直接啓示
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直接啓示(ちょくせつけいじ)とは、神からの直接の啓示を意味する神学用語。本項では特にプロテスタントにおける見解について述べる。
ジャン・カルヴァンの『キリスト教綱要』第一篇9章は、聖書を否定して直接啓示を求める立場を非難している[1]。ウェストミンスター信仰告白第一章「聖書について」の1は昔の啓示方法は停止されたと告白している[2]。
プロテスタント福音派では書かれた66巻の聖書の十分性、完結性が前提であり、特別啓示である聖書に直接啓示を付加する立場は否定される[3]。新宗派(カルト)の特色として直接啓示の付加があるとされ、モルモン教、エホバの証人、統一協会、クリスチャン・サイエンスはキリスト教でないとみなされており、また、ローマ・カトリックの立場も否定される[4][5]。