コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「異世界おじさん」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
テレビアニメ: 放送開始に伴う編集
172行目: 172行目:


=== テレビアニメ ===
=== テレビアニメ ===
2022年7月より[[アニメシアターX|AT-X]]ほかにて放送<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/459348|title=「異世界おじさん」新ビジュ&PV公開、子安武人と福山潤出演の第1話先行上映特番も|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2022-06-09|accessdate=2022-06-09}}</ref>{{R|onair}}。
{{放送前の番組|date=2021年6月|section=1}}
2022年7月より[[アニメシアターX|AT-X]]ほかにて放送予定<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/459348|title=「異世界おじさん」新ビジュ&PV公開、子安武人と福山潤出演の第1話先行上映特番も|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2022-06-09|accessdate=2022-06-09}}</ref>{{R|onair}}。


==== スタッフ ====
==== スタッフ ====
* 原作 - 殆ど死んでいる{{R|staffcast}}
* 原作・シナリオ監修 - 殆ど死んでいる{{R|staffcast}}
* 監督 - 河合滋樹{{R|staffcast}}
* 監督 - 河合滋樹{{R|staffcast}}
* シリーズ構成・脚本 - [[猪原健太]]{{R|staffcast}}
* シリーズ構成 - [[猪原健太]]{{R|staffcast}}
* キャラクターデザイン・総作画監督 - [[大田和寛]]{{R|staffcast}}
* キャラクターデザイン・総作画監督 - [[大田和寛]]{{R|staffcast}}
* 衣装デザイン - 須藤智子
* モンスターデザイン - 寺尾憲治
* プロップデザイン - 岩畑剛一、鈴木典孝
* デザインワークス - 加藤千恵、コレサワシゲユキ、灯夢
* 美術設定 - 青木薫、緒川マミオ、中島美佳
* 美術監督 - 高峯義人
* 色彩設計 - 安部なぎさ
* 特殊効果 - 谷口久美子
* 撮影監督 - 峰岸健太郎
* 3Dディレクター - 軽部優、小高みちる
* 編集 - 須藤瞳
* 音響監督 - [[明田川仁]]
* 音楽 - [[末廣健一郎]]{{R|staffcast}}
* 音楽 - [[末廣健一郎]]{{R|staffcast}}
* 音楽プロデューサー - 若林豪
* 音楽制作 - [[KADOKAWA]]
* プロデューサー - 石上丈太郎、赤坂泰基、德村憲一、飯塚彩、多田祐一、外川明宏、有水宗治郎
* アニメーションプロデューサー - 吉川綱樹
* アニメーション制作 - [[Atelier Pontdarc]]{{R|staffcast}}
* アニメーション制作 - [[Atelier Pontdarc]]{{R|staffcast}}
* 製作 - 異世界おじさん製作委員会


==== 主題歌 ====
==== 主題歌 ====
; 「story」<ref name="music">{{Cite web|url=https://isekaiojisan.com/music/|title=MUSIC|website=TVアニメ「異世界おじさん」公式サイト|accessdate=2022-06-09}}</ref>
; 「story」<ref name="music">{{Cite web|url=https://isekaiojisan.com/music/|title=MUSIC|website=TVアニメ「異世界おじさん」公式サイト|accessdate=2022-06-09}}</ref>
: [[前島麻由]]によるオープニングテーマ。
: [[前島麻由]]によるオープニングテーマ。作詞・作曲・編曲は[[R・O・N]]
; 「一番星ソノリティ」{{R|music}}
; 「一番星ソノリティ」{{R|music}}
: [[井口裕香]]によるエンディングテーマ。作詞は[[PA-NON]]、作曲は[[渡辺翔]]、編曲は[[清水哲平]]。
: [[井口裕香]]によるエンディングテーマ。作詞は[[PA-NON]]、作曲は[[渡辺翔]]、編曲は[[清水哲平]]。

==== 各話リスト ====
{{エピソードリスト/base/header
| LineColor = #422200
| Number = 話数
| Title = サブタイトル
| Aux0 = 脚本
| Aux1 = {{nobr|絵コンテ}}
| Aux2 = {{nobr|演出}}
| Aux3 = {{nobr|作画監督}}
| Aux5 = {{nobr|初放送日}}
| TableStyle = font-size:small
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = {{nobr|第1話}}
| Title = {{nobr|異世界グランバハマルに17年いたがようやく帰ってきた、ぞ}}
| Aux0 = {{nobr|[[猪原健太]]}}
| Aux1 = 河合滋樹 | Aux1ColSpan = 2
| Aux3 = [[大田和寛]]
| Aux5 = '''2022年'''<br />7月6日
}}
{{エピソードリスト/base/footer}}


==== 放送局 ====
==== 放送局 ====

2022年7月6日 (水) 17:26時点における版

異世界おじさん
ジャンル 異世界ファンタジーギャグ
漫画
作者 殆ど死んでいる
出版社 KADOKAWA
掲載サイト ComicWalker
WebComicアパンダ
レーベル MFコミックス
発表期間 2018年6月29日 -
巻数 既刊7巻(2022年2月現在)
アニメ
原作 殆ど死んでいる
監督 河合滋樹
シリーズ構成 猪原健太
脚本 猪原健太
キャラクターデザイン 大田和寛
音楽 末廣健一郎
アニメーション制作 Atelier Pontdarc
放送局 AT-Xほか
放送期間 2022年7月6日 -
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

異世界おじさん』(いせかいおじさん) は、殆ど死んでいるによる漫画作品。Webコミック配信サイトComicWalker』(KADOKAWA)にて2018年6月29日配信分[1]から連載を開始し、2021年6月16日より『WebComicアパンダ』に移籍して[2]連載中。略称は「いせおじ[3]。2021年6月時点で累計発行部数は150万部を突破している[3]

