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「東京都立桜修館中等教育学校」の版間の差分

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2022年10月8日 (土) 05:13時点における版

桜修館中等教育学校
地図北緯35度37分16.2秒 東経139度40分15.5秒 / 北緯35.621167度 東経139.670972度 / 35.621167; 139.670972座標: 北緯35度37分16.2秒 東経139度40分15.5秒 / 北緯35.621167度 東経139.670972度 / 35.621167; 139.670972
過去の名称 東京都立大学附属高等学校
国公私立の別 公立学校
設置者 東京都の旗 東京
学区 東京都全域
設立年月日 2006年
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 2学期制
学校コード D213299900013 ウィキデータを編集
中等教育学校コード 13336B(高等科)
138003(中等科)[1]
所在地 152-0023
東京都目黒区八雲一丁目1番2号
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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東京都立桜修館中等教育学校の位置(東京都内)
東京都立桜修館中等教育学校

東京都立桜修館中等教育学校(とうきょうとりつ おうしゅうかんちゅうとうきょういくがっこう)は、東京都目黒区八雲一丁目にある東京都立中等教育学校中高一貫校)。後期課程(高等学校に相当)からの入学(編入学)者は募集しない完全中高一貫校。

概要

2006年に開校。校風や伝統は7年制旧制府立高等学校尋常科を起源とする東京都立大学附属高等学校の流れを汲み、現在でも東京都立大学旧・東京都立大学を経て首都大学東京から名称変更)との交流が盛んである。校名は、旧制府立高校から受け継がれている校章に由来する。

2学期制で、6年間を前期課程(1~3年)と後期課程(4~6年)に分けている。50分×6時間制が取られている。

大学進学重視を前面に打ち出しており、土曜日や長期休業中の補習・講習の充実が図られているなど、学力向上を図っている。英語の副教材にはプログレスを使用。英語教育推進校に指定されており、ICTを用いたオンライン英会話が英語の授業時間内に行われているなど、英語教育に力を入れている。論理的思考を重視しており、「国語で論理を学ぶ」や「数学で論理を学ぶ」などの独自科目が実施されている。後期課程以降には中国語ハングル語(韓国朝鮮語)、ドイツ語フランス語スペイン語などの第二外国語を希望することにより受講することができる[2]。「留学特講」では海外の大学に進学を希望する生徒の語学力向上などを行う。

校則については「規則」というよりも「マナー」という考えがなされ、特に後期課程ではその流れが色濃く残っている。

制服は、八雲の木々を意識した深緑色(ほとんど黒に近い)のブレザーで、男子はスラックス、女子はスカートまたはスラックスである。前期課程は灰色が基調のネクタイ・リボン、後期課程は紺色が基調のネクタイ・リボンを着用する。

象徴

  • 校章
校章は桜(の内側)に旭日である。
  • 校旗
校旗は府立高等学校時代からの旗である。
  • 校歌
「校歌」 昭和10年発表。作詞・蔵田延男 作曲・實吉捷郎
「嗚呼西山の(雲はれて)」と呼ばれている。当時学生であった蔵田延男(地質学者理学博士)により作られた歌である。曲については、府立高等学校の教官であった實吉捷郎(独文学者)により作曲された曲が、現在の校歌に引き継がれている。[3][4]
  • 学生歌
青春という」 昭和13年発表。作詞・山下肇 作曲・永田丕

主な学生歌として挙げられるのが「青春という」である。首都大学東京応援歌としても伝唱しているが、桜修館中等教育学校では現在はほとんど使われることはない。

校長

  • 初代:石坂康倫
  • 第2代:須藤勝
  • 第3代:小林洋司
  • 第4代:金田喜明
  • 第5代:鳥屋尾史郎
  • 第6代:石崎規生

沿革

  • 2004年4月 - 東京都立大学附属高等学校内に目黒地区中等教育学校(仮称)の開設準備室が設置される。
  • 2005年10月 - 校名が東京都立桜修館中等教育学校に決定。
  • 2006年4月 - 第1回入学式挙行。

教育目標

高い知性(論理的に課題を解決する力・自主的な表現力)、広い視野(人権や生命、他人の心を尊重し、社会に貢献しようとする態度)、強い意志(責任を持って行動する姿勢、課題に根気よく立ち向かえる精神力と体力)を含む「真理の探究」が教育目標である。

部活動

文化系

運動系

研究会・同好会

過去に存在していた部活動

交通

行事

クラスマッチ、記念祭、合唱コンクールの3つの行事は三大行事と呼ばれ、都立大学附属高等学校から受け継いだものである。行事幹部と呼ばれる組織がそれぞれ運営する。

  • クラスマッチ - いわゆる体育祭である。5月頃に校内(まれに一部球技を校外の体育館で行う)で3日間にわたり開催され、1日目と2日目に球技が、3日目に団体競技が行われる。旧制府立高等学校時代から行われている伝統ある行事である。原則非公開。
  • 記念祭 - いわゆる学園祭である。9月初旬から中旬頃の週末に、校内で2日間にわたり実施される。旧制府立高等学校時代から行われている伝統ある行事である。
  • 合唱コンクール - 3月の卒業式後に学校の敷地の隣にあるめぐろパーシモンホール都立大学跡地)で実施される。非公開。

卒業後の進路[5]

令和3年(10期生) 大学進学81%、進学準備18%、短大・専門学校1%、就職0%

著名な出身者

脚注

  1. ^ 東京都所属中学校コード表 (PDF)
  2. ^ QandA Q12
  3. ^ 笹のぶえ(2009)「受け継がれる校歌」『とだいふ』第33号,1月30日,東京都立大学附属高等学校
  4. ^ 府立高等学校同窓会(1991)「府立高等学校校歌」『日本寮歌大全集1』日本クラウン株式会社に収録
  5. ^ 東京都立桜修館中等教育学校”. 東京都立桜修館中等教育学校. 2021年11月23日閲覧。

関連項目

外部リンク