真光寺 (備前市)
表示
真光寺 | |
---|---|
本堂(重要文化財) | |
所在地 | 岡山県備前市西片上1513 |
位置 | 北緯34度44分41.4秒 東経134度10分49.1秒 / 北緯34.744833度 東経134.180306度座標: 北緯34度44分41.4秒 東経134度10分49.1秒 / 北緯34.744833度 東経134.180306度 |
山号 | 御瀧山 |
宗派 | 高野山真言宗 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建年 | 伝・天平11年(739年) |
開基 | 伝・行基 |
札所等 |
和気郡八十八箇所5番 備前四十八箇寺 |
文化財 |
本堂、三重塔(重要文化財) 仁王門・花蔵院正門(市文化財) |
真光寺(しんこうじ)は岡山県備前市にある高野山真言宗の寺院。山号は御瀧山(おたきさん)。本尊は阿弥陀如来。
沿革
[編集]寺伝によれば行基により奈良時代の天平11年(739年)に創建されたとされ、行基が造立した薬師如来が安置されたといわれている。天平勝宝年間(749年~757年)に報恩大師が孝謙天皇の勅命により、備前四十八箇寺の一つに加えたという。
南北朝時代には兵火のために衰微するが室町時代の応永年間(1394年~1428年)に良宗法印が中興した。しかし、戦国時代に再び衰退した。
江戸時代になると、岡山藩の保護を受け再び復興した。当初、山号は小滝山と称していた。慶長7年(1602年)心王院勢恵上人(しんのういんせいえしょうにん)が仁和寺に招かれ、その際に仁和寺の別称である「御室」から一字を賜り、山号を御瀧山と改称した。現在、自性院・花蔵院の2院が塔頭として残っている。
文化財
[編集]備前市「備前市の文化財一覧」と「文化財説明資料」による
重要文化財(国指定)
[編集]- 本堂 附 棟札:棟札には永正13年(1516年)の銘があるが、寺伝では応永年間(1394年~1428年)に再建されたとある。永正13年(1516年)に修理増築された。昭和28年(1953年)11月14日重要文化財指定。
- 三重塔 附 棟札:室町時代中期に建造されたものといわれる。元来は瀬戸内市牛窓町の蓮華頂寺にあったものを慶長18年(1613年)に移築した。昭和28年(1953年)11月14日重要文化財指定。
備前市指定文化財
[編集]- 仁王門 - 文禄年間建立。宝永8年(1711年)再建。八脚門。入母屋造。本瓦葺。1971年10月6日指定。
- 花蔵院正門 - 元禄11年(1701年)建立。武家風の四脚門。切妻造。本瓦葺。1971年10月6日指定。
アクセス
[編集]参考文献
[編集]- 岡山県高等学校教育研究会社会科部会歴史分科会/編 『新版 岡山県の歴史散歩』 山川出版社 1991年 50-51ページ
- 現地説明板