狼牙ヘニパウイルス
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狼牙ヘニパウイルス(ランヤヘニパウイルス[1][2]、LayV[3])は、2022年に中華人民共和国東部で確認された、新種のヘニパウイルス。
概要
[編集]2022年8月、アメリカ合衆国の医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に掲載された書簡によって、その存在が明らかにされる。これは、中国、シンガポール、オーストラリアの研究チームによるものである[3][4]。チームの一人、デューク・シンガポール国立大学医学部のワン・リンファは、中国共産党系メディア環球時報の取材には、「パニックになる必要はない」と答えている[3]。
中国の山東省、河南省で確認されており、12日の報道の時点で、35人の感染者が発生している[4]。
研究チームによると、トガリネズミが自然宿主であるとみられている[4]。
中国の研究チームによると、症状を調べた26人では全員に発熱がみられ、疲労感(54%)、せき(50%)、食欲不振(50%)となっている[5]。
8月7日、隣国である中華民国(台湾)の疾病予防センターは、「注意深く監視している」と述べた[3]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “中国で「狼牙ヘニパウイルス」発見、未知の動物由来感染症の「氷山の一角」”. CNN. (2022年8月15日)
- ^ “新型コロナに続き新たな脅威か…狼牙ヘニパウイルス 中国で35人感染 トガリネズミ宿主の新種”. スポニチ. (2022年8月16日)
- ^ a b c d “新種の「狼牙ヘニパウイルス」、中国東部で35人が感染 動物由来か”. BBC. (2022年8月11日)
- ^ a b c “中国で新ウイルス「狼牙ヘニパウイルス」せきや発熱”. テレ朝. (2022年8月12日)
- ^ “中国で人獣共通の新感染症 専門家「危険性ほぼない」”. 産経ニュース. 産経新聞 (2022年8月23日). 2023年3月10日閲覧。