玄成秀
玄 成秀(げん せいしゅう、1992年7月26日- )は、日本の農芸科学者、起業家。博士(農芸化学)。株式会社Agnaviの創業者で代表取締役。
東京農業大学 客員准教授。
略歴
[編集]2008年、私立 函館ラ・サール中学校、2011年、私立 函館ラ・サール高等学校を卒業。
2012年、東京農業大学 応用生物科学部 生物応用科学科に入学。
2015年、米国Cornell University, Department of Food Science へ短期留学。
2016年、東京農業大学 応用生物科学部 生物応用科学科を卒業。学士(応用生物科学)の学位を取得[1]。
2017年4月、株式会社アグリペイを設立し、同取締役に就任。
2018年、東京農業大学大学院 農学研究科 農芸化学専攻 修士課程を修了(首席)。修士(農芸化学)の学位を取得[2]。
2019年2月、株式会社アグリペイの代表取締役に就任。
2020年1月、株式会社アグリペイの全株式を売却し、代表取締役を退任(法人譲渡)。
2020年2月、株式会社Agnaviを設立し、同代表取締役CEOに就任。
2021年3月、東京農業大学大学院 農学研究科 農芸化学専攻 博士課程を修了。博士(農芸化学)の学位を取得[2]。論文題目は「ガン抑制タンパク質TSC2のメチル化による新規な制御機能の解析」[3][4]。
2021年4月より東京農業大学 客員研究員。 2022年4月より東京農業大学 客員准教授。
主な活動
[編集]- 東京農業大学在学中に複数回のクラウドファンディングを行い、主催および事務局として支援総額4500万円を募った。
- 2019年、AG/SUM2019(主催:日本経済新聞社、後援:農林水産省)に協賛。AG/SUM2019のNODAI×SDGs Ideathonを起案し、最高責任者を務めた。
- 2020年、20歳からの日本酒2020 in 渋谷スクランブルスクエア(主催:日本酒造中央会)に登壇。
- 2020年、日本酒プロジェクト2020を起案および運営責任者として、全国8蔵元を対象に第一弾プロジェクトにおいては支援を募り、第二弾プロジェクトでは全国7蔵元を支援するプラットフォームを作った。その後、学校法人東京農業大学および株式会社日立キャピタル(現:三菱HCキャピタル株式会社)グループと共に、支援の輪を広げ、全国56蔵元を支援した。
- 2020年、日本酒缶セミナー2020(主催:東レ、協賛:東洋製罐・Agnavi、後援:日本マイクロソフト)に登壇[5][6][7]。
- 2021年、漫画「もやしもん©石川雅之/講談社」と農大生の醸す“農学原酒”とのコラボ缶をクラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」にてプロジェクト化[8][9][10]。支援者1190名から達成額1113万円の支援を募った[11]。
- 2021年、東レ株式会社が開発した印刷工程でのVOCフリー化を実現するシステム利用した日本酒である一合缶を発売。商品化には、松岡醸造株式会社の大人気商品「褻と霽れ(けとはれ)」を採用[12]。
受賞歴
[編集]- 2017年10月、日本アミノ酸学会 第11回学術大会(京都)にて優秀賞を受賞。
- 2018年3月、東京農業大学大学院より農芸化学専攻賞を受賞。
- 2018年10月、日本アミノ酸学会 第12回学術大会(東京)にて優秀賞を受賞。
過去の発表学会
[編集]米国&欧州細胞生物学会 (ASCB/EMBO meeting)、International TSC Research Conference、日本農芸化学会、日本アミノ酸学会、栄養学若手の会。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 「教育目標に基づき学位授与方針を明示しているか。」『東京農業大学』東京農業大学。
- ^ a b 東京農業大学大学院学則第14条。
- ^ “Methionine controls insulin/mammalian target of rapamycin complex 1 activity by modulating tuberous sclerosis complex 2 stability” (英語). Biochemical and Biophysical Research Communications 541: 84–89. (2021-02-19). doi:10.1016/j.bbrc.2021.01.033. ISSN 0006-291X .
- ^ Gen, Seishu; Matsumoto, Yu; Kobayashi, Ken-Ichi; Suzuki, Tsukasa; Inoue, Jun; Yamamoto, Yuji (2020-12-03). “Stability of tuberous sclerosis complex 2 is controlled by methylation at R1457 and R1459” (英語). Scientific Reports 10 (1): 21160. doi:10.1038/s41598-020-78274-6. ISSN 2045-2322 .
- ^ “無料Webセミナー「日本酒のポテンシャルを引き出す缶の未来」が9/28(月)に開催 | 日本酒専門WEBメディア「SAKETIMES」” (2020年9月18日). 2021年4月14日閲覧。
- ^ “日本酒のポテンシャルを引き出す「缶」の未来 9/28(月)無料webセミナー開催”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2021年4月14日閲覧。
- ^ “https://kampai-sake.jp/event/canofsake2020/” (2020年9月18日). 2021年4月14日閲覧。
- ^ “「もやしもん×農学原酒」東京農大生による純米大吟醸 限定缶で先行販売”. 流通. 2021年4月14日閲覧。
- ^ “人気マンガ「もやしもん」x 東京農大「農学原酒」のコラボ!クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」にて1/21(木)に支援募集開始 | 日本酒専門WEBメディア「SAKETIMES」” (2021年1月21日). 2021年4月14日閲覧。
- ^ “東京農業大学院生が漫画「もやしもん」とコラボ 缶入り日本酒をCFで”. 経堂経済新聞. 2021年4月14日閲覧。
- ^ “【コロナ禍・日本酒の新規市場⁉】総支援額1100万円突破!日本酒「もやしもん×農学原酒」コラボ缶のクラウドファンディングが大反響にて終了!©石川雅之/講談社”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2021年4月14日閲覧。
- ^ “【新発売】東レ開発の印刷技術を採用した環境配慮ラベル使用の日本酒(一合缶)をアグナビが発売しました!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2021年4月14日閲覧。