王党派詩人
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王党派詩人(おうとうはしじん、Cavalier poet)は、17世紀イングランドの詩人たちの一派。「キャヴァリアー(Cavalier)」という名前はイングランド内戦期(1641年 - 1653年)に王チャールズ1世の支持者であった王党派の呼び名「騎士党」に由来する。その生活様式・宗教によって、議会派(円頂党)側のピューリタンたちと区別される。王党派詩人の多くは軽いスタイルで、テーマは普通、非宗教的なものだった。
王党派詩人には、ベン・ジョンソン、ロバート・ヘリック(Robert Herrick)、リチャード・ラヴレース(Richard Lovelace)、トマス・カリュー(Thomas Carew)、サー・ジョン・サックリング(John Suckling)らが含まれる。
王党派詩人のほとんどは廷臣だったが、例外もあった。例えば、ロバート・ヘリックは廷臣ではなかったが、そのスタイルは王党派詩人の特徴をはっきりと示している。