「パスカル・ロベール=ディアール」の版間の差分
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== 経歴 == |
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1986年、[[ル・モンド]]社に入社し、政治ジャーナリストとして働いたのち、2002年より裁判のコラムニストとなり、主に政治資金スキャンダルなどの重大事件を担当しつつ、小規模の犯罪も手掛けている。ジャーナリスト、コラムニストとして、2016年には『供述』、2021年には『誰かが分かってくれる』といった有名な事件を扱った書籍を出版し<ref>『誰かが分かってくれる』''Comprenne qui voudra''に関しては、記録映画製作者であるジョゼフ・ボールギャール(Joseph Beauregard)との共著。</ref> |
1986年、[[ル・モンド]]社に入社し、政治ジャーナリストとして働いたのち、2002年より裁判のコラムニストとなり、主に政治資金スキャンダルなどの重大事件を担当しつつ、小規模の犯罪も手掛けている。ジャーナリスト、コラムニストとして、2016年には『供述』、2021年には『誰かが分かってくれる』といった有名な事件を扱った書籍を出版し、<ref>『誰かが分かってくれる』''Comprenne qui voudra''に関しては、記録映画製作者であるジョゼフ・ボールギャール(Joseph Beauregard)との共著。</ref>これらの書籍は法学者などからも高く評価されている。<ref>{{Cite web |title=La Déposition : P. Robert-Diard |url=https://sinelege.hypotheses.org/3240 |website=Sine lege |access-date=2023-01-29 |language=fr-FR |first=Jean-Baptiste |last=THIERRY}}</ref><ref>例えばロレーヌ大学法学部准教授のジャン=バティスト・ティエリは、『供述』について、「稀に見る素晴らしい本で、悲劇的な事件について、フランスの基本法について、もっといえば法的問題を扱う書物の難しさに関して明晰な視線を我々に提供してくれる」と述べている。出典は注2を参照のこと。</ref>2022年、複数の事件に取材した<ref>2003年から2010年まで、強姦罪により服役し、被害者のふりをしていた女性が告訴を取り下げたために無罪宣告を受けたロイック・セシェの事例や、無実の暴行を加えた罪で2年半投獄されたのち2010年に釈放されたヴァマラ・カマガトの事例などを基にしている。出典は注5を参照のこと。</ref><ref>{{Cite web |title=Frédéric Beigbeder: «La présomption de véracité» |url=https://www.lefigaro.fr/livres/frederic-beigbeder-la-presomption-de-veracite-20221130 |website=LEFIGARO |date=2022-11-30 |access-date=2023-01-30 |language=fr}}</ref><ref>注5の出典とは別に、2022年12月6日(7日)のル・モンドで、ロベール=ディアール自身が、その翌日に行われる予定の名誉回復請求の審理について論じている。この請求は、性的暴行罪および強姦罪で2003年に有罪判決を受けた男性が行ったもので、1998年にこの男性に対して訴えを起こした当時15歳の少女が、2017年に「嘘をついた」と認めたことに起因する。出典は注7を参照のこと。</ref><ref>{{Cite news |title=La jeune fille et l’innocent, histoire d’une accusation de viol qui a duré près de vingt ans |url=https://www.lemonde.fr/police-justice/article/2022/12/06/la-jeune-fille-et-l-innocent-histoire-d-une-accusation-de-viol-qui-a-dure-pres-de-vingt-ans_6153110_1653578.html |work=Le Monde.fr |date=2022-12-06 |access-date=2023-01-30 |language=fr}}</ref>『嘘つき少女』を上梓し、小説家としてもデビュー。この『嘘つき少女』は同年の[[ゴンクール賞]]にノミネートされ、受賞こそしなかったものの、選考段階のセミファイナルまで残り高い評価を受けた。<ref>{{Cite web |title=Prix Goncourt 2022 : l'académie donne sa nouvelle sélection, la liste des 8 romans en lice |url=https://www.linternaute.com/actualite/societe/2353720-prix-goncourt-2022-la-liste-des-romans-selectionnes/ |website=www.linternaute.com |date=2022-10-04 |access-date=2023-01-29 |language=fr |first=La |last=Rédaction}}</ref>また、ゴンクール賞選考とほぼ同時期に開催される「日本の学生が選ぶゴンクール賞」<ref>{{Cite web |title=フランス文学|日本の学生が選ぶゴンクール賞 |url=https://www.goncourt.jp/ |website=goncourtjp |access-date=2023-01-29 |language=ja}}</ref>では、2023年1月30日現在最終選考に残っている。