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瑞巌寺 (岐阜県揖斐川町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
瑞巌寺
瑞巌寺(揖斐川町)
所在地 岐阜県揖斐郡揖斐川町瑞岩寺192
山号 萬松山
宗派 臨済宗
本尊 地蔵菩薩像
創建年 建武3年
正式名 萬松山瑞巌報国禅寺
文化財 円空仏(町指定文化財)
法人番号 3200005005979 ウィキデータを編集
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瑞巌寺(ずいがんじ)は、岐阜県揖斐川町にある臨済宗妙心寺派の寺院

沿革

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古伝によると、天平年間に行基がこの地を訪れた際に、一堂を建立して、地蔵菩薩を安置した[1][2]1336年(南朝:延元元年、北朝:建武3年)、守護大名土岐頼康が父の土岐頼清の菩提を弔うために一寺を建立[1][2]。これが瑞巌寺の始まりとされる。開山は大林善育大和尚で、頼清の葬儀を行い、住持となった[1]1353年(南朝:正平8年、北朝:文和2年)6月に後光厳天皇が都での戦乱を避けて、瑞巌寺の小島頓宮へお入りになられ、8月まで滞在したことにより、瑞巌報国禅寺と勅額を賜る[1][2]1624年(寛永元年)、旧大垣城主の岡部長盛が諸堂を再興した[1]。瑞巌寺には現在、大垣城主であった戸田氏歴代の黒印状と町指定文化財の円空仏(観音菩薩坐像)が保管されている。

文化財

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  • 愚堂東寔筆蹟(岐阜県指定重要文化財)[3]
  • 木造地蔵菩薩坐像(岐阜県指定重要文化財)[4]
  • 小島のすさみ写本(岐阜県指定重要文化財)[5]
  • 仙厓筆紙本水墨宝満山之図(岐阜県指定重要文化財)[6]
  • 絹本水墨草座の釈迦像(岐阜県指定重要文化財)[7]
  • 土岐頼清・頼康父子の墓(岐阜県指定史跡)[8]
  • 円空仏(町指定文化財)

その他

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  • 水上勉の随筆「美濃のおいずる」に瑞巌寺が出てくる。

脚注

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  1. ^ a b c d e 岐阜県揖斐郡教育会 編『揖斐郡志』716-717頁(1924,揖斐郡教育会)
  2. ^ a b c 揖斐川町観光情報-瑞巌寺
  3. ^ 岐阜県 : 愚堂東寔筆蹟
  4. ^ 岐阜県 : 木造地蔵菩薩坐像
  5. ^ 岐阜県 : 小島のすさみ写本
  6. ^ 岐阜県 : 仙厓筆紙本水墨宝満山之図
  7. ^ 岐阜県 : 絹本水墨草座の釈迦像
  8. ^ 岐阜県 : 土岐頼清・頼康父子の墓