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=== 2022年 ===
=== 2022年 ===
*1月11日 - 2022年シーズンの開催要項(運営体制・公式戦ルール)ならびにキャンプインと開幕日(4月2日)・開幕カードを発表<ref name="nol220111-1"/><ref name="nol220111-2>[http://no-l.jp/580/ 2022シーズン キャンプイン解禁日・開幕戦について] - 日本海オセアンリーグ(2022年1月11日)2022年1月11日閲覧。</ref>。
*1月11日 - 2022年シーズンの開催要項(運営体制・公式戦ルール)ならびにキャンプインと開幕日(4月2日)・開幕カードを発表<ref name="nol220111-1"/><ref name="nol220111-2">[http://no-l.jp/580/ 2022シーズン キャンプイン解禁日・開幕戦について] - 日本海オセアンリーグ(2022年1月11日)2022年1月11日閲覧。</ref>。


== リーグ構成球団 ==
== リーグ構成球団 ==

2022年1月29日 (土) 00:03時点における版

ベイサイドリーグ
競技野球
CEO黒田翔一
開始年2022(予定)
参加チーム4
日本の旗 日本
最多優勝 
公式サイト日本海オセアンリーグ
OUTGROW NEXT株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
227-0063
神奈川県横浜市青葉区榎が丘8-6
ポルタ青葉台1F
業種 サービス業
法人番号 6020001144912 ウィキデータを編集
事業内容 野球の興行・野球選手の指導・マネジメント業務
代表者 黒田翔一
外部リンク 日本海オセアンリーグ
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日本海オセアンリーグ(にほんかいオセアンリーグ、英語:Nihonkai OCEAN League)は、北陸地方および近畿地方を活動地域とする予定の日本プロ野球独立リーグ2022年より公式戦を実施する予定。略称はNOL

概要

ベースボール・チャレンジ・リーグ(ルートインBCリーグ)に所属していた富山GRNサンダーバーズ石川ミリオンスターズ福井ワイルドラプターズオセアン滋賀ブラックスの4球団がリーグを離脱して新たに設立したリーグである[1]。運営会社については2021年内に設立予定と、2021年9月時点では報じられていた[2]。2022年1月1日付でリーグウェブサイトに掲載された「日本海オセアンリーグ始動のお知らせ」で運営企業として記載されているのは、神奈川県横浜市青葉区に所在するOUTGROW NEXT株式会社である[3]

加盟チームに関して、黒田はリーグ設立会見前に、滋賀についてはオセアンの経営からはずし、「オセアン」も名称から除くとしていた[4]。福井については運営母体を変えると話し、その理由について2021年は無給選手を多数抱えるなど「プロ野球と呼べる状態ではなかった」からと述べている[4]。後述の通り、2021年10月26日に福井の新球団名と体制が発表され、11月29日には滋賀も新球団名を発表した。

設立の背景

ベースボール・チャレンジ・リーグは2020年から12球団体制で運営していたが、同年の新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響を受け、東・中・西の3地区での運営となり、地区間の試合やNPBファームとの交流戦も取りやめとなった[5]。2021年シーズンになると、他の2地区では地区間の試合やNPBファームとの交流戦が再開され[注釈 1]、東地区は独自のオールスター戦も開催したのに対して、西地区ではこれらが実施されなかった[7]。日本海オセアンリーグ新代表となる黒田翔一(滋賀球団代表)によると、地区間の試合を実施しない方針は西地区球団から求めたものではなかったという[4][注釈 2]。また、西地区の球団は、NPBからのドラフト指名者やメディア露出の点で東地区の球団よりも劣っていた[7]。こうした状況で、西地区の独自運営を求める意見がリーグ会議であったことから、滋賀代表の黒田が新リーグ発足に踏み切った[4]。その後の報道では、独立を立案した黒田が富山・石川の球団社長に相談して新リーグ設立の話がまとまったのは、2021年5月頃とされている[8]