異世界から帰ってきたという男性「おじさん」を主人公とし、いわゆる「異世界もの」のテンプレート的なお約束を逆手にとったギャグ、コメディが展開される[注釈 1]。基本は1話で1か月進み、2018年2月のYouTubeの規約改訂など現実での実際の出来事が反映された話もある。また、元は作者がTwitterpixivで掲載していた作品である。

あらすじ

2017年秋。17年間の昏睡状態から目覚めた叔父に会うため、甥のたかふみが病室を訪れた。奇妙な言語を発し異世界「グランバハマル」にいたと語るおじさんを「頭がおかしくなった」と突き放そうとするたかふみに対し、おじさんは実際に魔法を使って見せる。おじさんが本当に魔法を使えることを認識したたかふみは、その能力を使って、YouTuberとして生計を立てることを勧める。

YouTuberとなったおじさんとルームシェアを始めたたかふみは、おじさんから折にふれ異世界での生活について聞かされるが、それは通常の「異世界もの」とは異なる17年間の孤独で壮絶な物語であった。

異世界グランバハマル

おじさんが現実世界で昏睡状態に陥っていた17年の間、実際に過ごしていたという異世界。疑似中世ヨーロッパ的な、いわゆる「剣と魔法」のファンタジー世界である。基本的に現実世界と同じ人間が住んでいるが、他にエルフなどの他種族も存在し、全体的に容姿が整っているとされる(ただの村人や店の人間も美男美女揃い[4])。グランバハマルの住人は名前の最後と名字の最後が一致しているという特徴を持つ。また、人間を襲うオークゴブリンなどのさまざまなモンスターも存在する。この世界の詳細な政治情勢は不明だが、作中には「リュシディオン王国」が登場しているほか、エルフの国の存在も示唆されている。流通貨幣として銅貨が扱われており、日本円換算で1枚=10銭(0.1円)程の価値がある[注釈 2][5]。また800年前には魔法技術が発達した文明が存在し[6]、その技術は現在では失われているものの、封印都市ルバルドラムの大規模結界や、魔法技術の粋を集めた「古代魔導具」など、数々の遺産や遺品は残り、大陸各地に存在している。

少なくとも神が存在しており、おじさんを含めて現実世界の者を転移(転生もしくは転送)させている。転移者の存在はグランバハマルでもよく知られており、おじさん以前にもメイベルの祖先にあたる「凍神剣の騎士」や、煉獄の湯を作った「ムラヤマショウジロウ」などがいる。また、転移者の元世界ないし国家として日本のことも伝承で知られており、「ニホンバハマル(日本の在りし処)」と呼ばれている[7]。転移者には過酷な世界を生き抜くためとして、神から願った力が1つだけ与えられる[7]。また、転移者が死亡した時は、肉体と共に転移時に所持していたものはすべて塵に帰り、何も残らない[5]。一方で、おじさんのように現実世界に生きて帰還した場合、異世界で得た力(スキル)やアイテムは持ってくることができる模様。

様々な精霊が普遍的に存在しており、おじさんが使う魔法は精霊と意思疎通して協力を得て行使するものである。実は現実世界にも精霊は存在しており、帰還後もおじさんは精霊の協力を得る形で魔法を行使できる。精霊との交渉により、一時的ではあるがたかふみなどの一般人でも精霊を使役する事ができる[8]が、かなり気難しく、不用意に怒らせるととんでもない事になり、下手をすれば地球滅亡レベルの災害が起きる[9]

登場人物

  • 声の項は特記が無い限りテレビアニメ版の声優
  • 人物紹介文で一部に伏せ字処理がされているが、原作の表記に基づいたものである。コレに関する件は#メディア展開・コラボも参照。

