田渕句美子
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田渕 句美子(たぶち くみこ、1957年[1] - )は、日本の国文学者。専門は鎌倉時代の和歌・日記・歌人・女房に関する研究、特に阿仏尼。学位は、博士(人文科学)(お茶の水女子大学・1999年)(学位論文「中世初期の歌人に関する研究」)。早稲田大学教授。
人物
[編集]東京都生まれ[1]。お茶の水女子大学文教育学部国文科卒業[2]、1991年、同大学院博士課程単位取得退学[2]。1999年「中世初期の歌人に関する研究」でお茶の水女子大学より博士(人文科学)の学位を取得。1991年大阪国際女子大学専任講師[3]、1994年助教授[3]、1998年国文学研究資料館助教授[3]、2002年教授[3]、2008年より早稲田大学教育・総合科学学術院教授[2][3]。
受賞歴
[編集]著書
[編集]- 『阿仏尼とその時代 『うたたね』が語る中世』臨川書店 原典講読セミナー、2000
- 『中世初期歌人の研究』笠間書院 笠間叢書、2001
- 『物語の舞台を歩く 十六夜日記』山川出版社、2005
- 『阿仏尼』吉川弘文館〈人物叢書〉、2009、オンデマンド版 2024,ISBN 9784642752541
- 『新古今集 後鳥羽院と定家の時代』角川選書、2010
- 『異端の皇女と女房歌人 式子内親王たちの新古今集』角川選書、2014
- 『女房文学史論 王朝から中世へ』岩波書店、2019
- 『窪田空穂 「評釈」の可能性』岩波書店「近代「国文学」の肖像 第4巻」、2021
共編著
[編集]- 『和歌を歴史から読む』兼築信行と責任編集、笠間書院、2002。和歌文学会論集
- 『十六夜日記 白描淡彩絵入写本 阿仏の文』編、勉誠出版、2009
- 『平安文学をいかに読み直すか』谷知子共編著 久保木秀夫ほか著、笠間書院、2012
- 『源氏物語とポエジー 2014年パリ・シンポジウム』寺田澄江、清水婦久子共編 青簡舎、2015
- 『民部卿典侍集・土御門院女房全釈』中世和歌の会 共著、風間書房、2016。私家集全釈叢書
- 『和歌史の中世から近世へ』花鳥社、2020
脚注
[編集]- ^ a b c “角川源義賞に田渕句美子さん:中日新聞Web”. 中日新聞Web. 2021年11月15日閲覧。
- ^ a b c d “【決定のお知らせ】第42回 角川源義賞 | 顕彰 | ニュース | 公益財団法人 角川文化振興財団”. 公益財団法人 角川文化振興財団. 2021年11月15日閲覧。
- ^ a b c d e “■早稲田大学教育学部国語国文学科 田渕句美子■”. www.waseda.jp. 2021年11月15日閲覧。