沿革

2021年

  • 9月1日 - 西地区4球団が2022年度はベースボール・チャレンジ・リーグに参加せず、新リーグを発足させることが、リーグならびに西地区各球団から発表され、詳細を9月16日に明らかにするとした[9][10][11][12][13]
  • 9月15日 - リーグウェブサイトを開設。
  • 9月16日 - 東京都内で設立記者会見を開催し、リーグ名が「日本海オセアンリーグ」となることが明らかにされる[1]。トライアウトを11月3日に実施することも表明した[14]
  • 10月26日 - 福井の球団名が「福井ネクサスエレファンツ」となることが発表され、球団の会長兼ゼネラルマネージャーに元オリックス・バファローズ監督の西村徳文が就任することもあわせて明らかにされた[15][16]
  • 11月3日 - 高岡西部総合公園野球場でトライアウトを実施(応募総数246人中、受験者77人)[17]。実施に際しては書類選考で実際の受験者を絞り、他の独立リーグよりも高額なトライアウト料を徴収する代わりに、参加者全員に保障の大きな傷害保険をかけたり、受験者に背番号の付いたTシャツを配布して着用させるなどの対応が取られた[8]
  • 11月4日 - トライアウトの合格者を発表(地元枠指名14人、通常指名28人)[18]
  • 11月29日 - 滋賀の球団名が「滋賀GOブラックス」となることを発表するとともに、新しい球団運営会社の設立登記準備を進めていることも明らかにした[19][注釈 3]
  • 12月1日 - 福井の運営会社決定を発表(会社設立は11月1日付)[21]

2022年

  • 1月11日 - 2022年シーズンの開催要項(運営体制・公式戦ルール)ならびにキャンプインと開幕日(4月2日)・開幕カードを発表[22][23]

リーグ構成球団

チーム名 参加年度 本拠地 主たるスタジアム チームカラー
富山GRNサンダーバーズ 2022 富山県高岡市 ボールパーク高岡
石川ミリオンスターズ 2022 石川県金沢市 金沢市民野球場
福井ネクサスエレファンツ 2022 福井県
滋賀GOブラックス 2022 滋賀県

試合

2021年11月の時点では公式戦を60試合は実施する見通しとされ、ほかに他のリーグやクラブチーム、NPBファームとの交流戦をおこなう予定[8]。NPBファームも参加したトーナメント大会も検討するとしていた[8]

公式戦

2022年1月11日に発表された2022年シーズンの開催要項では、事前報道通り年間各チーム60試合を実施し、1シーズン制となる[22]。事前報道通り土日は全チームが同じ球場で試合をおこなう「セントラル開催」となるが、平日にも公式戦を実施する予定としている[22]

公式戦では延長戦は実施せず、同点の場合は引分とする[22]。また指名打者予告先発を採用する[22]

優勝決定方式

リーグ戦の優勝決定は勝ち点方式(勝利:2、引分:1、敗戦:0)となる[22]。公式戦終了後に公式戦の上位2チームによるプレーオフを3戦2勝制で実施して優勝チームを決定する[22]。プレーオフでは15回までの延長戦を可能とする[22]

その他

交流戦や「オールスター戦」は2022年1月11日時点では、詳細を別途明らかにするとした[22]

また、ルートインBCリーグ代表の村山哲二によると、日本独立リーグ野球機構に加入する予定であり、グランドチャンピオンシップにも参加する見込みだとしている[7]。リーグCEOの黒田は2022年1月26日に自身のTwitterで「IPBL新加盟書類、本日全て提出できました」とツイートした[24]

選手

契約カテゴリとして「N契約」「O契約」「L契約(練習生)」の3種類がある[22]。公式戦に出場可能なのはN契約とO契約の選手で1チーム当たり合計23人までとなっている[22]。各チームN契約選手は14人以上、O契約選手は9人以内と定められている(L契約の人数は裁量)[22]

運営

動画配信(配信サイト)の充実を方針に掲げている[1][4]。有料アプリケーションによる野球中継にとどまらない企画を盛り込む方針と報じられている[8]

脚注

注釈

  1. ^ ただしNPBファームとの試合は2019年以前とは異なり、公式戦には含まない扱いである[6]
  2. ^ スポンサー数の違いからリーグ運営においては東地区の球団の発言力が大きかったとされる[4]
  3. ^ 最終的には従来の運営会社の改称ならびに本店所在地変更となった[20]