主要人物

おじさん
声 - 子安武人[10] / 石田彰(『チェインクロニクル3[11]
主人公。本名は長らく明らかになっておらず、苗字が「シバザキ」であることだけが示唆されていたが、後に嶋㟢陽介(しばざき ようすけ)であることが判明した[12]。誕生日は11月30日[13]。初登場時34歳。
物語開始の17年前となる2000年1月、17歳の時にトラックにはねられて昏睡状態に陥り、2017年秋に目を覚ます。実は昏睡していた間、その意識は異世界グランバハマルに転送され、そこで剣や魔法などの能力を用いて冒険をしていたという。いわゆる「異世界もの」のテンプレート的な主人公設定で、外見的には2000年ごろの典型的なオタク。性格も内向的であることが災いし、「異世界もの」のお約束をことごとく潰す生活を送る(例えば、グランバハマルの基準ではひどく醜い容姿とされ、そのために「オークの亜種」として何度も狩られかけている)。街に立ち寄ればオークの襲撃と勘違いした住民に集団で囲まれるのが日常。なお、容姿は痩せぎすであるが地球人としては十分許容範囲であるためか(ただし笑顔は非常に汚い)、現世人やその血を引く人間からはオーク扱いされない。
10代の頃から老け顔のため、20歳のときの映像を見せても「今と全く変わらない」と評される(本人だけは老けたなーと思っている)[14]
ショックな事があったり辛い出来事の後は自身で「記憶消去魔法」を使って記憶を消している。消す前にその内容をメモ帳に書き込んでおり、後で確認する事は可能だが、思い出したりすると負荷が掛かり鼻血を出してしまう。
後述の理由から現実世界でも魔法を行使することができ、それを知った甥のたかふみの提案を受ける形で、その能力を活かしYouTuber「異世界おじさん」として生計を立てることになる。17年間の社会や技術の進歩や変化によるジェネレーションギャップに驚いたり、同居することとなったたかふみや、後に家に訪問するようになった藤宮に、異世界での生活や出来事について話すことで物語が展開されていく。
異世界においては同地の有力者が驚愕するほどの剣技や魔法の能力を有し冒険していた。基本的には光や風といった様々な精霊に話しかけ、助力を得ることによって能力を発動する。こうした魔法の原理は実はグランバハマルでも異質であり、その正体は転移時に神より与えられた特殊スキルであったことが後に判明する[15]。転移直後に言葉が通じず、オークと間違えられ冒険者らに狩られた際に言葉が通じるように願った結果、神から翻訳スキルの能力を与えられる。この効果で本来は話せない精霊とも会話できるようになり、恐らくグランバハマルで精霊魔法を扱える唯一の人間となった。本人はこのスキルを貰った自覚はなく、現実世界に戻ってきてから偶然知り、たかふみや藤宮との話し合いの末、「ワイルドトーカー(万能話手)」と命名される[16]。なお、能力獲得の自覚がなかったのは、長年異世界人を召喚してきているにも拘らず何らかの目的が達成されず、適当になっていた神がアジア人というくくりで中国語でメッセージを送ってきていたせい[17]
精霊の種類は多種多様であり、それに応じて用いることができる魔法も多種多様である。例えば、前述の通り、記憶の精霊に頼んでつらい出来事の記憶は消してもらっていた。また、自他問わず記憶を視覚化できる魔法によって、途中より異世界時代の話はテレビのように映像を見せながらたかふみたちに説明するようになった。他にも見様見真似で、他者が使った高度な魔法をその場で再現する能力があり、特にツンデレエルフが用いていた亜空間を利用した収納魔法は現実世界に戻ってきてからも使用できており、異世界で得たアイテムを持ち帰ることができた理由にもなっている。また変化魔法も使え、様々な人間や竜にも姿を変えられるが、思考や趣向が変化した相手に寄る副作用があるため、なるべく使うことを避けている。精霊の意志も重要であり、無理な酷使はできない。
実は地球で魔法を使用する際は日本語を使用しているが、自分自身を対象にする場合、どちらの言語でも問題はない[18]事が明かされた。
元は熱狂的なSE〇Aファンのゲーマーであり、普通には見識が深そうな人生訓のようなものも全てゲームでの経験に基づく。現実世界に戻ってきて最もショックを受けたのもSEG〇がハード戦争に負けたことであった。YouTuberとしての収入で懐かしのS〇GA製のゲームを購入し、一時はプレミアム品を高額で買いすぎてたかふみから怒られた。また、異世界で名を聞かれた際には、エ〇リアンソルジャーに由来する「ウルフ・ガンブラッド」や「黒木天魔」などの名を名乗っていた。冒険でもしばしばゲームでの経験や癖が発揮されることがあり、凍神剣無しで魔炎竜を倒す・操られていたメイベルの猛攻をかいくぐりながら騎士団員を救助するといった活躍も果たしているが、一方でゴブリンの大群との戦いでは役に立たず、結果論的に状況を打開している。RPGは中断した内容を覚えていられないという理由からほとんどやっておらず[19]、アクション要素があるランドスト〇カーもプレイはしたがクリアできていない[20]。美少女ゲームもその多くに年齢制限がかけられていたため触れたことがない[19]ばかりか、「エロだと思われなくなかった」という理由から美少女がパッケージに描かれた作品も避けていた[20]。ゲーム以外ではガラケーなど、レトロなガジェットを好み、今現在のハイテクは苦手とする。異世界で成人してから酒を飲むようになったが、極端に弱くすぐに酔ってしまう[21]
人づきあいはあまり得意ではなく、異世界に行く前も人間関係であまりいい目に遭ってこなかったとおぼしき言動がある。その上に異世界でもオーク扱いされて迫害され続けたためか、他人と通常の人間関係を構築した経験が極端に少なく、人間不信の傾向も見られる。もちろん恋愛経験もなく、自分に対する好意には非常に鈍い。倫理観は比較的高く、親切で面倒見のいいところもあるが、人間経験の不足からかピントのずれた対応をして相手に誤解を与えてしまうことも少なくない(例えば、あくまでおじさんとしてはお詫びと賠償の意味で、グランバハマルでも貴重な天星石の指輪を譲ったものの、相手の指に直接嵌める形で贈ったため、求婚をしていると相手に勘違いさせた、など)。一方で、たかふみに対する藤宮の好意に関しては察しており、自身ではそういった恋愛感情に敏いと思っている。『エ○ァンゲリオン』の知識を披露したこともあるが、「ア○カ加○さんが好き」という表面的な理解しかしていなかった。
その実力に関しては決して弱い訳では無く、むしろ様々な精霊から力を借りられるため極端に強い部類に入る。しかし、もともとの身体能力は低いため、精霊から力を借りられず、魔法の補助がない場合は「自称では」凄まじく弱い[22](実際は精霊の力を借りていない状態でも高空からの不時着衝撃に耐えたりアリシア達のダンジョン攻略の手助けを行ったり魔炎竜や洗脳されたメイベルの攻撃に反応したりと高い運動能力や反射能力を見せている)。
街を護る結界を破壊したり祠を破壊したりと突発的にあちこちで一見異常な破滅的行動を行うが、それらはすべて日本に帰る道を拓くための試行を極めて真剣に実行した結果であり、グランバハマルにいる間は常に元の世界に戻るための手段を模索していた。
たかふみ
声 - 福山潤[10]
準主人公。フルネームは高丘敬文(たかおか たかふみ)[8]。おじさんの甥(姉の息子)。誕生日は5月23日[13]
覚醒したものの親族一同に引取を拒否されたおじさんに渋々会いに行くハメになるが、そこでおじさんの能力を知り[23]、ルームシェアを始める[4]。おじさんが無自覚なままに話す異世界での悲惨な思い出話に幾度となくショックを受ける。おじさんが今まで消してきた記憶を書き留めた手帳を見せてもらったが、あまりの過酷な内容に自身も記憶の消去を望んだ[23]。以後おじさん同様に消した記憶を再認識しそうになると、精霊の警告で鼻血を出すようになってしまった[24]
基本的には常識人で見た目も大人しそうながら、一家離散の過去を一因にやや倫理観に欠ける思考回路を構築しており、時折おじさんの冒険譚に対しても物騒な発想をみせるため、藤宮から心配されている。事実、藤宮の大学に出向いた際はおじさんを通じて少しの間行使できるようになった精霊魔法を、短縮詠唱や必要性のない実験という精霊達への礼儀を欠いた形で用いたことから「貌(かたち)の精霊」をはじめとした精霊の怒りを買い、しばらく小型獣脚類恐竜に変えられるという制裁を受けた。
おじさんが女性心理に疎く、特にツンデレエルフの好意に気付いていないことを残念に思っているが、実は自分も藤宮から明確に好意を向けられていることに全く気づいていない。そして彼も藤宮に会う内に好意が芽生えるも、恋愛沙汰に関しては奥手なために感情を抑えており、彼女の周囲に男の気配を感じると猟奇的な一面を見せる事もある[8]。藤宮の恥ずかしい場面を目撃してしまった場合には責任を取るためおじさんに記憶を消してもらおうとするが、その度藤宮本人に止められている[25][20]。なお、アリシアが幼馴染二人から恋愛対象外だと拒否されているシーンで、納得しているようなそぶりを見せている。
おじさんがレディースデーを活用して4DXを観に行く際、流れで一時的にアリシアの姿に変えられたものの、「おっぱいを揉まない」という決断的選択を行ったことからその高潔な精神を認められ、貌の精霊から力を恒久的に貸してもらえることとなった。ただし、「変身した肉体に精神が引きずられる」という現象を甘く見ていたことから恐竜や馬の精神に引きずられてその度痛い目も見ている。
単行本のカバー下では毎回おじさんと楽しくSE●Aのゲーム機で遊んでいる。

異世界側(グランバハマル側)

ツンデレエルフ
声 - 戸松遥[10] / 佐倉綾音(『チェインクロニクル3』[11]
エルフの女性冒険者。エルフ国のエルガ王族の姫君でもある。美形ぞろいのグランバハマルにおいてもとりわけ美しい容姿の持ち主。長らく本名を明かさず、おじさんも含め周囲の者には自分のことを「エルフ」と呼ばせていたが、後にスザイルギラーゼガルネルブゼギルレアグランゼルガ=エルガであることが判明した[12]
世界各地に散逸した古代魔導具の探索・回収をするために旅をしていた。おじさんには劣るが、自身も相当な剣と魔法の使い手。ドラゴンに殺されかけていたところをおじさんに助けられ、以降おじさんに惚れて付き纏う。性格は典型的なツンデレであり、おじさんに対してつい「オーク顔」などと罵詈雑言を浴びせてしまう。「ツンデレ」というキャラクター属性が確立したのがおじさんが異世界に行った後の2004年ごろであることや、女性心理に疎いことが手伝って、その恋心に気づかないおじさんからは本気でストーカー扱いされ恐れられている。結果、おじさんから無意識のうちに何度も酷い目に合わされるが、まったくめげることなくおじさんを追いかけ続けており、たかふみから非常にタフと感心され、藤宮もその健気さに共感している。ただ、好意が報われない件については「オーク顔」という普段の呼び方等、明らかに彼女の方に問題の原因がある場合もある。おじさんから天星石の指輪を贈られた1人。
基本的に常におじさんに付き纏っており、姿が見えない時も近くにいることが多い。おじさんの周囲に女性の影が見えると嫉妬心を顕にする。自分も勘違いさせられ大きなショックを与えられた天星石の指輪(売却済み)については、後にメイベルにも与えられたことを知り、彼女が思わせぶりな態度を見せたことから、悪徳商会に借金を負ってまで買い戻した。精神的にヤンデレの傾向があり、「煉獄の湯」に現れた魔物が殲滅されたのち、おじさんとアリシアが混浴しているのを発見した際は遠く離れた山脈から結界を貫くほどの強力な連続狙撃でおじさんを攻撃している。
名前が長すぎるのに加え、国が王族の名前を省略することを不敬として認めないため、郷里の外にいるエルフが自分だけということもあり、本名を明かさず「エルフ」とのみ名乗っていた。たかふみ達からは「ツンデレさん」と呼ばれている。チェインクロニクルや、第1巻発売に関連するキャラクター人気投票では「ツンデレエルフ」という名前で扱われていた[26]。第30話にて本名が明らかとなった際、おじさんから「(スイ)」という渾名をつけられた。当初は反発したものの、その由来(宝石のような瞳だから)を知ると、他の人がいるところでは呼ばないことを条件に受け入れた。
グランバハマルでは常に偽名を使ってきたおじさんの本名を知る数少ないキャラ。
ジャドの街での騒動のあとは偶然を装ってメイベルと共におじさんと合流。再度「煉獄の湯」に赴き温泉卓球やエアホッケーに興じるなど、三人でしばらく楽しい旅を続けた模様。
上記キャラクター人気投票では1位となった。
メイベル=レイベール
声 - 悠木碧[10] / 今井麻美(『チェインクロニクル3』[11]
氷の一族の末裔である少女。のちに冒険者。
人に仇なす「魔炎竜ブレイズドラゴン」を唯一倒せる武器と言われる「凍神剣」を代々守ってきた氷の一族の末裔である少女。氷のように心を閉ざしている。一方で、それとは関係なく9歳のころに若い男と出奔した母親の「氷の一族の生活はチョロい」の教えに従って、働かず家に引き篭もる生活を送ってきた。後述の経緯からおじさんとの関わりで人生が大きく変わることになり、後に冒険者となる。おじさんから天星石の指輪を贈られた一人。
いわゆる「RPG」のキーキャラクター的存在で、魔炎竜を倒すために必要な凍神剣を手に入れるには、彼女が望む「マルキード山のポワポワの花」を持参して心を開かせる必要があった。しかし、固有名詞を覚えるのが苦手で、やり込み派のおじさんが、凍神剣無しで魔炎竜を倒してしまった[27]ため、心を開くこともなく自分の存在意義を失ってしまう。元よりそのニート生活は村の人々からかなりの反感を買っており、おじさんの助言もあって、半ば村から追い出される形で凍神剣を武器とする冒険者となる。しかし、もともとの引きこもり生活による生活習慣から、おじさんも困るほどマイペースに活動する。一時期リュシディオン王国軍の正規騎士として採用されていたが、遅刻・欠勤などの常習犯だったため解雇される。
おじさんとの出会いをきっかけに人生が大きく狂ったものの、おじさんに対しては好意を抱いており、人生を滅茶苦茶にしたお詫びとして贈られた天星石の指輪は売却せず持ち続けており、持ち主の感情に連動する凍神剣の氷の封印が溶けるほどの反応を示す。グランバハマルでは基本的にオーク顔として嫌悪されるおじさんの容姿に対しても、後述のように祖先がニホンバハマルからの転移者だった関係からか、初対面時からまったく嫌悪感を示していない。また、おじさんからも、腫れぼったい目のダウナー系の容姿が、ダイナマイ〇ヘッディーのフィンギィのようだと気に入られており、人見知りの彼から話しやすい相手と評されている[28]
歌が上手く、ニホンバハマルの歌として、おじさんからソニック・ザ・ヘッジホッグのゲーム中曲「Star Light Zone(中村正人作曲)」やNIGHTSのエンディング曲「DREAMS DREAMS」を教わっている。
氷の一族とは、実は400年前におじさんと同様にニホンバハマル(日本)から転移し、神より神をも殺せるスキルとして凍神剣を貰った武士を祖先とする一族であった。この武士は凍神剣の騎士として伝承に残っており、グランバハマルではそれなりに知られているらしい。
アリシア=イーデルシア
声 - 豊崎愛生[10] / 内田彩(『チェインクロニクル3』[11]
神聖魔道士の少女[29]。幼馴染であるエドガーとライガとパーティを組む駆け出しの冒険者。光魔法に長け、また、「回復の呪符」を始めとする呪符作成技能を持つ[30]。のちに「神聖勇者(シャイニング・クルセイダー)」の称号を得る[8]。胸が大きい。童顔で、言動にも幼さを感じさせるところがあるが、実はおじさんと同い年で(出会った当初は20歳)、誕生日はアリシアの方が3か月ほど前、つまり年上になる。ただし、後述の理由から誕生日や年齢は正しくない可能性がある。
