犬飼和雄
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犬飼 和雄(いぬかい かずお、1930年9月25日 -2024年1日1日 )は、日本の英文学者、翻訳家。法政大学名誉教授。
略歴
[編集]山梨県出身。東京大学大学院英文学専攻修士課程修了、高校教師をしながら小説を書き、1968年「緋魚」で文学界新人賞受賞。その後法政大学第一教養部助教授、社会学部教授。
古代史研究にのめり込み、「日本古代史の漢字が書かれた資料を読み解くためには、古代中国語の知識が必要」と実感。1989年、中国・四川省に渡り、四川大学の客員教授として研究に打ち込んだ。1996年定年退任後、中国文化研究所を作り所長を務める。
翻訳のほか、児童文学や、古代研究の著作がある。金原瑞人、赤木かん子の師匠。
著書
[編集]- 『さいごのサケ』(学習研究社) 1972
- 『でいらぼっちの松』(ぬぷん児童図書出版) 1984.8
- 『記紀に見る甲斐酒折王朝 私の古代史』(レターボックス社) 1993.1
- 『赤烏鳴考 古代甲斐国論考』(山形昭彦) 2004.11
翻訳
[編集]- 『銀の国からの物語』(チャールズ・J・フィンガー、学習研究社) 1970
- 『文学と直感』(フィリップ・ラーヴ、研究社出版、研究社叢書) 1972
- 『ナバホの歌』(スコット・オデール、岩波書店、岩波少年少女の本) 1974)
- 『モヒカン族の最後』(ジェームズ・フェニモア・クーパー、学習研究社) 1974、のちハヤカワ文庫
- 『黒いランプ』(ピーター・カーター、ぬぷん児童図書出版) 1979.4
- 『鷹は昼狩りをしない』(スコット・オデール、ぬぷん児童図書出版) 1980
- 『青いひれ』(コリン・シール、ぬぷん児童図書出版、心の児童文学館シリーズ) 1981.11
- 『反どれい船』(ピーター・カーター、ぬぷん児童図書出版) 1983.9
- 『運命の子供たち』(ピーター・カーター、ぬぷん児童図書出版) 1985.10
- 『草原に雨は降る』(シェイラ・ゴードン、ぬぷん児童図書出版、心の児童文学館シリーズ) 1989.6
エリック・C・ホガード
[編集]- 『小さな魚』(エリック・C・ホガード、冨山房) 1969
- 『バイキングのハーコン』(エリック・C・ホガード、冨山房) 1970
- 『さいごのとりでマサダ』(エリック・C・ホガード、冨山房) 1971
- 『どれい少女ヘルガ』(エリック・C・ホガード、冨山房) 1972
- 『心にひめた物語』(エリック・C・ホガード、冨山房) 1973
- 『風のみなしご』(エリック・C・ホガード、冨山房) 1975
- 『議会への使者』(エリック・C・ホガード、冨山房) 1980.5