相澤いくえ
あいざわいくえ 相澤 いくえ | |
---|---|
生誕 |
1993年8月30日(31歳) 日本・宮城県 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 2014年 - |
ジャンル | 青年漫画 |
代表作 | 『モディリアーニにお願い』[1] |
相澤 いくえ(あいざわ いくえ、1993年[2]8月30日[1] - )は日本の漫画家。宮城県出身[2]。代表作は『モディリアーニにお願い』[1]。
来歴
[編集]2012年、3月に仙台大学付属明成高等学校普通科デザインアートコースを卒業[3]。
2014年、6月に『ひろしの話』で第74回小学館新人コミック大賞の青年部門で佳作を受賞[4]。 同年12月発売の『ビッグコミック増刊号』(小学館)2014年12月17日号より『モディリアーニにお願い』の連載を開始。同作でデビュー[2]。
2015年、3月に東北生活文化大学生活美術学科を卒業し、上京[5][2]。
2019年3月発売の『まんがタウン』(双葉社)2019年4月号より『珈琲と猫の隠れ家』の連載を開始[6]。
2020年9月発売の『まんがタウン』2020年10月号より『君と銀木犀に』の連載を開始[7]。
2020年11月発売の『ヤングアニマルZERO』(白泉社)2020年12月1日増刊号より『カペラの眩光』の連載を開始[8]。
人物
[編集]デビューまで
[編集]子供のころから絵を描くことが好きで、漫画家に憧れていたという[2]。大学3年の時に指に腫瘍ができたため、手術をすることになったことを機に、小学館新人コミック大賞に応募[2]。大学在学中に漫画家としてデビューした[2]。
制作について
[編集]『モディリアーニにお願い』ではスクリーントーンやデジタル機器などを使わずに、すべて相澤が手描きで描いている[9]。
猫について
[編集]猫が好きで、小学生の時から実家で4匹の猫を飼っている[2]。猫を飼い始めたきっかけは、相澤の父親が職場で生まれた猫を連れ帰ったことであり、4匹まで増えたのだという[2]。相澤は「物心ついたなって瞬間」や「猫の後ろ足のふくらはぎみたいなところ」が可愛いと語っている[2]。
作品リスト
[編集]連載
[編集]- モディリアーニにお願い(『ビッグコミック増刊号』2014年12月17日号 - 2020年12月17日号[10]、全5巻)
- 珈琲と猫の隠れ家(『まんがタウン』2019年4月号[6] - 2020年5月号、全1巻[11])
- 君と銀木犀に(『まんがタウン』2020年10月号[7] - 2021年12月号、全1巻)
- カペラの眩光(『ヤングアニマルZERO』2020年12月1日増刊号[8] - 2022年2月1日号[12]→連載終了[13]、既刊1巻)
- 恐竜とカッパのいる図書室(『まんがタウン』2022年8月号[14] - 2024年1月号[15]、全1巻)
読み切り
[編集]- のらちゃんといっしょ(『ねこだのみ』12号[16]、2016年)
- ゴーギャンさんの椅子(『ビッグコミックオリジナル』2017年12号)
- アキレア降る世界で(『ビッグコミックオリジナル』2020年5号)
- ガラスの箱庭(『ビッグコミックオリジナル』2020年12号)
- ミモザハーバリウム(『ビッグコミックオリジナル』2021年12号・13号)
- それでも猫が好き(『まんがタウン』2022年3月号)
アンソロジー
[編集]- コミティア2020支援アンソロジー"continue"(2020年9月21日発売[17])
その他
[編集]- 私の好きなしんちゃん映画(『まんがタウン』2018年7月号[18]) - 好きな映画クレヨンしんちゃんシリーズを語る特集企画[18]
- 悪い男特集(『ダ・ヴィンチ』2019年7月号[19]) - 悪い男のイラスト[19]
脚注
[編集]- ^ a b c “相澤いくえ 作品一覧”. ビッグコミックBROS.NET. 小学館. 2022年2月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “漫画家・相澤いくえ先生インタビュー〜いろんな猫の現状に想いを寄せてほしい”. 猫ねこ部 (2019年12月2日). 2021年8月9日閲覧。
- ^ “本校卒業生の漫画家 相澤いくえさんの紹介です。”. 明成高校. 2021年8月9日閲覧。
- ^ “これまでの受賞者”. 小学館 新人コミック大賞. 小学館. 2021年8月7日閲覧。第74回発表(2014年6月受賞)
- ^ “平成27年度卒業生 相澤いくえさんが描く「モディリアーニにお願い」話題沸騰中”. 東北生活文化大学 (2016年11月14日). 2021年8月9日閲覧。
- ^ a b 『月刊まんがタウン』2019年4月号、双葉社、2019年3月5日、ASIN B07NRH6PVP。表紙より。
- ^ a b 『月刊まんがタウン』2020年10月号、双葉社、2020年9月4日、ASIN B08GRQF3KY。表紙より。
- ^ a b “バンドと絵、青年は才能に焦がれ振り回される「カペラの眩光」相澤いくえ新連載”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年11月9日) 2021年8月9日閲覧。
- ^ “美大生が紡ぐ、バカでも入れる小さな美大が舞台の物語「モディリアーニにお願い」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2016年10月28日) 2021年8月9日閲覧。
- ^ “いしがきのぼる&葉野宗介の新連載2本がBC増刊で始動、月島冬二×松本零士対談も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年11月17日) 2021年8月9日閲覧。
- ^ “街角の猫カフェを舞台に、来店客との温かな交流を描く「珈琲と猫の隠れ家」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年5月12日) 2021年8月9日閲覧。
- ^ 「CONTENTS」『ヤングアニマルZERO』2022年2月1日号、白泉社、2022年1月8日。目次より。
- ^ “作品一覧 YOUNGANIMAL”. ヤングアニマル公式サイト. 白泉社. 2024年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月9日閲覧。
- ^ 『月刊まんがタウン』2022年8月号、双葉社、2022年7月5日、ASIN B0B45DXFTC。表紙より。
- ^ “月刊まんがタウンが今号で休刊、「かりあげクン」「鎌倉ものがたり」は漫画アクションへ”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年12月5日) 2023年12月5日閲覧。
- ^ “細野不二彦、今日マチ子、山田貴敏…月刊ねこだのみに猫マンガの描き下ろし祭り”. コミックナタリー (ナターシャ). (2016年11月27日) 2021年8月9日閲覧。
- ^ “コミティア支援アンソロジーに志村貴子、大童澄瞳、panpanyaら総勢69名”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年9月21日) 2021年8月9日閲覧。
- ^ a b “重野なおき「うちの大家族」が次号まんがタウンで最終回、16年の歴史に幕”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年5月2日) 2021年8月9日閲覧。
- ^ a b “桂木淳一、有島光軌…ダ・ヴィンチで「悪い男」特集、津田健次郎も魅力語る”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年6月6日) 2021年8月9日閲覧。
外部リンク
[編集]- 相澤いくえ (@aizawa_ikue) - X(旧Twitter)