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田浪和生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

田浪 和生(たなみ かずお)は、愛媛県出身の日本の知的財産学者。大阪工業大学名誉教授。元知的財産学部長・元知的財産専門職大学院研究科長。大阪産業振興機構知的財産専門家派遣事業審査委員会元委員長。近畿地域知的財産戦略基礎調査事業検討会議元委員。日本知財学会第10回年次学術研究発表会2012大会実行委員長[1]。元近畿知財塾コーディネータ。 

専門は、知的財産経営戦略技術経営(MOT)/技術マネジメント[2]、知的財産権利取得/行使/活用(ライセンス訴訟等)、知財/特許情報管理[3]

略歴

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1970年横浜国立大学工学部機械工学科卒業。キヤノンに入社し、知的財産特許ビジネス事業戦略業務に従事。特許部門にて30年以上にわたり、同社の知的財産関連業務を担当し、発明の発掘から権利化・維持までの業務、国内・海外企業とのクロスライセンス契約、特許侵害訴訟模倣品対策、および社内の発明規程の策定など、企業における知的財産管理実務を包括的に経験。2000年同社知的財産法務本部契約・渉外センター所長[4]

2003年大阪工業大学知的財産学部助教授[5]。2005年同大学知的財産専門職大学院教授。2011年同大学知的財産学部長兼大学院知的財産研究科長[6]。2015年同大学名誉教授。

大阪工業大学において、2003年開設の日本初の知的財産学部および2005年開設の知的財産専門職大学院の初期の知財経営学教育の育成に貢献した[7] [8]

主な所属学会は、日本知財学会日本ライセンス協会日本情報経営学会など[9]。 主な著書は、誰でもわかる知的財産入門(石井正らとの共著、日本電気協会新聞部2005、学術書)[10]

知的財産の対外啓蒙活動として、日本経済新聞社主催の日経ユニバーシティー・コンソーシアム2012「知的財産からみたグローバル時代に求められる人財育成」 〜大阪工業大学知的財産学部10周年記念シンポジウムでパネリストとして登壇[5]大阪府工業協会主催近畿経済産業局後援の「知的財産研究会2014 〜これからの知財保護・活用戦略を考える」でコーディネータを務めている[11]。また、知的財産教育研究・専門職大学院協議会(現在の知的財産大学院協議会)設立発起人の1人[12]として知的財産専門職大学院の認知に貢献している。

脚注

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