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田中益信

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

田中 益信(たなか ますのぶ、生没年不詳)とは、江戸時代浮世絵師

来歴

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師系不明。作は奥村政信を起りとする奥村派の画風だが、政信の門人だったかどうかは明らかではない。三晴堂、善居斎、善辰斎と号す。作画期は寛保から延享の頃にかけてで、浮絵漆絵のほか、延享3年(1746年)の大小暦を手がけたことが知られている。肉筆画の作もあり「田中益信」と署名したものが数点残る。なお作画期が明和の頃とされる益信という絵師がいるが、これは画風が鈴木春信風であり、同名の別人だろうといわれている。

作品

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参考文献

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  • 藤懸静也 『増訂浮世絵』 雄山閣、1946年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。94頁、83コマ目。
  • 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年
  • 楢崎宗重監修 『肉筆浮世絵第三巻 長春』 集英社、1982年 ※116 - 117頁
  • 出光美術館編 『出光美術館蔵品図録 肉筆浮世絵』 平凡社、1988年 ※253頁