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「QuietMansion2」の版間の差分

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Normalと比べ、大幅に敵の[[強化]]が行われており敵の移動スピードはほぼプレイヤーと同等である。
Normalと比べ、大幅に敵の[[強化]]が行われており敵の移動スピードはほぼプレイヤーと同等である。


また、追跡者が近づいた際に聞こえる[[バックグラウンドミュージック|BGM]]がオフになっているため攻略ルートを一回間違えるだけでピンチに陥る。
また、追跡者が近づいた際に聞こえる[[背景音楽|BGM]]がオフになっているため攻略ルートを一回間違えるだけでピンチに陥る。


当時テストプレイをしていた開発者の知人が「'''これは鬼すぎる!'''」と叫んだことが[[名前の由来]]である。
当時テストプレイをしていた開発者の知人が「'''これは鬼すぎる!'''」と叫んだことが[[名前の由来]]である。

2021年11月23日 (火) 10:21時点における版

QuietMansion2
ジャンル ホラーゲーム
対応機種

Microsoft Windows 64bit

Nintendo Switch
開発元 K App.
販売元

K App.(Steam)

有限会社レジスタ(Nintendo Switch)
シリーズ QuietMansionシリーズ
人数 1人
メディア ダウンロード
発売日

Steam:2019年6月22日

Nintendo Switch:2020年7月9日
対象年齢 CERO:C(Nintendo Switch)
必要環境

OS:Windows7
CPU:第三世代 Intel Core i7
Memory:1GB

GPU:Intel HD Graphics 4000
エンジン Unity
その他 対応言語:日本語英語
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QuietMansion2」(クワイエットマンション2)とは、K App.が制作し2019年にリリースされた3Dホラーゲーム

QuietMansionシリーズの第二作品に当たり、「K GAME Project」第二弾。

本作の前作扱いである「QuietMansion」(クワイエットマンション)や本作の続編扱いである「AccidentHouse」(アクシデントハウス)にも一部述べる。

なお、それぞれQuietMansionはKENGOHAZARD、QuietMansion2はKENGOHAZARD2の改名後のタイトルであるがここでは新名称で統一する。

概要

K App.は2019年3月に前作QuietMansionの続編としてQuietMansion2(当時はKENGOHAZARD2)を発表。

その後同年3月にQuietMansion2 Demo(当時はKENGOHAZARD2 Demo)がフリーゲーム配信サイトふりーむ!で公開[1]され、

同年6月にPC向けゲーム配信プラットフォームSteamにて

QuietMansion2(当時はKENGOHAZARD2)のダウンロード発売が開始[2]された。

その後2020年7月にNintendo Switch版が発売された。

この際に開発者本名が「Kanata Noguchi」と正式に発表された。

探索戦闘型のホラーゲームであり、プレイヤー(主人公)は敵を避けながら、洋館から脱出することが目標である。

アクション操作に加え、を使って敵に攻撃する事が可能。

ストーリー

ある都市で大規模なバイオテロが発生。

だが、その後の調査でも犯人はおろか使用されたウィルスすらわからない状態だった...。

2019年、ようやく捜査の末使用されたウィルスが 「Kウィルス」であった事が明らかになり世界的なニュースになったが、 未だに容疑者すら割り出せない状況だった。

一方、数年前から両親の反対を押し切りYoutuberとなった男は、 最初500万再生を超える好調さを出していたことから慢心し、

高速道路から突然飛び降りてみた」という過激な動画によって炎上することになった。

しかし調子に乗り続けた男はいつしか視聴者の喜ぶような企画ばかりをするようになり、

再生数がそのまま生活に関わることから、 いつしか「視聴者の言うことを聞かなくてはいけない」という妄想に取りつかれるようになっていた。

そんなプレッシャーに精神的に追い詰められ、 男はいつ死んでも構わないなどと思うようになり、

恐怖などの感覚も麻痺してしまったことで、 近づいたら戻ってこれないと噂の心霊スポットに動画撮影をしに行くことに。

恐ろしい結末が待っている事も知らずに...[3]

Kウィルス

QuietMansionシリーズ全作品に登場する架空のウィルス。

感染経路は様々で、現代の科学では万が一漏洩した際の対策手段が存在しない。

10年以上前、とある国の山奥で発見され謎の企業によって研究、開発されてきた。

感染すると幻覚を見ることが大きな特徴である。

Kウィルスは感染者の知性を奪わない特性を持っていることから新たな国の戦力として研究、開発されてきた。

Kウィルスの持つ「知性の維持」、「再生能力」などを極限まで極めた「Kウィルス強化版」も存在する。

ゲームシステム

難易度

本作では3段階の難易度調節が可能。

Easy

Normalよりも少し緩和した難易度。敵の移動スピードが大幅に減少することや拾える銃弾の増加によりNormalと比べクリアが簡単になっている。

※Nintendo Switch版はSteam版に比べより難易度の緩和が行われている

Normal(標準)