第6話の越冬祭の話で初登場するがこのときはモブ扱いだった。第10話にて王国の東部辺境にて依頼を受けて村を襲おうとしているゴブリンの軍団と戦う事となり、明らかに実力不足の中で窮地をおじさんに助けられた[注釈 3]。封印都市ルバルドラムでおじさんが結界を再構築するところを偶然見ており、まるで伝説の勇者様だと密かに尊敬していたが、そもそも自分のせいで結界が壊れたことを隠したいおじさんによって仲間と共に記憶を消された(ただし、共闘の記憶だけでルバルドラムの記憶は残っていた[31]。)。そのためアリシア達だけでゴブリンの大群を退けたことになり(彼女ら自身も不思議に思いながら自分たちが倒したと思っていた)、結成して半年ばかりのビギナー冒険者にも関わらず、様々な目論見により教会より勇者の称号を得た。
後におじさんと再会し、共に「深闇の迷宮」のダンジョンを攻略することになり、そこで古代魔導具「救世のワンド」を入手した。しかし、その時の記憶の一部もおじさんによって消されている。第27話によってワンドの真価が発揮され、その効果である強力な精神同期魔法の副産物によりエドガーとライガの能力と技が使えるようになった他に、神の加護で身体能力も底上げされた。
実は9歳より前の記憶がなく「アリシア」という名前ももともとの本名ではない。ゴブリンに馬車で連れ去られかけていた所をエドガー達の村の自警団に救出されたのが最初の記憶であり、自分の名前も含めてそれより過去のことはまったく思い出せない。救出時に持っていたのは妹が描いたとみられる誕生日のお祝いの絵のみで、それも破れており名前の部分が判読できない状態だった(誕生日の日付はもともと書かれていなかったため不明)。年齢はその絵に「10歳」とあったことから推定されたものである。結局家族は発見されず、ゴブリンに殺されてしまったのだろうと本人は推測している。後にイーデルシア辺境司祭の養女になり「アリシア」と名付けられた。なお、おじさんによって消されていた記憶は後に復活している。
エドガー=クロストルガー
声 - 鈴村健一[10]
アリシアらと幼馴染かつパーティを組む剣士の少年。
クールに徹しようとしているが、大抵はおじさんにいい所を持ってかれてしまう。気に入った剣に名前を付けたがる癖がある[30]
ゴブリンの大群を退けた一件で英雄化された後はおじさんが切り崩した山を行った当事者と思われており、「山薙(マウンテン・スレイヤー)」の異名をつけられる。
ライガ=ストライガ
声 - 岡本信彦[10]
アリシアらと幼馴染かつパーティを組む格闘家の少年。
天然なアリシアに対してのツッコミ役。熱血漢で仕切りたがりな所があるが、大抵はおじさんにいい所を持ってかれてしまう。
ゴブリンの大群を退けた一件で英雄化された後、当時のことを尋ねられて、おじさんに記憶を消されていたために率直に覚えていないと答えたところ、キレると何も覚えていないと解釈され、「忘我の狂戦士(マッドネス・バーサーカー)」の異名をつけられる。
リカルド=マークフェルド
リュシディオン王国軍総司令官。
悪徳司祭のゼルネガンと組んで、軍の予算獲得のためにアリシアらのゴブリン討伐の一件や、無理やりな勇者任命を引き起こした張本人。ただし、あくまで大義のために小を捨てる選択しただけで根は悪人ではなく、部下からの人望も篤く、おじさんがゼルネガンの奸計を打ち砕いた後は「気性にあってない」「明らかにきつそう」等心配の声をかけられていた。
アリシアらの勇者任命の一件で義憤に駆られたおじさんの襲撃を受ける。反論するも、平手打ちで有無を言わさず相手を論破する中学時代の田淵先生に化けたおじさんによって論破されてしまう。最終的には、ゼルネガンと袂を分かつことを決める。
ミラー=グレイラー
マークフェルドの副官。
ショートカットの若い女性兵士。11年前にゴブリンに村を襲われ、マークフェルドに助けられたという過去を持つ。田淵先生に化けたおじさんに対峙し、マークフェルドを擁護しようとしたが、有無を言わさず平手打ちされ、黙らされる。その後、マークフェルドがゼルネガンからの離反を決意した際には他の同僚たちとその決定を喜ぶ。マークフェルドに対し恋慕の情を抱いているが、立場や年齢差から表に出せずにいる。
バルセイバ
マークフェルドの配下の部隊長。マークフェルドの命を曲解し部下とともにおじさんを闇討ちするため尾行していたが、同じくおじさんを尾行していた翠によって排除される。翌日、おじさん達が復活した魔炎竜を倒した直後、近隣のジャトの街の住民を扇動しておじさんを刑死させようと企むも、ハーゲンの介入によって阻止されたうえ、命令違反をマークフェルドに知られた結果、おじさんが破壊した祠を一人で再建するという処罰を与えられる。
ハーゲン=レグファルケン
レグファルケン商会の頭取。
おじさんから天星石の指輪を贈られた者の1人。
ツンデレエルフが指輪を買い戻す際に、金を借りた悪徳商人。「借金が滞ったら自分のモノになる」という闇の精霊契約呪符を使い、エルフを支配下に置こうとしたが、おじさんにその契約を解除される。契約の原因が借金だと知ったおじさんに賠償として天星石の指輪を嵌められるが、その際偶発的に発現した呪いにより抜けなくなってしまった。
その後、様々な手段を講じて指輪を外そうとするがいずれも失敗し、ジャトで処刑されようとしていたおじさんを拉致して呪いを解かせようとするがおじさんですら解くことが叶わなかったため、おじさんの親切心でマークフェルドを紹介してもらった。
ドルドール
「巨獣狩人」の二つ名を持つ巨漢の傭兵。ハーゲンに雇われ、用心棒を務めている。職務には非常に忠実な性格。闘気を伴う咆哮により対象を攻撃する「ギガンティックホーン」という大技を修得している。
かつてマウアの森で大王ヒグマに襲われていたアリシアたちを助けたことにより彼らが冒険者を目指すきっかけを作った。ジャト郊外でおじさんを拉致した後、救助のために飛来した翠をギガンティックホーンで叩き落とし、駆けつけたアリシア一行と再会。彼らが冒険者になったと聞いて素直に喜んだ直後、仕事モードとして三人を容赦なく叩きのめすが、彼らの反撃に対しては痛がりながらもどこか嬉しげに戦闘を続けていた。
ハーゲンがマークフェルドの元へと連れ去られた後、グレイラーとともに戻ってきたおじさんからハーゲンからの手紙を渡されるものの「王都まで5日はかかる」として信用せず、ムッとしてしまったおじさんに掴まれて実際に王都まで連れられそうになる。だが相次ぐ長距離移動で精霊の力が尽きていたことから高空から落下、生存すら危ぶまれるような無残な姿となって地面に斃れ伏す。
しかし再度おじさんが逮捕された後、回復魔法により何事もなかったかのようにケロっとした様子で牢のおじさんを訪れて「舐めてた。あの速さなら王都にも行けるわ。悪りー悪りー」 と(差し入れの果物をつまみ食いしながら)フランクに謝罪、さらに賄賂を払えば簡単に釈放されることを教える。
ジャドのお偉方

