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真利子哲也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
まりこ てつや
真利子 哲也
生年月日 (1981-07-12) 1981年7月12日(43歳)
出生地 日本の旗 日本東京都
職業 映画監督
ジャンル 映画テレビドラマ
主な作品
映画
イエローキッド
NINIFUNI
ディストラクション・ベイビーズ
宮本から君へ
ドラマ
宮本から君へ
受賞
ブルーリボン賞
監督賞
2019年宮本から君へ
その他の賞
日本映画プロフェッショナル大賞
作品賞
2016年ディストラクション・ベイビーズ
2019年宮本から君へ
新人監督賞
2010年イエローキッド
高崎映画祭
最優秀監督賞
2019年『宮本から君へ』
若手監督グランプリ
2010年『イエローキッド』
ロカルノ国際映画祭
最優秀新進監督賞
2016年『ディストラクション・ベイビーズ』
TAMA映画祭
特別賞

2016年『ディストラクション・ベイビーズ』
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真利子 哲也(まりこ てつや、1981年7月12日 - )は、日本映画監督である。 法政大学文学部日本文学科卒業[1]東京藝術大学大学院映像研究科修了[2]

経歴

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1981年、東京都に生まれる[3]法政大学在学中より8ミリ映画を撮り始め、2003年に『極東のマンション』、2004年に『マリコ三十騎』を監督し、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で2年連続グランプリや第7回京都国際学生映画祭でグランプリを受賞するなど9つの映画祭で賞を受賞し高い評価を受ける[4]。その後、冨永昌敬小林政広といった映画監督のメイキングディレクターを務め、東京藝術大学大学院映像研究科に入学[5]

2009年、東京芸術大学大学院修了作品として監督した初の長編映画『イエローキッド』が海外の映画祭で高い評価を受け、修了制作作品ながら異例の一般公開となった[6]。2011年、『NINIFUNI』が第64回ロカルノ国際映画祭のコンペティション部門に招待される[7]

2016年、『ディストラクション・ベイビーズ』で商業映画デビュー[8][9]。第69回ロカルノ国際映画祭最優秀新進監督賞や第38回ヨコハマ映画祭新人監督賞を受賞し、作品も高い評価を受け注目を集めた。

2018年、『宮本から君へ』がテレビドラマ化となり、脚本・演出すべて手掛け、翌年には映画化され監督を務める[10][11]。2019年4月より新進芸術家海外派遣制度により1年間、アメリカマサチューセッツ州ケンブリッジに留学[12]。この年公開された映画『宮本から君へ』が高い評価を受け、第62回ブルーリボン賞、第32回日刊スポーツ映画大賞、第34回高崎映画祭で監督賞を受賞する[13]

フィルモグラフィー

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長編映画

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短編・中編映画

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  • ほぞ(2001年)
  • 極東のマンション(2003年)
  • 車のない生活(2004年)
  • マリコ三十騎(2004年)
  • ニコラの橋(2007年)
  • NINIFUNI(2011年)
  • 緊急事態宣言「MAYDAY」(2020年)
  • COYOTE(2021年、CINEMA FIGHTERS project「昨日より赤く明日より青く」内)

テレビ

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受賞歴

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2010年
2016年
2019年

脚注

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  1. ^ 期待の新人監督・真利子哲也監督インタビュー”. ORICON STYLE (2010年1月29日). 2015年8月3日閲覧。
  2. ^ 東京藝術大学大学院映像研究科・映画専攻第三期生修了制作展GEIDAI#3上映!”. CINEMA TOPICS ONLINE (2009年4月28日). 2015年5月2日閲覧。
  3. ^ 『NINIFUNI FULL VOLUME ver.』真利子哲也監督インタビュー”. ぴあ関西版WEB. ぴあ (2012年2月24日). 2015年5月2日閲覧。
  4. ^ 映画監督・真利子哲也の最新作「ディストラクション・ベイビーズ」から考える、真利子映画に固有の〈政治〉とは?”. Mikiki (2016年5月18日). 2018年4月21日閲覧。
  5. ^ 松丸, 亜希子 (2010年1月26日). “Interview - 001:真利子哲也さん(『イエローキッド』監督)”. Realtokyo. 2013年6月15日閲覧。
  6. ^ 石飛, 徳樹 (2010年1月25日). “映画ファン超えた視野で 映画監督・真利子哲也”. 朝日新聞. 2013年6月15日閲覧。
  7. ^ 『NINIFUNI』真利子哲也”. SWI (2016年8月13日). 2018年4月21日閲覧。
  8. ^ a b 柳楽、菅田、菜奈、虹郎共演の青春群像劇が来夏公開、監督は真利子哲也”. 映画ナタリー (2015年8月3日). 2015年8月3日閲覧。
  9. ^ a b “柳楽優弥が菅田将暉が…真利子哲也監督の商業映画デビュー作で若き才能が共闘!”. 映画.com (株式会社エイガ・ドット・コム). (2015年8月3日). https://eiga.com/news/20150803/2/ 2015年12月11日閲覧。 
  10. ^ “主人公の「熱量」「誠実さ」は今の若者にどう響く? 実写ドラマ化に込めた思い”. 毎日新聞. (2018年4月14日). https://mainichi.jp/articles/20180413/dyo/00m/200/034000c 2018年4月20日閲覧。 
  11. ^ “池松壮亮×蒼井優「宮本から君へ」映画化! 松山ケンイチらも続投”. シネマカフェ. (2019年1月10日). https://www.cinemacafe.net/article/2019/01/10/59761.html 2019年1月14日閲覧。 
  12. ^ 平成30年度「新進芸術家海外研修制度」申請及び採択状況”. 文化庁. 2020年4月19日閲覧。
  13. ^ 作品情報『宮本から君へ』”. 歌―サンズ. 2020年4月19日閲覧。
  14. ^ “真利子哲也×柳楽優弥「ディストラクション・ベイビーズ」がロカルノ映画祭で受賞”. 映画ナタリー. (2016年8月15日). https://natalie.mu/eiga/news/198190 2016年8月17日閲覧。 
  15. ^ “日刊スポーツ映画大賞 池松壮亮『宮本から君へ』監督賞&主演男優賞受賞”. クランクイン!. (2019年12月12日). https://www.crank-in.net/news/71889/1 2019年12月13日閲覧。 
  16. ^ 高崎映画祭、最優秀作品賞に「嵐電」 最優秀主演男優賞は稲垣吾郎さん 授賞式は3月22日”. 毎日新聞 (2020年1月15日). 2020年1月18日閲覧。
  17. ^ 真利子哲也監督が「宮本から君へ」で監督賞…ブルーリボン賞” (2020年1月28日). 2020年2月3日閲覧。

外部リンク

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