「天上山 (東京都)」の版間の差分
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2022年11月23日 (水) 10:27時点における版
天上山 | |
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南から望む(多幸湾より) | |
標高 | 571.8[1] m |
所在地 | 東京都神津島村 |
位置 | 北緯34度13分09.1秒 東経139度09分10.6秒 / 北緯34.219194度 東経139.152944度座標: 北緯34度13分09.1秒 東経139度09分10.6秒 / 北緯34.219194度 東経139.152944度 |
山系 | 神津島 |
種類 | 溶岩ドーム[2] |
最新噴火 | 838年[2] |
天上山の位置 | |
プロジェクト 山 |
天上山(てんじょうさん)は、東京都神津島村の神津島にある火山で、島内の最高峰。
当山は838年7月29日(承和5年7月5日)[3]に始まった噴火で、火砕流・火砕サージを噴出後、火砕丘を形成し、最終的に溶岩ドームを形成したものである[4][2]。古記録によると関東・中部・近畿地方に降灰し、840年10月(承和7年9月)になっても噴出物はなお高温であったと考えられている[3]。
山頂部は比較的に平坦で、ババ池、不動池、千代池(せんだいいけ)などの池が点在する。この平坦面の南西部には、それぞれ「表砂漠」「裏砂漠」と呼ばれる、砂の堆積した地域がある(下の写真で中央の細長い白い部分と、右の白い部分である)。
最高地点は571.8mの三角点であるが、他に、529m、524mなどのピークがある。また、東尾根上に503mの櫛ヶ峰がある。
山頂付近から西南西に向けて神津沢の谷がえぐられており、これによって西斜面は黒島(南)と白島(北)の2つに大きく分けられる。黒島と白島のそれぞれに登山道がある。神津沢は神津島の中心集落の北部、神津島港の南で太平洋に注ぐ。
山頂部には東に2つの展望地があり、その内のひとつは、東京都によって新東京百景に選定されている。展望地からは、伊豆大島、利島、新島、式根島、三宅島、御蔵島などが見渡せる。また、別の場所からは、伊豆半島も望むことができる。
脚注
外部リンク
- 神津島 - 気象庁
- 日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 神津島 (PDF) - 気象庁
- 神津島 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター