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こ、コは、日本語の音節のひとつであり、仮名のひとつである。1モーラを形成する。五十音図において第2行第5段(か行お段)に位置する。清音の他、濁音(ご、ゴ)を持つ。また、話し手によっては、文節のはじめ以外で、子音が鼻音化した鼻濁音を用いる。鼻濁音は濁音と意味上の差異はない。
概要
仮名のひとつ。平仮名の「こ」は「己」の草書体より、片仮名の「コ」は同じく「己」の初2画からできたもの[1]。濁点を付すと「ご」「ゴ」とそれぞれ変化する。
奈良時代までは上代特殊仮名遣で甲乙2類が存在し、発音に区別があったとされる。
接尾辞として
接頭辞として用いられる。主に俗な言い方として用いられ、幼児語としての側面も強い[1]。
- 名詞や動詞の連用形につき、
- することの意。「あいこ」「慣れっこ」など。
- 動作を複数人で行うことを表す。「かわりばんこ」など。
- 複数人で競う意。「かけっこ」「にらめっこ」など。
- 小さいものであることを表す。「にゃんこ」など。
- 名詞につき、幼児語にし俗な言い方として用いる。「あんこ」「すみっこ」など。
諸事項
- コの字というと、片仮名のコの字形を指す。すなわち、直線を2カ所で直角に同方向に曲げた形である。
- 日本の鉄道車両の記号「コ」は、
- 東京都狛江市の市章及び市旗は、平仮名の「こ」を図案化したものである。
脚注
- ^ a b 日本国語大辞典,日本大百科全書(ニッポニカ),デジタル大辞泉, 精選版. “こ”. コトバンク. 2022年6月15日閲覧。
関連項目