王之渙
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王 之渙(おう しかん、688年 - 742年)は、中国唐の詩人。字は季陵。并州晋陽県の出身。
略歴
[編集]開元年間の初めに冀州衡水県の主簿に就いたが、他人とうまくゆかずに辞職し、15年間無官で過ごして、晩年に文安県の尉に就いた。当時、詩名は高く、その詩は人々に愛誦されたと伝えられている。
「王之奐」としている本もある。
詩人としての彼
[編集]作品に『九日(きゅうじつ)送別』(七言絶句)がある。
九日送別 | |
薊庭蕭瑟故人稀 | 薊庭(けいてい)蕭瑟(しょうしつ)として故人稀なり |
何処登高且送帰 | 何(いず)れの処か高きに登りて且(しばら)く帰るを送らん |
今日暫同芳菊酒 | 今日暫く同(とも)にす 芳菊(ほうきく)の酒 |
明朝応作断蓬飛 | 明朝は応(まさ)に断蓬(だんぽう)と作(な)って飛ぶべし |