盲導犬ロボット
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盲導犬ロボット(もうどうけんロボット、とは、盲導犬の代わりに視覚障碍者の補助をする用途のロボット。
概要
[編集]盲導犬ロボットの概念は1970年代に既に考案されていた[1]。国際科学技術博覧会や大田国際博覧会等の博覧会で試作機が公開されたものの[2]、普及には至らず、2010年代以降、自動運転車の開発が活発化してそれらの技術が導入されるようになった[3]。
課題
[編集]技術的には十分可能ではあるものの、2020年現在普及に至っていない理由の一因として事故が起きた時の責任の所在が明確ではないことが挙げられる。
脚注
[編集]- ^ “-「盲導犬ロボット」の概念の提唱と工学的実現可能性の実証-”. 2020年11月1日閲覧。
- ^ 舘暲「第2会場のロボットたち」『日本ロボット学会誌』第3巻第4号、日本ロボット学会、1985年、392-394頁、doi:10.7210/jrsj.3.392、ISSN 0289-1824、NAID 130000849484、2020年11月2日閲覧。
- ^ ““盲導犬ロボット"の可能性”. 2020年11月1日閲覧。
参考文献
[編集]- 舘暲「盲導犬ロボット」『人工臓器』第8巻第3号、日本人工臓器学会、1979年、387-387頁、doi:10.11392/jsao1972.8.387、ISSN 0300-0818、NAID 130001748566。
- 小坂学. "盲導犬型ロボット." 近畿大学研究成果シーズ: 1-1.
- 森英雄. "視覚障害者用福祉ロボット (< 特集> 福祉ロボット II)." バイオメカニズム学会誌 17.2 (1993): 83-88.
- 小谷信司, 清弘智昭, 森英雄「視覚障害者のための歩行ガイドロボットの開発」『映像情報メディア学会誌』第51巻第6号、映像情報メディア学会、1997年6月、878-885頁、doi:10.3169/itej.51.878、ISSN 13426907、NAID 110003706200。
- 小谷信司. "盲導犬ロボットの開発 (第 4 報)-ロボットの移動戦略と地図システムの構築." 第 19 回感覚代行シンポジウム発表論文集 (1993): 129-132.
- 小池一成, et al. "視覚障害者のための歩行補助ロボットの画像情報を用いた制御法について." 自動制御連合講演会講演論文集 第 51 回自動制御連合講演会. 自動制御連合講演会, 2008.
特許
[編集]- 盲人用歩行補助器評価装置、特許第1462696号 (1988-10-28)
- 歩行訓練補助装置、特許第1369281号 (1987-03-25)