<ref>{{Cite web |title=第一次選考の結果、4作品が選ばれました |url=https://www.goncourt.jp/post/第一次選考の結果、4作品が選ばれました |website=goncourtjp |date=2022-11-10 |access-date=2023-01-29 |language=ja |last=goncourtjapon}}</ref>なお、著書にまだ邦訳はない。 |
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== 『嘘つき少女』あらすじ == |
== 『嘘つき少女』あらすじ == |
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== 作家自身の発言 == |
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『大衆の意見が法廷に広く浸透してしまったとき、その意見がとんでもない間違いを起こさせるのです。』<ref>{{Cite web |title=Pascale Robert-Diard : "Quand l'opinion publique envahit les prétoires, elle fait des dégâts considérables" |url=https://www.radiofrance.fr/franceinter/podcasts/l-invite-de-7h50/l-invite-de-7h50-du-mercredi-19-octobre-2022-1056755 |website=France Inter |date=2022-10-19 |access-date=2023-01-30 |language=fr}}</ref>(『嘘つき少女』の構造について、[[ラジオ・フランス・アンテルナショナル]]にて。2022年10月19日) |
・『大衆の意見が法廷に広く浸透してしまったとき、その意見がとんでもない間違いを起こさせるのです。』<ref>{{Cite web |title=Pascale Robert-Diard : "Quand l'opinion publique envahit les prétoires, elle fait des dégâts considérables" |url=https://www.radiofrance.fr/franceinter/podcasts/l-invite-de-7h50/l-invite-de-7h50-du-mercredi-19-octobre-2022-1056755 |website=France Inter |date=2022-10-19 |access-date=2023-01-30 |language=fr}}</ref>(『嘘つき少女』の構造について、[[ラジオ・フランス・アンテルナショナル]]にて。2022年10月19日) |
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『(裁判のコラムニストとしての)キャリアを始めるにあたって、若いアルジェリア人女性の裁判を傍聴したんです。嬰児を殺害した罪に問われていた裁判でした。この女性はまったく裕福ではなく、15歳でフランスに来て、ある青年との間に子供を身ごもったんです。彼は彼女と結婚すると約束したにもかかわらず、口だけで実際のところは何もしませんでした。彼女は妊娠したということを隠し、赤ちゃんを殺してしまいました。この裁判の求刑時に、検事が立ち上がって、死んでしまった赤ちゃんの父親の方を向き、こう言ったのです。『あなたこそ、被告人席にいるべきです。』と。この張りつめた瞬間を目撃して、私は裁判のコラムニストになりたいと強く感じましたし、その願いが2002年に叶ったことをとてもうれしく思っています。』<ref>{{Cite web |title=Une témoin professionnelle à la barre : entretien avec Pascale Robert-Diard |url=https://blogs.mediapart.fr/revue-deliberee/blog/160519/une-temoin-professionnelle-la-barre-entretien-avec-pascale-robert-diard |website=Mediapart |access-date=2023-01-30 |language=fr |first=Revue |last=Délibérée}}</ref>(裁判のコラムニストになったきっかけについて) |
