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青春という

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

青春という(はるという)は旧制府立高等学校(後の旧制都立高等学校、旧東京都立大学首都大学東京東京都立大学附属高等学校東京都立桜修館中等教育学校)の学生歌の一つ(広義の寮歌)。「青春という」とは歌い出しの文言である。

基本データ

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作詞者 山下肇は後に東京大学文学部独文科を卒業、独文学者として知られる。
作曲者 永田丕は後に東京大学医学部を卒業、音楽療法で知られる。
編曲者 有馬礼子により後に編曲が作成されている。

JASRACの管理楽曲ではないが、著作権は存続している。

概要

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旧制府立高等学校には昭和18年(1943年) までが無かったため、寮の記念祭の代わりに、学校全体としての記念祭が毎年10月に祝われていた[1]。昭和13年(1938年) の第9回記念祭からは年ごとに記念祭歌が選定されるようになった[2]。『青春という』 はその年に、記念祭歌とは別個に作られた学生歌である (昭和13年度の記念祭歌は、『見よやローマの壮大も』)。

作詞者の山下は、翌年の記念祭歌 『爽昧 (そうまい) かな爽昧かな』 の作詞も手がけている。『青春という』 では 1番の冒頭のみ 「青春という青春という」 と繰り返すが、『爽昧かな』 の方は 1番から 6番の冒頭の句がすべて繰り返しである。

長調の明るく軽快な曲であり、旧制都立高等学校を継承した新制東京都立大学、首都大学東京でも応援歌として歌われている。ただし、最後の 「我等が府立 若人府立」 の部分は、「我等が首都大 若人首都大」 と変えて歌われる。

関連項目

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脚注

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  1. ^ 府立高等学校第12回卒業生編 『府立高等学校卒業五十周年記念誌』(1993年、国立国会図書館所蔵) 27頁・30頁に掲載の 1940年-1941年当時の記念祭パンフレットによれば、10月30日から 11月初頭にかけて開催されている。
  2. ^ 日本寮歌振興会編 『日本寮歌祭四十年史』(2000年) 171頁-172頁。

書籍

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  • 府立高等学校同窓会編 『府立高等学校歌集 : 増補改訂版』 1992年。
  • 旧制高等学校資料保存会編 『日本寮歌大全』・別巻「旧制高等学校寮歌集」 国書刊行会、1996年、ISBN 4336037892

外部リンク

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