コンテンツにスキップ

「マリオvs.ドンキーコング」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
Cewbot (会話 | 投稿記録)
86行目: 86行目:
==== ワールド1 ====
==== ワールド1 ====
; カタカタヘイホー(300点)
; カタカタヘイホー(300点)
: [[ヘイホー (ゲームキャラクター)|ヘイホー]]を模したゼンマイ仕掛けのおもちゃの敵キャラ。特別な攻撃はしないが、横から触れるとミスになる。持ち上げたり投げたりできる。マリオがハンマーを持つと動きが一時的に速くなる。
: [[ヘイホー]]を模したゼンマイ仕掛けのおもちゃの敵キャラ。特別な攻撃はしないが、横から触れるとミスになる。持ち上げたり投げたりできる。マリオがハンマーを持つと動きが一時的に速くなる。
; オイル缶(300点)
; オイル缶(300点)
: [[ドンキーコング]]及びGB版にも登場した火の点いたオイル缶。上下に動く。
: [[ドンキーコング]]及びGB版にも登場した火の点いたオイル缶。上下に動く。

2023年3月13日 (月) 03:59時点における版

マリオvs.ドンキーコング
Mario vs. Donkey Kong
ジャンル アクションパズル
対応機種 ゲームボーイアドバンス[GBA]
Wii Uバーチャルコンソール[VC]
開発元 Nintendo Software Technology
発売元 任天堂
人数 1人
メディア [GBA]ロムカートリッジ
発売日 [GBA]
日本の旗 2004年6月10日
アメリカ合衆国の旗 2004年6月10日
欧州連合の旗 2004年11月19日
オーストラリアの旗 2004年
[Wii U・VC]
日本の旗 2014年7月23日
欧州連合の旗オーストラリアの旗 2015年9月17日
アメリカ合衆国の旗 2017年2月9日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRBE(6歳以上)
PEGI3
コンテンツ
アイコン
[ESRB] Mild Cartoon Violence
売上本数 日本の旗 約18.1万本
世界 137万本[1]
テンプレートを表示

マリオvs.ドンキーコング』(マリオ ブイエス ドンキーコング、英題: MARIO vs. DONKEYKONG)は2004年6月10日任天堂より発売されたゲームボーイアドバンスアクションパズルゲーム、およびそれ以降に発売されたシリーズの名称である。開発元はNintendo Software Technology Corporation

1994年に発売されたゲームボーイ用ソフト『ドンキーコング』(以下「GB版」)の続編となる。カードeリーダー+対応。

概要

1981年に稼働したアーケードゲーム版『ドンキーコング』でデビューしたマリオが当時のアクションを使う、マリオの原点回帰とも呼べるアクションパズルゲーム。システムはGB版を引き継いでいるが、画面がカラーになった事から、色に関連した仕掛けが追加されている。

ニンテンドー3DS本体の早期購入者を対象とした「アンバサダー・プログラム」にてニンテンドー3DS用バーチャルコンソールの限定配信が2011年12月16日に開始され、その後、2014年7月23日よりWii Uバーチャルコンソールにて正式に配信された。

シリーズ作品

タイトル 発売日 ハード 売上本数
マリオvs.ドンキーコング 2004年6月10日 ゲームボーイアドバンス 18万本
マリオvs.ドンキーコング2 ミニミニ大行進! 2007年4月12日 ニンテンドーDS
ニンテンドーWi-Fiコネクション対応
35万本
マリオvs.ドンキーコング ミニミニ再行進! 2009年10月7日 ニンテンドーDSiウェア
ニンテンドーWi-Fiコネクション対応
マリオvs.ドンキーコング 突撃!ミニランド 2010年12月2日 ニンテンドーDS
ニンテンドーWi-Fiコネクション対応
32万本
マリオ AND ドンキーコング ミニミニカーニバル 2013年7月24日 ニンテンドー3DS
ニンテンドーネットワーク対応
マリオvs.ドンキーコング みんなでミニランド 2015年3月19日 Wii U・ニンテンドー3DS 1万本
ミニマリオ & フレンズ amiiboチャレンジ 2016年1月28日 Wii U・ニンテンドー3DS

ゲームシステム

基本的にGB版を踏襲しているが、マップ画面は廃止され、ワールド毎に分けられたフォルダの中からステージを選択する方式に改められた。クリアしていないステージより先のステージは選べない。

ステージ構成

ステージの区分はGB版より複雑になり、通常ステージ6面+mm(ミニマリオ)ステージ1面+DK(ドンキー)ステージ1面の8面が1ワールド(レベルから改称)とされた。これにより各ワールドのステージ数が統一されている。

通常ステージ

通常ステージは中で更に2面に分かれており、前半は鍵を見つけて扉を開ける、後半はミニマリオが閉じ込められたカプセルを見つけて割るといった内容になっている。また、後半では前半の残りタイムやポイントが引き継がれるが、後半でミスした場合はリセットされる。