・『(裁判のコラムニストとしての)キャリアを始めるにあたって、若いアルジェリア人女性の裁判を傍聴したんです。嬰児を殺害した罪に問われていた裁判でした。この女性はまったく裕福ではなく、15歳でフランスに来て、ある青年との間に子供を身ごもったんです。彼は彼女と結婚すると約束したにもかかわらず、口だけで実際のところは何もしませんでした。彼女は妊娠したということを隠し、赤ちゃんを殺してしまいました。この裁判の求刑時に、検事が立ち上がって、死んでしまった赤ちゃんの父親の方を向き、こう言ったのです。『あなたこそ、被告人席にいるべきです。』と。この張りつめた瞬間を目撃して、私は裁判のコラムニストになりたいと強く感じましたし、その願いが2002年に叶ったことをとてもうれしく思っています。』<ref>{{Cite web |title=Une témoin professionnelle à la barre : entretien avec Pascale Robert-Diard |url=https://blogs.mediapart.fr/revue-deliberee/blog/160519/une-temoin-professionnelle-la-barre-entretien-avec-pascale-robert-diard |website=Mediapart |access-date=2023-01-30 |language=fr |first=Revue |last=Délibérée}}</ref>(裁判のコラムニストになったきっかけについて) |
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== 作品のおよぼす影響 == |
== 作品のおよぼす影響 == |
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ロベール=ディアール自身にその意図はないのだが、単純な構造をとると「主人公リザがレイプされたと嘘をついてしまい、それでマルコは冤罪になった」という形式にもなる『嘘つき少女』が、昨今の[[フェミニズム]]に反抗するアンチ・フェミニズムに利用される可能性を報じるフェミニスト寄りのメディアもある<ref>{{Cite web |title=« Petite menteuse », « pas besoin de violer » : les fables backlashs de la semaine |url=https://www.lesnouvellesnews.fr/petite-menteuse-pas-besoin-de-violer-les-fables-backslashs-de-la-semaine/ |website=Les Nouvelles NEWS |date=2022-10-20 |access-date=2023-01-30 |language=fr-FR |first=par Isabelle |last=Germain}}</ref> |
ロベール=ディアール自身にその意図はないのだが、単純な構造をとると「主人公リザがレイプされたと嘘をついてしまい、それでマルコは冤罪になった」という形式にもなる『嘘つき少女』が、昨今の[[フェミニズム]]に反抗するアンチ・フェミニズムに利用される可能性を報じるフェミニスト寄りのメディアもある。<ref>{{Cite web |title=« Petite menteuse », « pas besoin de violer » : les fables backlashs de la semaine |url=https://www.lesnouvellesnews.fr/petite-menteuse-pas-besoin-de-violer-les-fables-backslashs-de-la-semaine/ |website=Les Nouvelles NEWS |date=2022-10-20 |access-date=2023-01-30 |language=fr-FR |first=par Isabelle |last=Germain}}</ref>また、一部の[[#MeToo|#MeToo]]運動のような、「女性が言ったもの勝ち」になるところに疑いを投げかけることのできる小説でもあるため、極端なフェミニズムに懐疑的なメディアにも取り上げられている。<ref>{{Cite web |title="La Petite menteuse" de Pascale Robert-Diard : un roman judiciaire sur le doute à l'ère MeToo |url=https://www.marianne.net/culture/litterature/la-petite-menteuse-de-pascale-robert-diard-un-roman-judiciaire-sur-le-doute-a-lere-metoo |website=www.marianne.net |date=2022-09-28UTC14:00:00+0100 |access-date=2023-01-30 |language=fr |first=Soisic |last=Belin}}</ref> |
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== 作家自身への評価 == |
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== 著作一覧 == |
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『供述』''La Déposition''、L'Iconoclaste、2016 |
