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「Torch Tower」の版間の差分

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* {{Cite web |title=TOKYO TORCH {{small|東京駅前常盤橋プロジェクト}} |url=https://www.mec.co.jp/tokiwabashi/ |publisher=三菱地所株式会社 |website=公式ウェブサイト |accessdate=2021-02-17 |ref={{SfnRef|常盤橋PJ}} }}
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2023年2月26日 (日) 20:48時点における版

TOKYO TORCH > Torch Tower(トーチタワー)
Torch Tower
地図
Torch Towerの位置(東京都区部内)
Torch Tower
情報
用途 事務所、ホテル、ホール、店舗、駐車場等 [1]
設計者 三菱地所設計 [1]
施工 未定 [1]
延床面積 約544,000 m2 [1]
状態 進行中
階数 地上63階、地下4階 [1]
高さ 390m [1]
着工 2023年予定 [1]
竣工 2027年予定 [1]
座標 北緯35度41分4.9秒 東経139度46分9.7秒 / 北緯35.684694度 東経139.769361度 / 35.684694; 139.769361 (Torch Tower)座標: 北緯35度41分4.9秒 東経139度46分9.7秒 / 北緯35.684694度 東経139.769361度 / 35.684694; 139.769361 (Torch Tower)
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Torch Towerトーチタワー[2]は、東京都千代田区東京駅日本橋口前に位置する大手町二丁目常盤橋街区にて開発中の2棟の超高層建築物のうちの1棟[2]である。

常盤橋街区では「東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業)」[2]が推し進められており、当該の再開発地区「常盤橋地区第一種市街地」は「TOKYO TORCH」と命名された[2]。Torch Tower はその中核を担う超高層ビルである[2]

2023年令和5年)に着工が予定されており、竣工は2027年(令和9年)になる予定[3]地上高は390m で、完成すると大阪市にあるあべのハルカス(高さ300 m)や、2023年竣工予定の麻布台ヒルズ森JPタワー(高さ330m)を超えて日本一高いビルとなる[4]。また、日本のビルとしては初めて東京タワー(高さ333m)の高さ及び高さ350mを超えたビルとなる。

TOKYO TORCH

常盤橋街区で推し進められてきた再開発事業「東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業)」の関係権利者筆頭[1]である三菱地所は、再開発地区の正式名称を「TOKYO TORCH」に決定した旨を2020年(令和2年)9月17日開催のプレス発表会で発表した[2][5]

同プロジェクトが建設しようとしている主な建築物は、それぞれ「A棟」「B棟」「C棟」「D棟」と仮称されていた4棟で、このうちA棟とB棟が超高層建築物である[3]。前述の開発地区名称の発表と同時に「A棟」および「B棟」の正式名称も併せて発表され、A棟(地上高約212 m)は「常盤橋タワー」、最も高層のB棟(地上高約390 m)が「Torch Tower(トーチタワー)」である[2]

4棟の配置 [3]
日本橋川常盤橋(上に首都高速道路あり)- 常盤橋公園 - 銭瓶町ビルディング(D棟)- Torch Tower(B棟|地上高約390 m)- 変電所棟(C棟|地下棟)- 常盤橋タワー(A棟|地上高約212 m)- B棟・C棟・A棟に面して国道1号線(永代通り)- B棟と正対して日本橋口駅前広場 - 東京駅

Torch Tower

B棟の外観のデザインは、全体的にたいまつ(松明)のイメージが採用された[6]。日本を明るく照らすという意味を籠めたという[7][8]2020年(令和2年)9月17日、B棟の正式名称も「Torch Tower(トーチタワー)」に決まった[2]。建物の外観と同様、正式名称の「Torch」は「たいまつ」を意味する英語の "torch" から採られた[6][8]ものであるが、街区の名称「TOKYO TORCH」および街区のロゴタイプと同一コンセプトである[6]。そのコンセプトとは「灯り」であり[6]、チャレンジし続ける情熱と、炎そのものを想起させながらも、古来日本で建材となってきたにちなんだ色をコンセプトカラーとしている[6]。そのため、「TOKYO TORCH」のロゴタイプは赤銅色でデザインされており[6]、「Torch Tower」は高層のホテルロビー階が赤銅色に輝く外観になるようデザインされている[3]

