痴漢電車 夢見る桃色なすび
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痴漢電車 夢見る桃色なすび | |
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2020年1月4日、舞台挨拶 | |
監督 | 小関裕次郎 |
脚本 | 深澤浩子 |
出演者 |
佐倉絆 鳥越はな 卯水咲流 可児正光 竹本泰志 |
撮影 | 創優和 |
製作会社 | 鯨屋商店 |
配給 | オーピー映画 |
公開 | 2020年1月1日 |
上映時間 | 70分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『痴漢電車 夢見る桃色なすび』(ちかんでんしゃ ゆめみるももいろなすび)は、2020年に公開された日本映画。小関裕次郎監督、深澤浩子脚本[1]。
概要
[編集]オーピー映画2020年正月映画として同年1月1日に劇場公開[2]。ピンク映画・痴漢電車シリーズの1作。また監督を務める小関裕次郎にとって『ツンデレ娘 奥手な初体験』に続く劇場公開監督作品第2作となる[3][4]。
痴漢される鉄道は「大和菱形線」「新京縦横線」という架空の電鉄路線[5]。
クライマックスに向かうところで終わる未完ともいえる内容であるが、主演・佐倉の引退宣言を受けて「続きが見たくなる作品にしたい」という意図であることが脚本・深澤の舞台あいさつで明かされている。
未完という終わり方には賛否あり、翌年痴漢電車シリーズが未製作だったこともあり、後年脚本の深澤は「もしかしたら夢見る桃色なすびのせいなのかなと、少し心配しています」とインタビューに答えている[6]。
あらすじ
[編集]会社員である優壬は通勤中、未己に痴漢行為をはたらいてしまう。未己に捕まり、観念した優壬だったが、未己から痴漢行為は運命による導きであり、自分が闇の軍団と戦う戦士だと告げられる。
キャスト
[編集]光の戦士
[編集]五行説に基づき集められた戦士という名の一般人。都内で痴漢が多発しているのは「大和菱形線」「新京縦横線」が作る結界が壊れ始めてきていると人員を収集しているが、基準は苗字に含まれる文字を基にする勘である。廃工場を基地とし、休日に定期飲み会を開いている。
- 土門未己
- 演 - 佐倉絆
- 土を司る戦士。苗字の読みは「つちかど」。冷静沈着な女性。パワー回復は穂村とのセックスで行う。逆に清水と恋心を抱くと土と水が交わると澱んでしまうのと同じく、互いの力を減退させてしまう。澱んだ心の隙間を狙わられ、闇の戦士側にもスカウトされる。
- 鈴木加乃恵
- 演 - 鳥越はな
- 金を司る戦士。丸メガネの女性。加入時点では処女だったが、清水の命を救うために喪失した。パワー回復は未己とのセックスで行う。
- 清水優壬
- 演 - 可児正光
- 水を司る戦士。妄想癖のある営業職のサラリーマンで、戦士の自覚は全くなく逆に怪しんでいるが、未己に痴漢してしまった負い目もあり光の戦士に加入する。闇の攻撃を受け、何度か仮死状態に陥るも、加乃恵からのパワー注入により取り留めている。
- 森田甲太郎
- 演 - 竹本泰志
- 木を司る戦士。着流しひげ姿のワイルドな風貌だが、職業はコンビニでバイトするフリーター。パワー回復は清水とのセックスによりなされるはずだが、清水の拒否が重なりいまだ行われたことはない。
- 穂村翔丙
- 演 - ケイチャン
- 火を司る戦士。元オカルト雑誌常連投稿者。常に背広姿だが深夜シフト勤務者。光の戦士ののリーダーで、理論やルールつくりなども構築。
関係者
[編集]闇の戦士
[編集]結界に封印された都心某所にある竜の心臓の解放を求めるチーム[7]。本人たちの主張は闇ではなく、暁。
スタッフ
[編集]- 監督:小関裕次郎
- 脚本:深澤浩子
- 撮影監督:創 優和
- 録音:小林徹哉
- 編集:鷹野朋子
- 助監督:小鷹裕
- 選曲:大河内健
- 整音:Bias Technologist
- スチール:本田あきら
- カラリスト:如月生雄、やよいあい
- 仕上げ:東映ラボ・テック
- 制作:鯨屋商店
- 提供:オーピー映画
脚注
[編集]- ^ 上野オークラ劇場「上野オークラ劇場新作ラインナップ」Vol.145 2頁2020年1月発行
- ^ “痴漢電車 夢見る桃色なすび”. www.pg-pinkfilm.com. 2021年2月14日閲覧。
- ^ “ツンデレ娘 奥手な初体験”. pg-pinkfilm.com (2019年5月17日). 2019年10月25日閲覧。
- ^ デラべっぴん編集部 (2020年1月6日). “【上野オークラ劇場「痴漢電車 夢見る桃色なすび」舞台挨拶レポート!】引退カウントダウンの佐倉絆が舞台挨拶に! 演技派女優の卯水咲流、和田光沙も脇を固め正月恒例の痴漢電車作品は大好評に!”. デラべっぴんR. 2020年1月7日閲覧。
- ^ “『痴漢電車 夢見る桃色なすび』公開記念・新春舞台挨拶追加ゲスト決定✨和田光沙さんです‼️”. 上野オークラ劇場☆1/4・25舞台挨拶!!@UenoOkura (2020年1月3日). 2020年1月4日閲覧。
- ^ キネマ旬報社『キネマ旬報』2021年7月上旬号126‐127頁
- ^ 横浜光音座「光音座II2020年1月上映プログラム」2頁(2020年1月発行)