相模原駅
相模原駅 | |
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さがみはら Sagamihara | |
◄JH 26 矢部 (1.8 km) (2.8 km) 橋本 JH 28► | |
所在地 | 相模原市中央区相模原一丁目1-3 |
駅番号 | JH27 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■横浜線 |
キロ程 | 31.0 km(東神奈川起点) |
電報略号 | ラサ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
27,199人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1941年(昭和16年)4月5日 |
備考 |
相模原駅(さがみはらえき)は、神奈川県相模原市中央区相模原一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)横浜線の駅である。駅番号はJH 27。
東神奈川駅発着系統や、横浜駅経由で根岸線に直通する列車、快速列車が停車する。
概要
[編集]相模原軍都計画による都市計画区域の中心駅として設置され、1941年4月5日に当駅が開設した後、間もなく(同年4月29日)合併によって発足した高座郡相模原町(現相模原市)の玄関口として「相模原駅」を称した。当時すでに小田原急行鉄道(現小田急電鉄)小田原線に「相模原駅」が開設されていたが、そちらは当駅の開設により「小田急相模原駅」と改称した。区別のため、地元ではJR相模原駅と呼ばれることがある。
当駅周辺に宅地開発されるのは1960年代後半以降のことである。人口増加に伴い駅前に商店や金融機関が進出した。当駅は市名を冠する駅であるが、市の中心的な駅ではない。相模原市にはそもそも「ヘソ」がなく、小田急・相模大野駅周辺が市内で最も商業集積している状況にある。
開業以来、駅出口は住宅街のある南側にのみ設置され、北側は上り線ホーム際からすぐに在日米軍相模総合補給廠(旧相模陸軍造兵廠)の敷地となっていた。1990年代にその一部の利用が可能となり、橋上化の際に北口が設置された。
歴史
[編集]- 1941年(昭和16年)4月5日:鉄道省の駅として開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 1994年(平成6年)9月8日:自動改札機を設置し、供用開始[2]。
- 1996年(平成8年)10月20日:駅舎改築(2代目)により、橋上駅舎となる。北口も開設。
- 1998年(平成10年)3月14日:この日から快速停車駅に追加される[3](横浜線快速停車駅追加は第2号である)。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2018年(平成30年)7月1日:業務委託化[4]。
- 2023年(令和5年)9月27日:スマートホームドアの使用を開始[5]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、南北自由通路と橋上駅舎を有している。
JR東日本ステーションサービスが駅管理を受託している橋本駅管理の業務委託駅[1][4]。みどりの窓口・自動券売機・自動改札機・自動精算機・指定席券売機が設置されている。
橋上駅舎化以前は、開設当初以来の木造平屋建ての駅舎が長らく使用されていた。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 横浜線 | 下り | 橋本・八王子方面 |
2 | 上り | 町田・東神奈川・磯子・大船方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
-
旧駅舎(1994年10月)
-
改札口(2021年5月)
-
ホーム(2021年5月)
利用状況
[編集]2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は27,199人である。
1975年度(昭和50年度)以降の1日平均乗車人員は下表の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1975年(昭和50年) | 14,572 | |
1980年(昭和55年) | 15,866 | |
1985年(昭和60年) | 19,892 | |
1989年(平成元年) | 24,086 | |
1993年(平成 | 5年)26,215 | |
1995年(平成 | 7年)26,398 | [統計 2] |
1998年(平成10年) | 26,406 | |
1999年(平成11年) | 26,595 | [* 1] |
2000年(平成12年) | [JR 1]26,897 | [* 1] |
2001年(平成13年) | [JR 2]26,691 | [* 2] |
2002年(平成14年) | [JR 3]26,532 | [* 3] |
2003年(平成15年) | [JR 4]26,724 | [* 4] |
2004年(平成16年) | [JR 5]26,668 | [* 5] |
2005年(平成17年) | [JR 6]26,943 | [* 6] |
2006年(平成18年) | [JR 7]27,659 | [* 7] |
2007年(平成19年) | [JR 8]28,079 | [* 8] |
2008年(平成20年) | [JR 9]28,185 | [* 9] |
2009年(平成21年) | [JR 10]27,887 | [* 10] |
2010年(平成22年) | [JR 11]28,079 | [* 11] |
2011年(平成23年) | [JR 12]27,858 | [* 12] |
2012年(平成24年) | [JR 13]28,283 | [* 13] |
2013年(平成25年) | [JR 14]28,776 | [* 14] |
2014年(平成26年) | [JR 15]28,740 | [* 15] |
2015年(平成27年) | [JR 16]28,959 | [* 16] |
2016年(平成28年) | [JR 17]28,993 | [* 17] |
2017年(平成29年) | [JR 18]29,191 | [* 18] |
2018年(平成30年) | [JR 19]29,252 | |
2019年(令和元年) | [JR 20]29,160 | |
2020年(令和 | 2年)[JR 21]22,797 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 22]23,984 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 23]25,883 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 24]27,199 |
駅周辺
[編集]南口
[編集]- 駅ビル
- さがみ夢大通り(南側)・国道16号線方面
- 三菱UFJ銀行 相模原支店・相模原中央支店・橋本支店(橋本支店は相模原市緑区橋本に所在したが、2022年3月22日にブランチインブランチ方式により同店舗内に移転)
- 横浜銀行 相模原駅前支店
