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藤田真央

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Mao Fujita
藤田 真央
出生名 藤田ふじた 真央まお
生誕 (1998-11-28) 1998年11月28日(25歳)
出身地 日本の旗 日本東京都
学歴

ジャンル クラシック
職業 ピアニスト
担当楽器 ピアノ
活動期間 2013年 -
レーベル
事務所
公式サイト maofujita.com ウィキデータを編集

藤田 真央(ふじた まお、1998年平成10年)11月28日[1] - )は、日本ピアニスト

略歴

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3歳よりピアノを始め、17歳まで松山優香松山元に師事[2][3][4]。小学生の時、全日本学生音楽コンクール・小学生の部にて優勝。この時審査員を務めた野島稔に後に師事することになる。

2013年(平成25年)12月に、津田ホール(東京都渋谷区千駄ヶ谷)にて、初めてのリサイタルを開催。以降、国内各地をはじめ、ポーランド、ドイツ、イタリアなどで定期的に演奏を行うほか、ショパン国際音楽祭(ポーランド)、世界のアッシジ音楽祭(イタリア)、バート・ラガッツ次世代音楽祭(スイス)などの音楽祭に招待されリサイタルを行っている。国内においては、これまでに、小林研一郎現田茂夫飯森範親大友直人指揮のもと、読売日本交響楽団神奈川フィルハーモニー管弦楽団東京交響楽団ヴィルトゥオーゾユースオーケストラ等のオーケストラと共演している。2015年(平成27年)末に第1回、2016年(平成28年)4月に第2回ヴィルトゥオーゾユースオーケストラのソリストとして招待された。

東京音楽大学付属高等学校卒業後は東京音楽大学特別特待奨学生としてピアノ演奏家コース・エクセレンスへ進学した[5][6]ヴィルトゥオーゾユースオーケストラ首席客演ソリスト[7]。東京音楽大学では、ピアノを鷲見加寿子野島稔に師事。ソルフェージュ西尾洋に師事。2019年(令和元年)公開の映画「蜜蜂と遠雷」にてピアノ演奏(風間塵〈鈴鹿央士〉演奏部分)を担当[8]。2019年チャイコフスキー国際コンクールで第2位を受賞し、審査員や聴衆から熱狂的に支持され世界の注目を集めた。自然体で奏でられる、繊細かつヴィルトゥオーゾを持ち合わせた唯一無二の美しい音色が高く評価され、次々と世界の舞台に招かれる。ルツェルン音楽祭、ヴェルビエ音楽祭、エディンバラ国際音楽祭、ラ・ロック=ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ツィナンダリ音楽祭など主要な音楽祭へ定期的に出演。2023年1月、カーネギー・ホールにてホール主催のソロ・リサイタルデビューを果たした。現在は、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンにてジャズなど多方面に通じたロシア出身、キリル・ゲルシュタインに師事。

2019年10月までにナクソス・ジャパンより5枚のアルバムをリリースしている。2021年(令和3年)には世界最高峰の音楽祭と言われるヴェルビエ音楽祭にて、モーツァルトのピアノ・ソナタ全曲を演奏。また同演奏会でヴェルビエ祝祭管弦楽団モーツァルトのピアノ協奏曲第20番で初共演を果たした。

