真龍寺 (台東区)

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真龍寺
所在地 東京都台東区松が谷2-11-3
位置 北緯35度42分46.98秒 東経139度47分16.94秒 / 北緯35.7130500度 東経139.7880389度 / 35.7130500; 139.7880389座標: 北緯35度42分46.98秒 東経139度47分16.94秒 / 北緯35.7130500度 東経139.7880389度 / 35.7130500; 139.7880389
山号 宝池山
宗派 真宗大谷派系単立(浄土真宗東本願寺派
本尊 阿弥陀如来
創建年 鎌倉時代初期または江戸時代初期
開山 源海または正安
法人番号 9010505000279 ウィキデータを編集
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真龍寺(しんりゅうじ)は、東京都台東区にある真宗大谷派系の単立寺院浄土真宗東本願寺派)。

歴史[編集]

第一の説では、鎌倉時代初期、源海によって開山された。源海は俗名「安藤隆光」といい、親鸞の弟子であった。武蔵国豊島郡荒木村(現・埼玉県行田市)に寺を創建したのが、当寺の起源である。1699年元禄12年)に現在地に移転した[1]

第二の説では、1618年元和4年)または正徳年間(1711年 - 1716年)、正安によって開山された。正安は俗名「安藤隆光」であった。元々は下谷に位置していたが、後に現在地に移転した[2]

江戸時代は、江戸城の紅葉山御殿の門を拝領して寺の門にするなど、大いに寺運興隆した[2]

明治時代になると、当寺は武家が檀家だったこともあり、寺運衰微を余儀なくされたが、その中で寺運回復を図ろうとしたのが、安藤正純である。正純は当寺住職のみならず、保守系ジャーナリスト政治家としても活躍した[2][1]

墓地には、本草学者の田村藍水の墓がある[1]

交通アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 浅草仏教会創立五十周年記念事業実行委員会 編『浅草仏教会創立五十周年記念誌』浅草仏教会、1989年、89p
  2. ^ a b c 浅草区史編纂委員会 編『浅草区史 神社仏閣篇』東京市浅草区、1933年、243p

参考文献[編集]

  • 浅草区史編纂委員会 編『浅草区史 神社仏閣篇』東京市浅草区、1933年
  • 浅草仏教会創立五十周年記念事業実行委員会 編『浅草仏教会創立五十周年記念誌』浅草仏教会、1989年

関連項目[編集]