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県犬養沙弥麻呂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

県犬養 沙弥麻呂(あがたいぬかい の さみまろ、生没年不詳)は、奈良時代貴族。名は佐美麻呂とも記される。官位従五位下大監物

経歴

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孝謙朝天平勝宝9歳(757年)に発生した橘奈良麻呂の乱に際して、事前に陰謀密告したことを上道斐太都佐味宮守らとともに賞され、沙弥麻呂は正七位下から六階昇進して従五位下叙爵された。

淳仁朝に入り、天平宝字3年(759年美作介に任ぜられるが、上官の許可を受けずに国政を恣にし、独り国司の館にあって勝手に公文書を発行し、さらには適切な代価を払わずに人民の物資を強引に買い取ったとなどして、国守紀飯麻呂告発を受けて天平宝字5年(761年)8月に官職を解かれた。しかし、早くも10月には大膳亮として再び任官し、天平宝字7年(763年大監物に遷っている。

官歴

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続日本紀』による。

参考文献

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