[4]ゼウスは奸計を用いた。すなわちポルピュリオーンがヘーラーヘーラクレースと戦ったときに、ゼウスはポルピュリオーンの心をヘーラーへの欲情で満たした。このためポルピュリオーンはヘーラーに夢中になり、襲いかかってヘーラーの衣服を裂いた。ヘーラーは叫んで助けを呼んだが、このすきにゼウスはポルピュリオーンに雷を投げつけ、ヘーラクレースは矢を射て討ち果たした[5]

なお、ポルピュリオーンはアプロディーテーに討たれたとも[6]アポローンに討たれたともいわれる[7]

脚注

  1. ^ パウサニアス、1巻14・7。
  2. ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、p.131b。
  3. ^ アポロドーロス、1巻6・1。
  4. ^ アリストパネース『鳥』1252。
  5. ^ アポロドーロス、1巻6・2。
  6. ^ ジョルジュ・ドゥヴルーen)『女性と神話』新評論、p.59。
  7. ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、p.268b。

参考文献