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玉井健二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
玉井 健二
生誕 (1971-09-06) 1971年9月6日(53歳)
出身地 日本の旗 日本大阪府大阪市城東区
職業
活動期間 1990年 - 現在
レーベル ポリスター(1990年 - 1993年
事務所 agehasprings
共同作業者 元気ロケッツ

玉井 健二(たまい けんじ、1971年9月6日 - )は、日本音楽家音楽プロデューサーソングライター編曲家プロダクション経営者大阪府大阪市城東区出身。血液型はAB型。
株式会社agehasprings代表取締役CEO、株式会社FOURseam(同社傘下)代表取締役CEO。

来歴

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高校時代、同級生と結成したバンド「Re-selve」(レゼルブ)のボーカルとして、インディーズバンド初の大阪厚生年金会館でのライブを行った。高校在学中にポリスターと契約し、1991年に同バンドでメジャー・デビュー。数作のアルバムシングルを発表したのちにバンドを脱退し、ソロ活動を開始。バンド時代から一貫して木崎賢治の影響を受け、音楽プロデューサー志向を強めた[1]。ポリスター契約終了後もクラブシーンを中心に活動を続けながら木崎のもとで音楽理論やヒット理論を修得。1990年代半ばから詞曲提供や他アーティストのプロデュースといった裏方に移行。1999年にエピックレコードジャパンに入社。同社レーベルのアーティストの企画・制作に携わるなど、レーベル所属のプロデューサーとして数々の作品に参加。その後2004年春に退社・独立し、株式会社agehaspringsを設立した。

ソロデビューの直後にあたる時期から関西ローカルのラジオ番組MBSラジオMBSヤングタウン土曜日』に出演。メインパーソナリティ・明石家さんまのアシスタントを1992年10月から2007年3月まで14年半務めた[2]。これは同番組のアシスタントパーソナリティとして歴代最長記録である。

プロデュースワーク

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自身のプロデュースワークとしては、YUKI中島美嘉flumpoolJUJUAimer安田レイBase Ball Bear元気ロケッツなどのプロデュースを手がけている。

2005年にプロデュースを手がけたYUKIの3rdアルバム『joy』がオリコンウィークリーチャート1位を獲得、その他YUKI作品の『Wave』、『うれしくって抱きあうよ』、『megaphonic』、同時期に手掛けた伊藤由奈の1stアルバム『HEART』でもオリコンウィークリーチャート1位を獲得し、同じくデビュー作を手掛けたflumpoolの1stアルバム『What's flumpool!?』は同チャート2位を獲得、中島美嘉『ORION』や元気ロケッツ『Heavenly Star』なども手がける。

また、近年では玉井が発掘しプロデュースも担当するAimerのアルバム『DAWN』が2015年7月にオリコンデイリーチャート3位を獲得。同じくAimerのシングル『残響散歌/朝が来る』では、『残響散歌』のプロデュース・編曲(飛内将大と共同)を手掛けた[3]。テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編のオープニングテーマに使用された本楽曲は、Billboard JAPANの「2022上半期総合ソング・チャート」で1位を獲得[4]、ストリーミング再生累積2億回を突破するなど話題となった[5]

ゲームクリエイター水口哲也と共同で立ち上げた自身のユニット元気ロケッツのデビューシングル『Heavenly Star』が、アメリカMTV系列のチャンネル「SPIKE TV」にて、2006 VIDEO GAME AWARDSのBEST SONG賞にノミネートされた。TVアニメ「サムライフラメンコ」、TVドラマ「東京センチメンタル」など、映像作品の音楽も手がけている。

クリエイター集団“agehasprings”代表

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株式会社FOURseam代表

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2007年、プロデュース業やagehaspringsの運営と並行して、新たに設立したアーティストマネジメント会社「株式会社FOURseam」の代表取締役社長に就任。AimerやGOOD ON THE REELなどを発掘している。

プロデュース

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ほか

ディスコグラフィー

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シングル

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Re-selve(レゼルブ) 名義

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発売日 タイトル 規格品番 収録曲
1991年9月25日 escalator+3 PSDR-1115
  1. エスカレーター+3
  2. シークレット・ハイ・トーン

玉井健二 名義

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発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1992年3月25日 櫻の樹の下で… PSDR-3007
  1. 櫻の樹の下で…(作詞: 佐藤大、作曲: 原田真二、編曲: 小滝みつる
  2. Under The Cherry Blossom
メナード・スプリングフェスティバルCMソング[6]
1992年9月26日 月とブランコのキス PSDR-3020
  1. 月とブランコのキス(作詞: 佐藤大、作曲: 原田真二、編曲: 西平彰
  2. 君がドアを叩く日
1993年4月15日 いけない葡萄 PSDR-5142
  1. いけない葡萄(作詞: 真間綾、作曲: 原田真二、編曲: 国吉良一
  2. 銀河の夜
NTV系「うるとら7:00」テーマ曲
1993年7月25日 愛しているんだ PSDR-5021
  1. 愛しているんだ(作詞: 秋元康、作曲: 原田真二、編曲: 西村麻聡
  2. それぞれの橋、それぞれの願い
東芝CMソング

元気ロケッツ 名義

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  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2007年7月4日 Heavenly Star/Breeze AVCD-31262:CD+DVD
AVCD-31263:CD
  1. Heavenly Star / Original(作詞: 水口哲也玉井健二・深野香、作曲: 田中ユウスケ
  2. Breeze / Original(作詞: 水口哲也・玉井健二・深野香、作曲: 田中ユウスケ)、auのW52Pに着うたフルとしてプリインストールされている。
  3. Heavenly Star - Space Walk Remix / So Noodles
  4. Heavenly Star - Glorious Remix / metalmouse
  5. Heavenly Star - Sunrise Remix / ES9
  6. Heavenly Star - Count Down Remix / Headwaters
  7. Heavenly Star - Love Remix / Dj Sodeyama
  8. Heavenly Star - Floating Remix / TECHRIDERS
  9. Heavenly Star - Instrumental

