白水の滝 (諏訪之瀬島)
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白水の滝 | |
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所在地 | 鹿児島県十島村、トカラ列島諏訪之瀬島 |
位置 | 北緯29度39分44秒 東経129度44分23秒 / 北緯29.66222度 東経129.73972度 |
落差 | 283 m |
プロジェクト 地形 |
白水の滝(しらみずのたき)は、鹿児島県鹿児島郡十島村の諏訪之瀬島にある滝。総落差は283m。
概要
[編集]トカラ列島の諏訪之瀬島北部の富立岳(とんだちだけ、標高536m)の東面の標高283m地点から水が湧き出し、それがそのまま滝となり海に注ぐ海岸瀑である[1][2][3]。 島民や漁師らは滝の存在を知っていたが落差や水源の場所などの詳細は長年不明だった。2022年7月、諏訪之瀬島の火山噴火を独自に研究する青木章ら6人が調査し、そのうち小阪健一郎ら3人が水源を発見した[1][3]。国土交通省大隅国道事務所がそのときの写真と数値標高データを照らし合わせたところ水源の標高が283mと確認された[3]。 九州最大級だと報道された奄美大島のフーチブルの滝181m[4]よりも落差が大きく、日本一とも言われる富山県の称名滝350mに次ぐ落差を有する。
登山史
[編集]- 1969年、立正大学探検部の青木章らが、富立岳を登頂(記録上は初登頂)[1]。
- 2022年7月、小阪健一郎ら三人の登山家が初登攀に成功し、水源を発見した[1]。
- 2023年7月、青木章が白水の滝の源流で遭難死した[5]。
出典
[編集]- ^ a b c d 小阪健一郎「諏訪之瀬島・富立山・白水の滝(320m)」『ROCK & SNOW』97号、山と溪谷社、2022年9月、96-98頁。
- ^ “諏訪之瀬島 - 自然の力と開拓者が織りなす島の力”. 十島村. 2022年9月16日閲覧。
- ^ a b c “海側からしか見えないトカラの滝 落差283メートル、九州一の可能性 諏訪之瀬島「白水の滝」 奄美の滝を102メートル更新”. 南日本新聞. (2022年12月17日) 2023年10月25日閲覧。
- ^ “九州最大級の滝を確認 奄美大島の東海岸 地元の写真家”. 毎日新聞. 2021年12月18日閲覧。
- ^ “「山中に遺体」 島根の火山研究家か、強風で収容できず 7月24日から行方不明 鹿児島・諏訪之瀬島”. 南日本新聞. (2023年8月2日) 2023年10月25日閲覧。