独島 (揚陸艦)
独島 | |
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釜山に停泊中の独島。 | |
基本情報 | |
建造所 | 韓進重工業 |
運用者 | 大韓民国海軍 |
艦種 | 強襲揚陸艦 |
艦歴 | |
起工 | 2002年10月 |
進水 | 2005年7月12日 |
就役 | 2007年7月3日 |
要目 | |
基準排水量 | 14,600 t |
満載排水量 | 19,000 t |
長さ | 199 m |
幅 | 31 m |
吃水 | 6.6 m |
機関 | CODAG方式 |
出力 | 17,200馬力 |
速力 |
最大:23ノット 巡航:18ノット |
乗員 | 330名 |
兵装 |
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搭載機 |
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レーダー | |
価格:3,257億7,000万ウォン |
独島(どくとう、ドクト、독도、ROKS Dokdo (LPH-6111))は、2005年7月12日に釜山の韓進重工業の造船所で進水した、大韓民国海軍の独島級揚陸艦の1番艦。現在、独島は、大韓民国海軍の旗艦にして最大の艦船である。独島の就役以前に最も大きかったのは、9,000トン級の補給艦 (UNREP) 天池であった。
正式名称ではヘリコプター揚陸艦 (LPH: Landing Platform Helicopter) とされる大型揚陸艦で、大韓民国海軍が推進する大型揚陸艦構想 (LPX: Landing Platform Experimental) の一番艦である。こうした、ヘリコプター数機が同時に離着陸できる大型ヘリコプター甲板を備えた揚陸艦は、しばしば強襲揚陸艦 (LPH・LHA・LHD) と称される[1]。
名称
[編集]独島という艦名は、大韓民国東海の慶尚北道鬱陵郡鬱陵邑独島里に位置する島である独島から名前を取った。この島々の帰属をめぐっては日韓両国の間で争いが続いている[2]。日本の外務省は、この艦が独島と名付けられたことに抗議し、これに対し大韓民国の外交部は、この抗議を遺憾として反論した[3]。
独島は、2007年7月3日付で、大韓民国海軍に就役した。島の名前と区別するため「独島艦」と呼ばれることも多い。
艦歴
[編集]就役前ではあるが、韓国海軍61周年記念に甲板で人文字で「61」と描いたのが最初の活動である。
2007年12月2日から9日までマレーシア・ランカウィ島で行われたランカウイ海事航空展覧会(LIMA)」で展示された。これは「独島」が初めて行う海外巡航となった[4][5]。
2010年に発生した天安沈没事件では行方不明者の救助を指揮した[6]。7月には、米韓合同軍事演習「不屈の精神作戦 (Operation Invincible Spirit)」に参加した[7]。
2014年のセウォル号沈没事故においては、救助サポート本部として使用され、行方不明者の捜索を指揮した[8]。
2015年10月19日、韓国海軍70周年記念観艦式に参加した[9]。
脚注
[編集]- ^ 김병륜 (2008年5月23日). “완전정복’ 함정분류법 <하>군함 분류에도 냉혹한 국제사회 계산법 반영”. 국방일보. オリジナルの2012年11月20日時点におけるアーカイブ。 2020年8月29日閲覧。
- ^ “Seoul and Tokyo hold island talks”. BBC. (2006年8月20日) 2015年3月28日閲覧。
- ^ “韓国政府、日本に抗議 強襲揚陸艦「独島」命名問題”. KBS. (2005年7月14日) 2020年8月25日閲覧。
- ^ “독도함 국제무대 ‘첫선’” (朝鮮語). kookbang.dema.mil.kr. 2018年6月28日閲覧。
- ^ “독도함, 말聯 국제해양방산전시회 주역” (朝鮮語). kookbang.dema.mil.kr. 2018年6月28日閲覧。
- ^ “[천안함 침몰 1만2000t 독도함 진두지휘… 유례없는 구조작전]” (朝鮮語). news.kmib.co.kr. 2018年4月29日閲覧。
- ^ “US to Use S. Korean Base to Project Power Against China?”. Salem-News.com. (2011年11月8日) 2015年3月28日閲覧。
- ^ “<세월호참사> 김관진, 독도함 '군 현장구조지원본부' 방문 | 연합뉴스”. www.yonhapnews.co.kr. 2018年4月29日閲覧。
- ^ “[포토 2015 대한민국해군 관함식 (Republic Of Korea Navy, Fleet Review 2015)”] (朝鮮語). 뉴데일리 2018年4月29日閲覧。