QuietMansion2における標準の難易度。

Easyと比べ追跡者の登場頻度が増えるなど難易度は上昇している。

鬼モード

Normalと比べ、大幅に敵の強化が行われており敵の移動スピードはほぼプレイヤーと同等である。

また、追跡者が近づいた際に聞こえるBGMがオフになっているため攻略ルートを一回間違えるだけでピンチに陥る。

当時テストプレイをしていた開発者の知人が「これは鬼すぎる!」と叫んだことが名前の由来である。

戦闘要素

物語中盤になると「銃」をゲットでき、撃つことができる。

なお、銃を取らずにチェックポイント4以降でコンティニューした際には必ず銃を入手した状態から始まる。

撃つごとに銃弾を消費し、撃てる銃弾を増やすにはステージ内の弾丸を拾いリロードが必要。

撃った銃弾が敵に当たると敵のHPが1個マイナスになる。

銃弾は敵だけでなく一部のオブジェクトにも判定がある。

登場クリーチャー

プニヒール

QuietMansionシリーズ全作品に登場。

プレイヤーを追いかけてくる人型のクリーチャー

Kウィルスの幻覚で最初に見るのがこのクリーチャーであり、Kウィルス実験の被験者のおよそ半分はこのクリーチャーに変化する。

赤い三角帽を被っている魔女のような外見をしており、

プレイヤーからは「三角コーン」や「ババア」などの若干棘のある愛称で呼ばれている。

プニヒールとはインドネシア語で「魔女」を意味する。

HP:1(固定)

キャプター

素早くプレイヤーを追いかけ、鋭利な爪で相手を切り裂く攻撃を行う。

非常に知性に優れており、状況に合わせて一旦引き返すなどの行動が可能。(QuietMansion2に登場するキャプターは知性があまり発達しておらず、単独での状況判断ができない)

Kウィルスの持つ幻覚作用にも強い繋がりがあり、Kウィルスの感染進行率が50%を超えない限りはこの怪物の幻覚を見ることはない。

HP:2(Easy,Normal) 5(鬼モード)

追跡者

前作ではラスボス扱いだったが今作では一般クリーチャーとして登場。

Kウィルス強化版を投与され、ウィルスに本来の遺伝子レベルまで侵食された成れの果て。

体は緑色に変色しておりゾンビのような外見となっている。

前作のラストで主人公によってダウンさせれるも、爆破される研究所から脱出したが今作と同一人物であるかは不明。

一度捕捉したターゲット殺害するまで追跡する。

一定範囲内に追跡者がいると3DオーディオによるBGMが再生されるため視認せずとも距離をつかむことが可能。

Kウィルスの持つ再生能力や知性の維持といった特徴が強く出たクリーチャーであり、大口径マグナムを何発撃ち込まれようがダウンはするものの死亡することはなく状況に応じて回り道をするなど知性も残っている。

しかし、今作ではダウン時間の関係でプニヒールの方がプレイヤーにとっては脅威であり、更によちよち歩きのようなアニメーションのためプレイヤーからは「よちよち歩き」、「ゾンビ」等の愛称で呼ばれている。

HP:2(Easy,Normal) 3(鬼モード)

パラシー

QuietMansion2の裏ボス的位置づけである。

過去の「AccidentHouse」を発生させた元凶であり、背中に寄生虫がいるような外見をしている。

ステージ内の赤く光るシミを撃つことで出現。

移動スピードが速いうえにHPが非常に高く数回ゲームオーバーになってようやく倒せる。

しかし倒す場合は攻略に必要な分の銃弾をごっそり持っていかれるため、実質必ずゲームオーバーにならないと倒せない敵である。

なお、Steam版では何発弾丸を撃ち込もうが倒れることはない。

Nintendo Switch版では倒す事で極秘文章が閲覧可能になる。

HP:∞(Steam) 8(Nintendo Switch、全難易度固定)

KGSS

KGSS(K GAME Security System)とはQuietMansionシリーズに採用されているセキュリティシステム。

QuietMansion2はKGSS Ver.2xx系が使用されている。

ゲームのアップデートチェックや不正コピー防止の他、フィードバックを送信するために用いられている。

ゲームの評価

体験版の時点である程度の人気はあり、有名ゲーム実況者に実況されるなど結果は残していた。

発売後は高校生が開発したとは思えない出来で一時期YouTubeで話題となり、

特にあるバーチャルYouTuberの配信[4]では本ゲームのライブ配信中に開発者が登場、10万人超えの配信者の「運営側以外初となるモデレーター」になり

チャット欄は大盛り上がりだった。

Steamのレビューでは「やや好評」と「好評」の間を維持しており、

当時高校生が予算0でSteamにリリースした最初の作品であり

なおかつSteamでは低価格帯のホラーゲームには低評価が付きやすい現状を考えるとそれなりに高い評価である。

また、ニュースサイトでは以下のように記載されている

「「本当に高校生が一人で作ったとは思えないクオリティだ」と話題になった作品。[5]

「高校生が1人でニンテンドースイッチのホラーゲームを制作して話題に!『Quiet Mansion 2』を紹介!(略)将来の天才プログラマーになるかという逸材のようですね。[6]

脚注

  1. ^ 【体験版】QuietMansion 2 Demo(旧KENGOHAZARD2 Demo):無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]”. www.freem.ne.jp. 2020年8月28日閲覧。
  2. ^ https://twitter.com/no_ka0001/status/1132098741668700160”. Twitter. 2020年8月28日閲覧。
  3. ^ Nintendo Switch|ダウンロード購入|QuietMansion2”. 任天堂ホームページ. 2020年8月28日閲覧。
  4. ^ 日本の高校生が作ったホラゲ【KENGOHAZARD2】が怖すぎる・・・!?【因幡はねる / あにまーれ】 - YouTube”. www.youtube.com. 2020年8月27日閲覧。
  5. ^ Co, SQOOL. “Steam版「QuietMansion2」アップデートで恐怖感&遊びやすさがアップ!”. sqool.net. 2020年8月27日閲覧。
  6. ^ まるこむ. “高校生が1人でニンテンドースイッチのホラーゲームを制作して話題に!『Quiet Mansion 2』を紹介!(リライト記事)”. gamecolumn.blog17.fc2.com. 2020年8月27日閲覧。

関連項目

外部リンク