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「菅公学生服」の版間の差分

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== マーケティング ==
== マーケティング ==
戦後は子供の数が増えたこともあって学生服の需要が増加し、業績を拡大した。[[1960年代]]は[[ホーロー看板]]による広告を全国的に展開しており、地方では現在でも「菅公学生服」「ボリショイ菅公{{efn|当時、初来日して人気を集めていた[[ボリショイサーカス]]にあやかって名付けられた。}}」などの看板が残存していることがある。[[1970年代]]になると[[コマーシャルメッセージ|テレビCM]]を積極的に展開し[[桜田淳子]]ら、その時代の人気アイドルをCMキャラクターとして起用する([[サンミュージック]]系の歌手が多い)。近年のCMでは[[2004年]]には[[榮倉奈々]]、[[2006年]]には[[美山加恋]]が、[[2008年]]からの最新のCMには[[志田未来]]が起用されている。また、CMの[[バックグラウンドミュージック|BGM]]には[[水樹奈々]]や[[少年カミカゼ]]の歌が使われている。
戦後は子供の数が増えたこともあって学生服の需要が増加し、業績を拡大した。[[1960年代]]は[[ホーロー看板]]による広告を全国的に展開しており、地方では現在でも「菅公学生服」「ボリショイ菅公{{efn|当時、初来日して人気を集めていた[[ボリショイサーカス]]にあやかって名付けられた。}}」などの看板が残存していることがある。[[1970年代]]になると[[コマーシャルメッセージ|テレビCM]]を積極的に展開し[[桜田淳子]]ら、その時代の人気アイドルをCMキャラクターとして起用する([[サンミュージック]]系の歌手が多い)。近年のCMでは[[2004年]]には[[榮倉奈々]]、[[2006年]]には[[美山加恋]]が、[[2008年]]からの最新のCMには[[志田未来]]が起用されている。また、CMの[[背景音楽|BGM]]には[[水樹奈々]]や[[少年カミカゼ]]の歌が使われている。


テレビCMは、主に夕方のドラマ再放送枠にスポットCMの形で流されることが多かった。CMキャラクターが出演する映像が流された後に「菅公学生服のお求めは〜」と、各局ごとに放送エリア内に所在する取扱店の店名を画面に表示しながら読み上げた([[1990年代]]中期頃まで続いた)。
テレビCMは、主に夕方のドラマ再放送枠にスポットCMの形で流されることが多かった。CMキャラクターが出演する映像が流された後に「菅公学生服のお求めは〜」と、各局ごとに放送エリア内に所在する取扱店の店名を画面に表示しながら読み上げた([[1990年代]]中期頃まで続いた)。

2021年11月23日 (火) 09:23時点における版

菅公学生服株式会社
KANKO Company, Limited
本社が入居するリットシティビル
本社が入居するリットシティビル
種類 株式会社
略称 KANKO
本社所在地 日本の旗 日本
700-0024
岡山県岡山市北区駅元町15番1号
リットシティビル5階
設立 1929年
業種 繊維製品
法人番号 1260001012752
事業内容 学校制服・体操服など各種衣料の製造・販売
代表者 代表取締役社長 尾﨑茂
資本金 1億(2009年3月現在)
売上高 348億1800万円
(2016年度グループ連結)
従業員数 2,842名(グループ全体)
決算期 7月末日
主要子会社 エクセル株式会社
シーユーピー株式会社
Catch株式会社
菅公教育サポート株式会社
関係する人物 尾崎邦蔵(創業者)
外部リンク https://kanko-gakuseifuku.co.jp/
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菅公学生服株式会社(かんこうがくせいふく)は、岡山県岡山市北区に本社を置く、学生服体操服など学生向け衣料の製造販売を行う日本の企業。

概要

カンコー(菅公)学生服」のブランド名でその名を広く知られている、学校制服・学校体育衣料業界第1位のメーカーである。明石スクールユニフォームカンパニー(富士ヨット学生服)、瀧本(スクールタイガー学生服)、トンボ(トンボ学生服)とともに、学生衣料製造の大手4社に数えられる。販売拠点は全国に60箇所。自社工場は岡山県倉敷市児島鳥取県米子市宮崎県都城市鹿児島県志布志市の4箇所を基幹工場とし、各衛星工場群を有する。他に、上海にも自社工場を有する。

創業は、安政元年(1854年)で、2019年現在で165年の歴史があり、スクールウェア、スポーツウェアなど各種衣料の製造販売を行っている。主力ブランドの「カンコー(菅公)学生服」は、学問の神として親しまれている「原道真」にちなんで名付けられた。他にも、JUNKO KOSHINO、ELLE、MICHEL KLEIN、Reebok、phitenなどのライセンスブランドの制服・体育衣料がある。

(財)日本中学校体育連盟推薦企業、(財)全国高等学校体育連盟協賛企業。インターハイ協賛企業。

マーケティング

戦後は子供の数が増えたこともあって学生服の需要が増加し、業績を拡大した。1960年代ホーロー看板による広告を全国的に展開しており、地方では現在でも「菅公学生服」「ボリショイ菅公[注釈 1]」などの看板が残存していることがある。1970年代になるとテレビCMを積極的に展開し桜田淳子ら、その時代の人気アイドルをCMキャラクターとして起用する(サンミュージック系の歌手が多い)。近年のCMでは2004年には榮倉奈々2006年には美山加恋が、2008年からの最新のCMには志田未来が起用されている。また、CMのBGMには水樹奈々少年カミカゼの歌が使われている。

テレビCMは、主に夕方のドラマ再放送枠にスポットCMの形で流されることが多かった。CMキャラクターが出演する映像が流された後に「菅公学生服のお求めは〜」と、各局ごとに放送エリア内に所在する取扱店の店名を画面に表示しながら読み上げた(1990年代中期頃まで続いた)。

沿革

創業者の尾崎邦蔵が、1854年備前国児島郡田ノ口村(現在の倉敷市児島田の口)に綿糸の卸業を創業。大正時代から学生服の大量生産を開始し、1929年に尾崎商事株式会社に改組。2005年に本社機能を岡山市(JR岡山駅西口のリットシティビル内)へ移転した。

年表

主な取り扱いブランド

CMに起用されたタレント・キャラクター

脚注

注釈

  1. ^ 当時、初来日して人気を集めていたボリショイサーカスにあやかって名付けられた。

出典

外部リンク