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田頭剛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
田頭 剛
2009年、アメリカのカリフォルニア州にて
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1987-06-02) 1987年6月2日(37歳)
生誕地 広島県尾道市因島
得意種目 跳馬
所属 因島体操クラブ
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獲得メダル
体操競技
アジア体操競技選手権
2008 ドーハ 団体総合
2008 ドーハ 跳馬

田頭 剛(たがしら ごう、1987年6月2日 - )は、日本の体操選手広島県因島出身。

人物

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広島県立因島高等学校を卒業後、順天堂大学に進学。その後同大学院へ進学と同時にセントラルスポーツに所属。2008年には、全日本体操競技選手権大会跳馬で優勝[1]。同年の第4回アジア体操競技選手権の日本代表として団体ではゆかつり輪、跳馬の3種目に出場し団体優勝を果たし、個人では跳馬で銀メダル、つり輪で7位となった[2][3][4][5]。また、翌年2009年にアメリカで開催されたパシフィックコースト・クラシック及び日本学生選抜・スタンフォード大学対抗戦においても高得点を獲得して跳馬優勝を果たす[6][7]。そして、同年の11月に開催された第63回全日本体操競技団体・種目別選手権大会において連覇がかかる中、日本人で初めて当時の価値点7.0満点の大技を2本成功させて、ただ一人両技とも16点台の高得点をたたき出した。しかし、決勝の最終跳躍で転倒し3位後退で試合を終えた[8]

経歴

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  • 父に勧められ6歳の時から体操を始める
  • 2005年、全国高校選抜において跳馬優勝[9]
  • 2006年、順天堂大学に入学[10]
  • 2008年、全日本インカレにおいて団体優勝・跳馬優勝[11]。全日本体操競技選手権大会において跳馬優勝。アジア体操競技選手権において団体優勝・跳馬2位。
  • 2009年、全日本インカレにおいて跳馬優勝(2連覇)[12]。全日本体操競技選手権大会において跳馬3位)[13]
  • 2010年、全日本社会人体操競技選手権大会において跳馬優勝[14]。右足首脱臼、手術を行う。
  • 2013年、第一線を退き、地元で教職に就く。
  • 2015年、全日本シニア体操競技選手権大会2部において個人総合・平行棒・鉄棒優勝[15]
  • 2016年、広島県立三原高校普通科の体育教員になる。また、1年1組の副担任も務める。全日本マスターズ体操競技選手権大会2部において個人総合2位・ゆか優勝[16]
  • 2017年、結婚。右肘関節を脱臼、靭帯再建手術を行う。
  • 2018年、全日本マスターズ体操競技選手権、大会2部において団体、個人総合2位。
  • 2019年、母校の小学校で講演会「転んでも立ち上がれ」を行う。

受賞

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  • 2005年:広島県教育委員会 メイプル賞[17][18]
  • 2008年:広島県体育・スポーツ知事賞[19]
  • 2009年:日本体操協会 栄光賞[20]
  • 2010年:順天堂大学 最優秀選手賞[21][22]
  • 2016年:公益財団法人広島県体育協会 体育賞[23]

テレビ出演

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出典

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  1. ^ 第62回 全日本体操競技選手権大会” (PDF). 日本体操協会 (2008年). 2015年2月9日閲覧。
  2. ^ 第4回アジアシニア体操競技選手権大会”. 日本体育大学. 2015年2月9日閲覧。
  3. ^ 共同通信 (2008年11月19日). “鶴見と星が金メダル 体操アジア選手権最終日”. 47NEWS. 2015年2月9日閲覧。
  4. ^ 平成21年度 順天堂大学スポーツ賞受賞者”. 順天堂大学スポーツ健康科学部. 2015年2月9日閲覧。
  5. ^ 山室がつり輪でも銀メダル/体操”. 日刊スポーツ (2008年11月18日). 2015年2月9日閲覧。
  6. ^ 2009 パシフィックコースト・クラシック”. 2009年2月21日閲覧。
  7. ^ 日本学生選抜・スタンフォード大学対抗戦”. 2009年2月27日閲覧。
  8. ^ 第63回全日本体操競技・種目別選手権大会”. 2009年11月20日閲覧。
  9. ^ 第21回 全国高校体操競技選抜大会” (PDF). 日本体操協会 (2005年). 2017年2月23日閲覧。
  10. ^ 体操の田頭選手 名門・順天堂大学へ進学 世界を目指す第一歩へ”. せとうちタイムズ (2006年). 2017年2月23日閲覧。
  11. ^ content/uploads/2013/07/08a_ic.pdf 第62回 全日本学生体操競技選手権大会” (PDF). 日本体操協会 (2008年). 2017年2月23日閲覧。
  12. ^ 第63回 全日本学生体操競技選手権大会” (PDF). 日本体操協会 (2009年). 2017年2月23日閲覧。
  13. ^ 第63回 全日本体操競技団体・種目別選手権大会”. 日本体操協会 (2009年). 2017年2月23日閲覧。
  14. ^ 第43回 全日本社会人体操競技選手権大会”. 日本体操協会 (2010年). 2017年2月23日閲覧。
  15. ^ 2015 全日本シニア体操競技選手権大会”. 日本体操協会 (2015年). 2017年2月23日閲覧。
  16. ^ 2016 全日本マスターズ体操競技選手権大会”. 日本体操協会 (2016年). 2017年2月23日閲覧。
  17. ^ 全国1位に輝いた小中高生 県教育委員会がメイプル賞 因島高の田頭剛選手が受賞”. せとうちタイムズ (2005年). 2017年2月23日閲覧。
  18. ^ 平成17年度メイプル賞(第1回)受賞者一覧”. 広島県教育委員会 (2005年). 2017年2月23日閲覧。
  19. ^ 平成20年度広島県体育・スポーツ知事表彰 受賞者の感想”. 広島県教育委員会 (2008年). 2017年2月23日閲覧。
  20. ^ 日本体操協会から表彰”. 鳥取県議会議員 野田 修 公式サイト (2009年). 2017年2月23日閲覧。
  21. ^ 平成21年度 順天堂大学スポーツ賞受賞者”. 順天堂大学 (2010年). 2017年2月23日閲覧。
  22. ^ 体操全日本選手権大会 田頭剛選手(セントラルスポーツ所属、因島高校出身)得意の跳馬で最高点”. せとうちタイムズ (2010年). 2017年2月23日閲覧。
  23. ^ スポーツひろしま”. 公益財団法人広島県体育協会 (2016年). 2017年2月23日閲覧。