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白旗慎吾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

白旗 慎吾(しらはた しんご、1947年昭和22年)[1] - )は、日本の数学者[2]大阪大学名誉教授[3]理学博士九州大学、1976年)[4]。専門は統計学[5]

略歴

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1947年生まれ[1]。1970年に大阪大学理学部数学科を卒業後[1]、1972年に大阪大学大学院基礎工学研究科数理系専攻修士課程を修了[6]。1974年には九州大学理学部の助手となり[1]、1976年には学位論文「Some distribution-free tests for the two-sample problem and independence」で九州大学より理学博士の学位を取得した[4]。1977年に大阪大学教養部の講師に就任し[7]、以後、同大学及び同大学大学院で、1980年より助教授[7]、1989年より教授を歴任した[7]。2012年に大阪大学を定年退官し[8]、2016年現在は大阪大学名誉教授・同志社大学客員教授を務める[3]

学会関連では、日本分類学会運営委員(1999年度 - 2000年度、2003年度 - 2004年度)[9][10]、日本計算機統計学会副会長(1999年度 - 2002年度)[3]・会長(2007年度 - 2008年度)[3]、応用統計学会理事(2000年度 - 2001年度)[11]日本数学会評議員(2001年度、2003年度 - 2004年度)[12][13][14]、統計関連学会連合理事(2009年度 - 2012年度)[15][16]、などを歴任した。

また、1994年度には「Estimate of Variance of Wilcoxon-Mann-Whitney Statistic」(doi:10.5183/jjscs1988.6.2_1 )にて日本計算機統計学会文献賞を[3]、2016年度には日本計算機統計学会賞を受賞した[3]

著書

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脚注

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  1. ^ a b c d 統計学 (Minervaベイシック・エコノミクス) (日本語) 単行本 - 2008/11/1”. Amazon.co.jp. 2020年12月30日閲覧。
  2. ^ 白旗 慎吾”. researchmap. 科学技術振興機構 (2011年8月25日). 2020年12月29日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 学会賞 歴代受賞者”. 日本計算機統計学会. 2020年12月29日閲覧。
  4. ^ a b 白旗慎吾 (1976). Some distribution-free tests for the two-sample problem, independence [2標本問題および独立性の検定問題における分布の形を仮定しない検定] (理学博士 乙第1782号). Vol. 九州大学. NAID 500000372045
  5. ^ 白旗慎吾「30周年によせて:会長歴任者より 計算機統計学雑感」『計算機統計学』第30巻第2号、日本計算機統計学会、2017年、121-122頁、doi:10.20551/jscswabun.30.2_121ISSN 0914-8930NAID 1300079035482021年6月20日閲覧 
  6. ^ 統計学辞典 (日本語) 単行本”. Amazon.co.jp. 2020年12月29日閲覧。
  7. ^ a b c 白旗 慎吾>経歴”. researchmap. 科学技術振興機構 (2011年8月25日). 2020年12月29日閲覧。
  8. ^ 退職教授による記念講義(最終講義等)のご案内”. 大阪大学. 2020年12月30日閲覧。
  9. ^ 役員改選結果報告」『日本分類学会会報』第22号、日本分類学会、2000年2月、2頁、2020年12月29日閲覧 
  10. ^ 役員改選結果報告」『日本分類学会会報』第27号、日本分類学会、2004年1月、2頁、2020年12月29日閲覧 
  11. ^ 2000-2001年度理事・監事”. 応用統計学会. 2020年12月29日閲覧。
  12. ^ 日本数学会 2001年度役員及び委員”. 日本数学会. 2020年12月29日閲覧。
  13. ^ 2003年度 日本数学会役員および委員”. 日本数学会. 2020年12月29日閲覧。
  14. ^ 日本数学会 2004年度役員・委員”. 日本数学会. 2020年12月29日閲覧。
  15. ^ 2009-2010役員→過去の理事会役員”. 統計関連学会連合. 2020年12月29日閲覧。
  16. ^ 過去の理事会役員(2011年4月~2013年3月)”. 統計関連学会連合. 2020年12月29日閲覧。