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白石村遺跡(はくせきそんいせき)は、中華人民共和国山東省煙台市芝罘区に所在する遺跡。およそ7000年前の集落遺跡と考えられている[1]。
住居遺構は竪穴建物で、屋根は海藻房(アマモ葺き屋根)[2]。1962年に発見され、発見時点では総面積約2万平方メートルで、標高約70メートルに位置していた。しかしその後のインフラ開発により、現在は南北約150メートル×東西約140メートル程度の範囲しか残存していない[3]。
1979年に市の重点文物保護単位となり[4]、その後省の重点文物保護単位にもなった[3]。2006年5月25日には第六次中華人民共和国全国重点文物保護単位として認定された[5]。
石器:石斧、石球、石矢じり、石鎌、石磨盤、石磨など[2]。
土器・陶磁器:鉢や罐、三足の鉢、鉢型の鼎など[2]。
骨角器:骨の針、骨のきり、骨の矢じりなど[2]。
- ^ “BTG『大陸西遊記』~山東省 煙台市~”. www.iobtg.com. 2023年9月24日閲覧。
- ^ a b c d “白石村遗址-烟台市芝罘区白石村遗址旅游指南”. www.bytravel.cn. 2023年9月25日閲覧。
- ^ a b 王志民『山東省歴史文化遺産調査・保護調査報告書』Qilu Books、2008.12
- ^ 北京大学考古系,烟台市博物馆 ·胶东考古 :文物出版社 ,2000年1月
- ^ “白石村遗址参考资料”. baike.baidu.com. 2023年9月26日閲覧。