発禁本 カストリキネマ
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発禁本 カストリキネマ | |
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監督 | 梶田征則 |
出演者 |
大鶴義丹 川田あつ子 松田純 村上あつ子 ホリケン。 小島香奈子 脇本泰治 アン 島根さだよし |
音楽 | 宮谷聡彦 |
撮影 | 三本木久城 |
公開 | 2002年8月17日 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『発禁本 カストリキネマ』(はっきんぼん かすとりきねま)は、発行を禁止された幻の春本から3作を厳選し、シリーズ化した日本映画である。2002年8月に公開された。
概要
[編集]猥褻な内容のため、発行を禁止された春本「発禁本」。その中でも、昭和の文豪である田村泰次郎、永井荷風、芥川龍之介が執筆したと言われる『有楽町夜景』『四畳半襖の下張」『赤い帽子の女』の3作品を、文章を主体とした映像作品に仕上げている。2002年8月にテアトル池袋で上映され、同時にDVD化された。
スタッフ
[編集]- 監督:梶田征則
- 製作:張江肇、鈴木ワタル
- プロデューサー:木谷奈津子、大橋孝史
- 音楽:宮谷聡彦
- 撮影:三本木久城
- 美術:山下修治
- 美術監修:XYZ
- ヘアメイク:村中幸恵
- 書道:武田双雲(四畳半襖の下張)
- 春画:上田風子(四畳半襖の下張)
内容
[編集]有楽町夜景
[編集]あらすじ
[編集]昭和20年代。夫と別れて3年。由美は、生活のために夜の有楽町に立つと、声を掛けてきた30代の男と交渉がまとまる。三年前夫がしてくれたような激しい愛撫を求める。欲求不満の由美と、その欲求に答えようとする男。激しい夜をともにする二人の3日間を描く。
キャスト
[編集]四畳半襖の下張
[編集]あらすじ
[編集]大正13年。金阜山人は買い手のつかない四畳半の部屋を手に入れる。その部屋の襖の下張りに、前の住人が貼り付けたと思われる写本の切れ端を見つける。するとそこには、明治時代の娼婦・柚子と、その客との駆け引きが描かれていた。商売として行為をさっさと済ませようとする柚子と、なんとか手玉に取ろうとする男の心理描写。あの手この手で攻めてゆく男に次第に柚子の身体は陥落していく。
キャスト
[編集]赤い帽子の女
[編集]あらすじ
[編集]舞台は第一次世界大戦後のベルリン。旅行中の日本人男性が出会った売春婦は、日本人かと見紛うほど小柄で赤い帽子を被っていた。言葉の通じない中での料金交渉の末、深い森の中で性行為に及ぶ。しかし立ったままでは、満足のいく結果とならず、次はベットの上でと、何とか約束をとりつける。
キャスト
[編集]- アン
- 島根さだよし
- 田中利枝
- 梅本学
- 纐纈大輔
- 鈴木祥二郎
- 青木二郎