上記の通り、おじさんから全財産を賄賂として渡され、揉み手をしながらうって変わった低姿勢でおじさんを釈放。腐ってる。

現実世界側

藤宮澄夏(ふじみや すみか)
声 - 小松未可子[10]
たかふみの幼馴染で大学生。誕生日は6月3日[13]
巨乳の眼鏡美人。たかふみとは中学まで同じ学校に通い、小学生のころから密かに好意を抱いていた。街角で偶然再会し、以降、彼の目を自分に向けさせようと奮闘するがまるで成功しない。たかふみとおじさんの家に定期的に訪問するようになり、おじさんの異世界での冒険譚をたかふみと共に聞くようになる。現実世界においてたかふみ以外で、おじさんの能力を知る唯一の人物。
小学校時代はいわゆるガキ大将で、上級生の男子ですら泣かせてしまうほどであり、外見も女子にはまったく見えず完全に乱暴な悪ガキであった(ただし、思い出の中の自身の容姿は可愛らしい少女)が、女の子扱いしてくれたたかふみに恋心を抱く。少なくとも中学入学までには現在のような女子らしい容姿になっていた。たかふみへの恋心に気づいているおじさんからは応援されている。
エロい系の展開が好きで、おじさんの話がそっち方面にいこうとするとテンションが上がったり、「身体が火照ってハアハアする[32]」をおじさんに要求したりする。
藤宮千秋(ふじみや ちあき)
澄夏の弟。小学4年生。
小学生ながら背が高くコワモテで、姉と同年代に見える。内面は年相応の普通の小学生であるものの、その外見と相まって言動が物騒に見え、周囲を誤解させてしまう。幼い時にはたかふみや後述の沢江に遊んでもらっていたため、その2人とは面識があった(ただし、急速に現在の姿に成長したため、たかふみも沢江も初見ではそれが千秋であると気づかなかった。また、たかふみについては彼自身も当時からかなり外見が変わっており、千秋の側でも最初は気づいていなかった)。また彼もYouTuberであり、視聴者を楽しませようと純粋な気持ちで動画を配信しており、おじさんとネタなどで話し合っている[8]
沢江(さわえ)
声 - 金元寿子[10]
藤宮と同じ大学に通う友人。高校時代からの付き合いで「ふじみー」「さわ」と呼び合う。細目の両八重歯。
最近付き合いが悪くなった藤宮が怪しい連中と付き合っているのではないかと心配し、GPS機能を使ってたかふみの部屋を訪れ、おじさんたちと遭遇する。
心配性の上にエグいレディコミの愛読により思考が変な方向に毒されているらしく、千秋やたかふみの発言を誤解して、見当違いかつ桁違いな制止を藤宮に対し発言して逆に引かせる状況を作っていた。さらにおばさんが新興宗教にハマった経験があるらしく、SE●Aに対するおじさんの発言も誤解していた。たかふみを試すべく飲み会の写真や海水浴の写真を見せるものの、藤宮本人の際どい姿よりも後ろに写っている無関係な男性に異常な攻撃的反応を見せるたかふみに戦慄する。

