瑞浪市化石博物館
瑞浪市化石博物館 Mizunami Fossil Museum | |
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施設情報 | |
専門分野 | 化石 |
事業主体 | 瑞浪市 |
延床面積 | 956m2 |
開館 | 1974年(昭和49年)5月 |
所在地 |
〒509-6132 岐阜県瑞浪市明世町山野内1-13 |
位置 | 北緯35度22分22.7秒 東経137度14分6.6秒 / 北緯35.372972度 東経137.235167度座標: 北緯35度22分22.7秒 東経137度14分6.6秒 / 北緯35.372972度 東経137.235167度 |
外部リンク | 瑞浪市化石博物館 |
プロジェクト:GLAM |
瑞浪市化石博物館(みずなみしかせきはくぶつかん)とは、岐阜県瑞浪市にある化石の収蔵・展示・研究を行う博物館である。瑞浪市が運営する。
瑞浪市周辺は瑞浪層群と呼ばれる地層の上にあり、新生代新第三紀中新世(2,000万年 - 1,500万年前)の化石が多く発掘される。
概要
[編集]この節に雑多な内容が羅列されています。 |
1974年(昭和49年)5月に開館。初年度の入館者数は102,800余人で、以来2007年(平成19年)7月21日時点までの累計入館者数は200万人。
建物は鉄筋コンクリート(RC)造平屋で、建物面積956m2。
中新世を中心とした化石、約20万点(そのうち約15万点は、瑞浪市、土岐市で発掘されたもの)を所蔵する。化石は貝類、魚類、植物類の他、クジラ、デスモスチルス(ゾウ、ジュゴンの仲間とされる絶滅した大型哺乳類)など、1,000点に及ぶ。
2018年には、瑞浪北中学校の工事現場から発見されたクジラやエゾイガイのコーナーが新設された[2]。狭い地域から2頭分のまとまったクジラの化石が発見されたのは、珍しい出来事だった[3]。
隣接してある、化石の洞窟は、太平洋戦争中、飛行機工場の疎開用に掘られた地下壕であり、壁面、天井には無数の貝類の化石が観察できる。なお、この地下壕は、「強制連行」された多くの中国人、朝鮮人により掘られたという。
近くの土岐川の河原には野外学習地が設けられており、当館で許可を得て化石採掘体験ができる。瑞浪市一帯は「瑞浪化石」として岐阜県の天然記念物に指定されており、化石の採掘は原則禁止されている。
周辺は瑞浪市民公園として整備されている。公園内は「瑞浪市地球回廊」(2021年3月閉館)、「瑞浪市市之瀬廣太記念美術館」、「瑞浪市陶磁資料館」などがある。
博物館のキャラクターとして2010年(平成22年)に瑞浪Mioがデビューした。なお、昔からいるマスコットのデスモくんも瑞浪Mioに合わせて描きなおされ、現在では瑞浪市公認の萌キャラとして話題になっている。
利用案内
[編集]- 開館時間:9時から17時まで
- 休館日:毎週月曜日など
- 入館料:個人200円、高校生以下無料
- 「瑞浪市化石博物館」、「瑞浪市市之瀬廣太記念美術館」、「瑞浪市陶磁資料館」の3館共通券は大人500円。
アクセス
[編集]- JR中央本線 瑞浪駅より徒歩で約20分。
- 東鉄バス:瑞浪=土岐線「戸狩」バス停下車、徒歩で約12分。
- 瑞浪市コミュニティバス:日吉線「市民公園前」バス停下車、徒歩ですぐ。
- 中央自動車道 瑞浪ICより自動車で約5分。
脚注
[編集]- ^ “岐阜県内の登録博物館、指定施設一覧” (PDF). 岐阜県. 2024年6月30日閲覧。
- ^ “瑞浪市化石博物館ニュース 2018年6月~12月”. 瑞浪市役所 (2022年10月28日). 2024年5月19日閲覧。
- ^ “瑞浪市化石博物館企画展 海のない岐阜県でクジラの化石の発見!”. 瑞浪市役所. 2024年5月19日閲覧。
関連項目
[編集]- 月の宮 (瑞浪市) ビカリアの内型『月のおさがり』をご神体としている。本館から徒歩約20分。
外部リンク
[編集]- 瑞浪市化石博物館(瑞浪市)
- 化石博物館学芸員のブログ - ウェイバックマシン(2011年2月11日アーカイブ分)