通常ステージに点在するプレゼント箱を全て集めると、クリア後にミニゲームが始まる。内容は、欲しいプレゼントをドンキーに潰されないよう位置を入れ替えるものと、高速で動くカーソルと欲しいプレゼントが重なるようタイミングよくボタンを押すものの2種類がある。マリオの残り数を最大5つアップできるが、はずれ(ドンキー)もある。

ミニマリオ(mm)ステージ

mmステージは、それまでに見つけたミニマリオ6体を連れ歩き、おもちゃ箱まで誘導する。ステージ中に散らばった「T」「O」「Y」のパネルをミニマリオの誘導により集めることでおもちゃ箱を開けられるようになる。このステージではミニマリオが全滅してもミスとなる。ここで最後まで残ったミニマリオの数がそのままDKステージでのマリオの体力となる。

ドンキー(DK)ステージ

DKステージはmmステージクリア直後に始まる。GB版の時と違い、爆風に巻き込む、木の実を落とすなどの攻撃方法を使わなければならない事もある。DKステージ単独で遊ぶ事も出来るが、その際は体力が4となり、引継ぎのポイントも無くなる。最後にはドンキーからキノピオを助け出すという特別ステージがある。このステージではポイントは入らない。

エキスパート

ワールド6まで攻略し、前述の特別ステージをクリアすると、続いて2周目「エキスパート」が始まる。このモードでは各ステージでミニマリオを連れ歩く事になり、ミニマリオが持った鍵でドアを開ける。マリオ及びミニマリオしか通れない道等も存在する。後半面にはmmステージは存在しない。

チャレンジステージ

本編の各ステージには、あらかじめ設定されたポイントがあり、それを上回る得点を出せばスターが貰える。このスターを一定数集める毎に1つずつ、計12の「チャレンジステージ」が現れる。内容は本編1周目の通常ステージ前半面と変わらないが、難易度が上がっている。ミニマリオの残り数は本編と連動している。

カードeリーダー+に対応しているが、カードの一般販売はされず、一部雑誌向けの景品として作られた物が数種類存在するのみとなっている。本編1周目の通常ステージのシステムに準拠しているが、ステージ名が存在する点、マリオの残り数が無限である点、ステージの難易度が事前に表示される点などが異なる。

登場キャラクター

メインキャラクター

マリオ
主人公。GB版で披露した「逆立ち」「大車輪」「バックフリップ」等のアクションを行う。「オモチャこうじょう」に現れミニマリオを奪ったドンキーコングを追い冒険に出る。
ドンキーコング
今回は悪役。おもちゃの「ミニマリオ」を手に入れるためミニマリオの発売元である「オモチャこうじょう」を襲い強奪する。各ステージの最後に直接バトルとなる。障害物をマリオに向けて投げたり落としたり多彩な方法で攻撃してくる。ドンキーに触れるとマリオが殴り飛ばされてしまう。マリオがダメージを受けた時ややられた時は、雄叫びを上げて喜ぶ。
ミニマリオ
マリオを模した「アクションフィギュア」。歩いたり喋ったりする。青いカプセルに収納されており、割る事で自由に動き回る。
エキスパートステージでは扉を開けるための小さな鍵を持っている。ジャンプ力はブロック1個分で、梯子やロープを乗り降りしたりスイッチを押したりする事はできない。
キノピオ
「オモチャこうじょう」に勤めている。ミニマリオを全て落としたドンキーコングを嘲笑した事でさらわれてしまう。

敵キャラクター

括弧内は倒した時に得られる点数(倒せないもの・倒せるが無得点のものはハイフンで表記)。ステージに登場する敵キャラクターの種類はワールド毎に異なるが、中には複数のワールドに共通して登場するものもいる。

ワールド1

カタカタヘイホー(300点)
ヘイホーを模したゼンマイ仕掛けのおもちゃの敵キャラ。特別な攻撃はしないが、横から触れるとミスになる。持ち上げたり投げたりできる。マリオがハンマーを持つと動きが一時的に速くなる。
オイル缶(300点)
ドンキーコング及びGB版にも登場した火の点いたオイル缶。上下に動く。
火の玉(300点)
マリオシリーズのキャラクター「バブル」に似た火の玉。
スパーキー(-)
ワイヤーに一定間隔で走る電流。
バケツマン(300点)
バケツに擬態した敵キャラ。普段は動かないが、マリオが上に乗ると歩き出す。持ち上げる事はできない。バケツと違って接触するとミスとなる。
ブロックン(-)
ブロックに身を包んだ敵キャラ。一定間隔で大量のレンガを落として来る。倒す事はできない。

