白山古墳群 (深谷市)
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白山古墳群(しろやまこふんぐん)は、埼玉県深谷市岡に分布する古墳群。蛇喰古墳が現存しているが、他の多くの古墳は破壊され現存しない。1973年(昭和48年)の調査で、帆立貝形古墳跡1基(白山17号墳)と円墳跡24基(1~16号墳・18~25号墳)、円筒埴輪棺2基が発掘されている。これらの古墳は、榛名山二ッ岳噴出火山灰FA降下前後(6世紀初頭)に、17号墳を中心として相次いで造営されたことが確認されている。1997年(平成9年)3月26日付けで人物埴輪6体が市指定有形文化財に指定された[1]。
主な古墳
[編集]- 蛇喰古墳
- 径約25メートル・高さ2メートルの円墳であるが、墓地によって一部破壊されている。墳丘上から埴輪片が採取されている。
- 白山2号墳
- 径17メートルの円墳。人物埴輪4体(壺を頭に乗せる女子・椀を掲げる女子・正座し手を組んで前に出す太帯の女子・はそうを差し出す女子)と鶏形埴輪が出土している。
- 白山12号墳
- 径22.5メートルの円墳。人物埴輪(椀を差し出す女子)、鶏形埴輪が出土している。
- 白山17号墳
- 墳長28メートルの帆立貝形古墳。人物埴輪(琴を弾く男子)出土。
脚注
[編集]- ^ “深谷市の歴史と文化財(考古資料)”. 深谷市. 2020年5月5日閲覧。
参考文献
[編集]- 塩野, 博『埼玉の古墳 大里』さきたま出版会、2004年9月、493-498頁。ISBN 9784878913846。 NCID BA68966639。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 深谷市指定文化財(考古資料) - 深谷市
座標: 北緯36度12分45.9秒 東経139度14分40.9秒 / 北緯36.212750度 東経139.244694度