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*『誰かが分かってくれる』''Comprenne qui voudra''、L'Iconoclaste、2021 |
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『誰かが分かってくれる』''Comprenne qui voudra''、L'Iconoclaste、2021 |
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『嘘つき少女』''La petite menteuse''、L'Iconoclaste、2022 |
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[[fr:Pascale Robert-Diard]] |
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== 出典・脚注 == |
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2023年1月31日 (火) 14:18時点における版
パスカル・ロベール=ディアール Pascale Robert-Diard | |
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ファイル:肖像権および著作権に抵触しない本人画像をお寄せください | |
生誕 | 1961年 |
国籍 | フランス |
職業 |
ジャーナリスト コラムニスト 小説家 |
パスカル・ロベール=ディアール(Pascale Robert-Diard、1961年-)は、フランスのジャーナリスト、コラムニスト、小説家。
経歴
1986年、ル・モンド社に入社し、政治ジャーナリストとして働いたのち、2002年より裁判のコラムニストとなり、主に政治資金スキャンダルなどの重大事件を担当しつつ、小規模の犯罪も手掛けている。ジャーナリスト、コラムニストとして、2016年には『供述』、2021年には『誰かが分かってくれる』といった有名な事件を扱った書籍を出版し、[1]これらの書籍は法学者などからも高く評価されている。[2][3]2022年、複数の事件に取材した[4][5][6][7]『嘘つき少女』を上梓し、小説家としてもデビュー。この『嘘つき少女』は同年のゴンクール賞にノミネートされ、受賞こそしなかったものの、選考段階のセミファイナルまで残り高い評価を受けた。[8]また、ゴンクール賞選考とほぼ同時期に開催される「日本の学生が選ぶゴンクール賞」[9]では、2023年1月30日現在最終選考に残っている。[10]なお、著書にまだ邦訳はない。
『嘘つき少女』あらすじ
アリス・ケリドルーは、フランスの小さい都市で弁護士をしている、中年の女性である。ある日、リザと名乗る20歳の女性(リザ・シャルヴェ)が彼女のもとを訪れる。『(今まで男性に弁護してもらっていたが、)女性に弁護してもらいたいの』と話す彼女は、5年前の強姦罪事件の被害者で、本件に関しては彼女の家に来ていたマルコ・ランジュという塗装工が逮捕され、10年の懲役を宣告されていた。今、彼はそれを不服として上告し、再審が行われることとなって、リザはアリスに弁護を依頼しに来たのだ。リザの依頼を、ためらいながらもアリスは引き受ける。再審が行われる過程で、弁護の準備をするため彼女は資料をくまなくチェックし、捜査の方向性の間違いや、手掛かりとして間違っているもの、そして捜査する立場の人間の目を惑わせたものを洗い出していく。その結果見えてきたのは、この事件が『嘘つき少女』たるリザのせいでもなく、かといって特別に誰かを糾弾することもできない冤罪であるということであった。
作家自身の発言
・『大衆の意見が法廷に広く浸透してしまったとき、その意見がとんでもない間違いを起こさせるのです。』[11](『嘘つき少女』の構造について、ラジオ・フランス・アンテルナショナルにて。2022年10月19日)
・『(裁判のコラムニストとしての)キャリアを始めるにあたって、若いアルジェリア人女性の裁判を傍聴したんです。嬰児を殺害した罪に問われていた裁判でした。この女性はまったく裕福ではなく、15歳でフランスに来て、ある青年との間に子供を身ごもったんです。彼は彼女と結婚すると約束したにもかかわらず、口だけで実際のところは何もしませんでした。彼女は妊娠したということを隠し、赤ちゃんを殺してしまいました。この裁判の求刑時に、検事が立ち上がって、死んでしまった赤ちゃんの父親の方を向き、こう言ったのです。『あなたこそ、被告人席にいるべきです。』と。この張りつめた瞬間を目撃して、私は裁判のコラムニストになりたいと強く感じましたし、その願いが2002年に叶ったことをとてもうれしく思っています。』[12](裁判のコラムニストになったきっかけについて)
作品のおよぼす影響
ロベール=ディアール自身にその意図はないのだが、単純な構造をとると「主人公リザがレイプされたと嘘をついてしまい、それでマルコは冤罪になった」という形式にもなる『嘘つき少女』が、昨今のフェミニズムに反抗するアンチ・フェミニズムに利用される可能性を報じるフェミニスト寄りのメディアもある。[13]また、一部の#MeToo運動のような、「女性が言ったもの勝ち」になるところに疑いを投げかけることのできる小説でもあるため、極端なフェミニズムに懐疑的なメディアにも取り上げられている。[14]
作家自身への評価