Torch Tower は、すぐ隣で2018年平成30年)1月に着工された常盤橋タワー施工者:戸田建設)が完成(2021年〈令和3年〉6月竣工)した後、建設予定地に建つ朝日生命大手町ビル1971年開業、地上高119.65 m)および日本ビルヂング1962年竣工、地上高51.4 m)の2棟を取り壊し、その跡地に建設される[1]

建設地に以前存在していた朝日生命大手町ビル(画像左)と日本ビルヂング(画像右)

地上高約390 m で、地上63階・地下4階の合計67階建て[3]。地下1階から6階までには約4,500の商業ゾーンが整備される[9]。3階から6階までには「現代の芝居小屋」をモチーフとした約2,000席の多目的ホールが整備され[9]、常盤橋タワーとの間に完成する広場(約7,000 m2)とのコンテンツ連動が可能なよう空間設計されている[10]。7階から13階までは機械室[3]、14階から53階まではオフィス用フロア[9]が設けられることになっており、57階から61階までの高層階は国際級ホテル(約100室)を誘致するフロアとなる[9]。ホテルのロビー階は外気を取り入れられる空間になっており、300 m 超えの高さでありながら緑と風を感じられるようデザインされている[5]。「Torch」のイメージの具現化として、昼でもこの部分だけが赤銅色に際立って見え、夜には灯りを点したように輝いて見える[5]。最上層の62階とRF屋上階)は展望施設[9]、眼下の街並みのほか、遠く東京湾から見晴るかす富士山までを遠望することができる[10]。なおこれらのうち、多目的ホールとホテルのオープンスペースは、コロナ禍 (cf.) を受けたのちの新時代(ポストコロナ時代)の社会に対応したもの[5]として追加された施設であり、2020年9月17日に開催されたプレス発表会で初めて明らかにされた[3]。また、同様の理由から屋外空間を最大限に活用するため、Torch Tower の1階から8階へ続く約2 kmの空中散歩道(約5,000 m2)とその終着地に広がる屋上庭園(約2,500 m2)を整備することも併せて発表されている[5][11]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j 三菱地所 20200917, p. 10.
  2. ^ a b c d e f g h 三菱地所 20200917, p. 1.
  3. ^ a b c d e f g 三菱地所 20200917, p. 3.
  4. ^ 日本一高いビルが東京駅前に 詳細発表」『日テレNEWS24日本テレビ放送網株式会社、2020年9月17日。2021年2月17日閲覧。
  5. ^ a b c d e 加藤綾「東京駅前に新街区「トウキョウトーチ」。高さ390m「Torch Tower」」『Impress Watch』株式会社インプレス、2020年9月17日。2021年2月17日閲覧。■完成予想図等、参考画像も多数あり、公式の閲覧可能記事以上に充実している。
  6. ^ a b c d e f 三菱地所 20200917, p. 2.
  7. ^ “Japan's eventual tallest building to be finished in fiscal 2027” (English). The Japan Times (The Japan Times, Ltd.). (17 September 2020). https://www.japantimes.co.jp/news/2020/09/17/business/japans-next-tallest-building-finished-fy-2027/ 2021年2月17日閲覧。 
  8. ^ a b 東京駅前にトーチタワー 日本最高390メートル」『日本経済新聞日本経済新聞社、2020年9月18日。2021年2月17日閲覧。
  9. ^ a b c d e 三菱地所 20200917, pp. 3–4.
  10. ^ a b 三菱地所 20200917, p. 4.
  11. ^ 三菱地所 20200917, p. 7.

参考文献

関連項目

外部リンク