百河豚美術館
百河豚美術館 | |
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施設情報 | |
管理運営 | 一般財団法人百河豚美術館 |
開館 | 1983年(昭和58年)8月10日 |
所在地 |
〒938-0723 富山県下新川郡朝日町不動堂6 |
外部リンク | 百河豚美術館 公式サイト |
プロジェクト:GLAM |
百河豚美術館(いっぷくびじゅつかん、Ippuku Museum of Art)は、富山県下新川郡朝日町不動堂にある美術館。一般財団法人百河豚美術館により運営されている[1]。富山県博物館協会会員[2]。館名は河豚(ふぐ)を愛した青柳氏の号「百河豚」をそのまま使用し、心の安らぎを意味する一服(いっぷく)という意味も込められている[3]。
沿革
[編集]1982年10月31日に起工式が挙行され[4]、1983年4月27日に上棟式[5]、同年8月8日に開館式が挙行され(当時の展示品は132点)[6]、同年8月10日に開館した[7]。
概要
[編集]建物は鉄筋コンクリート造2階建てで延床面積498.19m2。隣接する不動堂遺跡と調和する優美なピラミッド形の建物が特徴で、1階にロビーと事務室、2階が展示室となっている。敷地は約6,000m2と広く、美術館の周囲は池となっており、橋を渡って入館するようになっている[6]。
朝日町出身の実業家青柳政二が収集した日本や東洋の古美術品を展示している。東洋を題材とした美術館としては北陸でも数少ないとされている[3]。
『素晴らしい芸術と美しい大自然の調和』という青柳氏の理念によって、四季折々の草花を見ながら美術館を一周できる周遊式庭園や、多数の鯉が飼育されているいっぷく池などが備えられている[3]。
館蔵品は、浮世絵、水墨画、大和絵、陶磁器、金工、漆工、木工、書物、仏像など多岐にわたり、特に江戸時代初期の陶芸家、野々村仁清のコレクションが特徴となっている[2]。
備考
[編集]営業時間は9:00 - 17:00(入館は16:00まで、月曜日(祝日の場合は翌日)、展示替期間、年末年始は休業[3]。30台分、身障者用4台分の無料駐車場あり[2]。
脚注
[編集]- ^ a b (一財)百河豚美術館(富山県、2021年2月24日)
- ^ a b c 百河豚美術館
- ^ a b c d 百河豚美術館(富山県観光公式サイトとやま観光ナビ、2023年7月10日閲覧)
- ^ 『広報あさひ』第328号(1982年12月10日、朝日町役場編集・発行)16頁『町出身の青柳さん 不動堂に美術館を建設』より。
- ^ 『広報あさひ』58年6月号(No.334、朝日町編集・発行)9頁『トピックス まちのうごき 4月21日~5月20日』より。
- ^ a b 『広報あさひ』58年9月号(No.337、朝日町編集・発行)14頁『トピックス まちのうごき 7月21日~8月20日』より。
- ^ 『町制施行30周年記念 あさひ 町制要覧/昭和59年版(朝日町町勢要覧 昭和59年版)』(1984年8月、朝日町役場発行)14頁。
関連項目
[編集]- 美術館の一覧
- 朝日町立ふるさと美術館 - 当美術館と同じく朝日町内に所在。2023年7月に当美術館の近くに移転した。