理容遺産
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理容遺産(りよういさん)は、全国理容生活衛生同業組合連合会が認定する理容関連遺産。遺産を保存し次世代に伝えることを目的としている[1]。
認定遺産
[編集]第1次認定(2012年)
[編集]- 理容館アラタ - 大正末期の理容文化を残す。島根県の石見銀山遺跡内[2][3]。
- 藤原采女亮の石碑 - 「理髪業の祖」とされる藤原采女亮を祭った石碑。長野県の善光寺内[4]。
- 本郷喜之床(ほんごうきのとこ) - 東京本郷にあった喜之床という名前の理髪店。石川啄木が家族とともに二階を間借りしていた時期があるなど文化的価値が高い。愛知県の博物館明治村に移築保管されている[5][6]。
- 旧山本理髪店 - 大正期の洋風建築。北海道開拓の村に移築されている[7][8]。
第2次認定(2016年)
[編集]下記のほか、理容ミュージアム所蔵の昭和天皇の理髪道具一式も認定される予定との報道がなされた[9]が、2020年10月現在、全国理容生活衛生同業組合連合会の理容遺産のページに言及はない[10]。
脚注
[編集]- ^ 理容遺産
- ^ 理容遺産について - 島根県理容生活衛生同業組合しまねチョキチャン倶楽部
- ^ 和田珍味石見銀山店(銀山ヴィレッジ・理容館アラタ)
- ^ “善光寺に理容遺産第1号 「理髪業の祖」藤原采女亮の石碑”. 信濃毎日新聞. (2012年11月27日) 2013年8月19日閲覧。
- ^ “「本郷喜之床」理容遺産に 明治村の理髪店、認定”. 読売新聞. (2013年3月13日) 2013年8月19日閲覧。
- ^ 本郷喜之床 - 博物館明治村
- ^ “北海道開拓の村「旧山本理髪店」、理容遺産第1号に 大正期の洋風建築 ”. 北海道新聞. (2013年3月13日) 2013年7月1日閲覧。
- ^ 旧山本理髪店 - 北海道開拓の村
- ^ a b c 松沢真美 (2017年9月6日). “栃木県内で初の「理容遺産」岡田記念館の市村理髪館が認定 建物や道具高評価”. SankeiBiz. 産業経済新聞社. 2020年10月11日閲覧。
- ^ “理容遺産”. 全国理容生活衛生同業組合連合会 (2018年5月8日). 2020年10月11日閲覧。
- ^ 松沢真美 (2017年9月6日). “栃木県内で初の「理容遺産」 岡田記念館の市村理髪館が認定 建物や道具高評価”. SankeiBiz. 産業経済新聞社. 2020年10月11日閲覧。