DVD

  1. Heavenly Star PV
オリコン最高24位、登場回数16回
2nd 2008年6月11日 Star Line/Smile AVCD-31392
  1. Star Line(作詞: 水口哲也・玉井健二・深野香、作曲: 原田卓也)
  2. Smile(作詞: 水口哲也・玉井健二・深野香、作曲: 田中ユウスケ)
  3. Star Line - Stratos Mix by metalmouse
  4. Smile - Chemistry of Sound Mix by DJ Sodeyama
  5. Star Line - Blue Line Mix by Floor on the Intelligence
オリコン最高43位、登場回数3回

アルバム

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Re-selve(レゼルブ) 名義

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発売日 タイトル 規格品番 収録曲
1990年9月25日 Re-SERVE UKCG-1001
  1. レッツ・ゴー!
  2. 逢うのがいちばん(TELは…)
  3. ホワット・ア・セクシー・ベイビー
  4. ホールド・ミー
  5. ダンス天国
  6. “シンフォニー”
  7. ジングルベルの夜は更けて
1991年2月25日 Hip!Hip!Hip! PSCR-1020
  1. ヒップ!ヒップ!ヒップ!
  2. Hな野望~ウィッシュフル・シンキン
  3. ブルー・ローズ
  4. 正しいキスのやり方
  5. シャワールームで絶叫
  6. ラヴァーズ・レイン
  7. ヒップ!ヒップ!ヒップ!(ドライヴィング・ミー・クレイジー・ヴァージョン)
1991年10月25日 Love Virus PSCR-1032
  1. ラヴ・ヴィルス
  2. 03:59キッス
  3. v.i.b.
  4. ワイルド・ピッチ
  5. エスカレーター+3
  6. テイク・アウト

玉井健二 名義

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発売日 タイトル 規格品番 収録曲
1993年8月25日 CHIBBY PSCR-5035
  1. 最後の贈り物(作詞: 真間綾、作曲: 伊秩弘将、編曲: 見良津健雄
  2. 聖夜(作詞: 真間綾、作曲: 北野散歩、編曲: 倉卓治
  3. 愛しているんだ(作詞: 秋元康、作曲: 原田真二、編曲: 西村麻聡
  4. いけない葡萄(作詞: 真間綾、作曲: 原田真二、編曲: 国吉良一
  5. 虹が消える前に(作詞: 北野散歩、作曲: 松尾清憲、編曲: 見良津健雄)
  6. 月とブランコのキス(作詞: 佐藤大、作曲: 原田真二、編曲: 西平彰
  7. 夏だけの恋じゃいやなんだ(作詞: 真名杏樹、作曲: 井上ヨシマサ、編曲: 倉卓治)
  8. 櫻の樹の下で…(作詞: 佐藤大、作曲: 原田真二、編曲: 小滝みつる
  9. 銀河の夜(作詞: 真間綾、作曲: 原田真二、編曲: 国吉良一)
  10. それぞれの橋、それぞれの願い(作詞: 朝水彼方、作曲: 松尾清憲、編曲: 見良津健雄)

元気ロケッツ 名義

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  発売日 タイトル 規格品番 備考
1st 2008年7月2日 元気ロケッツ I -Heavenly Star- AVCD-23448 オリコン最高15位、登場回数10回
2nd 2011年9月7日 GENKI ROCKETS II -No border between us- 初回生産限定盤 SRCL-7718〜9
通常盤 SRCL-7720
オリコン最高21位、登場回数7回
2012年8月8日 GENKI ROCKETS II -No border between us- Repackage 初回生産限定盤 SRCL-8068〜9
通常盤 SRCL-8070
オリコン最高59位、登場回数3回

Blu-ray Disc

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  発売日 タイトル 規格品番 収録曲
1st 2010年12月22日 “make.believe” 3D Music Clips e.p. SRXL-17
  1. make.believe
  2. Star Surfer (3-Dimensionaly Mix)
  3. Heavenly Star (3-Dimensionaly Mix)
2nd 2011年6月29日 “Curiosity” 3D Music Clips e.p. SRXL-20
  1. Curiosity
  2. Breeze (SYKZ Mix)
  3. Star Line (GRHN Mix)

著書

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関連人物

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脚注

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出典

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  1. ^ キーパーソンが語る「音楽ビジネスのこれから」第2回(前編)アゲハスプリングス玉井健二社長インタビュー「今は邦楽を作っている人にとって大きなチャンス」”. Real Sound (2014年9月14日). 2018年9月29日閲覧。
  2. ^ 歴代出演者一覧”. 毎日放送. 2018年9月29日閲覧。
  3. ^ 玉井健二 プロデュース Aimer「残響散歌」収録のNew Singleが1月12日(水)リリース”. agehasprings (2022年1月12日). 2022年12月5日閲覧。
  4. ^ Aimer「残響散歌」ビルボードJP上半期総合1位獲得”. Billboard JAPAN (2022年6月10日). 2022年12月5日閲覧。
  5. ^ Aimer「残響散歌」、 ストリーミング再生累積2億回を突破!”. Sony Music (2022年7月13日). 2022年12月5日閲覧。
  6. ^ 玉井健二のシングル作品 ORICON NEWS”. ORICON NEWS. 2018年9月29日閲覧。

外部リンク

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