書誌情報

  • 殆ど死んでいる 『異世界おじさん』 KADOKAWA〈MFコミックス〉、既刊7巻(2022年2月21日現在)
    1. 2018年11月21日発売[33]ISBN 978-4-04-065368-6
    2. 2019年4月22日発売[34]ISBN 978-4-04-065707-3
    3. 2019年10月21日発売[35]ISBN 978-4-04-064093-8
    4. 2020年4月23日発売[36]ISBN 978-4-04-064575-9
    5. 2020年10月23日発売[37]ISBN 978-4-04-065952-7
    6. 2021年6月23日発売[38]ISBN 978-4-04-680402-0
    7. 2022年2月21日発売[39]ISBN 978-4-04-681123-3

メディア展開・コラボ

作中では一部の固有名詞が伏字になっているが、殆どは有名ゲーム企業や(マニアには)有名なゲームタイトルである。「分かる人にはすぐに察せられる」程度の伏せレベルだが、無許可で描いているので、一応このような措置をしているものと思われる(他作品でも時折り見られる書式)。

その中でもSEGA(原作では「SE○A」と表記。以下「セガ」)関連の話題・語句は(主に現実世界パートで)頻繁に差し込まれており、本連載時期にあたる2019年9月19日更新分では、同日に発売されたゲーム機「メガドライブミニ」(MDミニ)とのコラボ回を公開した[40]。この回ではセガの社名およびMDミニに収録されたゲームタイトルは伏字無しとなった。その後もセガが発売した携帯ゲーム機・ゲームギアミクロ発売時には作者が描き下ろしたイラストを公開した。

ゲームにおいては上記と同様、たびたび『エイリアンソルジャー』について言及されており。その縁から、メガドライブミニのエイリアンソルジャー情報ページにおいても本作について言及。のちに出た別版「アジアエディション」(詳細は「メガドライブミニ」の項を参照)においても、作者が描き下ろしたポストカードが同封された[41]

第3巻発売に伴うCMでは、2016年にテレビ局の街頭インタビューで「自己防衛おじさん」として有名となった占い師の鉄平。が起用され、「自己防衛おじさん」として有名となった当時のインタビューのパロディとして「異世界に召喚されたらどうやって生き抜く?」などの質問に答える演出がなされた[42]

2020年10月には、セガから配信されているスマートフォンアプリ『チェインクロニクル』とのコラボが行われ、本作のキャラクターがゲーム内に登場した[11]

2021年12月24日には、テレビアニメ版とセガのコラボ動画がYouTubeにて公開されている[43][44]

テレビアニメ

2022年7月よりAT-Xほかにて放送中[45][46]

スタッフ

  • 原作・シナリオ監修 - 殆ど死んでいる[10]
  • 監督 - 河合滋樹[10]
  • シリーズ構成 - 猪原健太[10]
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 大田和寛[10]
  • 衣装デザイン - 須藤智子
  • モンスターデザイン - 寺尾憲治
  • プロップデザイン - 岩畑剛一、鈴木典孝
  • デザインワークス - 加藤千恵、コレサワシゲユキ、灯夢
  • 美術設定 - 青木薫、緒川マミオ、中島美佳
  • 美術監督 - 高峯義人
  • 色彩設計 - 安部なぎさ
  • 特殊効果 - 谷口久美子
  • 撮影監督 - 峰岸健太郎
  • 3Dディレクター - 軽部優、小高みちる
  • 編集 - 須藤瞳
  • 音響監督 - 明田川仁
  • 音楽 - 末廣健一郎[10]
  • 音楽プロデューサー - 若林豪
  • 音楽制作 - KADOKAWA
  • プロデューサー - 石上丈太郎、赤坂泰基、德村憲一、飯塚彩、多田祐一、外川明宏、有水宗治郎
  • アニメーションプロデューサー - 吉川綱樹
  • アニメーション制作 - Atelier Pontdarc[10]
  • 製作 - 異世界おじさん製作委員会

主題歌

「story」[47]
前島麻由によるオープニングテーマ。作詞・作曲・編曲はR・O・N
「一番星ソノリティ」[47]
井口裕香によるエンディングテーマ。作詞はPA-NON、作曲は渡辺翔、編曲は清水哲平

各話リスト

話数サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督初放送日
第1話異世界グランバハマルに17年いたがようやく帰ってきた、ぞ 猪原健太河合滋樹大田和寛2022年
7月6日

放送局

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[46]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [48] 備考
2022年7月6日 - 水曜 22:00 - 22:30 AT-X 日本全域 CS放送 / 字幕放送[49] / リピート放送あり
水曜 23:30 - 木曜 0:00 TOKYO MX 東京都
2022年7月7日 - 木曜 0:30 - 1:00(水曜深夜) KBS京都 京都府
サンテレビ 兵庫県
木曜 23:00 - 23:30 BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
2022年7月9日 - 土曜 3:05 - 3:35(金曜深夜) テレビ愛知 愛知県
AT-Xでは放送前週に特番『AT-X特番『異世界おじさん』ちゃんねる』が放送予定[50]
日本国内 インターネット / 配信期間および配信時間[46]
配信開始日 配信時間 配信サイト
2022年7月 - 予定 未発表 Netflix
その他のプラットフォームでも順次配信予定[46]