プライベート

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受賞歴

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ディスコグラフィー

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  • 2013年 - ナクソスよりデビューアルバム『ラフマニノフ: 楽興の時/三善 晃: ピアノ・ソナタ/他』(NYCC-10001)をリリース。
  • 2015年 - 同ナクソス・ジャパンより、セカンドアルバム『ワーグナー=リスト: 歌劇「タンホイザー」序曲』(NYCC-27296)をリリース。(ベートーヴェン/ピアノソナタ第14番月光、ワーグナー=リスト/タンホイザー序曲、プロコフィエフ/ピアノソナタ第6番を収録)
  • 2018年 - 同ナクソス・ジャパンより、サードアルバム『passage ショパン:ピアノ・ソナタ第3番』(NYCC-27306)をリリース[16]。(リスト/ハンガリー狂詩曲第2番、モーツァルト/ピアノソナタ第18番、ショパン/ピアノ・ソナタ第3番を収録)
  • 2019年 - 同ナクソス・ジャパンより、映画「蜜蜂と遠雷」風間塵のインスパイアード・アルバム『映画「蜜蜂と遠雷」 ~ 藤田真央 plays 風間塵』(NYCC-27310)をリリース[17]。(モーツァルト/ピアノソナタ第12番第1楽章、サティ/ジュ・トゥ・ヴ、ドビュッシー/版画、藤倉大/春と修羅(風間塵ヴァージョン)等を収録)
  • 2019年 - 同ナクソス・ジャパンより、『ショパン:スケルツォ/即興曲』をリリース[18](即興曲、スケルツォ全曲等を収録)
  • 2022年 - SONY ClassicalからMozart: The Complete Piano Sonatas[19]

出演

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テレビ番組

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脚注

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注釈

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  1. ^ 日本人初優勝。
  2. ^ 日本人では河村尚子以来3人目の優勝。
  3. ^ 第29回の音楽祭以来、11年ぶりとなる大賞を受賞[11]

出典

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  1. ^ 藤田 真央”. 音楽事務所ジャパン・アーツ. 2019年6月28日閲覧。
  2. ^ ベートーヴェン、ラフマニノフ & 三善晃 藤田真央のデビューアルバム (CL-1007482955)”. ナクソス・ジャパン (2013年12月5日). 2019年6月25日閲覧。
  3. ^ “Star of the night” - Mao Fujita, Japan”. International Chopin Festival "Lato z Chopinem" in Busko-Zdroj. 2019年6月25日閲覧。
  4. ^ JOVENCÍSIMO PIANISTA JAPONÉS GANA CONCURSO EN SUIZA”. Codalario. La revista de música clásica (2017年8月27日). 2019年6月25日閲覧。
  5. ^ 「ワーグナー=リスト: 歌劇「タンホイザー」序曲」藤田真央(ピアノ)”. NAXOS JAPAN. 2019年6月28日閲覧。
  6. ^ 藤田真央(大学3年)が第16回チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で第2位受賞”. 東京音楽大学. 2019年6月29日閲覧。
  7. ^ ヴィルトゥオーゾユースオーケストラ”. Virtuoso Youth Orchestra. 2019年6月28日閲覧。
  8. ^ 映画『蜜蜂と遠雷』公式サイトhttps://mitsubachi-enrai-movie.jp/2019年9月16日閲覧 
  9. ^ 藤田真央”. アットプレス. 2020年2月2日閲覧。
  10. ^ ピアノで藤田真央さんが2位 チャイコフスキー国際コン」『朝日新聞デジタル』。2019年6月27日閲覧。
  11. ^ 藤田真央 霧島国際音楽祭で11年ぶりに大賞を受賞」『クラシック音楽事務所ジャパン・アーツ』2019年8月7日。2023年2月28日閲覧。
  12. ^ 第1回「野島賞」授与式”. 2024年7月28日閲覧。
  13. ^ 「野島賞」第1回授与式(受賞者:藤田真央さん)が10月26日に行われました”. 2024年7月28日閲覧。
  14. ^ ドイツ・オーパス・クラシック賞2023 受賞のお知らせ”. 2024年7月28日閲覧。
  15. ^ DER OPUS KLASSIK 2023”. 204-07-28閲覧。
  16. ^ passage ショパン:ピアノ・ソナタ第3番”. NAXOS JAPAN. 2019年6月28日閲覧。
  17. ^ 藤田真央plays風間塵”. NAXOS JAPAN (2019年9月4日). 2019年9月16日閲覧。
  18. ^ 藤田真央ニューアルバム、2019年10月16日リリース決定”. NAXOS JAPAN. 2019年9月22日閲覧。
  19. ^ Mozart: The Complete Piano Sonatas”. www.sonyclassical.com. SONY Classical. 2024年5月26日閲覧。
  20. ^ JAPAN ARTS”. 2019年9月16日閲覧。

外部リンク

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