- きらぼし銀行 相模原支店・相模原法人営業部
- さがみ夢大通り郵便局
- イオンフードスタイル相模原店
- 三和相模原中央店(グッディプレイス内)
- ヤマダデンキ テックランド相模原店
- さんはぜ通り(東側)・市役所桜通り方面
- 氷川通り(西側)方面
- 氷川神社
北口
[編集]バス路線
[編集]北口および南口にバスターミナルがあり、神奈川中央交通・神奈川中央交通東(神奈中バス)、および京王バスの路線バスが発着している。
南口バスターミナルは、橋上駅舎に改築されたのと同じ時期に現在の施設となったが、それ以前は同一平面にロープや白線などで簡易的に9つののりばが区切られていただけであった。現在の南口バスターミナルはロータリー外周上に1・2・7・8番のりばと降車場、ロータリー内の島式のりばに3・4番と5・6番のりばが設置されている。島式のりばへ行き来する手段はペデストリアンデッキからの階段のみで、エレベーターやエスカレーターは設置されていない。
北口バスターミナルは橋上駅舎に改築されたのと同じ時期に供用開始されているが、北口ロータリー自体はそれ以前から存在した。
のりば | 運行事業者 | 系統・行先 |
---|---|---|
相模原駅北口 | ||
1 | 神奈川中央交通東 | 橋52:橋本駅北口 |
2 | 京王バス | 南84:南大沢駅 |
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桜84:聖蹟桜ヶ丘駅 | |
相模原駅南口 | ||
1 | 神奈川中央交通東 | 相05:相模大野駅北口 |
2 | ||
3 | 橋55:橋本駅北口 | |
4 | 相02:相模大野駅北口 | |
5 | 相17:水郷田名 | |
6 | 相12・相14:上溝 | |
7 | ||
8 | 相36:下九沢団地 |
-
南口バスターミナル(2007年7月)
-
1986年頃の南口バスターミナル。木造の旧駅舎が背後に見える。
その他
[編集]- 当駅の開設当時(1941年4月5日)の所在は高座郡相原村。同年4月29日に周辺町村と合併して高座郡相模原町(現・相模原市)となる。
- 小田急多摩線が唐木田駅から当駅を経て上溝駅まで延伸する計画がある(詳細は「小田急多摩線#相模原延伸計画」を参照)。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]- ^ a b 事業エリアマップ - JR東日本ステーションサービス.2021年9月14日閲覧
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '95年版』ジェー・アール・アール、1995年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-116-3。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、183頁。ISBN 4-88283-119-8。
- ^ a b “No.274号 東日本ユニオンよこはま 駅業務執行体制の再構築等について提案を受ける” (PDF). JR東日本労働組合横浜地方本部 (2018年3月23日). 2018年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月1日閲覧。
- ^ 『2023年度のホームドア整備計画について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2023年4月13日 。2023年4月13日閲覧。
- ^ a b “新店ルポ ライフ相模原駅ビル店 “コンビニ的”な品揃え”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1997年11月12日)
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、183頁。ISBN 4-88283-119-8。
利用状況
[編集]- ^ 相模原市統計書 - 相模原市
- ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 (PDF) - 18ページ
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- 神奈川県県勢要覧
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成13年度) (PDF) - 223ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成14年度) (PDF) - 221ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成15年度) (PDF) - 221ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成16年度) (PDF) - 221ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成17年度) (PDF) - 223ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成18年度) (PDF) - 223ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成19年度) (PDF) - 225ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成20年度) (PDF) - 229ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成21年度) (PDF) - 239ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成22年度) (PDF) - 237ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成23年度) (PDF) - 237ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成24年度) (PDF) - 233ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成25年度) (PDF) - 235ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成26年度) (PDF) - 237ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成27年度) (PDF) - 237ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成28年度) (PDF) - 245ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成29年度) (PDF) - 237ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成30年度) (PDF) - 221ページ
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(相模原駅):JR東日本