賞歴

脚注

注釈

  1. ^ 同様の設定の作品は『はぐれ勇者の鬼畜美学』が存在する。
  2. ^ 高額な取引の際には、万単位の銅貨との引き換えを担保する盟約魔法のコインが使用される。
  3. ^ アリシア達は少数のゴブリンが相手だと聞かされていた。後に王国上層部が絡む陰謀で実際の数が伏せられ、時間稼ぎ要員の捨て駒扱いであったことが明かされる。

出典

  1. ^ 僕のおじさんは異世界帰り!おじさん&高校生の新生活描く「異世界おじさん」”. コミックナタリー (2018年6月29日). 2019年4月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月26日閲覧。
  2. ^ 新ウエッブコミックサイト WebComic アパンダ 本日オープン!!”. 無料コミック ComicWalker. KADOKAWA (2021年7月18日). 2021年7月18日閲覧。
  3. ^ a b “異世界おじさん(いせおじ)|アニメ声優・キャラクター・登場人物・最新情報一覧”. animate Times. https://www.animatetimes.com/tag/details.php?id=12470 2021年6月24日閲覧。 
  4. ^ a b 第1巻, 第2話.
  5. ^ a b 第5巻, 第25話.
  6. ^ 第2巻, 第8話.
  7. ^ a b 第3巻, 第14話.
  8. ^ a b c d e 第3巻, 第18話.
  9. ^ 第4巻, 第22話.
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m n o STAFF&CAST”. TVアニメ「異世界おじさん」公式サイト. 2022年6月9日閲覧。
  11. ^ a b c d e チェインクロニクル3 × 異世界おじさんコラボ 特設サイト” (2020年10月23日). 2020年11月28日閲覧。
  12. ^ a b 第6巻, 第30話.
  13. ^ a b c 第2巻, 133P.
  14. ^ 第2巻第12話
  15. ^ 第3巻, 第14,15話.
  16. ^ 第3巻第17話
  17. ^ 第3巻第14話
  18. ^ 第4巻, 第21話.
  19. ^ a b 第1巻, 第4話.
  20. ^ a b c 第4巻, 特別編.
  21. ^ 第2巻, 第12話.
  22. ^ 第5巻, 第26話.
  23. ^ a b 第1巻, 第1話.
  24. ^ 第3巻, 第15話.
  25. ^ 第2巻, 第11話.
  26. ^ アンケート結果発表 2019年3月2日閲覧。
  27. ^ 魔炎竜は凍神剣以外のあらゆる攻撃を無効化する「魔炎の鱗」に覆われているが、工夫して攻撃パターンを覚えたら何とか倒せた。魔炎竜の魔炎を食らっている間だけは物理剣でダメージがちょっとだけ通るのでその後はパターンとのこと。(第2巻第12話)
  28. ^ 第2巻, 第13話.
  29. ^ 第2巻, 第10話.
  30. ^ a b 第4巻, 第19話.
  31. ^ 第6巻, 第28話.
  32. ^ 2巻巻末おまけ漫画参照
  33. ^ 異世界おじさん 1”. KADOKAWA. 2021年6月23日閲覧。
  34. ^ 異世界おじさん 2”. KADOKAWA. 2021年6月23日閲覧。
  35. ^ 異世界おじさん 3”. KADOKAWA. 2021年6月23日閲覧。
  36. ^ 異世界おじさん 4”. KADOKAWA. 2021年6月23日閲覧。
  37. ^ 異世界おじさん 5”. KADOKAWA. 2021年6月28日閲覧。
  38. ^ 異世界おじさん 6”. KADOKAWA. 2021年6月23日閲覧。
  39. ^ 異世界おじさん 7”. KADOKAWA. 2022年2月21日閲覧。
  40. ^ 戸部マミヤ (2019年9月19日). “漫画『異世界おじさん』最新話でメガドラミニとコラボ! セガ派のおじさんがメガドラ愛を語りまくる”. ねとらぼ. 2019年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月22日閲覧。
  41. ^ メガドライブミニ「エイリアンソルジャー」公式サイト
  42. ^ “自己防衛おじさん”まさかのテレビCMデビュー 伝説の街頭インタビューを本人出演で再現、漫画「異世界おじさん」で”. BIGLOBEニュース (2019年10月24日). 2019年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月28日閲覧。
  43. ^ セガ本社に呼び出されたらあの看板キャラと対面した件【異世界おじさん】. YouTube・KADOKAWAanime. KADOKAWA. 24 December 2021. 2022年6月9日閲覧
  44. ^ “「異世界おじさん」とセガのスペシャル映像公開、あの看板キャラとまさかの対面”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年12月24日). https://natalie.mu/comic/news/459348 2022年6月9日閲覧。 
  45. ^ “「異世界おじさん」新ビジュ&PV公開、子安武人と福山潤出演の第1話先行上映特番も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年6月9日). https://natalie.mu/comic/news/459348 2022年6月9日閲覧。 
  46. ^ a b c d ON AIR”. TVアニメ「異世界おじさん」公式サイト. 2022年6月9日閲覧。
  47. ^ a b MUSIC”. TVアニメ「異世界おじさん」公式サイト. 2022年6月9日閲覧。
  48. ^ テレビ放送対象地域の出典:
  49. ^ 週間番組表 (2022/07/04〜2022/07/10)”. AT-X. エー・ティー・エックス. 2022年6月22日閲覧。
  50. ^ 放送直前! AT-X放送直前特番、6月29日(水)に放送決定!”. TVアニメ「異世界おじさん」公式サイト (2022年6月9日). 2022年6月9日閲覧。
  51. ^ 『次にくるマンガ大賞2019』が結果が発表!! KADOKAWAから計8作品が上位ランクイン!!”. comic-walker (2019年8月23日). 2021年2月27日閲覧。
  52. ^ このマンガがすごい!2020”. 宝島社「このマンガがすごい!WEB」 (2019年12月20日). 2021年2月27日閲覧。
  53. ^ BOOK☆WALKER大賞 2020”. BOOK☆WALKER (2021年2月12日). 2021年2月27日閲覧。

外部リンク