ワールド2

ラムラム(300点)
ジャングルに住むサイ。挙動はカタカタヘイホーと同じ。
たねパックン(-)
マリオシリーズのキャラクター「パックンフラワー」の亜種。口から種を吐いて攻撃する。触れるとミスになり、倒す事はできない。
モンキッキ(-)
サル型のおもちゃの敵キャラ。長い尻尾に捕まり移動する事ができる。本体に横から触れるとミスとなる。
バード(-)
巣から次々現れるカラス。マリオに向かって糞を落とし、糞をかけられてもミスになる。また、バードに触れてもミスとなる。
かみつきワニ(500点)
ワニを模したおもちゃの敵キャラ。時々ロープを使って移動する。触れるとミスとなる。DKステージにも登場する。

ワールド3

カタカタかえんヘイホー(300点)
火炎放射器を装備した青いカタカタヘイホー。リーチは短い。
カタカタハックン(-)
マリオシリーズのキャラクター「ハックン」を模したおもちゃの敵キャラ。同じ場所を飛び跳ねている。踏み付けられるとミスとなる。
クラッシャー(-)
上からマリオを押し潰そうとするブロック。上に乗って移動する事もできる。
ファイヤーバード(-)
バードの上位種。全身が炎に包まれており、落として来る糞も火の玉となっている。
バブル(-)
火の玉。一定間隔でマグマから飛び出して来る。

ワールド4

ゆーれいヘイホー(-)
赤・青・黄の3色の個体がいる。普段は左右に往復しているが、押されたスイッチの色に応じてブロックに変化する。ゆーれい時に触れるとミスになり、倒すこともできない。DKステージにも登場する。
ドッスン(-)
石のお化け。マリオが近付くと上方から落ちてくる。
コトン(-)
小型のドッスン。2点間を放物線を描くように跳び続けている。横から触れても踏んでもミスになる。
テッカメン(-)
大きな盾を持った敵キャラ。触れてもミスにならないが、マリオを見つけると突進して盾で押し潰そうとする。
テレサ(-)
恥ずかしがり屋のお化け。マリオと目を合わせている間は動かないが、背中を向けると近付いてきてマリオに触れようとしてくる。触れたらミスになり、やられると舌を出してマリオを舐める。
ろうそく(300点)
蝋燭のお化け。挙動はオイル缶と同じ。

ワールド5

カタカタヤリホー(300点)
槍を持った紫のカタカタヘイホー。普段は眠っているが、マリオを見つけると突進して来る。
ボム兵(-)
爆弾の敵キャラ。砲台から飛び出した後に周辺を歩き、マリオが近付くと点滅して爆発する。DKステージには紫色の個種が登場する。
こうもり(-)
動きはバード、ファイヤーバードと同じだがタマゴは落とさない。触れてもミスにはならないが、マリオの首に咬み付いてそのまま落下させようとする。
鉄球(-)
一定間隔で砲台から発射される。砲台は一発発射する度に角度を変える。
たねパックン(再登場)
モンキッキ(再登場)

ワールド6

カタカタスパナヘイホー(500点)
黒いカタカタヘイホー。マリオを見つけるとスパナを投げて攻撃してくる。
ロボキッキ(-)
モンキッキと同じく長い尻尾を垂らしたロボット。こちらは移動速度がやや速い。本体に横から触れるとミスになる。
カラーレーザー(-)
赤、青、黄の色をしたレーザーでこの順に照射される。触れると感電してミスになる。
スパーキー(再登場)
バケツマン(再登場)
ブロックン(再登場)
テッカメン(再登場)
ボム兵(再登場)

ステージ

通常の「ノーマルステージ」を全てクリアすると、難易度が上がった「エキスパートステージ」が登場する。ステージ構成はノーマルステージと同様だが、ルールが変更されている。

ワールド1「ミニマリオこうじょう」
ミニマリオを製造している工場。
ワールド2「ドンキージャングル」
木々の生い茂ったジャングル。ロープや鉄棒が多い。
ワールド3「ファイヤーマウンテン」
火山のステージ。時間が経つと上昇するマグマ等の仕掛けが多い。
ワールド4「おばけやしき」
ゆーれいヘイホーやドッスン、テレサ等が棲むお化け屋敷。
ワールド5「しんぴのもり」
夜の森林。ベルトコンベアーが多い。
ワールド6「トワイライトシティー」
夜の都会のステージ。リフトやトゲが多い。
VS.ドンキーコング
ドンキーコングと対決する。

ドンキーコング プラス

2002年E3において、任天堂はGB版ドンキーコングの発展作『Donkey Kong +』を発表したが、発売には至らなかった。この作品はゲームボーイアドバンスとニンテンドーゲームキューブを連動させて好みの面を作れ、自作した面はゲームキューブ用メモリーカードに記録できるという物だった。ニンテンドーDS用に発売された『マリオvs.ドンキーコング』の続編『マリオvs.ドンキーコング2 ミニミニ大行進!』ではこの要素がステージエディットとして採用された。

脚注

  1. ^ 2021CESAゲーム白書 (2021 CESA Games White Papers). コンピュータエンターテインメント協会. (2021). ISBN 978-4-902346-43-5 

関連項目

  • 中植茂久 - 本作のパッケージイラストとミニマリオのデザインを担当。

外部リンク