「議員」の版間の差分
タグ: 差し戻し済み |
編集の要約なし タグ: 差し戻し済み |
||
(3人の利用者による、間の4版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
{{独自研究|date=2012年12月}} |
{{独自研究|date=2012年12月}} |
||
{{混同|議院}} |
{{混同|議院}} |
||
{{Otheruses|国会や地方議会の議員|商工会議所の議員|商工会議所|商工会の議員|商工会}} |
{{Otheruses|国会や地方議会の議員|有識者会議の議員|有識者議員|商工会議所の議員|商工会議所|商工会の議員|商工会}} |
||
[[ファイル:108th-Congress-being-sworn-in.jpg|thumb|260px|right|議場に集まった国会議員]] |
[[ファイル:108th-Congress-being-sworn-in.jpg|thumb|260px|right|議場に集まった国会議員]] |
||
[[ファイル:House of Commons 2010.jpg|thumb|260px|[[庶民院 (イギリス)|イギリス下院]]の議員]] |
[[ファイル:House of Commons 2010.jpg|thumb|260px|[[庶民院 (イギリス)|イギリス下院]]の議員]] |
||
{{政治}} |
{{政治}} |
||
'''議員'''(ぎいん、{{lang-en-short|Congressman}})とは、[[議事]]を行う[[構成員]]を指し、特に[[議会]]の構成員を指す場合に用いられる<ref>{{Cite web|title=議員とは|url= https://kotobank.jp/word/議員-49866|website=コトバンク|accessdate=2021-08-17|language=ja|title=小学館 日本大百科全書}}</ref>。 |
'''議員'''(ぎいん、{{lang-en-short|Congressman}})とは、[[議事]]を行う[[構成員]]を指し、特に[[国会]]および[[地方議会]]の構成員を指す場合に用いられることが多い<ref>{{Cite web|title=議員とは|url= https://kotobank.jp/word/議員-49866|website=コトバンク|accessdate=2021-08-17|language=ja|title=小学館 日本大百科全書}}</ref>。 |
||
現代において議員の選出は原則として[[公選制]]であり、その国の[[法律]]の定めるところの[[選挙権]]を有する[[有権者]]からの[[投票]]によって選出される。なお、[[日本]]の[[公職選挙法]]第10条において、[[被選挙権]]は[[日本国民]]が有するものと定められている。 |
現代において議員の選出は原則として[[公選制]]であり、その国の[[法律]]の定めるところの[[選挙権]]を有する[[有権者]]からの[[投票]]によって選出される。なお、[[日本]]の[[公職選挙法]]第10条において、[[被選挙権]]は[[日本国民]]が有するものと定められている。 |
||
== 概要 == |
== 概要 == |
||
[[国権]]の最高機関としての[[国会]](議会) |
[[国権]]の最高機関としての[[国会]](議会)あるいはそれに類する組織を設置している[[国家]]には、[[議員定数|定員]]こそ違えど議員としての権限を有する者がいることになる。また、その国の地方自治体にも[[地方議会|議会]]が存在し、それを構成する議員達がいる。殆どの[[議会制民主主義]]国家では、[[国民]]による[[選挙]]で選出された議員によって議会が構成されている。議会は「国民の代表」である議員によって構成されている事から、国民が政策の決定に直接関与していなくても、国民全てが決定したものと見做される(議会の審議機能)。 |
||
議員は「議院自律権」を持ち、[[議長]]や[[事務局]]の選出、議員の資格争訟・懲罰・会議運営等について議会が自ら行う事とされ、他からの干渉を受けないというもので国権として独立した機関を保っている。 |
議員は「議院自律権」を持ち、[[議長]]や[[事務局]]の選出、議員の資格争訟・懲罰・会議運営等について議会が自ら行う事とされ、他からの干渉を受けないというもので国権として独立した機関を保っている。 |
||
48行目: | 48行目: | ||
** 区議会議員 |
** 区議会議員 |
||
** 市町村議会議員 |
** 市町村議会議員 |
||