パスカル・ロベール=ディアールは、専門分野である司法や警察の世界のみならず、文学の世界からも高い評価を得ている。たとえばレイラ・スリマニ(2016年のゴンクール賞受賞者、作家)は、『ル・モンドに掲載されているパスカル・ロベール=ディアールの裁判コラムをもう10年以上も読み続けています。私はこのジャーナリストに非常に深い尊敬の意を抱いているのです。彼女は、司法の世界における素晴らしい観察者であるというだけでなく、誰も気づかないようなところに詩的な瞬間、人間味あふれる瞬間を捉えることに長けた文筆家です。』[15]と述べている。
著作一覧
『供述』La Déposition、L'Iconoclaste、2016
『誰かが分かってくれる』Comprenne qui voudra、L'Iconoclaste、2021
『嘘つき少女』La petite menteuse、L'Iconoclaste、2022
出典・脚注
- ^ 『誰かが分かってくれる』Comprenne qui voudraに関しては、記録映画製作者であるジョゼフ・ボールギャール(Joseph Beauregard)との共著。
- ^ THIERRY, Jean-Baptiste. “La Déposition : P. Robert-Diard” (フランス語). Sine lege. 2023年1月29日閲覧。
- ^ 例えばロレーヌ大学法学部准教授のジャン=バティスト・ティエリは、『供述』について、「稀に見る素晴らしい本で、悲劇的な事件について、フランスの基本法について、もっといえば法的問題を扱う書物の難しさに関して明晰な視線を我々に提供してくれる」と述べている。出典は注2を参照のこと。
- ^ 2003年から2010年まで、強姦罪により服役し、被害者のふりをしていた女性が告訴を取り下げたために無罪宣告を受けたロイック・セシェの事例や、無実の暴行を加えた罪で2年半投獄されたのち2010年に釈放されたヴァマラ・カマガトの事例などを基にしている。出典は注5を参照のこと。
- ^ “Frédéric Beigbeder: «La présomption de véracité»” (フランス語). LEFIGARO (2022年11月30日). 2023年1月30日閲覧。
- ^ 注5の出典とは別に、2022年12月6日(7日)のル・モンドで、ロベール=ディアール自身が、その翌日に行われる予定の名誉回復請求の審理について論じている。この請求は、性的暴行罪および強姦罪で2003年に有罪判決を受けた男性が行ったもので、1998年にこの男性に対して訴えを起こした当時15歳の少女が、2017年に「嘘をついた」と認めたことに起因する。出典は注7を参照のこと。
- ^ “La jeune fille et l’innocent, histoire d’une accusation de viol qui a duré près de vingt ans” (フランス語). Le Monde.fr. (2022年12月6日) 2023年1月30日閲覧。
- ^ Rédaction, La (2022年10月4日). “Prix Goncourt 2022 : l'académie donne sa nouvelle sélection, la liste des 8 romans en lice” (フランス語). www.linternaute.com. 2023年1月29日閲覧。
- ^ “フランス文学|日本の学生が選ぶゴンクール賞”. goncourtjp. 2023年1月29日閲覧。
- ^ goncourtjapon (2022年11月10日). “第一次選考の結果、4作品が選ばれました”. goncourtjp. 2023年1月29日閲覧。
- ^ “Pascale Robert-Diard : "Quand l'opinion publique envahit les prétoires, elle fait des dégâts considérables"” (フランス語). France Inter (2022年10月19日). 2023年1月30日閲覧。
- ^ Délibérée, Revue. “Une témoin professionnelle à la barre : entretien avec Pascale Robert-Diard” (フランス語). Mediapart. 2023年1月30日閲覧。
- ^ Germain, par Isabelle (2022年10月20日). “« Petite menteuse », « pas besoin de violer » : les fables backlashs de la semaine” (フランス語). Les Nouvelles NEWS. 2023年1月30日閲覧。
- ^ Belin, Soisic (2022-09-28UTC14:00:00+0100). “"La Petite menteuse" de Pascale Robert-Diard : un roman judiciaire sur le doute à l'ère MeToo” (フランス語). www.marianne.net. 2023年1月30日閲覧。
- ^ “Quand Leïla Slimani rencontre la journaliste Pascale Robert-Diard - Les Inrocks” (フランス語). https://www.lesinrocks.com/. 2023年1月30日閲覧。