出典

  1. ^ a b c “BC4球団「日本海オセアンリーグ」発足 「未来の野球人のため」”. 日刊スポーツ. (2021年9月16日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202109160000945.html 2021年9月16日閲覧。 
  2. ^ “野球独立リーグから独立?「日本海オセアンリーグ」設立 BCリーグ西地区4球団、その狙いは”. 福井新聞. (2021年9月17日). https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1399710 2021年9月17日閲覧。 
  3. ^ 日本海オセアンリーグ始動のお知らせ - 日本海オセアンリーグ(2022年1月1日)2022年1月8日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 塚本京平 (2021年9月16日). “【独白】日本海オセアンリーグを「夢を叶えられる場所」にする~黒田翔一(オセアングループCEO/オセアン滋賀ブラックス社長)”. note. 2021年9月16日閲覧。
  5. ^ 2020年度ルートインBCリーグ運営体制 (PDF) - ベースボール・チャレンジ・リーグ(2020年6月5日)
  6. ^ 読売巨人軍三軍交流戦開催のお知らせ - ベースボール・チャレンジ・リーグ(2021年3月9日)2021年9月17日閲覧。
  7. ^ a b c 阿佐智 (2021年9月16日). “BCリーグ分裂の真相。なぜ西地区の4球団は新リーグ発足へと向かったのか”. Sportiva. https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/npb/2021/09/16/bc4/?fbclid=IwAR2-XrEWNEGUElWD9wqWp76Jf-QIInM_mkUYhWDHyDqKnwfr6v5F8DbhdwI 2021年9月16日閲覧。 
  8. ^ a b c d e 土井麻由実 (2021年11月10日). “独立リーグ界の風雲児となるか!?BCリーグから分離した新生・日本海オセアンリーグが旋風を巻き起こす”. Yahoo!ニュース. https://news.yahoo.co.jp/byline/doimayumi/20211110-00267310 2021年11月10日閲覧。 
  9. ^ 来季のリーグ参加球団及び体制について”. ベースボール・チャレンジ・リーグ (2021年9月1日). 2021年9月1日閲覧。
  10. ^ 新リーグ結成について - 富山GRNサンダーバーズ(2021年9月1日)2021年9月1日閲覧。
  11. ^ 新リーグ発足について - 石川ミリオンスターズ(2021年9月1日)2021年9月1日閲覧。
  12. ^ 【新リーグ結成のお知らせ】 - 福井ワイルドラプターズ(2021年9月1日)2021年9月1日閲覧。
  13. ^ 【新リーグ結成について】 - オセアン滋賀ブラックス(2021年9月1日)2021年9月1日閲覧。
  14. ^ “プロ野球に新たな独立リーグが誕生 石川や滋賀などが参加「日本海オセアンリーグ」”. Full-Count. (2021年9月16日). https://full-count.jp/2021/09/16/post1133917/ 2021年9月16日閲覧。 
  15. ^ “福井の新球団チーム名決定 会長はロッテとオリックスで監督の西村徳文氏 野球独立リーグ「日本海オセアンリーグ」発足向け”. 福井新聞. (2021年10月26日). https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1424434 2021年10月26日閲覧。 
  16. ^ 福井新球団について - 日本海オセアンリーグ(2021年10月26日)2021年10月26日閲覧。
  17. ^ “熱き闘志 契約勝ち取れ 日本海オセアンリーグ発足へ”. (2021年11月4日). https://www.chunichi.co.jp/article/359528 2021年11月4日閲覧。 
  18. ^ ドラフト会議2021指名結果について - 日本海オセアンリーグ(2021年11月4日)2021年11月4日閲覧。
  19. ^ 滋賀球団 チーム名変更のお知らせ - 日本海オセアンリーグ(2021年11月29日)2021年11月29日閲覧。
  20. ^ 滋賀球団株式会社の情報 - 国税庁法人番号公表サイト(2022年1月5日閲覧)
  21. ^ 福井球団 運営会社設立のお知らせ - 日本海オセアンリーグ(2021年12月1日)2021年12月1日閲覧。
  22. ^ a b c d e f g h i j k l NOL 2022シーズン運営体制・公式戦ルールについて - 日本海オセアンリーグ(2022年1月11日)2022年1月11日閲覧。
  23. ^ 2022シーズン キャンプイン解禁日・開幕戦について - 日本海オセアンリーグ(2022年1月11日)2022年1月11日閲覧。
  24. ^ 黒田翔一 [@hashiriya19] (2022年1月26日). "4球団スタッフ、NOLスタッフ全力で頑張ってくれて、IPBL新加盟書類、本日全て提出できましたーーー!". X(旧Twitter)より2022年1月29日閲覧

関連項目

外部リンク