* [[有識者議員|議会以外の議員]] - [[皇室会議]]<ref>[[皇室典範]]28条。</ref>や[[皇室経済会議]]<ref>[[皇室経済法]]8条1項。</ref>には「議員」が置かれている。 |
|||
== 脚注 == |
== 脚注 == |
2022年3月14日 (月) 09:08時点における版
この記事には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
政治 |
---|
ポータル:政治学 カテゴリ |
議員(ぎいん、英: Congressman)とは、議事を行う構成員を指し、特に国会および地方議会の構成員を指す場合に用いられることが多い[1]。
現代において議員の選出は原則として公選制であり、その国の法律の定めるところの選挙権を有する有権者からの投票によって選出される。なお、日本の公職選挙法第10条において、被選挙権は日本国民が有するものと定められている。
概要
国権の最高機関としての国会(議会)あるいはそれに類する組織を設置している国家には、定員こそ違えど議員としての権限を有する者がいることになる。また、その国の地方自治体にも議会が存在し、それを構成する議員達がいる。殆どの議会制民主主義国家では、国民による選挙で選出された議員によって議会が構成されている。議会は「国民の代表」である議員によって構成されている事から、国民が政策の決定に直接関与していなくても、国民全てが決定したものと見做される(議会の審議機能)。
議員は「議院自律権」を持ち、議長や事務局の選出、議員の資格争訟・懲罰・会議運営等について議会が自ら行う事とされ、他からの干渉を受けないというもので国権として独立した機関を保っている。
議員は有権者の代表として、法律の制定(立法)や予算の議決、政府の監視(行政監督権)などの権能を有している。現在ほとんどの議会制民主主義国家では、権力分立の観点から議会と政府との役割は分担され政治権力の分散が図られている。基本的に議会は「議決機関」、政府は「執行機関」と位置づけられ、それにより議員は立法を、政府は行政を司る事とされている。
役割
主な仕事は、自らが所属する議院や委員会において議案の審議に参加し、修正などの作業に関わり最終的に表決することである。また、陳情を聞いたり集会に参加することで有権者の意見を伺い、国や地方自治体の政策に反映させることである。首相や大臣など内閣の役職に就いた場合には、官僚機構全体を統括して動かすことで政策を決定・実行する[2]。
国会議員は議決機関として立法を司っており、法治国家の根幹である法律を制定する機関として、国家における最高機関として位置づけられていることが多い。
行政に対しては、予算承認権をはじめとして、行政機関である政府に対する監視・監督のための様々な権限を持つ。議会の立法権能に付随したものと言われることもあるが、国政全般について質問するために証人を呼び、資料を提出させる「国政調査権」は重要な権能である。また議会が制定する法律が本来的な上位の法であり、政府が定める政令は補完的・従属的である。
司法に対しては、裁判官の選任または在任につき、何らかの関与をすることが多い。日本の場合は国会が国会議員で構成された裁判官弾劾裁判所と裁判官訴追委員会を設置する。
議員の公務遂行においては、資質(立法能力、質問能力)だけではなく、廉直性(汚職に関与しない事など)、さらには私生活上の道徳性についてまで、国民の厳しい監視を受けるに至っている。議員の権限は、行政府の権力集中に対する重要な牽制となっている。
議員の種類
国家の最高議決機関を両院制としている国では、上院と下院に分かれていることが多い。これらに所属している議員をそれぞれ上院議員、下院議員と呼び、英語でもupper house, lower houseなどと呼ばれる。但し上院や下院はいずれも便宜的な名前であり、正式名が各国で別に存在する。例えば、アメリカ連邦議会のアメリカ合衆国上院は直訳すると「合衆国元老院」であり、アメリカ合衆国下院は「合衆国代議院」である。
世界的な視点で見れば、日本の参議院議員が上院議員に、衆議院議員が下院議員に相当するが、日本の国会議員を指す場合に普通は上院議員、下院議員という言葉は用いない。日本の新聞やニュースでは殆どの国の上下院議員を「アメリカ上院議員」などと国名を付けて呼び、大統領選挙の場合など国名が自明である場合や複数の議員の名前を挙げる場合など、繰り返しになる場合は国名を省略する。
所属する議会の権限によって、議員の権利や権限も大きく変わる。日本でいえば、国会議員には不逮捕特権や免責特権があるが、地方議会議員にはこれがない。
日本の議員
脚注
- ^ “小学館 日本大百科全書”. コトバンク. 2021年8月17日閲覧。
- ^ 村上, 龍. “政治家とは”. 13歳のハローワーク. 2021年8月17日閲覧。