真如三昧耶堂
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真如三昧耶堂(しんにょさんまやどう)は、真言宗系の在家仏教教団・真如苑[1][2][3][4][5]の開祖伊藤真乗が興した「真如三昧耶流」を顕揚するために、真言宗醍醐派総本山醍醐寺により1997年(平成5年)9月11日に建立された御堂[6]。
1997年(平成9年)に総本山醍醐寺から真言宗醍醐派の岡田宥秀門跡が命名した法流「真如密」すなわち、真言小野流の一流派である「真如三昧耶流」が顕揚され、大乗典大般涅槃経を所依の根本経典とする真如苑燈檠山真澄寺の一宗派とされる[7]。1943年(昭和18年)3月5日に伊藤真乗は、真言宗醍醐派総本山醍醐寺で出家得度し、第九十六世醍醐寺座主・三宝院門跡佐伯恵眼大僧正から金胎両部伝法灌頂と最勝恵印三昧耶法(恵印灌頂)の両方を畢えて、大阿闍梨となっている[8]。
真如三昧耶堂のある場所は、醍醐寺開創間もない頃に建立された法華三昧堂(文明2年(1470年)8月20日戦火により炎上)の跡地で、醍醐天皇の誓願を実現した醍醐寺の下伽藍に位置する[7]。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ 小学館『日本大百科全書 12』(1986.11)P566,P567 新宗教
- ^ 小野泰博『日本宗教事典』弘文堂(1987/2)P645
- ^ 井上順孝/他『新宗教事典(本文篇)』弘文堂(1994/07) P38,P60
- ^ 文化庁『宗教年鑑 平成27年版』 P15,P16
- ^ 宗教教団新研究会『最新「宗教」教団ガイドブック』 ベストブック (2011/08)P58~P61
- ^ 真乗刊行会『真乗 心に仏を刻む』 (2007)中央公論新社 P299~302
- ^ a b 総本山醍醐寺. “真如三昧耶堂”. 世界遺産 京都 醍醐寺. 2018年8月18日閲覧。
- ^ 中外日報『中外グラフ』 平成21年12月19日号 14項3段目