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発田志音

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発田 志音(ほった しおん、Shion Hotta、2000年[1] - )は、日本のスポーツ研究者[2]、元プロテニス審判員[3]国際テニス連盟、日本テニス学会[4]、日本スポーツ法学会委員[5]。主な研究テーマは、「スポーツ団体の適切な組織運営」。東京大学大学院法学政治学研究科所属。東京大学大学院教育学研究科附属学校教育高度化・効果検証センター協力研究員。

来歴

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3歳からテニスを始める[6]。2016年、日本テニス協会B級公認審判員認定試験に合格[7]。2018年からは国際テニス連盟ナショナルチェアアンパイアとして、ITFの国際ツアーや日本リーグなどで主審・線審を務める[8]。2019年に東京大学教育学部附属中等教育学校卒業、慶應義塾大学法学部法律学科卒業[9]。2021年、発足直後であったプロテニスリーグの主審第1号に採用[10]。2022年、国際的審判水準の向上と若手審判員育成に多大な貢献をしたとして[11][12]プロテニスリーグ機構より最優秀審判員賞、慶應義塾より小泉体育奨励賞を受賞[13]。同年より慶應義塾体育会矢上部硬式庭球部コーチ[14][15]。2023年、東京大学大学院法学政治学研究科入学、専門は新領域法学。国立研究開発法人科学技術振興機構ムーンショット型研究開発事業「アバターを安全かつ信頼して利用できる社会の実現」研究協力者。

主要な受賞

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  • 2018年 日本テニス学会 研究奨励賞[16]
  • 2019年 日本テニス学会 研究奨励賞
  • 2022年 Certificate of Appreciation, International Tennis Federation

主要な著書

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主要な論文

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  • Hotta, S. and Yamamoto, M.「A Practical Example of Strengthening Governance in Japanese College Tennis Clubs」『ITF Coaching & Sport Science Review』30(87) 18-24、2022年[17]
  • 発田志音・山本 衛・平田大輔・三橋大輔「大学テニス部のグッドガバナンスに関する調査」『テニスの科学』第30巻、2022年[18]
  • 山本 衛・発田志音「裁判例分析にみるテニス事故の法的責任」『テニスの科学』第30巻、2022年[19][20][21][22]
  • 発田志音「テニス審判員の参加動機・満足度と活動頻度の関連」『テニスの科学』第29巻、2021年[23]

脚注

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  1. ^ Shion Hotta Tennis Player Profile - ITF”. 国際テニス連盟(ITF). 2023年1月8日閲覧。
  2. ^ 発田 志音 | 研究者情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター”. 国立研究開発法人科学技術振興機構. 2023年1月8日閲覧。
  3. ^ 慶應義塾広報室学生の活躍 活躍する塾生」『学校法人慶應義塾公式サイト』2022年10月15日。
  4. ^ 日本人プロテニス選手が匿名で明かした厳しくリアルな窮状!「いつまで選手活動を続ければよいのか」」『Yahoo! JAPAN ニュース 日本スポーツ企画出版社 THE DIGEST スマッシュ』2021年11月26日、日本スポーツ企画出版社。
  5. ^ 国立研究開発法人科学技術振興機構 - 発田 志音 - researchmap”. 2023年1月8日閲覧。
  6. ^ 発田 志音 - 日本のテニスを応援するTennisTribe”. テニストライブ合同会社. 2023年1月8日閲覧。
  7. ^ 「第30回テニス学会からピックアップ!」『テニスマガジン』2018年8月、株式会社ベースボール・マガジン社 40-41。
  8. ^ 「テニス審判員について考えた!!」『スマッシュ』2019年2月、日本スポーツ企画出版社 48-49。
  9. ^ 大学体育会テニス部もガバナンス強化へ。慶大などの研究チーム、全国268大学を対象に調査実施”. Tennis.JP. 2023年1月8日閲覧。
  10. ^ 2021年度 小泉体育賞・小泉体育努力賞・小泉体育奨励賞 受賞者”. 学校法人慶應義塾. 2023年1月8日閲覧。
  11. ^ 平成30年度テニス環境等実態調査報告書』公益財団法人日本テニス協会、2019年https://www.jta-tennis.or.jp/Portals/0/resources/JTA/pdf/information/population/population_h30_jpn.pdf 
  12. ^ 令和元年度テニス環境等実態調査報告書』公益財団法人日本テニス協会、2020年https://www.jta-tennis.or.jp/Portals/0/resources/JTA/pdf/information/population/population_r1_jpn.pdf 
  13. ^ 慶應義塾広報誌『塾』Portrait(ポートレート) テニス選手・審判員の経験を生かし、スポーツ経営学研究に尽力 2022秋号 (No.316) 60 (3)”. 学校法人慶應義塾. p. 21. 2023年1月8日閲覧。
  14. ^ 慶應スポーツ新聞会【特別企画】Enjoy Tennisで矢上から世界へ――躍進のリコタイテニス部インタビュー〈大野公暉×百武葵×村上凌輔×発田志音〉(前編)」『慶應スポーツ新聞』2022年9月6日、慶應スポーツ新聞会。
  15. ^ 慶應スポーツ新聞会【特別企画】Enjoy Tennisで矢上から世界へ――躍進のリコタイテニス部インタビュー〈大野公暉×百武葵×村上凌輔×発田志音〉(後編)」『慶應スポーツ新聞』2022年9月16日、慶應スポーツ新聞会。
  16. ^ 日本テニス学会研究奨励賞 歴代受賞者”. 日本テニス学会 - 日本学術会議協力学術研究団体. 2023年1月8日閲覧。
  17. ^ Hotta, S. and Yamamoto, M. (2022). “A Practical Example of Strengthening Governance in Japanese College Tennis Clubs” (English). ITF Coaching & Sport Science Review 30 (87): 18-24. doi:10.52383/itfcoaching.v30i87.334. ISSN 2225-4757. https://itfcoachingreview.com/index.php/journal/article/view/334. 
  18. ^ 発田志音・山本衛・平田大輔・三橋大輔 (2022). “大学テニス部のグッドガバナンスに関する調査: スポーツ団体ガバナンスコードの趣旨に照らした検討”. テニスの科学 30: 27-39. https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I032162110-00. 
  19. ^ 山本 衛・発田志音 (2022). “裁判例分析にみるテニス事故の法的責任: 過失等の認定過程で重視されている要素に着目して”. テニスの科学 30: 41-49. ISSN 13404768. https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I032162113-00. 
  20. ^ 国立情報学研究所NII学術情報ナビゲータ CiNii”. 国立情報学研究所. 2023年1月8日閲覧。
  21. ^ 裁判例分析にみるテニス事故の法的責任-過失等の認定過程で重視されている要素に着目して-”. 国立研究開発法人科学技術振興機構. 2023年1月8日閲覧。
  22. ^ 国立国会図書館サーチ”. 国立国会図書館. 2023年1月8日閲覧。
  23. ^ 発田志音 (2021). “テニス審判員の参加動機・満足度と活動頻度の関連: 量的手法と質的手法の併用による検討”. テニスの科学 29: 13-25. ISSN 13404768. https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I031469459-00?ar=4e1f&locale=ja. 

外部リンク

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